徹底比較で選ぶ理由が、しっかりわかる

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TVS REGZAの新型32V35Tは買い?|新型レグザと他社機、音と電力で分かれる選び方

※本記事にはアフィリエイト広告が含まれます

今回比較するのはこちらの4機種

TVS REGZAREGZA 2026年モデル(32V35T)

  • 発売2026年8月
  • パネルの種類フルハイビジョン液晶テレビ
  • 画面寸法32 V型(インチ)
TVS REGZAREGZA 2026年モデル(32V35T)

TVS REGZAREGZA 2026年モデル(32V35S)

  • 発売2026年1月
  • パネルの種類フルハイビジョン液晶テレビ
  • 画面寸法32 V型(インチ)
TVS REGZAREGZA 2026年モデル(32V35S)

ハイセンステレビ 2026年モデル(32A5S)

  • パネルの種類広視野角パネル
  • 画面寸法32V型
ハイセンステレビ 2026年モデル(32A5S)

TCLテレビ 2026年モデル(32S5L)

  • パネルの種類種類: フルハイビジョン液晶テレビ
  • 画面寸法32 V型(インチ)
TCLテレビ 2026年モデル(32S5L)

項目ごとの比較

パネルの種類

TVS REGZAREGZA 2026年モデル(32V35T)フルハイビジョン液晶テレビ
TVS REGZAREGZA 2026年モデル(32V35S)フルハイビジョン液晶テレビ
ハイセンステレビ 2026年モデル(32A5S)広視野角パネル
TCLテレビ 2026年モデル(32S5L)種類: フルハイビジョン液晶テレビ
パネル種類: VAパネル

パネルの種類は、映像を映す液晶の解像度や方式、見え方の特徴を示す項目です。VAパネルは液晶の方式のひとつで、正面から見たときに黒が締まりやすい一方、斜めから見ると色や明るさが変わりやすい性質をもつ方式といえます。

テレビを正面から見ることが多い置き方なら、VAパネルの黒の締まりが生きてくるでしょう。反対に、ソファの端やダイニングから斜めに見る時間が長い部屋では、ハイセンス 32A5Sの広視野角パネルのように見る角度に強いパネルのほうが、色の変わり方を気にせず見られるはずです。

見る位置がほぼ正面に決まっているならTCL 32S5L、家族がばらばらの位置から見るならハイセンス 32A5Sと、パネルの性質に合う使い方が分かれます。レグザの2機種は新旧ともフルハイビジョン液晶で、この項目では新型と旧型に違いはありません。

HDRの対応規格

TVS REGZAREGZA 2026年モデル(32V35T)記載なし
TVS REGZAREGZA 2026年モデル(32V35S)記載なし
ハイセンステレビ 2026年モデル(32A5S)-
TCLテレビ 2026年モデル(32S5L)HDR10 HLG

HDRは、明るいところと暗いところの差を従来より広く記録した映像の方式です。HDR10は主にネット動画やUltra HDブルーレイで、HLGは主に放送で使われている規格にあたります。

HDRの信号を受け取れるテレビなら、HDRで作られた作品を、その明暗の情報を生かして表示できるわけです。ただし、どこまで明るく鮮やかに見えるかはパネルの明るさや映像処理にも左右されるので、規格の名前だけで仕上がりまで決まるものではない、という点は押さえておきたいところです。

TCL 32S5Lは、HDR10とHLGの両方に対応していることが仕様に示されています。HDRで配信される映画やドラマをよく見る人にとって、意味のある値といえるでしょう。

映像エンジン

TVS REGZAREGZA 2026年モデル(32V35T)レグザエンジンHR
TVS REGZAREGZA 2026年モデル(32V35S)レグザエンジンHR
ハイセンステレビ 2026年モデル(32A5S)Hi-View エンジン S Lite
TCLテレビ 2026年モデル(32S5L)記載なし

映像エンジンは、放送やネット動画の映像信号を処理し、ノイズを抑えたり輪郭や色を整えたりしてから画面に送る回路です。画質の傾向を左右する部分のひとつといえます。

新型の32V35Tと旧型の32V35Sは、どちらもレグザエンジンHRを搭載しています。仕様の上では新旧で映像エンジンの名前が変わっていないため、エンジンを理由に新型を選ぶ必要はないわけです。

新旧のレグザで迷っているなら、映像エンジンは決め手から外してかまわないでしょう。他社機と比べるなら、数値で差が出る音声出力や年間消費電力量の欄に目を移してみてください。

