徹底比較で選ぶ理由が、しっかりわかる

冷蔵庫・冷凍庫

幅60cmの冷蔵庫 徹底比較 2026年版|容量の振り分けと省エネで選ぶ幅60cm冷蔵庫6機種

※本記事にはアフィリエイト広告が含まれます

今回比較するのはこちらの6機種

日立冷蔵庫 2026年モデル(R-V38YL)

  • 定格内容積375 L
日立冷蔵庫 2026年モデル(R-V38YL)

東芝VEGETA 2025年モデル(GR-Y36YFV)

  • 定格内容積356 L
東芝VEGETA 2025年モデル(GR-Y36YFV)

三菱電機冷蔵庫 2026年モデル(MR-C33N)

  • 発売2026年9月
  • 定格内容積330 L
三菱電機冷蔵庫 2026年モデル(MR-C33N)

シャープ冷蔵庫 2026年モデル(SJ-P37E5)

  • 定格内容積374 L
シャープ冷蔵庫 2026年モデル(SJ-P37E5)

アイリスオーヤマ大凍量Lite 2025年モデル(IRSN-I37A)

  • 定格内容積370 L
アイリスオーヤマ大凍量Lite 2025年モデル(IRSN-I37A)

AQUALOOC 2026年モデル(AQR-FD7B)

  • 定格内容積72L
AQUALOOC 2026年モデル(AQR-FD7B)

項目ごとの比較

定格内容積

日立冷蔵庫 2026年モデル(R-V38YL)375 L節水
東芝VEGETA 2025年モデル(GR-Y36YFV)356 L
三菱電機冷蔵庫 2026年モデル(MR-C33N)330 L
シャープ冷蔵庫 2026年モデル(SJ-P37E5)374 L
アイリスオーヤマ大凍量Lite 2025年モデル(IRSN-I37A)370 L
AQUALOOC 2026年モデル(AQR-FD7B)72L

冷蔵室・冷凍室・野菜室など、すべての部屋を合わせた庫内の容積です。部屋ごとの振り分けは、この下に並ぶ各室の容積で見ていくことになります。

日立 R-V38YLの375 Lとシャープ SJ-P37E5の374 Lは1 Lしか違わず、総量ではほぼ横並びといえます。ただ、総容積がいちばん大きい日立 R-V38YLも、冷凍室はシャープ SJ-P37E5やアイリスオーヤマ IRSN-I37Aより小さく、総容積で下回る東芝 GR-Y36YFVや三菱電機 MR-C33Nよりも小さく取られています。総量が大きくても、冷凍食品をたくさん入れられるとは限らないわけです。

総量で選ぶなら、日立 R-V38YL、シャープ SJ-P37E5、アイリスオーヤマ IRSN-I37Aの3機種がほぼ並んでいるので、この3つは部屋ごとの振り分けで見比べてみてください。三菱電機 MR-C33Nは日立 R-V38YLより45 L少なく、AQUA AQR-FD7Bは72Lと容量を大きく絞った一台になっています。

冷蔵室の容積

日立冷蔵庫 2026年モデル(R-V38YL)225L <178L>うち、うるおいチルドルーム11L
東芝VEGETA 2025年モデル(GR-Y36YFV)204L <162L>うち、チルドルーム15L
三菱電機冷蔵庫 2026年モデル(MR-C33N)180L<142L>うち、チルドルーム18L
シャープ冷蔵庫 2026年モデル(SJ-P37E5)207L <166L>うち、チルドケース14L
アイリスオーヤマ大凍量Lite 2025年モデル(IRSN-I37A)204L
AQUALOOC 2026年モデル(AQR-FD7B)44L<33L>

冷蔵室だけの容積で、飲み物や調味料、作り置きのおかずなど、毎日出し入れする食品をどれだけ置けるかを示しています。< >内の数値は食品を実際に収められるスペースの目安です。「うち」のあとに書かれた部屋も、この容積の中に含まれているのです。

冷蔵室は日立 R-V38YLの225Lがいちばん広く、三菱電機 MR-C33Nの180Lとは45Lの差があります。作り置きの容器や飲み物のボトルを並べる余裕は、この差の分だけ変わってくるわけです。ただし総容積が限られる中で冷蔵室を広く取れば、ほかの部屋に回せる容積はそのぶん減ります。冷蔵室の広さだけで決めないほうがよいでしょう。

