コロナの新型CDM-F1026は買い?|乾燥の速さ・軽さ・タンク容量で選ぶ9L除湿機4機種
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今回比較するのはこちらの4機種
コロナどこでもクーラー 2026年モデル(CDM-F1026)
コロナどこでもクーラー 2024年モデル(CDM-F1024)
トヨトミ除湿機 2026年モデル(TD-ZB90R)
シャープコンパクトクール 2024年モデル(CM-S100)
項目ごとの比較
除湿方式
除湿方式は、空気から水分を取り出す仕組みの違いを表しています。コンプレッサー式は空気を冷やして水分を結露させ、デシカント式はゼオライトという乾燥剤に水分を吸わせてから、ヒーターで温めて取り出すのです。
コンプレッサー式は気温の高い梅雨から夏にかけて力を出しやすく、室温の上がり方も小さめな反面、寒い時期は除湿の力が落ちやすくなります。デシカント式はその逆で、冬の冷えた部屋でも除湿しやすい一方、ヒーターを使うぶん室温が上がりやすく、消費電力もかさみやすいのが弱点といえます。
コロナの2機種とシャープ CM-S100はコンプレッサー式で、トヨトミ TD-ZB90Rだけがデシカント式です。梅雨から夏の部屋干しが中心ならコンプレッサー式の3機種、冬場の寒い部屋で使う機会が多いならトヨトミ TD-ZB90Rが候補になるでしょう。
定格除湿能力
1日あたりの除湿能力: 9 L
1日あたりの除湿能力: 9 L
1日あたりの除湿能力: 9 L
1日あたりの除湿能力: 9 L
定格除湿能力は、決められた温度・湿度の条件で1日に取り除ける水の量で、畳数はその能力で受け持てる部屋の広さの目安です。50/60Hzは電源周波数のことなので、東日本ならおおむね50Hz、西日本なら60Hzの値を見ておきましょう。
1日9 Lという除湿能力は4機種で共通なので、湿気を取る力そのものでは差が付きません。そのぶん、乾燥時間や重さ、タンク容量のほうが選ぶ決め手になってくるわけです。
除湿能力では4機種が横並びといえます。木造11畳・鉄筋23畳までの部屋なら、どれを選んでも目安の範囲に収まります。
衣類乾燥時間
衣類乾燥時間は、部屋干しした洗濯物が乾き終わるまでにかかる時間です。短いほど湿ったまま干されている時間が減るので、生乾きのにおいも抑えやすくなるといえます。
新型のコロナ CDM-F1026は約119分で、旧型のコロナ CDM-F1024の約199分より約80分短くなりました。夜に洗濯して寝る前に乾かし終えたい家庭なら、この差ははっきり効いてくるでしょう。シャープ CM-S100は約120分、トヨトミ TD-ZB90Rは約125分で、コロナ CDM-F1026との差は1分と6分にとどまります。
この比較表でコロナ CDM-F1026とコロナ CDM-F1024に差があるのは乾燥時間だけなので、新型を選ぶ理由はここに集まっているといえます。乾く速さではシャープ CM-S100とトヨトミ TD-ZB90Rも新型とほぼ並ぶので、この3機種の中ではタンク容量や重さで選び分けてみてください。
運転音
運転音は、運転中の音の大きさをdB(デシベル)で表した値で、数字が小さいほど静かです。夜に部屋干しで回すなら、除湿時よりも衣類乾燥時の値のほうが気になるところですよね。
コロナの2機種は除湿時42dB、衣類乾燥時48dBで、新旧で値は変わりません。シャープ CM-S100は弱運転なら除湿・衣類乾燥とも40dBに収まる一方、強運転の衣類乾燥では51/54dBとなり、コロナの48dBより50Hzで3dB、60Hzで6dB大きくなります。
コロナ CDM-F1026は、旧型と同じ音の大きさのまま乾燥時間が短くなったわけです。シャープ CM-S100は、寝室などで静かさを優先したい場面なら弱運転の40dBが頼りになるでしょう。
排水タンク容量
排水タンク容量は、除湿で取った水をためておけるタンクの大きさです。大きいほど水を捨てる回数が減り、外出中や寝ている間も長く続けて運転しやすくなるわけです。
コロナの2機種は5.8 Lで、トヨトミ TD-ZB90Rより1.8 L、シャープ CM-S100より3.3 L多く水をためられます。その代わり、タンクが大きいほど満水のときに運ぶ水は重くなるので、1回ごとの水捨ては小さいタンクのほうが軽く済むのです。
水捨ての手間を減らしたいなら、新旧のコロナ2機種がいちばん有利ですね。シャープ CM-S100は2.5 Lと4機種でいちばん小さいので、こまめに水を捨てられる場所で使うのが向いているでしょう。