音声の実用最大出力

TVS REGZAREGZA 2026年モデル(32V35T)12 W
TVS REGZAREGZA 2026年モデル(32V35S)12 W
ハイセンステレビ 2026年モデル(32A5S)16W省エネ
TCLテレビ 2026年モデル(32S5L)16 W省エネ

実用最大出力は、テレビのアンプがスピーカーをどれだけの力で鳴らせるかを示す値です。数値が高いほど、音量を上げたときにも余裕をもって鳴らしやすくなるのです。

ハイセンス 32A5SとTCL 32S5Lはレグザの2機種より4W大きく、広めのリビングや、映画やライブ映像で音量を上げたい場面では、この余裕が効いてくるでしょう。一方で、ふだんの音量で見る時間が長い家庭なら、差を意識する場面は限られるかもしれません。また、この値が示すのは音量の余裕で、セリフの聞き取りやすさや音のバランスまで決まるわけではありません。

音量の余裕を重視するなら、ハイセンス 32A5SかTCL 32S5Lが候補になるでしょう。新型の32V35Tは旧型の32V35Sと同じ出力にとどまっており、音を理由に新型を選ぶ根拠にはなりにくいといえます。

スピーカーの構成

TVS REGZAREGZA 2026年モデル(32V35T)メインスピーカー:2個
TVS REGZAREGZA 2026年モデル(32V35S)フルレンジ:2個
ハイセンステレビ 2026年モデル(32A5S)フルレンジ×2
TCLテレビ 2026年モデル(32S5L)記載なし

スピーカーの構成は、音を出すユニットの種類と数を示す項目です。フルレンジは、低い音から高い音までを1つのユニットでまとめて受け持つタイプを指します。

レグザの2機種とハイセンス 32A5Sは、いずれもスピーカーを2個使う構成になっており、数の点では条件がそろっているといえます。スピーカーの数が同じなので、構成だけを見てどれかを選び分ける理由は生まれにくいでしょう。

この欄は決め手にせず、音で選びたいなら実用最大出力の差に目を向けてみてください。

BS・110度CSデジタルチューナー数

TVS REGZAREGZA 2026年モデル(32V35T)BSデジタル/110度CSデジタル: 2
TVS REGZAREGZA 2026年モデル(32V35S)BSデジタル/110度CSデジタル: 2
ハイセンステレビ 2026年モデル(32A5S)2
TCLテレビ 2026年モデル(32S5L)BSデジタル/110度CSデジタル: 2

BS・110度CSデジタルチューナーの数は、BSやCSの番組を同時にいくつ受信できるかを表す値です。2つあれば、見ている番組とは別のBS・CS番組を受信して録画に回す、といった使い方の土台になります。

表記が違うだけで、4機種ともチューナー数は2で同じといえます。

録画機能

TVS REGZAREGZA 2026年モデル(32V35T)録画機能: 外付けHDD
自動録画機能: ○
TVS REGZAREGZA 2026年モデル(32V35S)録画機能: 外付けHDD
自動録画機能: ○
ハイセンステレビ 2026年モデル(32A5S)外付けHDD裏番組録画: ●
裏番組録画: ●
2番組同時録画: -
裏番組録画/ 2番組同時録画: ●/-
現在番組: ●
番組指定: ●
日時指定: ●
簡単連続録画: ●
現在番組/番組指定/ 日時指定/簡単連続録画: ●/●/●/●
TCLテレビ 2026年モデル(32S5L)外付けHDD

録画機能は、テレビ本体に外付けHDDをつないで、レコーダーなしで番組を録画できるかを示す項目です。

テレビだけで録画を済ませられると、レコーダーを置く場所や配線を減らせるのが利点といえます。その代わり、HDDは別に用意し、テレビのそばに置き場所を確保することになりますね。

4機種とも外付けHDDへの録画に対応しており、録画できるかどうかで候補が絞られることはありません。新型の32V35Tと旧型の32V35Sは録画まわりの仕様も同じで、新旧の選び分けにも関わらない部分です。

HDMI入力の数・規格

TVS REGZAREGZA 2026年モデル(32V35T)2端子 ARC対応
TVS REGZAREGZA 2026年モデル(32V35S)2端子 ARC対応
ハイセンステレビ 2026年モデル(32A5S)HDMI2.1×2
TCLテレビ 2026年モデル(32S5L)2端子 ARC対応