生鮮品や作り置きを冷蔵で回すことが多い家庭には、冷蔵室の広い日立 R-V38YLが合うでしょう。シャープ SJ-P37E5、東芝 GR-Y36YFV、アイリスオーヤマ IRSN-I37Aは204Lから207Lの間に並んでいるので、冷凍室や野菜室とのバランスで選ぶのがよさそうですね。

冷凍室の容積

日立冷蔵庫 2026年モデル(R-V38YL)75L <49L>
東芝VEGETA 2025年モデル(GR-Y36YFV)82L <54L>
三菱電機冷蔵庫 2026年モデル(MR-C33N)80L <53L>
シャープ冷蔵庫 2026年モデル(SJ-P37E5)97L <57L>節水
アイリスオーヤマ大凍量Lite 2025年モデル(IRSN-I37A)96L
AQUALOOC 2026年モデル(AQR-FD7B)記載なし

冷凍室の容積で、冷凍食品や肉・魚のストック、作り置きの冷凍をどれだけ入れておけるかを左右するところです。

冷凍室はシャープ SJ-P37E5が97Lでいちばん大きく、日立 R-V38YLの75Lとは22Lの差があります。ただし食品を収めるスペースの目安で比べると、シャープ SJ-P37E5が57L、日立 R-V38YLが49Lで、差は8Lまで縮まるのです。また、冷凍室を大きく取ったシャープ SJ-P37E5は、冷蔵室では日立 R-V38YLより狭くなっています。どの部屋に容量を回すかの違いが、ここに表れているといえます。

冷凍食品や作り置きの冷凍が多いなら、シャープ SJ-P37E5かアイリスオーヤマ IRSN-I37Aを軸に考えるとよいでしょう。冷凍をそれほど使わない家庭なら、東芝 GR-Y36YFVや三菱電機 MR-C33N、日立 R-V38YLでも足りるかもしれません。

野菜室の容積

日立冷蔵庫 2026年モデル(R-V38YL)75L <49L>節水
東芝VEGETA 2025年モデル(GR-Y36YFV)70L <43L>
三菱電機冷蔵庫 2026年モデル(MR-C33N)70L <41L>
シャープ冷蔵庫 2026年モデル(SJ-P37E5)70L <42L>
アイリスオーヤマ大凍量Lite 2025年モデル(IRSN-I37A)70L
AQUALOOC 2026年モデル(AQR-FD7B)記載なし

野菜室の容積で、キャベツや大根のようにかさばる野菜や、まとめ買いした野菜をどれだけ入れておけるかがここで決まります。

野菜室は日立 R-V38YLが75Lで、ほかの4機種はそろって70Lですね。食品を収めるスペースの目安で比べても、日立 R-V38YLは49Lあり、41Lの三菱電機 MR-C33Nより8L多く取られています。差としては小さめですが、野菜を丸ごと入れたい家庭には、この余裕がありがたく感じられるでしょう。

野菜をよく買う家庭なら、日立 R-V38YLがわずかに有利です。残りの4機種は野菜室でほとんど差が付かないので、冷蔵室と冷凍室の振り分けで選びましょう。

ドア数・ドアの開き方

日立冷蔵庫 2026年モデル(R-V38YL)ドアの開き方 *1: 左開き
ドア数: 3 ドア
東芝VEGETA 2025年モデル(GR-Y36YFV)ドアの開き方 *1: 右開き
ドア数: 3 ドア
三菱電機冷蔵庫 2026年モデル(MR-C33N)ドアの開き方 *1: 右開き
ドア数: 3 ドア
シャープ冷蔵庫 2026年モデル(SJ-P37E5)ドアの開き方 *1: 左右開き
ドア数: 3 ドア
アイリスオーヤマ大凍量Lite 2025年モデル(IRSN-I37A)ドアの開き方 *1: 右開き
ドア数: 4 ドア
AQUALOOC 2026年モデル(AQR-FD7B)記載なし

