東芝 エアコンは新モデルが買い?小ささと効率の引き換えを比べる|RAS-V562DZとRAS-V562DR【2026年9月】
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今回比較するのはこちらの2機種
東芝大清快 2026年モデル(RAS-V562DZ)
- 発売2026年2月
東芝大清快 2025年モデル(RAS-V562DR)
- 発売2025年10月
項目ごとの比較
暖房能力 > 低温暖房能力2kW差
低温暖房能力は、外の気温が低いときにどれだけ暖房の力を出せるかを示す値です。冬の冷え込みが厳しい地域では、この値が暖房の頼りになるかどうかを左右します。
RAS-V562DRはRAS-V562DZより2kW高い低温暖房能力を持っています。真冬の朝や寒冷な地域でも部屋を暖めやすくなる一方で、室外機は高さが163mm大きくなり、置き場所を多く取ります。
冬の寒さが厳しい地域で、エアコンを主な暖房にしたい人にはRAS-V562DRが合うでしょう。冬の冷え込みが穏やかな地域で、暖房を補助的に使う人ならRAS-V562DZでも用途に合わせやすいですね。
省エネ性能 > 省エネ基準達成率18%差
省エネ基準達成率は、国が定めた2027年度の省エネ基準に対して、どれだけ達しているかを示す値です。100%以上であれば、その基準を満たしていることになります。
RAS-V562DRは100%で基準に届いており、RAS-V562DZは82%で18%足りていません。基準を満たした機種を選びたい人にとっては、はっきりした差になるでしょう。
2027年度の省エネ基準を満たした機種を選びたいなら、RAS-V562DRが条件に合います。RAS-V562DZは基準に届いていないことを理解したうえで、小ささを取る人向けです。
省エネ性能 > 期間消費電力量356kWh差
期間消費電力量は、決められた条件で1年間冷暖房を使ったときに使う電力量の目安になる値です。この値が小さいほど、1年間の電気の使用量が少なくなります。
RAS-V562DRはRAS-V562DZより1年で356kWh少ない電力量で済みます。効率の高さが1年分の電力量として表れた差であり、長く使うほど効いてくるはずです。
1年間の電気の使用量を抑えたい人にはRAS-V562DRが合います。本体の小ささを優先するならRAS-V562DZですが、そのぶん電力量が多くなることは受け入れる必要があるでしょう。
本体の大きさ
RAS-V562DZの室内機は、RAS-V562DRより高さが45mm低く、奥行が34mm浅くなっています。窓の上やカーテンレールの上のように、天井までの余裕が少ない壁にも収めやすく、部屋の中に張り出す量も小さくなります。室外機はさらに差が大きく、RAS-V562DZの方が高さで163mm低く、幅で83mm狭く、奥行で30mm浅くなっています。狭いベランダでは、室外機が小さい分だけ物干しや通路に使える場所が残るでしょう。
一方のRAS-V562DRは室内機も室外機もひと回り大きいため、設置する壁や室外機置き場に十分な余裕があることが前提になります。
窓上の高さが限られている部屋や、室外機の置き場が狭いベランダには、室内機・室外機ともに小さいRAS-V562DZが合います。室内機の取り付け位置にも室外機の置き場にも余裕がある家なら、RAS-V562DRの大きさを気にせず選んでみてください。
冷房能力 > 冷房消費電力390W差
冷房消費電力は、決められた条件で冷房運転したときに本体が使う電力です。この値が小さいほど、同じ冷房運転でも電気を使わずに済みます。
RAS-V562DRはRAS-V562DZより390W少ない電力で冷房運転します。そのため、夏に長い時間つけっぱなしにする部屋ほど、電気の使い方に差が出るでしょう。その代わり、RAS-V562DRは室内機も室外機もひと回り大きくなります。
冷房を使う時間が長く、夏の電気の使い方を抑えたい人にはRAS-V562DRが合います。冷房はたまに使う程度で本体の小ささを重視する人なら、RAS-V562DZでも差は気になりにくいはずです。
暖房能力 > 暖房消費電力340W差
暖房消費電力は、決められた条件で暖房運転したときに本体が使う電力です。この値が小さいほど、暖房にかかる電気を抑えられます。