HDMI入力の数は、レコーダーやゲーム機、ストリーミング端末などを同時に何台つないでおけるかを決める値です。ARCはテレビの音をHDMIケーブル経由でサウンドバーなどへ送る仕組みで、HDMI2.1はHDMIという規格の版を表す名前にあたります。

端子が2つの場合、サウンドバーをHDMIでつなぐと残りは1つになるため、レコーダーとゲーム機も両方つなぎたい家庭では、ケーブルを差し替える手間が出てくるでしょう。反対に、つなぐ機器が2台までに収まるなら、端子が足りなくなる心配はないはずです。

4機種とも2端子なので、この項目で差はつきません。テレビのまわりに置く予定の機器を、一度数えてみてください。

ネット動画・OS

TVS REGZAREGZA 2026年モデル(32V35T)YouTube: ○
Amazonプライム・ビデオ: ○
Netflix: ○
TVS REGZAREGZA 2026年モデル(32V35S)YouTube: ○
Amazonプライム・ビデオ: ○
Netflix: ○
ハイセンステレビ 2026年モデル(32A5S)システム: VIDAA
ネット動画サービス: Netflix/ Amazon Prime Video/ Disney+/ YouTube/ DAZN/ Apple TV/ ABEMA/ Hulu/ Lemino/ U-NEXT/ NHK ONE/ TVer/ Rakuten TV/ WOWOWオンデマンド/ FOD/ Net-VISION/ DMM TV/ BANDAI CHANNEL/ QVC
TCLテレビ 2026年モデル(32S5L)Google TV: ○
YouTube: ○
Amazonプライム・ビデオ: ○
Netflix: ○

テレビ単体で見られるネット動画サービスと、それを動かすOSを示す項目です。ここに挙がったサービスは、別の端末をつながなくてもテレビだけで見始められます。

YouTube、Amazonプライム・ビデオ、Netflixの3つは4機種すべてに挙がっていて、この3つを中心に見る人なら、どれを選んでも困ることはないでしょう。テレビに入っていないサービスを使いたくなったときはストリーミング端末を足す方法もありますが、その場合は2つあるHDMI端子の1つがふさがることになります。

ハイセンス 32A5SはVIDAA、TCL 32S5LはGoogle TVをOSとしており、それぞれのOSに用意されたアプリからサービスを選んで使う形になります。よく見るサービスが先の3つに収まるなら、ネット動画の欄は決め手にしなくてもよさそうですね。

無線LAN

TVS REGZAREGZA 2026年モデル(32V35T)○
TVS REGZAREGZA 2026年モデル(32V35S)○
ハイセンステレビ 2026年モデル(32A5S)IEEE802.11ac/a/b/g/n
TCLテレビ 2026年モデル(32S5L)○

無線LANに対応していれば、LANケーブルを引かずにテレビをネットへつなぐことができます。

表記が違うだけで、4機種とも無線LANに対応している点は同じといえます。

Bluetooth

TVS REGZAREGZA 2026年モデル(32V35T)○
TVS REGZAREGZA 2026年モデル(32V35S)○
ハイセンステレビ 2026年モデル(32A5S)Bluetoothイヤホン/ ヘッドホン/サウンドバー: ●
Bluetooth対応リモコン: ●
TCLテレビ 2026年モデル(32S5L)○

Bluetoothは機器どうしを無線でつなぐ規格で、テレビではワイヤレスのイヤホンやヘッドホン、スピーカー、リモコンなどの接続に使われています。

こちらも表記が違うだけで、Bluetoothに対応している点は4機種で共通しているわけです。

年間消費電力量

TVS REGZAREGZA 2026年モデル(32V35T)58 kWh
TVS REGZAREGZA 2026年モデル(32V35S)58 kWh
ハイセンステレビ 2026年モデル(32A5S)60kWh/年
TCLテレビ 2026年モデル(32S5L)55 kWh省エネ

年間消費電力量は、決められた条件で1年間使った場合に消費する電力量を表した値です。小さいほど、毎日長い時間つけている家庭でも電気代を抑えやすくなるわけです。

TCL 32S5Lが4機種でいちばん小さく、レグザの2機種より3 kWh、ハイセンス 32A5Sより5 kWh少なくなっています。ハイセンス 32A5Sは音声出力でレグザを上回る一方、ここではレグザより2 kWh多く、音と電力のどちらを重く見るかで評価が入れ替わるところです。もっとも、4機種の差はいずれも数kWhの範囲に収まるので、電力だけで選び分けるほどの開きではないかもしれません。