ドアの開き方は、扉がどちら側に開くかを示しています。右開きは右側に壁がある場所で、左開きは左側に壁がある場所で開けやすく、左右開きはどちら側からでも開けられる方式です。ドア数は、庫内がいくつの扉で仕切られているかを表しています。

右開き・左開きは、今の置き場所に合っていれば困ることはありません。ただ、引っ越しなどで壁の位置が左右逆になると、壁と扉の間から出し入れする形になり、窮屈に感じやすいでしょう。シャープ SJ-P37E5の左右開きは、置き場所が変わっても開く向きを合わせられる点が強みといえます。また、アイリスオーヤマ IRSN-I37Aは4ドアで、3ドアのほかの4機種より扉が1枚多いぶん、庫内が細かく分かれているわけです。

置き場所の右側が壁なら東芝 GR-Y36YFV、三菱電機 MR-C33N、アイリスオーヤマ IRSN-I37Aが、左側が壁なら日立 R-V38YLが素直に合うはずです。近いうちに引っ越しや模様替えの予定がある人は、シャープ SJ-P37E5を候補に残しておくと安心でしょう。

本体質量

日立冷蔵庫 2026年モデル(R-V38YL)66 kg
東芝VEGETA 2025年モデル(GR-Y36YFV)77 kg
三菱電機冷蔵庫 2026年モデル(MR-C33N)63 kg
シャープ冷蔵庫 2026年モデル(SJ-P37E5)73 kg
アイリスオーヤマ大凍量Lite 2025年モデル(IRSN-I37A)72 kg
AQUALOOC 2026年モデル(AQR-FD7B)30㎏

本体の重さは庫内の使いやすさとは関係がなく、搬入や設置、裏側の掃除で本体を動かすときの負担に関わってきます。東芝 GR-Y36YFVの77 kgと三菱電機 MR-C33Nの63 kgでは14 kgの差があり、運び込むときの大変さはこの差の分だけ変わってくるのです。

階段での搬入が必要な住まいや、掃除のときに本体をときどき動かしたい人は、軽めの三菱電機 MR-C33Nや日立 R-V38YLを選ぶと負担が少なく済むでしょう。AQUA AQR-FD7Bは30㎏と、ほかの機種よりずっと軽い一台ですね。

年間消費電力量

日立冷蔵庫 2026年モデル(R-V38YL)336 kWh
東芝VEGETA 2025年モデル(GR-Y36YFV)記載なし
三菱電機冷蔵庫 2026年モデル(MR-C33N)338 kWh
シャープ冷蔵庫 2026年モデル(SJ-P37E5)記載なし
アイリスオーヤマ大凍量Lite 2025年モデル(IRSN-I37A)352 kWh
AQUALOOC 2026年モデル(AQR-FD7B)240省エネ

決められた条件で1年間使ったときに見込まれる電力量で、値が小さいほど電気代を抑えやすくなります。

日立 R-V38YLは336 kWhで、三菱電機 MR-C33Nの338 kWhとほぼ同じ水準です。注目したいのは、総容積が大きいのは日立 R-V38YLの方なのに、年間の電力量は2 kWh少ないところです。アイリスオーヤマ IRSN-I37Aは352 kWhで、容量の近い日立 R-V38YLより16 kWh多くなります。

容量をしっかり確保しつつ電力量も抑えたいなら、この欄では日立 R-V38YLがいちばんの候補になるでしょう。容量がそこまで要らない家庭なら、電力量が日立 R-V38YLとほとんど変わらない三菱電機 MR-C33Nも、十分に見合う選択といえます。

省エネ基準達成率

日立冷蔵庫 2026年モデル(R-V38YL)104%(2021年度)
東芝VEGETA 2025年モデル(GR-Y36YFV)105%(2021年度)
三菱電機冷蔵庫 2026年モデル(MR-C33N)101%(2021年度)
シャープ冷蔵庫 2026年モデル(SJ-P37E5)106%(2021年度)
アイリスオーヤマ大凍量Lite 2025年モデル(IRSN-I37A)101%(2021年度)
AQUALOOC 2026年モデル(AQR-FD7B)記載なし