RAS-V562DRはRAS-V562DZより340W少ない電力で暖房運転します。冬に毎日長く暖房を使う家庭ほど、この差は積み重なっていくはずです。
暖房をよく使う家庭には、暖房時の電力が少ないRAS-V562DRが合います。暖房を使う時間が短い家庭では、この項目の差は選ぶ決め手になりにくいでしょう。
省エネ性能 > 年間電気代9612円差
年間電気代は、1年間の期間消費電力量をもとに計算した冷暖房の電気代です。毎年かかり続ける費用なので、長く使うほど差が大きくなります。
RAS-V562DRはRAS-V562DZより年間で9612円少なくなっています。エアコンは何年も使い続ける家電なので、この差は毎年積み重なっていくわけです。
毎年の電気代を抑えたい人にはRAS-V562DRが合います。RAS-V562DZを選ぶ場合は、小ささと引き換えに毎年の電気代が高くなると考えておきましょう。
サイズ・重量 > 室内機重量4kg差
RAS-V562DZの室内機はRAS-V562DRより4kg軽くなっています。取り付ける壁にかかる負担が軽くなる一方で、RAS-V562DRは重いぶん性能が高い機種になっているのです。
室内機を軽くしたい人にはRAS-V562DZが合います。重さよりも省エネ性能や暖房能力を重視するなら、RAS-V562DRを選ぶ意味があるでしょう。
サイズ・重量 > 室外機重量13.5kg差
RAS-V562DZの室外機は35.5 kgで、RAS-V562DRより13.5 kg軽くなっています。室外機を壁面や屋根の上に金具で据え付ける場合は、軽い方が金具や壁にかかる負担が小さくなります。2階のベランダまで運び上げる場合も、軽い方が搬入の手間は少なくて済むでしょう。RAS-V562DRの室外機は49 kgあるため、吊り下げや屋根置きを考えている家では、その重さに耐えられる設置場所かを先に確かめておきましょう。
室外機を床置き以外で設置する予定がある家には、軽いRAS-V562DZの方が扱いやすいです。地面やベランダの床に直接置く家であれば、この重さの差が選ぶ決め手になる場面は少ないですね。
冷房能力 > 冷房COP
冷房COPは、使った電力に対してどれだけ冷やせるかを表す効率の値です。数値が大きいほど、少ない電気で部屋を冷やせます。
RAS-V562DRのCOPは3.27で、RAS-V562DZより0.6高くなっています。冷房の効率を取るならRAS-V562DRですが、その効率は大きな本体と引き換えになっているのです。
冷房時の効率ではRAS-V562DRが上回ります。設置スペースに余裕があるなら、冷房効率を理由にRAS-V562DRを選ぶ意味があるでしょう。
省エネ性能 > 多段階評価点(2027年度)
多段階評価点は、2027年度の省エネ基準をもとに、省エネ性能の高さを段階的な点数で表したものです。点数が高いほど、省エネ性能が高い機種として評価されています。
RAS-V562DRは2.6で、RAS-V562DZより1.3高い評価です。省エネ性能ではRAS-V562DRが上ですが、そのぶん本体は大きく重くなっているのです。
省エネ性能の評価を重視する人にはRAS-V562DRが合います。RAS-V562DZは、省エネの評価よりも本体の小ささを優先したい人向けの選択になるでしょう。
省エネ性能 > APF(通年エネルギー消費効率)
APFは、冷房と暖房を1年を通して使ったときの効率を表す値です。数値が大きいほど、1年間で使う電気が少なく済みます。
RAS-V562DRのAPFは6.3で、RAS-V562DZより1.1高くなっています。冷房と暖房の両方をよく使う家庭ほど、この効率の差が1年分の電気の使い方に表れるでしょう。
冷暖房を年間通して使う部屋にはRAS-V562DRが合います。使う期間が短い部屋であれば、RAS-V562DZの効率の低さは影響が小さくなりますね。
サイズ・重量 > 室内機サイズ
幅は両機種とも798mmで同じですが、RAS-V562DZは高さが45mm低く、奥行きが34mm浅くなっています。窓の上やカーテンレールとのすき間が狭い壁でも取り付けやすく、部屋の中で圧迫感も出にくいです。一方でRAS-V562DRは大きいぶん、省エネ性能や低温での暖房能力が高くなっています。
取り付ける壁の上下のすき間が限られている部屋では、RAS-V562DZが収まりやすいでしょう。設置場所に余裕があるなら、RAS-V562DRの効率の高さを選べますね。