電力を少しでも抑えたいならTCL 32S5Lがいちばん有利で、音声出力でもハイセンス 32A5Sと並んで大きい側にあるため、音と電力の両方を重く見る人に合うでしょう。新型の32V35Tは旧型の32V35Sと同じ値なので、省エネを理由に新型を選ぶ決め手にはなりにくいといえます。

消費電力(定格)

TVS REGZAREGZA 2026年モデル(32V35T)65 W
TVS REGZAREGZA 2026年モデル(32V35S)65 W
ハイセンステレビ 2026年モデル(32A5S)64W
TCLテレビ 2026年モデル(32S5L)55 W

定格消費電力は、テレビを動かすときにかかる電力の上限に近い値です。いつもこの電力を使っているわけではないので、負荷がいちばん大きい場面での数字と受け取るとよいでしょう。

TCL 32S5L は55 W で、32V35T・32V35S より10 W 低く抑えられています。一方、ハイセンス 32A5S の64W とレグザ2機種の差は1 W しかありません。この3機種の間では、定格消費電力は決め手になりにくいといえます。

電力の上限を低く抑えたいなら、ひとつ抜けているのは TCL 32S5L です。レグザは新型の32V35T も旧型の32V35S も同じ65 W なので、新旧どちらを選んでもこの点は変わらないわけです。

待機時消費電力

TVS REGZAREGZA 2026年モデル(32V35T)0.4 W省エネ
TVS REGZAREGZA 2026年モデル(32V35S)0.4 W省エネ
ハイセンステレビ 2026年モデル(32A5S)0.5W
TCLテレビ 2026年モデル(32S5L)0.5 W

待機時消費電力は、電源を切ってリモコンの操作を待っている間も使い続ける電力です。見ていない時間にもずっとかかる電力なので、小さな値でも気になる人は多いですよね。

レグザ2機種は0.4 W で、ハイセンス 32A5S と TCL 32S5L より0.1 W 小さく抑えられています。差はわずかでも、コンセントにつないでいる限り一日中続く電力です。少しでも削りたい人には、見逃せない差といえるでしょう。

待機電力を小さくしたいなら、32V35T か 32V35S を選ぶとよいでしょう。ただし新旧の値は同じなので、この項目が新型を選ぶ理由になるわけではありません。

省エネ基準達成率

TVS REGZAREGZA 2026年モデル(32V35T)125%(2026年度)
TVS REGZAREGZA 2026年モデル(32V35S)125%(2026年度)
ハイセンステレビ 2026年モデル(32A5S)121%
TCLテレビ 2026年モデル(32S5L)132%(2026年度)

省エネ基準達成率は、国が定めた省エネ基準をどれだけ上回っているかを割合で示した値です。数字が大きいほど、電力を効率よく使える機種だと読み取れます。

TCL 32S5L は132%(2026年度)で、レグザ2機種の125%(2026年度)を上回っています。ハイセンス 32A5S は121%です。TCL 32S5L は定格消費電力も低い一方で、待機時消費電力ではレグザ2機種に一歩譲ります。電力のどの面でも勝っているわけではないのです。

全体の省エネ性能を重視するなら、TCL 32S5L が第一候補になるでしょう。新型の32V35T は旧型の32V35S と同じ値で、モデルチェンジで省エネ面が伸びたわけではない点も押さえておきましょう。

質量(スタンド込み)

TVS REGZAREGZA 2026年モデル(32V35T)4 kg
TVS REGZAREGZA 2026年モデル(32V35S)4 kg
ハイセンステレビ 2026年モデル(32A5S)5.1
TCLテレビ 2026年モデル(32S5L)3.19 kg

TCL 32S5L は3.19 kg で、レグザ2機種より0.81 kg 軽く、模様替えや掃除のときに動かしやすいでしょう。ハイセンス 32A5S は4機種の中でいちばん重く、持ち上げるときの負担は大きくなります。とはいえ、一度置いたらほとんど動かさない使い方なら、この差が気になる場面は多くないはずです。

部屋から部屋へ動かしながら使うなら、TCL 32S5L が扱いやすいといえます。32V35T と 32V35S はどちらも4 kg なので、新旧で重さは変わりません。