国が定めた省エネ基準の目標値に対して、どれだけ省エネかを割合で示した値で、100%を超えていれば基準を満たしています。基準値は容量などに応じて決まるため、容量の違う機種どうしでも効率を比べやすい指標といえます。

達成率はシャープ SJ-P37E5の106%が最も高く、東芝 GR-Y36YFVの105%、日立 R-V38YLの104%と続きます。三菱電機 MR-C33Nとアイリスオーヤマ IRSN-I37Aは101%で、基準はクリアしているものの、上の3機種と比べると余裕は小さめになっています。

効率の高さを重視するなら、シャープ SJ-P37E5と東芝 GR-Y36YFVが有力でしょう。とはいえ上位と下位の開きは大きくないので、ほかの項目で決めかねたときの後押しとして使うのがおすすめです。

製氷

日立冷蔵庫 2026年モデル(R-V38YL)自動製氷: ○
急速製氷: ○
東芝VEGETA 2025年モデル(GR-Y36YFV)自動製氷: ○
急速製氷: ○
三菱電機冷蔵庫 2026年モデル(MR-C33N)○
シャープ冷蔵庫 2026年モデル(SJ-P37E5)自動製氷: ○
急速製氷: ○
アイリスオーヤマ大凍量Lite 2025年モデル(IRSN-I37A)○
AQUALOOC 2026年モデル(AQR-FD7B)記載なし

自動製氷は、給水タンクに水を入れておくと、氷を作って貯めておいてくれる機能です。急速製氷は、氷を急いで用意したいときに製氷を早める運転を指します。

自動製氷があれば、製氷皿に水を張って運ぶ手間がなくなります。夏場や来客の多い時期にも氷を切らしにくくなるでしょう。その一方で給水タンクは定期的に洗う必要があるので、手入れの手間がまったくなくなるわけではありません。

日立 R-V38YL、東芝 GR-Y36YFV、三菱電機 MR-C33N、シャープ SJ-P37E5、アイリスオーヤマ IRSN-I37Aはどれも製氷の欄に○が付いているので、氷の作り方を理由にどれかを外す必要はありません。氷をよく使う家庭も、この項目では迷わずに済みますね。

野菜室の機能

日立冷蔵庫 2026年モデル(R-V38YL)うるおい野菜室
東芝VEGETA 2025年モデル(GR-Y36YFV)記載なし
三菱電機冷蔵庫 2026年モデル(MR-C33N)うるおいキープ野菜室
シャープ冷蔵庫 2026年モデル(SJ-P37E5)シャキット野菜室
アイリスオーヤマ大凍量Lite 2025年モデル(IRSN-I37A)記載なし
AQUALOOC 2026年モデル(AQR-FD7B)記載なし

野菜をしおれさせずに長くもたせるため、各メーカーが野菜室に付けた仕組みの名前です。

日立 R-V38YLのうるおい野菜室と三菱電機 MR-C33Nのうるおいキープ野菜室は、名前のとおり野菜の乾燥を防ぐことを前に出しています。シャープ SJ-P37E5のシャキット野菜室は、野菜の歯ごたえを保つことを名前で表しているわけです。どちらの方向も、買ってきた野菜をできるだけ良い状態で使い切りたい人に向いた機能でしょう。

野菜の保存で選ぶなら、機能の名前だけでなく、野菜室の容積の欄とあわせて見てみてください。野菜をよく買う家庭なら、容積がほかより大きい日立 R-V38YLを軸に考えるとよいでしょう。

冷凍室の機能

日立冷蔵庫 2026年モデル(R-V38YL)急速冷凍: ○
東芝VEGETA 2025年モデル(GR-Y36YFV)急速冷凍: ○
解凍モード: ○
三菱電機冷蔵庫 2026年モデル(MR-C33N)記載なし
シャープ冷蔵庫 2026年モデル(SJ-P37E5)急速冷凍: ○
アイリスオーヤマ大凍量Lite 2025年モデル(IRSN-I37A)急速冷凍: ○
AQUALOOC 2026年モデル(AQR-FD7B)記載なし

