インナーイヤー型の完全ワイヤレスイヤホン 徹底比較 2026年版|耳への軽さと再生時間で見比べる6機種
※本記事にはアフィリエイト広告が含まれます
今回比較するのはこちらの6機種
JVCVictor 2026年モデル(HA-A4T)
AppleAirPods 5 2026年モデル(MKFW4J)
BaseusBass Lite 2026年モデル(BS2)
サムスンGalaxy 2026年モデル(BUDS4)
ナガオカmovio 2025年モデル(MSB01)
LTL RelationLUCILLA 2025年モデル(TWS015)
- 発売2025年11月
項目ごとの比較
ドライバー(ユニット)
ドライバーは音を鳴らす振動板を含む部品で、mmの値はその直径を表します。口径が大きいほど振動板の面積が広くなり、空気を大きく動かせるのが特徴といえます。
口径が大きいと低い音の量感を出しやすい反面、ユニットを収める本体も大きくなりやすく、耳の入り口に乗せて支えるインナーイヤー型では収まり具合に関わってきます。口径の小さいユニットは、その逆の得失になると考えればよいでしょう。どちらにしても音の傾向はチューニングで大きく変わるので、口径だけで音質の優劣は決まらないのです。
13 mmのナガオカ MSB01とLTL Relation TWS015は、10 mmのBaseus BS2より3 mm大きいユニットを積んでいます。なかでもナガオカ MSB01は質量でも軽い側に入るので、大きな口径と耳への軽さの両方がほしい人には気になる存在ですよね。
質量
インナーイヤー型は耳の入り口に乗せて支える形なので、軽いほど長時間つけたときの負担が小さくなります。Baseus BS2とサムスン BUDS4では1.3 gの差があり、通勤や作業中にずっとつけっぱなしにする人ほど、この差が効いてくるでしょう。また、Baseus BS2は連続再生時間でも長い側に入るので、軽さを選んだからといって再生時間をあきらめる必要はないわけです。
毎日長く耳に乗せるものですから、軽さを優先したい人も多いですよね。その場合はBaseus BS2、次いで3.5 gのナガオカ MSB01が有力な候補になります。
連続再生時間
イヤホン本体を1回充電して、続けて再生できる時間を表します。一度耳につけたら、ケースに戻さずに聴き続けられる長さと考えるとわかりやすいでしょう。
再生時間が長いほど、長い移動や1日の作業の途中でケースに戻す回数が減ります。一方で、ノイズキャンセリングを使うと再生時間は短くなり、Apple MKFW4Jはオンとオフで2時間、サムスン BUDS4は1時間の差が出ます。長い移動のときはオフにして電池を持たせる、といった使い分けができるわけです。
続けて聴く時間を重視するなら、最大7.5時間のJVC HA-A4Tと約7時間のBaseus BS2が候補になるでしょう。ノイズキャンセリングをいつも使うつもりなら、Apple MKFW4Jは最大4時間、サムスン BUDS4は約5時間というオンのときの値で見比べておきましょう。
充電時間
電池を使い切った状態から、満充電に戻るまでにかかる時間です。イヤホン本体の値はイヤホンそのものの待ち時間、ケースの値は持ち歩く予備の電池が満ちるまでの時間と読むとよいでしょう。
出かける直前に充電切れに気づいても、充電時間が短ければ間に合わせやすいですよね。一方、連続再生時間がいちばん長いJVC HA-A4Tは、ケースの充電に約3時間かかり、ナガオカ MSB01の約1時間とは2時間ほどの差があります。とはいえ寝ている間に充電する習慣なら、この差はほとんど気にならないはずです。
すき間時間にさっと充電を済ませたい人には、イヤホン本体が約45分のLTL Relation TWS015や、本体もケースも約1時間のナガオカ MSB01が合うでしょう。
充電の端子・方法
ケースを充電するときの端子や方法を表します。USB Type-Cはいまのスマートフォンやパソコンで広く使われている端子で、ワイヤレス充電は対応する充電器の上にケースを置くだけで充電できる方式です。
