日立と東芝の炊飯器、省エネ性で選ぶならどちらが買い?|RZ-Z100JMとRC-10MGA【2026年9月】
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今回比較するのはこちらの2機種
日立ふっくら御膳 2025年モデル(RZ-Z100JM)
日立RZ-Z100JMは、最高1.5気圧の圧力と大火力のIHに、スチームを組み合わせて炊き上げる炊飯器です。炊飯中に出る蒸気を抑える蒸気カット構造を採用していて、見た目は艶のある高級感を持たせた仕上げになっています。
炊き方は「極上」コースを中心に、白米や玄米、雑穀米、麦ごはんなど好みや用途に合わせて選べる複数の炊飯コースが用意されているんです。京の米老舗「八代目儀兵衛」が理想とする炊き上がりをめざして開発された製品です。
独自の機能
- 蒸気カット炊飯中に出る蒸気を抑える構造になっていて、蒸気を気にせず置ける場所の選択肢が広がります。
- 極上コース(新米・すしめし)新米やすしめしに合わせて炊き方を選べる専用コースがあります。
- 冷凍用コース冷凍保存を前提にした炊き方を選べるコースがあります。
- スチーム保温40時間保温を「低」に設定した場合、スチームを使って40時間保温できます。
東芝真空圧力IH 2026年モデル(RC-10MGA)
RC-10MGAは、真空圧力IHで炊き上げるトップジャー炊飯器です。かまど炊きの熱の伝わり方を参考にした連続加熱によって、ごはん全体に熱を行き渡らせます。
内釜は丸みと厚みを持たせた形状にして、旨みを引き出す工夫がされているのがわかります。カラーはグランブラックとグランホワイトの2色から選べます。
独自の機能
- 真空圧力IH内釜の中を真空にしてから圧力をかけて炊き上げる方式です。
- 連続加熱かまど炊きの熱の伝わり方にならい、炊飯中に加熱を続けます。
- 丸底の厚手内釜丸みと厚みを持たせた内釜で、旨みを引き出します。
- 自立式しゃもじ付属のしゃもじは自立する形になっているため、置き場所を選ばずに置けます。
項目ごとの比較
消費電力量(炊飯時・1回)25.5Wh差
消費電力量(炊飯時)は、白米を1回炊くのに実際に使う電力量で、電気代に直結する数値です。
この値が小さいほど、1回の炊飯にかかる電気代は抑えられます。差自体は小さくても、炊飯を毎日おこなう家庭では積み重なっていくはずです。
日立 RZ-Z100JMが153Wh、東芝 RC-10MGAのエコ炊飯が178.5Whで、日立の方が25.5Wh少なく済みます。東芝には白米 匠炊き ふつうで188.4Whという表記もあります。
消費電力量(保温時・1時間)2.3Wh差
消費電力量(保温時)は、炊き上がった後に1時間保温を続けたときに使う電力量です。
この値が小さいほど、長時間の保温にかかる電気代を抑えられます。保温をほとんど使わない家庭にとっては、差があってもあまり影響しないでしょう。
東芝 RC-10MGAのエコ炊飯が14.3Wh、日立 RZ-Z100JMが16.6Whで、東芝の方が1時間あたり2.3Wh少なく済みます。
年間消費電力量4kWh差
年間消費電力量は、炊飯と保温を含めて1年間使い続けたときの電力量の目安です。
この値が小さいほど、年間を通じた電気代の負担は軽くなります。日々の消費電力量の差が積み重なった結果として表れる数値だといえます。
日立 RZ-Z100JMが81.2kWh、東芝 RC-10MGAが85.2kWhで、日立の方が年間4kWh少なく済みます。
省エネ基準達成率2%差
省エネ基準達成率は、国が定めた省エネ基準に対してどれだけ上回っているかを示す割合で、100%を超えているほど基準に対して余裕があります。
この数値が高いほど省エネ基準への適合度は高くなりますが、どちらも100%を超えており、差自体は小さめです。
日立 RZ-Z100JMが103%、東芝 RC-10MGAのエコ炊飯が105%で、東芝の方が2ポイント上回ります。両機種とも基準を上回っているのです。
本体の大きさ
本体の奥行・高さは、キッチンや炊飯器を置くスペースに収まるかどうかを確認するための数値です。
本体が大きいと置き場所を選びますが、その分内部の余裕や機能に反映されている場合もあります。
日立 RZ-Z100JMは奥行30.2cm・高さ23.4cm、東芝 RC-10MGAは奥行326mm・高さ220mmです。設置予定のスペースと照らし合わせて確かめてみてください。
消費電力(炊飯時)20W差
消費電力(炊飯時)は炊飯中に使う電力の大きさを示す値で、下の消費電力量(Wh)とは別の指標です。
この値が大きいと瞬間的に使う電力は増えますが、炊飯時間自体が短くなっている場合もあるため、これだけで電気代の多寡は決まりません。
日立 RZ-Z100JMが1,400W、東芝 RC-10MGAが1420Wで、差は20Wとわずかです。この項目でどちらかを選ぶ決め手にはならないでしょう。
質量0.5kg差
軽い方が持ち上げたり移動させたりする負担は少なくなりますが、その分本体の作りや保温性能に違いが出ている可能性もあります。
東芝 RC-10MGAが約5.5kg、日立 RZ-Z100JMが6.0kgで、東芝の方が軽くなっています。
炊飯容量
- 炊飯容量:
- 1.0L(5.5合)