急速冷凍は、食品を短い時間で凍らせて、肉や魚の味や食感が落ちるのを抑えるための運転です。解凍モードは、凍らせた食品を解凍するための運転を指します。

急速冷凍は、特売でまとめ買いした肉や魚、作り置きのおかずを自分で冷凍する家庭ほど出番が増える機能といえます。反対に、市販の冷凍食品を買ってきて入れておく使い方が中心なら、使う場面はそれほど多くないかもしれません。

冷凍の使い方で機種を絞るなら、機能の欄よりも冷凍室の容積で比べたほうが差がはっきりします。まずは冷凍室の大きいシャープ SJ-P37E5とアイリスオーヤマ IRSN-I37Aから見比べてみてください。

チルド・冷蔵室の機能

日立冷蔵庫 2026年モデル(R-V38YL)チルド室: ○
東芝VEGETA 2025年モデル(GR-Y36YFV)チルド室: ○
三菱電機冷蔵庫 2026年モデル(MR-C33N)チルド室: ○
シャープ冷蔵庫 2026年モデル(SJ-P37E5)チルド室: ○
アイリスオーヤマ大凍量Lite 2025年モデル(IRSN-I37A)記載なし
AQUALOOC 2026年モデル(AQR-FD7B)ー

チルド室は冷蔵室の中でも温度を低めに保つ部屋で、肉や魚、乳製品などを冷蔵室の棚に置くより鮮度を保ちやすくしてくれます。

チルド室の容積は三菱電機 MR-C33Nが18Lで、日立 R-V38YLの11Lより7L大きく取られています。ただ、冷蔵室全体で見ると日立 R-V38YLの方が広く、チルド室とは大小が入れ替わっているわけです。肉や魚の置き場を広く取るか、冷蔵室全体の広さを取るかで、この2機種のどちらが合うかは分かれます。

肉や魚をまとめ買いしてチルドで保存することが多いなら三菱電機 MR-C33N、冷蔵室の棚を広く使いたいなら日立 R-V38YLが合うでしょう。東芝 GR-Y36YFVとシャープ SJ-P37E5のチルド室は、その2機種の間の大きさに収まっていますね。

清潔・脱臭

日立冷蔵庫 2026年モデル(R-V38YL)○
東芝VEGETA 2025年モデル(GR-Y36YFV)記載なし
三菱電機冷蔵庫 2026年モデル(MR-C33N)脱臭: ○
除菌: ○
シャープ冷蔵庫 2026年モデル(SJ-P37E5)脱臭: ○
除菌: ○
アイリスオーヤマ大凍量Lite 2025年モデル(IRSN-I37A)記載なし
AQUALOOC 2026年モデル(AQR-FD7B)記載なし

脱臭は庫内にこもったにおいを抑える機能、除菌は庫内の菌を減らして清潔に保つための機能を指します。どちらも容量や冷え方とは別に、食品どうしのにおい移りや庫内の清潔さに関わる項目といえます。

脱臭が働けば、においの強い作り置きと、においを吸いやすい氷やバターを同じ庫内に入れても、気を使う場面が減りますよね。除菌は効き目が目に見えにくいものの、食べかけや下ごしらえを済ませた食材をしばらく置いておく家庭には安心材料になるでしょう。

清潔・脱臭はこの6機種の優劣を分ける項目ではないので、決め手にしないほうが選びやすいでしょう。まずは容量の振り分けや消費電力量で候補を絞り込んでみてください。

同じ幅60cmでも、容量をどの室に割くかで性格が分かれます

幅60cmという同じ条件で並べても、330L以上の5機種の定格内容積はR-V38YLの375LからMR-C33Nの330Lまで、45Lの開きがあります。ただ、それ以上にはっきり違うのが、冷蔵室・冷凍室・野菜室への容量の振り分け方なのです。

置ける幅が決まっている以上、総容量の大小よりも、自分がよく使う室が広いかどうかで見たほうが納得して選べるのではないでしょうか。

冷蔵室と野菜室を広く取っているのはR-V38YLで、冷蔵室の225Lは次に広いSJ-P37E5の207Lより18L大きくなっています。反対に冷凍室を広く取っているのがSJ-P37E5とIRSN-I37Aです。

97Lと96LはGR-Y36YFVの82Lと比べても14L以上大きく、冷凍を重視した配分といえます。平日は冷凍食品や作り置きでまかなうのか、毎日のように生鮮食品を買い足すのか、ご自宅の買い物の仕方を思い浮かべてみてください。