USB Type-Cは対応するケーブルや充電器が多いので、旅行や出張先でも充電の手段に困りにくいでしょう。サムスン BUDS4はワイヤレス充電にも対応していますが、そのための充電器は別売なので、置くだけで充電したいなら充電器もそろえる必要があるところです。
JVC HA-A4T、Apple MKFW4J、サムスン BUDS4、ナガオカ MSB01、LTL Relation TWS015はどれもケースをUSB Type-Cで充電できるので、この項目が選ぶ決め手になることはないといえます。スマートフォンもType-Cなら、ケーブルを一本にまとめられますね。
防水・防滴
IPのあとの1桁目が防じん、2桁目が防水の等級で、数字が大きいほど厳しい条件を想定した等級です。2桁目は、4が水しぶき、5が噴流水、7が一時的な水没に耐える等級にあたります。
通勤や通学の途中で、急な雨に降られることもありますよね。等級が高いほど、そうした場面や汗をかく運動中でも気兼ねなく使えるといえます。とはいえ、室内や電車の中で聴くのが中心なら、水しぶきに耐えるIPX4でも困る場面は少ないでしょう。
雨の中のランニングや汗をかく運動に使うなら、2桁目が7のApple MKFW4Jや、5のBaseus BS2とLTL Relation TWS015が心強い選択になるでしょう。Apple MKFW4J、Baseus BS2、サムスン BUDS4は防じんでも5の等級を持っており、砂ぼこりの多い屋外で使う人には安心材料になるはずです。
Bluetoothのバージョン
スマートフォンなどとつなぐ無線規格の世代を表し、数字が大きいほど新しい世代です。Classは送信出力の区分で、Class1はClass2よりも出力の大きい区分にあたります。
新しい世代ほど新しい機能を使える余地がありますが、それが働くのはスマートフォン側もその世代に対応しているときで、音の良さがそのまま上がるわけでもありません。Class1は規格上、電波を遠くまで届けやすい区分なので、スマートフォンを机に置いたまま家の中を動き回るような使い方では有利になりやすいところです。
もっとも新しいのはサムスン BUDS4のVer.6.1で、Baseus BS2とナガオカ MSB01のVer.6.0が続きます。手持ちのスマートフォンも新しい世代ならこれらの機種を、再生機器から離れて聴くことが多いならClass1のJVC HA-A4Tを候補にしてみてください。
対応コーデック
コーデックは、Bluetoothで音を送るときのデータの圧縮方式です。方式によって、送れるデータの量や音の遅れ方が変わってきます。
SBCはBluetoothの基本となる方式で、AACはスマートフォンで広く使われている方式といえます。使える方式の幅が広ければ、つなぐ機器が変わっても合う方式を選べる余地が残るわけです。
Baseus BS2とサムスン BUDS4はAACに、サムスン BUDS4はさらにSSC(Samsung Seamless Codec)とSSC-UHQにも対応しています。どの方式でつながるかは再生機器しだいですから、手持ちのスマートフォンが対応する方式と重なるかどうかを見ていきましょう。
感度
同じ大きさの信号を入れたときに、どれだけ大きな音が出るかを表す値です。数字が大きいほど、同じ音量設定でも大きな音になりやすいといえます。
静かな曲の合間に、かすかなノイズが気になることもありますよね。感度が高いと小さな音量設定でも十分に聞こえる反面、そうしたノイズまで耳に届きやすくなります。感度が低めなら音量を上げぎみに使うことになりますが、そのぶん無音に近い場面でのノイズは目立ちにくいでしょう。
LTL Relation TWS015は104 dB、ナガオカ MSB01は97 dBで、7 dBの差があります。完全ワイヤレスはイヤホンの中にアンプを持っているので、この差だけで選ぶ機種を決める場面は多くないはずです。
インピーダンス
イヤホンのユニットが持つ電気的な抵抗の大きさを、Ω(オーム)で表した値です。値が低いほど、少ない電力でも音量を取りやすいといえます。