ルーバー・送風
ルーバーは吹き出し口の羽根で、風を送る向きと広がりを変える部分です。衣類乾燥では、干した洗濯物のどこまで風が届くかを決める大事なところです。
広い角度で送れば、たくさん干した洗濯物にまとめて風が届き、狭く絞れば厚手の衣類など乾きにくい部分に風を集められます。ワイドの角度はトヨトミ TD-ZB90Rが約130°で、コロナの2機種の80°より約50°広くなっています。シャープ CM-S100は上下・上向き・広角を切り替えて、物干しの高さや並べ方に合わせて向きを変えられるのが持ち味といえます。
洗濯物を横に長く並べて干すことが多いなら、ワイドの角度が広いトヨトミ TD-ZB90Rが合うかもしれません。コロナ CDM-F1026とコロナ CDM-F1024はルーバーの角度が同じなので、この項目では新旧の違いを気にしなくてよいでしょう。
質量
本体が軽いほど、洗面所や寝室、リビングへと部屋をまたいで運ぶのが楽になりますよね。トヨトミ TD-ZB90Rは8.2 kgと、コロナの2機種より4.8 kg、シャープ CM-S100より4.3 kg軽いのが強みといえます。一方でコロナの2機種は13 kgと4機種でいちばん重く、12.5 kgのシャープ CM-S100とも0.5 kgしか違いません。
コロナ CDM-F1026は旧型と同じ13 kgで、新型になっても軽くはなっていません。部屋をまたいで動かす機会が多いならトヨトミ TD-ZB90R、置き場所をほぼ決めて使うならコロナ CDM-F1026でも重さは気になりにくいでしょう。
コロナの新旧で違うのは、衣類乾燥にかかる時間です
CDM-F1026とCDM-F1024を並べると、除湿方式・除湿能力・運転音・排水タンク容量・ルーバー・質量の値はすべて同じです。仕様の上で差が出ているのは衣類乾燥時間だけで、新型は約119分、前モデルは約199分となっています。
裏を返せば、新型で数値が後退した項目はひとつもないわけです。
約80分の差は、夜に干した洗濯物が寝る前に乾き終わるかどうかを左右しかねない長さですよね。部屋干しのたびに衣類乾燥モードを使う家庭なら、新型を選ぶ理由はこの一点で十分かもしれません。
反対に、部屋の湿気取りが主な目的で衣類乾燥はあまり使わない人にとっては、両機種の違いはほとんどないといえます。
乾く速さは、CDM-F1024を除く3機種でほぼ横並びです
1日あたりの除湿能力は4機種とも9 Lで、除湿できる広さの目安にも木造11畳・鉄筋23畳という同じ数字が並びます。除湿方式はTD-ZB90Rだけがデシカント(ゼオライト)式で、ほかの3機種はコンプレッサー式です。
湿気を取る力そのものでは差がつかないので、選ぶときは乾燥時間や重さ、タンクの大きさに目を向けましょう。
衣類乾燥時間はCM-S100が約120分、TD-ZB90Rが約125分で、CDM-F1026との差はそれぞれ約1分と約6分にとどまります。洗濯物が乾くまでの待ち時間で見れば、この3機種はほぼ同じと受け取ってかまわないでしょう。
CDM-F1024だけが、乾燥の速さではほかの3機種から大きく離されているのです。
重い機種ほどタンクが大きい、とは限りません
質量はコロナの2機種が13 kg、CM-S100が12.5 kg、TD-ZB90Rが8.2 kgです。排水タンク容量を重ねてみると、いちばん重いコロナの2機種が5.8 Lで最も大きいのに対し、2番目に重いCM-S100は2.5 Lと4機種でいちばん小さくなっています。
CM-S100はコロナの2機種より0.5kg軽いだけなのに、タンクは3.3L少ないわけです。
一方のTD-ZB90Rは4機種でいちばん軽いうえに、タンクは4 LでCM-S100より1.5L多く水をためられます。重さとタンクの大きさは、片方を取ればもう片方を諦めるという単純な関係にはなっていないのですね。
置き場所をほとんど動かさないならタンクの大きいコロナの2機種、あちこちへ動かすならTD-ZB90R、という分け方がいちばん分かりやすいでしょう。
CM-S100を選ぶ理由は、重さやタンクの大きさではなく、乾燥の速さと弱運転での静かさに見いだすことになるはずです。水を捨てに行く回数が多少増えても気にならない人なら、十分に候補へ入れてよいでしょう。
運転音と送風の向きは、使う時間帯と干し方に合わせて見ましょう
コロナの2機種の運転音は除湿時が42dB、衣類乾燥時が48dBで、50Hzでも60Hzでも同じ値です。CM-S100は強と弱で値が分かれていて、弱なら除湿・衣類乾燥とも40/40dB、強では衣類乾燥時に51/54dBまで上がります。