MR-C33Nは少し変わった配分です。冷蔵室は180Lと5機種で最も小さい一方、チルドルームは18Lで、GR-Y36YFVの15L、SJ-P37E5の14L、R-V38YLの11Lを上回っています。

冷蔵室全体の広さより、肉や魚を使う日まで低温で置いておける場所を優先したい家庭には、この配分のほうが使いやすいかもしれません。冷蔵室の広さだけで比べると見落としやすい点ですね。

年間消費電力量は、72Lの機種と330L以上の機種で大きく開きます

AQR-FD7Bは年間消費電力量で抜きん出ていますが、定格内容積72Lの機種と330L以上の機種とでは、そもそも暮らしの中での役割が違います。AQR-FD7Bを選ぶかどうかは、消費電力量より先に、その容量で毎日の食材が収まるかどうかで決まるといえます。

消費電力量の数字だけで決める前に、ふだん冷蔵庫に入れている量を思い浮かべてみましょう。

R-V38YL、MR-C33N、IRSN-I37Aの3機種で比べると、年間消費電力量はR-V38YLの336kWhがいちばん少なく、MR-C33Nとの差は2kWh、IRSN-I37Aとの差も16kWhにとどまります。AQR-FD7Bとの開きに比べれば小さな差ですから、この3機種の間で迷っているなら、消費電力量より容量の配分を優先して決めてしまってよいでしょう。

330L以上の5機種は、省エネ基準達成率(いずれも2021年度)がどれも100%を上回っていて、数字が大きいほど基準より省エネに作られていることを示します。中でもSJ-P37E5の106%とGR-Y36YFVの105%が上位に並ぶといえます。

一方、2026年発売のMR-C33NはIRSN-I37Aと並んで最も低い101%で、新しい機種ほど数字が高いとは限らない点は覚えておきたいところですね。

ドアの開く向きと本体の重さも、すき間選びの決め手になります

限られたすき間に置く冷蔵庫では、ドアがどちらに開くかが毎日の使い勝手を左右します。R-V38YLは左開き、GR-Y36YFVとMR-C33NとIRSN-I37Aは右開きです。

右開きは右側が壁になる置き方、左開きは左側が壁になる置き方と組み合わせると、開けた扉が動線の邪魔になりにくいのです。SJ-P37E5は左右開きなので、壁がどちら側に来ても合わせられるわけです。

キッチンの左右どちらが壁になるかで、候補はかなり絞れますよね。

本体質量は、330L以上の5機種のうち最も軽いMR-C33Nと最も重いGR-Y36YFVの間に14kgの差があります。階段を使って運び込む住まいや、数年ごとに引っ越す暮らしでは、この差が運び込むときの負担として効いてくるでしょう。

AQR-FD7Bは30㎏で、MR-C33Nと比べても33kg軽く、扱いやすさでは330L以上の機種とは別物といえます。

まとめ

電気代を抑えたいならAQR-FD7B、野菜をたくさん入れたいならR-V38YLを選ぶのが近道です。ただしAQR-FD7Bは定格内容積が72Lで、ほかの5機種とは容量の規模がまったく違います。

一人暮らし用や二台目の冷蔵庫として考えるのがよいでしょう。330L以上の5機種は、冷蔵室・冷凍室・野菜室のどこに容量を多く割いているかで性格が分かれるので、よく使う室の広さから選んでみてください。

目的別に選ぶなら

電気代を抑えたい

AQUA LOOC 2026年モデル(AQR-FD7B)

年間消費電力量240

AQR-FD7Bの年間消費電力量は240で、次に少ないR-V38YLの336kWhより96kWh少なく収まっています。冷蔵庫は一年中電源を入れたまま使う家電ですから、この差は毎年そのまま積み重なっていくわけです。

その代わり定格内容積は72LでR-V38YLより303L小さいので、この容量で足りる一人暮らしの方や、飲み物・作り置き用の二台目を探している方に合っているでしょう。

野菜をたくさん入れたい

日立 冷蔵庫 2026年モデル(R-V38YL)