インピーダンスが低いと音量を確保しやすい反面、アンプ側の小さなノイズを拾いやすい面があります。高めの値ではその逆で、音量は取りにくいものの、ノイズが乗りにくい傾向にあるわけです。
ナガオカ MSB01は32 Ω、LTL Relation TWS015は16 Ωです。完全ワイヤレスはイヤホンの中のアンプと組み合わせて作られているので、有線のヘッドホンを選ぶときほど、この値に神経質にならなくてよいでしょう。
軽さではBS2とMSB01が頭ひとつ抜けています
質量はBS2が3.3 g、MSB01が3.5 gで、この2機種の差は0.2 gにすぎません。そこにHA-A4Tの4 g、MKFW4Jの4.3 g、BUDS4の4.6 gが続き、BS2とBUDS4の間には1.3 gの開きがあります。
数字だけを見ると、ほんのわずかな違いに思えますよね。
ただ、耳の穴に深く入れないインナーイヤー型は、本体の重さを耳の入口で支えて使う形です。支える場所が浅いぶん、つけている時間が長くなるほど、このわずかな差が耳への負担の違いとなって表れてくるでしょう。
会議や作業中もずっとつけておきたい人ほど、質量の欄は見逃せない項目といえます。
再生時間の長さではHA-A4TとBS2が上位に並びます
連続再生時間はHA-A4Tの最大7.5時間がいちばん長く、BS2の約7時間がそれに続きます。両者の差は0.5時間ですから、長く聴きたい人にとってはどちらも頼りになる長さといえるでしょう。
MSB01の最大5.5時間やTWS015の約5時間(50%音量時)は、この2機種よりひと回り短いところに位置しています。
見落としやすいのが、MKFW4JとBUDS4の数字ですね。MKFW4Jはノイズコントロールオフ時の最大6時間が、アクティブノイズキャンセリングを有効にすると最大4時間に縮み、2時間の差が生まれます。
BUDS4はANCオフの約6時間に対してANCオンで約5時間と、落ち幅は1時間に収まっています。騒がしい電車の中などでノイズキャンセリングを入れっぱなしにする人は、オンのときの数字で比べてみてください。
充電の速さは機種によって大きく開きがあります
充電時間を見ると、TWS015はイヤホンが約45分、充電ケースが約1.5時間で、MSB01はイヤホンと充電ケースのどちらも約1時間です。これに対してHA-A4Tはイヤホンに約2時間、充電ケースに約3時間かかり、ケースの充電ではMSB01と2時間の差があります。
同じ「充電」でも、機種によってこれだけ待ち時間が変わるのです。
朝の支度中に電池切れに気づいた、という経験はありませんか。そんなときに短い時間で使える状態に戻せるのは、充電時間の短い機種の強みといえます。
反対に、HA-A4Tのように充電に時間がかかる機種でも、夜のうちに充電を済ませる習慣がある人なら、困る場面はそれほど多くないでしょう。
汗や雨への強さはIPの末尾の数字で見比べましょう
防水・防滴の等級は、MKFW4JがIP57、BS2がIP55、TWS015がIPX5、BUDS4がIP54、HA-A4TがIPX4です。末尾の数字が水への強さを表していて、大きいほど強い等級になります。
MKFW4Jの7がBS2とTWS015の5を上回り、BUDS4とHA-A4Tの4がその後ろに並ぶという順番になるわけです。
通勤の途中で急な雨に降られることもありますよね。ランニングやジムで汗をかく使い方まで考えているなら、末尾の数字が大きい機種を選んでおくと安心でしょう。
一方、家の中で使うことがほとんどという人なら、この項目はそれほど重く見なくてもよいかもしれません。
ドライバーの大きさと本体の軽さは結び付いていません
ドライバーの口径は、MSB01とTWS015が13 mm、HA-A4Tが12 mm、BUDS4が11 mm、BS2が10 mmです。大きなドライバーを積むほど、本体も重くなりそうに思えますよね。
ところが、13 mmのMSB01は3.5 gで、11 mmのBUDS4の4.6 gより1.1 g軽いのです。