- 0.09~1.0L
- 最大炊飯容量 L: 1.0L
- 1.0L(約5.5合)
炊飯容量は一度に炊ける米の量の上限を表す値で、日常の炊く量に対して余裕があるかどうかの目安になります。
日立 RZ-Z100JMも東芝 RC-10MGAも最大1.0L(5.5合)で、値は同じです。日立には少量炊飯に対応する0.09~1.0Lという範囲の記載もあります。
炊飯できる量はほぼ同じです
RZ-Z100JMの炊飯容量は1.0L(5.5合)で、対応範囲は0.09L~1.0Lと示されています。RC-10MGAの炊飯容量も1.0L(約5.5合)なので、最大で炊ける量はどちらもほぼ同じです。
炊ける量を基準に選ぶなら、この2機種の間に大きな違いはありません。容量だけで迷う必要はなく、他の項目で判断すると良さそうです。
消費電力量は炊飯時と保温時で明暗が分かれます
炊飯時の消費電力はRZ-Z100JMが1,400W、RC-10MGAが1420Wで、差は20Wです。数値としては近く、瞬間的な電力の大きさに大きな違いはないといえます。
実際に1回炊飯したときの消費電力量で見ると、RZ-Z100JMは153Whです。RC-10MGAはエコ炊飯で178.5Wh、白米匠炊きふつうで188.4Whなので、エコ炊飯と比べても25.5Whの差がRZ-Z100JM側に付きます。
毎回の炊飯でこの差が生まれるので、頻繁に炊飯する家庭ほど積み重なっていく数値ではないでしょうか。
一方、保温時の消費電力量は1時間あたりRZ-Z100JMが16.6Wh、RC-10MGAはエコ炊飯で14.3Whとなっていて、こちらは2.3WhぶんRC-10MGAが上回ります。炊きたてをすぐ食べずに保温する時間が長い家庭では、この差の意味合いが大きくなってきますよね。
年間消費電力量はRZ-Z100JMが81.2kWh、RC-10MGAが85.2kWh(区分B)で、差は4kWhです。省エネ基準達成率で見るとRZ-Z100JMが103%、RC-10MGAはエコ炊飯で105%なので、基準に対する余裕という点では2%ぶんRC-10MGAが上回ります。
炊飯そのものの消費電力量と、年間を通じた省エネ性のどちらを重視するかで、見るべき数値を決めておきましょう。
加熱方式はそれぞれ異なる仕組みを使っています
RZ-Z100JMは最高1.5気圧の圧力とスチームを使って炊き上げます。加熱は底面IHヒーター・側面ヒーター・ふたヒーターの3方向から行う構成です。
RC-10MGAは真空圧力IHという加熱方式を採用しています。圧力をかけながら炊き上げる点は共通する部分ですが、真空という工程を組み合わせているのがRC-10MGAの特徴といえるでしょう。
本体サイズと質量の差はわずかです
本体の奥行きはRZ-Z100JMが30.2cm、RC-10MGAが326mmで、差は24mmです。本体の高さはRZ-Z100JMが23.4cm、RC-10MGAが220mmで、差は14mmです。
数センチ・数ミリ単位の差なので、置き場所に与える影響はわずかです。キッチンの決まったスペースに置く場合でも、大きな支障にはなりにくい範囲ではないでしょうか。
質量はRZ-Z100JMが6.0kg、RC-10MGAが約5.5kgで、差は0.5kgです。持ち上げたり置き場所を変えたりする機会がある家庭では、この0.5kgの差が体感に表れることもあるかもしれません。
まとめ
日立RZ-Z100JMと東芝RC-10MGA(2026年モデル)は、どちらも1.0L(5.5合)を炊ける圧力IH系の炊飯器です。炊飯時と年間の消費電力量はRZ-Z100JMが少なく、保温時の消費電力量と省エネ基準達成率はRC-10MGAが上回ります。
本体サイズや質量の差はわずかなので、消費電力量のどの場面を重視するかで選び方が変わってきます。
いちばん差が出る項目
消費電力量(炊飯時・1回)
RZ-Z100JM のほうが 25.5Wh、省エネです。
| 日立 RZ-Z100JM | 153Wh |
|---|---|
| 東芝 RC-10MGA | 178.5(エコ炊飯)188.4(白米 匠炊き ふつう) |
消費電力量(保温時・1時間)
RC-10MGA のほうが 2.3Wh、省エネです。
| 日立 RZ-Z100JM | 16.6Wh |
|---|---|
| 東芝 RC-10MGA | 14.3Wh(エコ炊飯) |
年間消費電力量
RZ-Z100JM のほうが 4kWh、省エネです。
| 日立 RZ-Z100JM | 81.2kWh |
|---|---|
| 東芝 RC-10MGA | 85.2kWh/年 区分:B |
どちらのメーカーを選ぶか
日立RZ-Z100JM が向く人
炊飯のたびに使う消費電力量を少しでも抑えたい人には、153Whで炊けるRZ-Z100JMが向いています。年間消費電力量も81.2kWhとRC-10MGAより4kWh少ないので、日々の炊飯を積み重ねていく使い方に合っているといえます。
東芝RC-10MGA が向く人
保温している時間が長い家庭では、1時間あたり14.3Whで保温できるRC-10MGAの方が有利です。省エネ基準達成率も105%とRZ-Z100JMの103%を上回っているので、保温を含めた省エネ性を重視するならRC-10MGAを選択肢に入れてみてください。