画面寸法

TVS REGZAREGZA 2026年モデル(32V35T)32 V型(インチ)
TVS REGZAREGZA 2026年モデル(32V35S)32 V型(インチ)
ハイセンステレビ 2026年モデル(32A5S)32V型
TCLテレビ 2026年モデル(32S5L)32 V型(インチ)

V型は、画面の対角線の長さをインチで表した呼び方です。

4機種とも32V型で、表記が違うだけで値は同じです。画面の大きさでは差がつかないので、ほかの項目で比べてみてください。

新型32V35Tと前モデル32V35Sは同じ数値が並んでいます

今回いちばん気になるのは、新型の32V35Tが前モデルの32V35Sから何が変わったのか、という点ではないでしょうか。表を見比べると、映像エンジンはどちらもレグザエンジンHRです。

音声の実用最大出力、年間消費電力量、待機時消費電力、質量まで、数値で示された項目もすべて同じ値が並んでいます。チューナーの数やHDMI入力の数にも違いはありません。

つまり、このスペック表の範囲では、新型を選んで数値の上積みが得られる項目はないわけです。反対に、新型になって後退した項目もありません。

新旧のどちらを選んでも、ここに並ぶ性能は同じだと受け取ってよいでしょう。

そうなると考えどころは、新型か前モデルかよりも、レグザの2機種と他社の2機種のどちらを選ぶかに移ります。次の章からは、音と消費電力という、数字で差がはっきり出る項目を見ていきましょう。

音の迫力は他社の2機種がひと回り上回ります

音声の実用最大出力は、ハイセンスの32A5SとTCLの32S5Lが16W、レグザの32V35Tと32V35Sが12 Wです。差は4Wで、4機種がきれいに2つのグループに分かれていますね。

実用最大出力は、音量を上げたときにどこまで余裕を残せるかの目安になる値といえます。映画のアクションシーンやライブ映像をテレビ本体のスピーカーだけで楽しみたい人には、この差が効いてくるかもしれません。

サウンドバーなどを足さずに済ませたいなら、他社の2機種を候補の先頭に置くとよいでしょう。

一方で、ニュースやバラエティを普段の音量で見るのが中心なら、音の差を最優先にしなくてもよいのではないでしょうか。音にこだわるかどうかを先に決めておくと、レグザか他社かの迷いはぐっと小さくなりますよね。

消費電力は32S5Lが少なく、待機時だけはレグザが低く抑えています

年間消費電力量は、TCLの32S5Lが55 kWhで4機種の中で最も少なく、レグザの2機種が58 kWh、ハイセンスの32A5Sが60kWh/年と続きます。定格の消費電力でも32S5Lは55 Wで、65 Wのレグザの2機種より10W、64Wの32A5Sより9W低くなっています。

省エネ基準達成率も32S5Lが132%(2026年度)と最も高く、待機時を除く消費電力の項目では、32S5Lが一歩リードしているといえます。

とはいえ、年間で見た差はレグザの2機種と比べて3kWh、32A5Sと比べても5kWhです。1年分としては控えめな開きですが、何年も使い続けるテレビだけに、この差が毎年続く点は軽く見ないほうがよいでしょう。

電気代を少しでも抑えたい人は、32S5Lを軸に考えるのがよさそうですね。

逆に、待機時消費電力ではレグザの2機種が0.4 Wで、他社の2機種より0.1W低くなっています。テレビは見ていない時間も待機状態のまま電源につながっているため、この値は毎日少しずつ積み重なっていきます。

差はわずかでも、新型の32V35Tを含むレグザの2機種にも他社を上回る項目があることは押さえておきましょう。

録画や端子、ネット動画まわりは4機種で足並みがそろっています

BS・110度CSデジタルチューナーの数はどの機種も2で、録画も4機種そろって外付けHDDに対応しています。HDMI入力の数も4機種とも2なので、レコーダーとゲーム機を1台ずつつなぐくらいの使い方なら、どれを選んでも同じように収まるはずです。

ネット動画では、YouTube、Amazonプライム・ビデオ、Netflixの3つが4機種すべてに並び、無線LANとBluetoothもそろって対応しています。テレビの近くまでLANケーブルを引かなくてもネットにつなげるので、置き場所の選び方はどの機種でも同じように考えられるといえます。

見るサービスがこの3つに収まるなら、ここを理由に機種を絞り込む必要はあまりないでしょう。

こうして見ると、数字で差が出るのは音声の出力と消費電力、そして本体の質量だとわかります。迷ったときは、この中で何をいちばん優先したいかを一つ決めてから比べてみてください。