CM-S100なら、寝室で夜通し回すときは弱、昼間に一気に乾かしたいときは強、という使い分けを考えておきましょう。
風の送り方を見ると、TD-ZB90Rはワイドが約130°、上方向と前方向がそれぞれ約70°です。物干しの幅いっぱいに洗濯物を広げる家庭なら、このワイドの広さが生きてくるはずです。
コロナの2機種はワイド80°・スポット40°なので、乾きにくい厚手の衣類に風を集めたいときはスポットに切り替える使い方になるでしょう。
CM-S100の風向きは上下・上向き・広角です。上に吊るした洗濯物を狙うのか、部屋全体に風を回すのか、場面に応じて向きを変えられるということですね。
干す量や干す高さを思い浮かべながら、各機種の風向きを見比べてみてください。
まとめ
部屋から部屋へ持ち運んで使うなら、4機種でいちばん軽いトヨトミのTD-ZB90Rが第一候補になるでしょう。排水の回数を減らしたいなら、5.8 Lの大きなタンクを持つコロナのCDM-F1026かCDM-F1024を選ぶのが近道です。
コロナの2機種は仕様上の違いが衣類乾燥時間だけで、部屋干しの多い家庭なら約80分早く乾く新型のCDM-F1026に分があるといえます。
目的別に選ぶなら
部屋から部屋へ移して使いやすい軽さがほしい
トヨトミ 除湿機 2026年モデル(TD-ZB90R)
| 質量 | 8.2 kg |
|---|
トヨトミのTD-ZB90Rは質量が8.2 kgで、次に軽いシャープのCM-S100より4.3kg、コロナの2機種より4.8kg軽くなっています。リビングで使ったあとに寝室や洗面所へ移す動きを毎日くり返すなら、持ち上げるたびの負担はこの差の分だけ小さくなるはずです。
季節や干す場所に合わせて置き場所を変えたい人は、まずこの機種から検討してみてください。
排水の回数を減らしたい
コロナ どこでもクーラー 2026年モデル(CDM-F1026)
コロナ どこでもクーラー 2024年モデル(CDM-F1024)
| 排水タンク容量 | 5.8 L |
|---|
コロナのCDM-F1026とCDM-F1024は、どちらも排水タンク容量が5.8 Lあります。次に大きいトヨトミのTD-ZB90Rの4 Lより1.8L、シャープのCM-S100の2.5 Lより3.3L多く水をためられるので、タンクを空けに行く回数はそのぶん減らせるわけです。
梅雨どきに部屋干しで長く回す家庭ほど、このタンクの大きさが日々の手間の差になって表れるでしょう。
どれを選ぶべきか
コロナどこでもクーラー 2026年モデル(CDM-F1026)
CDM-F1026は衣類乾燥時間が約119分と4機種でいちばん短く、タンクも前モデルと並んで最大の5.8 Lなので、乾燥の速さと排水の手間の少なさを両方求める人に向く機種といえます。除湿能力や運転音は前モデルと同じ値のまま、乾燥時間だけが縮んでいるのも見逃せないところです。
ただし質量は13 kgでTD-ZB90Rより4.8kg重く、部屋から部屋へ頻繁に運ぶ使い方では負担を感じやすいでしょう。
コロナどこでもクーラー 2024年モデル(CDM-F1024)
CDM-F1024を新型のCDM-F1026と比べると、違うのは衣類乾燥時間だけで、除湿能力・運転音・タンク容量・質量・ルーバーはすべて同じ値です。部屋の湿気取りが主な使い道で、衣類乾燥モードはたまに使う程度という人なら、こちらでも用は足りるかもしれません。
弱いのはその衣類乾燥時間で、約199分は4機種でいちばん長く、新型より約80分余計にかかります。
トヨトミ除湿機 2026年モデル(TD-ZB90R)
TD-ZB90Rは4機種で唯一のデシカント(ゼオライト)式で、質量は8.2 kgと最も軽く、部屋を移しながら使いたい人にまずすすめたい機種です。衣類乾燥時間も約125分で、CDM-F1026との差は約6分ですから、軽さと引き換えに乾く速さを大きく犠牲にしているわけではありません。
弱いところは排水タンクで、4 Lとコロナの2機種より1.8L小さいため、長時間回す日は水を捨てる回数が少し増えるでしょう。
シャープコンパクトクール 2024年モデル(CM-S100)
CM-S100は衣類乾燥時間が約120分で、CDM-F1026とほぼ並ぶ速さです。運転音は弱運転なら除湿・衣類乾燥とも40/40dBまで下がるため、寝室や在宅中に静かに回したい人に合うでしょう。
その一方で、排水タンクは2.5 Lと4機種で最も小さく、質量も12.5 kgでTD-ZB90Rより4.3kg重いので、排水の手間と持ち運びの両方で見劣りする点は押さえておきましょう。