ドライバーの大きさを優先したからといって、軽さをあきらめる必要はないわけです。軽い2機種でも、BS2は10 mm、MSB01は13 mmとドライバーの大きさが分かれています。
軽さとドライバーの大きさのどちらを重く見るかで、この2機種の受け止め方は変わってくるかもしれません。
まとめ
長時間つけても疲れにくい軽さを求めるなら、質量3.3 gのBS2を選ぶのがよいでしょう。ほかの機種にも、再生時間の長さや汗・雨への強さ、充電の速さなど、数字の上で目立つ項目があります。
どこを重く見るかで選ぶ機種が変わるので、自分の使い方に近い項目から見比べてみてください。
目的別に選ぶなら
長時間つけても疲れにくい軽さがほしい
Baseus Bass Lite 2026年モデル(BS2)
| 質量 | 3.3 g |
|---|
BS2の質量は3.3 gで、次に軽いMSB01より0.2 g、4.6 gのBUDS4と比べれば1.3 g軽くなっています。耳の穴に深く差し込まないインナーイヤー型では、本体の重さを耳の入口で受け止めます。
そのため、わずかな差でも長くつけるほど効いてくるでしょう。会議から移動中の音楽まで、一日の多くをイヤホンをつけたまま過ごす人なら、真っ先に候補に入れたい1台といえます。
どれを選ぶべきか
JVCVictor 2026年モデル(HA-A4T)
連続再生時間は最大7.5時間で、6機種の中でいちばん長くなっています。充電を挟まずに長く聴き続けたい人には、まず目に留まる1台でしょう。
ただ、防水はIPX4で、IP57のMKFW4JやIP55のBS2より水への強さの等級は低めです。充電ケースの充電に約3時間かかる点も気になるところです。
AppleAirPods 5 2026年モデル(MKFW4J)
防水はIP57で、IP55のBS2やIPX5のTWS015よりも水への強さの等級が上です。雨の日の通勤や汗をかく場面でも使いたい人には、心強い1台といえるでしょう。
弱いのは再生時間で、アクティブノイズキャンセリングを有効にすると最大4時間になり、ノイズコントロールオフ時の最大6時間より2時間短くなります。長くつけっぱなしにする人は、充電のタイミングを意識しておきたいですね。
BaseusBass Lite 2026年モデル(BS2)
3.3 gの軽さに加えて、連続再生時間も約7時間とHA-A4Tに次ぐ長さがあり、軽さと電池の持ちの両方がほしい人にちょうどよい1台といえます。防水もIP55なので、通勤やちょっとした運動にも使いやすいでしょう。
ただ、ドライバーは10 mmで、13 mmのMSB01やTWS015より3 mm小さく、ドライバーの大きさを重視する人には物足りなく映るかもしれません。
サムスンGalaxy 2026年モデル(BUDS4)
ANCオンで約5時間、ANCオフなら約6時間で、ノイズキャンセリングを入れたときの落ち幅が1時間にとどまるのが持ち味です。MKFW4Jはアクティブノイズキャンセリングを有効にすると最大4時間なので、ノイズを抑えたまま長く聴きたい人にはBUDS4の方が合うでしょう。
弱いのは重さで、質量は4.6 gとBS2より1.3 g重く、軽さを最優先する人には気になる差かもしれません。
ナガオカmovio 2025年モデル(MSB01)
質量は3.5 gでBS2に次ぐ軽さがあり、イヤホンも充電ケースも約1時間で充電できます。軽さに加えて、充電の手間を少しでも減らしたい人に合うでしょう。
一方で連続再生時間は最大5.5時間と、HA-A4Tより2時間短くなっています。一日中つけっぱなしにする使い方では、途中でケースに戻す場面が出てくるかもしれません。
LTL RelationLUCILLA 2025年モデル(TWS015)
イヤホン本体は約45分、充電ケースは約1.5時間で充電でき、ケースの充電はHA-A4Tの約3時間より1.5時間短く済みます。出かける直前に充電切れに気づきがちな人には、この待ち時間の短さが助けになるでしょう。
ただ、2025年発売の新しいモデルながら、連続再生時間は約5時間(50%音量時)で、HA-A4Tより2.5時間短い点は押さえておきたいところです。



