3合のIH炊飯器 徹底比較 2026年版|炊くたびと保温中の電力量で選ぶ3合IH4機種
※本記事にはアフィリエイト広告が含まれます
今回比較するのはこちらの4機種
東芝炊飯器 2024年モデル(RC-5XW)
- 炊飯容量0.54L(約3合)
象印極め炊き 2025年モデル(NP-GS05)
- 炊飯容量0.09〜0.54(0.5〜3合炊き)
アイリスオーヤマ炊飯器 2025年モデル(RC-IKB30AZ)
- 炊飯容量3 合
ツインバード炊飯器 2024年モデル(RM-D793)
- 炊飯容量3 合
項目ごとの比較
加熱方式
IHは、電磁誘導で内釜そのものを発熱させる加熱方式です。釜の底のヒーターで温めるマイコン式とは、熱の入れ方の仕組みが違うのです。
東芝 RC-5XW、アイリスオーヤマ RC-IKB30AZ、ツインバード RM-D793はどれもIHで、表記が違うだけで方式は同じです。この3機種の間では、加熱方式を決め手にしなくてよいでしょう。
炊飯容量
一度に炊ける米の量の上限を示す値です。多めに炊いて冷凍しておく家庭ほど、この上限を意識する場面が増えるでしょう。
4機種とも上限は3合で、表記が違うだけで値は同じです。容量では差が付かないので、電力量や保温の項目で選び分けましょう。
本体の大きさ
奥行きは東芝 RC-5XWが295mm、象印 NP-GS05が30cmでほとんど変わらず、違いが出るのは高さの方です。象印 NP-GS05は19cmで東芝 RC-5XWの204mmより低く、上に棚がある場所にも収めやすいといえます。東芝 RC-5XWを選ぶなら、高さに少し余裕のある置き場所を用意しておきたいところですね。
高さを抑えたい置き場所なら象印 NP-GS05、置き場所に余裕があるならどちらを選んでも困らないでしょう。
メニュー
エコ炊き: ○
炊飯メニュー: 炊き込みごはん おかゆ
エコ炊き: ○
炊飯メニュー: 炊き込みごはん おかゆ 冷凍ごはん
早炊きは炊き上がりまでの時間を縮めるコース、エコ炊きは消費電力量を抑えるコースです。炊き込みごはんやおかゆのコースがあれば、白米以外も同じ1台で炊き分けられるわけです。
アイリスオーヤマ RC-IKB30AZとツインバード RM-D793には、早炊き・エコ炊き・炊き込みごはん・おかゆがそろって並んでいます。急ぐ日は早炊き、電気を節約したい日はエコ炊き、と目的で使い分けられるのは便利ですよね。おかゆや炊き込みごはんをときどき作る家庭なら、どちらを選んでも困る場面は少ないでしょう。
早炊きやおかゆなど、ここに挙がっている主なメニューは2機種で共通しているので、メニューを決め手にする必要はなさそうです。電力量や保温時間の違いで選ぶ方が、自分の暮らしに合う1台にたどり着きやすいはずです。
保温
炊き上がったごはんを温かいまま保っておける時間です。炊いてから食べ終わるまでの間が長い家庭ほど、この長さが効いてくるでしょう。
ツインバード RM-D793は24時間で、アイリスオーヤマ RC-IKB30AZより12時間長く保温できます。朝に炊いたごはんを家族が時間をずらして食べる、といった使い方では心強いですよね。ただし保温1時間あたりの電力量はツインバード RM-D793の方が大きいので、長く保温するほど使う電気の差も開いていくといえます。
長く保温しておきたいならツインバード RM-D793、炊いたら早めに食べ切る家庭ならアイリスオーヤマ RC-IKB30AZでも十分でしょう。
消費電力(炊飯時)
炊飯中に一度に使う電力の大きさで、1回炊くのに使う電気の総量とは別の数字です。ほかの家電と同時に動かしたとき、ブレーカーに余裕があるかどうかに関わってくるわけです。
ツインバード RM-D793は1020 Wと4機種でいちばん大きく、東芝 RC-5XWの500Wより520W多くなっています。電子レンジや電気ケトルと同時に使う機会が多い家では、ブレーカーへの負担を気にしておきたいところです。一方でツインバード RM-D793は1回あたりの消費電力量が東芝 RC-5XWより小さく、Wが大きいからといって電気を多く使うとは限らないのです。
契約アンペアが小さく、ほかの家電と同時に使うことが多い家なら、この値がいちばん小さい東芝 RC-5XWが扱いやすいでしょう。電気代で比べたいときは、消費電力量の欄を見てみてください。
消費電力量(炊飯時・1回)
1回炊くのに使う電気の量で、毎回の電気代に直接結びつく値です。毎日炊く家庭ほど、小さな差でも積み重なっていくでしょう。