野菜室の容積75L <49L>

R-V38YLの野菜室は75Lで、ほかの4機種はどれも70Lなので5L広く取られています。かさばる葉物や根菜を週末にまとめて買う家庭なら、野菜室に入りきらない分を冷蔵室へ回すことが減るはずです。

冷蔵室も225Lで並べた中で最も広く、生鮮食品をたくさん買う家庭と相性のよい一台ですよね。

どれを選ぶべきか

日立冷蔵庫 2026年モデル(R-V38YL)

冷蔵室と野菜室の広さで並べた中のトップに立つ機種で、生鮮食品を中心に自炊する家庭に向くでしょう。一方で冷凍室は75Lと330L以上の5機種でいちばん小さく、冷凍室が最も広いSJ-P37E5とは22Lの差があります。

冷凍食品や作り置きを多くストックする人には物足りないかもしれません。ドアは左開きなので、置き場所の左側が壁になるキッチンに合わせやすい機種といえます。

日立冷蔵庫 2026年モデル(R-V38YL)

東芝VEGETA 2025年モデル(GR-Y36YFV)

定格内容積356Lに冷凍室82L、チルドルーム15Lと、どの室も中くらいの広さを確保したバランス型の機種です。省エネ基準達成率は105%(2021年度)でSJ-P37E5に次ぐ高さですから、どれか一つの室に偏らない配分で、効率も重く見たい家庭に向くでしょう。

弱いところは本体質量で、77kgは6機種で最も重く、階段を使った搬入や引っ越しでは負担が大きくなりそうです。

東芝VEGETA 2025年モデル(GR-Y36YFV)

三菱電機冷蔵庫 2026年モデル(MR-C33N)

2026年発売の新しいモデルで、チルドルームは18LとR-V38YLより7L大きく、本体質量も63kgと330L以上の5機種で最も軽く作られています。肉や魚を使う日まで低温で置いておきたい人や、運び込みやすさを重く見る人に向くでしょう。

ただし定格内容積330Lと冷蔵室180Lはどちらも330L以上の5機種でいちばん小さく、省エネ基準達成率も101%(2021年度)でIRSN-I37Aと並んで最も低くなっています。新しさだけで選ぶと容量と効率の両方で見劣りする点は、押さえておきたいところです。

三菱電機冷蔵庫 2026年モデル(MR-C33N)

シャープ冷蔵庫 2026年モデル(SJ-P37E5)

冷凍室は97Lと並べた中で最も広く、省エネ基準達成率も106%(2021年度)と高い水準にあります。ドアは左右どちらからも開けられるので、冷凍食品をまとめ買いする家庭や、引っ越しで置き場所が変わるかもしれない人に向くでしょう。

気になるのは野菜室がR-V38YLより5L小さい70Lであることと、本体質量が73kgとGR-Y36YFVに次いで重いことです。階段で運び込む住まいでは、この重さが負担になるかもしれません。

シャープ冷蔵庫 2026年モデル(SJ-P37E5)

アイリスオーヤマ大凍量Lite 2025年モデル(IRSN-I37A)

3ドアの機種より扉が1枚多い4ドア機で、冷凍室は96LとSJ-P37E5まであと1Lに迫る広さがあります。定格内容積も370Lと大きいので、冷凍のストックを多めに持ちながら、扉ごとに中身を分けて整理したい家庭に向くでしょう。

その反面、年間消費電力量は352kWhでR-V38YLより16kWh多く、省エネ基準達成率も101%(2021年度)にとどまるため、効率を重く見る人には分が悪い機種といえます。

アイリスオーヤマ大凍量Lite 2025年モデル(IRSN-I37A)

AQUALOOC 2026年モデル(AQR-FD7B)

定格内容積72L、冷蔵室44L、本体質量30㎏と、330L以上の機種とは規模がまったく異なります。消費電力量を抑えながら一人分の食材や飲み物を冷やせれば十分という人や、メインの冷蔵庫に足す二台目を探している人に向くでしょう。

反対に、家族の食材をまとめ買いしてしまっておく使い方には容量が足りず、ほかの5機種とは別の種類の冷蔵庫と考えたほうがよいはずです。

AQUALOOC 2026年モデル(AQR-FD7B)

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