本体を動かす機会が多いなら32S5Lの軽さが助けになります

スタンドを含めた質量は、32S5Lが3.19 kg、レグザの2機種が4 kgで、その差は0.81 kgです。部屋の模様替えや掃除のたびにテレビを持ち上げる家庭なら、軽いほうが助かりますよね。

寝室や子ども部屋に置き、ときどき場所を移すような使い方を考えているなら、32S5Lの軽さはひとつの判断材料になるでしょう。ただ、音や消費電力ほど大きな決め手ではないので、ほかの条件で迷ったときに比べる項目として見ておきたいところです。

まとめ

スピーカーの迫力を重視したいならハイセンスの32A5SかTCLの32S5L、1年の電気代を抑えたいなら32S5Lを選ぶとよいでしょう。新型の32V35Tは、前モデルの32V35Sと数値の項目がすべて同じです。

音声の実用最大出力では他社の2機種に4W届かないものの、待機時消費電力は4機種で最も低く抑えています。音と電力の両方で名前が挙がるのは32S5Lだけなので、迷ったときはこの機種を軸に考えるとよいかもしれません。

目的別に選ぶなら

スピーカーの迫力を重視したい

ハイセンス テレビ 2026年モデル(32A5S)
TCL テレビ 2026年モデル(32S5L)

音声の実用最大出力16W

ハイセンスの32A5SとTCLの32S5Lは、音声の実用最大出力がどちらも16Wで、レグザの2機種を4W上回ります。映画やライブ映像をテレビ本体のスピーカーだけで楽しみたいなら、この2機種から選ぶのが近道でしょう。

普段から音量を上げて見る場面が多い家庭ほど、この差の恩恵を受けやすいといえます。

1年の電気代を抑えたい

TCL テレビ 2026年モデル(32S5L)

年間消費電力量55 kWh

32S5Lの年間消費電力量は55 kWhで、次に少ないレグザの2機種より3kWh少なくなっています。定格の消費電力も4機種で最も低く、テレビをつけている時間が長い家庭ほど、この差は年ごとに積み重なっていくでしょう。

スピーカーの出力も16 Wあるので、音と省エネのどちらもあきらめたくない人にも合う1台ですね。

どれを選ぶべきか

TVS REGZAREGZA 2026年モデル(32V35T)

レグザの新型を選びたい人に向く1台で、待機時消費電力は4機種の中で最も低く抑えられています。ただし、音声の実用最大出力は他社の2機種より4W小さく、年間消費電力量も32S5Lより3kWh多いところは弱みといえます。

表に並ぶ値は前モデルの32V35Sと同じなので、数値の上積みを期待して選ぶ機種ではないでしょう。

TVS REGZAREGZA 2026年モデル(32V35T)

TVS REGZAREGZA 2026年モデル(32V35S)

新型の32V35Tとは、映像エンジンから消費電力、音声の出力まで同じ値が並ぶ前モデルです。レグザを候補にしていて新型かどうかにこだわらないなら、表の性能のうえでは、こちらを選んでも新型と変わらないといえます。

弱いところも新型と同じで、音声の実用最大出力が12 Wと他社の2機種より4W小さい点は押さえておきましょう。

TVS REGZAREGZA 2026年モデル(32V35S)

ハイセンステレビ 2026年モデル(32A5S)

音声の実用最大出力が16Wあり、テレビ本体の音に迫力を求める人に向く1台です。その一方で、年間消費電力量は60kWh/年と4機種で最も多く、待機時消費電力もレグザの2機種より0.1W高くなっています。

電気代も気にかけるなら、同じ16Wで年間消費電力量が5kWh少ない32S5Lと見比べてみてください。

ハイセンステレビ 2026年モデル(32A5S)

TCLテレビ 2026年モデル(32S5L)

音声の実用最大出力は32A5Sと並ぶ16 Wで、年間消費電力量は4機種で最も少ない55 kWhです。音と省エネを一度に求める人に向く1台といえます。

スタンド込みの質量もレグザの2機種より0.81 kg軽いので、部屋の中で動かすことが多い家庭にも合うでしょう。ただし待機時消費電力は0.5 Wで、レグザの2機種を0.1W上回る点は弱みといえます。

TCLテレビ 2026年モデル(32S5L)

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