いちばん小さいのは象印 NP-GS05の115Whで、ツインバード RM-D793より10Wh少なく済みます。反対に東芝 RC-5XWはエコ炊飯でも4機種でいちばん大きく、本かまどで炊けばさらに値が増える点は押さえておきたいところです。ツインバード RM-D793は炊飯時の消費電力こそ最大でも、1回あたりの量ではアイリスオーヤマ RC-IKB30AZや東芝 RC-5XWより小さく収まっているのですね。
炊いてすぐ食べる使い方が中心なら、この欄で最も小さい象印 NP-GS05が有利といえます。保温を長く使う家庭は、保温時の電力量と合わせて見比べてみてください。
消費電力量(保温時・1時間)
保温中に1時間あたり使う電気の量です。炊飯1回の値とは違い、保温した時間の分だけ積み上がっていくのが特徴といえます。
東芝 RC-5XW、象印 NP-GS05、アイリスオーヤマ RC-IKB30AZは14.7Whで並び、ツインバード RM-D793だけが17.1 Whと2.4Wh多くなっています。ツインバード RM-D793は炊飯1回の電力量ではアイリスオーヤマ RC-IKB30AZや東芝 RC-5XWより小さかったものの、保温が長引くほどその差は縮み、やがて逆転していくわけです。保温を使う時間が長い家庭ほど、こちらの欄を重く見たいところですね。
保温時間が長い家庭なら、ツインバード RM-D793以外の3機種が有利です。なかでも象印 NP-GS05は炊飯1回の値も最小なので、電力量の面では頭ひとつ抜けているといえるでしょう。
省エネ基準達成率
国の省エネ基準で定められた目標値に対して、どれだけ省エネを達成しているかを示す割合です。100%に届いていれば、基準を満たしているというわけです。
ツインバード RM-D793は102%で基準を上回り、東芝 RC-5XWはエコ炊飯での値が100%と、基準をちょうど満たしています。ただ、この割合は決まった使い方を想定してまとめた数字なので、保温をどれだけ使うかで実際の電気の使い方は変わってくるのです。達成率が高いツインバード RM-D793も、保温1時間あたりの値は4機種で最も大きいことを覚えておきましょう。
達成率ではツインバード RM-D793が東芝 RC-5XWを上回りますが、ふだんの使い方に近いのは炊飯1回と保温1時間の電力量の方でしょう。最後はその2つの欄と見比べて決めるのがおすすめです。
質量
いちばん軽い象印 NP-GS05は3.2kg、いちばん重い東芝 RC-5XWは約3.8kgで、差は約0.6kgに収まっています。食卓まで運んだり、拭き掃除のたびに動かしたりするなら、軽い方が楽ですよね。ただ置きっぱなしで使うなら、この程度の差を気にする場面は少ないでしょう。
持ち運ぶ機会が多いなら象印 NP-GS05が扱いやすく、置き場所から動かさない使い方なら重さは決め手にならないはずです。
ワット数の小ささと炊くたびの電力量は同じ順に並びません
炊飯時の消費電力(W)はそのとき一度に使う電力の大きさを表し、1回の炊飯で使う電力量(Wh)は炊き上がるまでに使った電力の合計を表します。4機種を並べると、ワット数がいちばん小さいRC-5XWは炊くたびの電力量がいちばん多く、ワット数がいちばん大きいRM-D793は電力量がNP-GS05に次いで少ないという、ちぐはぐな並びになっています。
ワット数の小ささだけを見て「電気代が安そう」と判断すると、読み違えてしまうわけです。
電気代を比べたいときに見るべきなのは、電力量の方ですね。一方でワット数は、電子レンジやドライヤーなどと同じ時間帯に使ったときにブレーカーが落ちやすいかどうかに関わってきます。
RC-5XWとRM-D793の間には520Wの差がありますから、一人暮らしの部屋で家電をまとめて動かすことが多い人は、こちらの数字も見ておくとよいかもしれません。
保温を長く使う家庭ほど1時間あたりの差が効いてきます
保温時の消費電力量は、RC-5XW・NP-GS05・RC-IKB30AZの3機種が同じ値で並び、RM-D793だけがやや多くなっています。1時間あたりの差は小さく見えますが、保温は炊飯と違って何時間も続けて使うものですよね。
朝に炊いて夜まで保温しておく家庭では、時間が延びるほどこの差は広がっていきます。
反対に、炊き上がったらその場で食べ切る人や、保温を使わない人にとっては、この差はほとんど関係がありません。そうした使い方なら、保温時の値よりも炊くたびの電力量に目を向ける方が、暮らしに合った比べ方といえます。
二人暮らしで食事の時間がずれやすい家庭か、一人分をその都度炊く家庭かで、重視する数字は変わってくるのです。
置き場所は外形寸法で、持ち運びは重さで考えましょう
本体の外形寸法は、奥行がRC-5XWの295mmとNP-GS05の30cm、高さがRC-5XWの204mmとNP-GS05の19cmです。奥行はRC-5XWの方がわずかに小さく、高さはNP-GS05の方が低いという関係で、得意な向きが分かれています。
キッチンの棚やレンジ台に置くつもりなら、奥行と段の高さのどちらに余裕がないかを先に測っておきましょう。
質量では、NP-GS05がいちばん軽く、ほかの3機種は近い重さで並んでいます。NP-GS05と次に軽いRC-IKB30AZの差は0.4kgです。
使うときだけ棚から出したり、掃除のたびに持ち上げたりする暮らし方なら、毎日のことだけに軽い方が負担は少ないはずです。
まとめ
炊くたびの電気代を抑えたいなら、1回の炊飯で使う電力量が4機種でいちばん少ないNP-GS05を選ぶのがよいでしょう。保温の電気代を抑えたいなら、1時間あたりの電力量が同じ値で並ぶRC-5XW・NP-GS05・RC-IKB30AZの3機種から選ぶことになります。
NP-GS05はどちらの目的にも名前が挙がるので、迷ったときにまず候補に置きやすい1台といえます。
目的別に選ぶなら
保温の電気代を抑えたい
東芝 炊飯器 2024年モデル(RC-5XW)
象印 極め炊き 2025年モデル(NP-GS05)
アイリスオーヤマ 炊飯器 2025年モデル(RC-IKB30AZ)
| 消費電力量(保温時・1時間) | 14.7Wh(エコ炊飯) |
|---|
RC-5XW・NP-GS05・RC-IKB30AZの3機種は、保温時の消費電力量がいずれも1時間あたり14.7Whで並んでいます。RM-D793の17.1 Whより1時間で2.4Wh少ないので、朝に炊いたごはんを夕食まで保温しておくような使い方ほど、この差は積み重なっていくわけです。
炊飯器にごはんを入れたまま、食べたいときによそう暮らし方なら、まずこの3機種から選んでみてください。
炊くたびの電気代を抑えたい
象印 極め炊き 2025年モデル(NP-GS05)
| 消費電力量(炊飯時・1回) | 115Wh |
|---|
NP-GS05は1回の炊飯で使う消費電力量が115Whで、次に少ないRM-D793の125 Whより10Wh少なく済みます。1回あたりでは小さな差でも、炊飯は毎日のように繰り返すものですから、続けるほど効いてくるでしょう。
保温を使わずに毎回炊きたてを食べる人や、一人分ずつこまめに炊く人ほど、この差を生かしやすいといえます。
どれを選ぶべきか
東芝炊飯器 2024年モデル(RC-5XW)
RC-5XWは炊飯時の消費電力が500Wと4機種でいちばん小さく、保温時の電力量も少ない側に入ります。電子レンジやケトルと同じ時間帯に炊飯することが多い一人暮らしの部屋なら、使いやすい1台になるでしょう。
その一方で、1回の炊飯で使う電力量は139.6(エコ炊飯)、147.7(本かまど)と4機種の中でいちばん多く、質量も約3.8kgでいちばん重いため、炊くたびの電気代や出し入れのしやすさを重視する人には物足りないところです。
象印極め炊き 2025年モデル(NP-GS05)
NP-GS05は炊くたびの電力量がいちばん少なく、保温時も少ない側に入るため、どちらの目的でも候補になるただ一つの機種です。質量も3.2kgで4機種の中でいちばん軽く、掃除や片付けのたびに持ち上げる人にとっても扱いやすいでしょう。
ただし炊飯時の消費電力は700Wで、RC-5XWより200W大きいので、ほかの家電と同時に動かすことが多い部屋では頭に入れておくとよいかもしれません。
アイリスオーヤマ炊飯器 2025年モデル(RC-IKB30AZ)
RC-IKB30AZは保温時の消費電力量が少ない3機種の一つで、炊いたごはんを保温したまま何回かに分けて食べる人に向く機種です。質量は3.6 kgで、RC-5XWやRM-D793よりわずかに軽く収まっています。
ただ1回の炊飯で使う電力量は131.4 Whで、NP-GS05より16.4Wh、RM-D793より6.4Wh多いため、保温をあまり使わない人にとっては見劣りする部分といえます。
ツインバード炊飯器 2024年モデル(RM-D793)
RM-D793は1回の炊飯で使う電力量がNP-GS05に次いで少なく、炊いたらすぐに食べ切る人なら、その少なさを生かしやすいでしょう。その反面、保温時の消費電力量は4機種の中でいちばん多く、炊飯時の消費電力も1020 Wといちばん大きくなっています。
長く保温する使い方や、キッチンの家電を同時に動かすことが多い部屋には向きにくいと考えておきましょう。