サイズ・重量 > 室外機サイズ
RAS-V562DZの室外機は、RAS-V562DRより幅が83mm、高さが163mm、奥行きが30mm小さくなっています。ベランダが狭い住まいや、室外機置き場が限られた場所でも置きやすくなるでしょう。RAS-V562DRは置き場所を多く取りますが、そのぶん寒い日の暖房能力や効率で上回っています。
ベランダや室外機の置き場所が狭い住まいにはRAS-V562DZが合います。置き場所に余裕があるなら、RAS-V562DRの性能を活かせるはずです。
新しいRAS-V562DZは省エネ性能で前年モデルに届いていません
新旧で比べると、新しい方が効率も上がっていると考えがちですが、この2機種では逆になっているのです。APFはRAS-V562DZが5.2、RAS-V562DRが6.3で、期間消費電力量もRAS-V562DZが2037kWh、RAS-V562DRが1681kWhです。
1年を通して使ったときの電力量で356kWhの差がありますから、新モデルを選ぶと電気の使用量は増えることになります。
省エネ基準達成率はRAS-V562DZが82%(2027年度)、RAS-V562DRが100%(2027年度)で、多段階評価点もRAS-V562DZが1.3、RAS-V562DRが2.6です。RAS-V562DRは2027年度の基準をちょうど満たしているのに対し、RAS-V562DZは基準に18%届いていません。
家電量販店の店頭で省エネ性能の星や評価点を見比べると、前年モデルの方が高く表示されるということになります。
この差は年間電気代にもそのまま表れ、RAS-V562DZは54999円、RAS-V562DRは45387円です。毎年9612円の差が続くので、使う年数が長いほど効率の違いは家計に重くのしかかってくるでしょう。
冷房も暖房も運転中の消費電力はRAS-V562DZの方が大きくなります
冷房運転時の消費電力はRAS-V562DZが2100W、RAS-V562DRが1710Wで、390Wの差があります。冷房COPもRAS-V562DZが2.67、RAS-V562DRが3.27ですから、同じ電力で得られる冷房の働きはRAS-V562DRの方が大きいと読めるのではないでしょうか。
真夏に長時間つけっぱなしにする部屋ほど、この効率の差が効いてきます。
暖房運転時の消費電力もRAS-V562DZが1950W、RAS-V562DRが1610Wで、340Wの差です。消費電力が大きいことは、ブレーカーの容量に余裕が少ない家庭では、ほかの家電と同時に使ったときに気をつける場面が増えることも意味します。
つまりRAS-V562DZは、季節を問わず運転中に使う電力が多めのモデルといえます。エアコンをつける時間が長い生活ほど、RAS-V562DRとの差を実感しやすくなるはずです。
寒い日の暖房力はRAS-V562DRが2kW上回ります
外気温が低いときの暖房能力を示す低温暖房能力は、RAS-V562DZが6.9 kW、RAS-V562DRが8.9 kWです。差は2kWあり、冬の冷え込みが厳しい地域や、朝いちばんに冷え切った部屋を暖めたい場面では、RAS-V562DRの方が余力を持って運転できるでしょう。
エアコンを冬の主暖房にしていて、ほかの暖房器具に頼りたくない家庭では、この項目を重く見るべきです。反対に、冬は別の暖房がありエアコンは補助程度という使い方なら、この差が選択を左右する場面は少なくなりますね。
本体の小ささと軽さでは新しいRAS-V562DZがはっきり勝ります
室内機は幅が798mmで同じですが、高さはRAS-V562DZが250mm、RAS-V562DRが295mmで45mm低く、奥行もRAS-V562DZが352mm、RAS-V562DRが386mmで34mm浅くなっています。窓の上の壁が狭い部屋やカーテンボックスとの干渉が気になる部屋では、RAS-V562DZの方が取り付けやすいはずです。
壁からの出っ張りも小さくなるので、ベッドや家具の上に設置するときの圧迫感も抑えられます。
室外機の差はさらに大きく、RAS-V562DZは幅780(+70)x高さ550x奥行290(+52)mm、RAS-V562DRは幅863(+67)x高さ713x奥行320(+46)mmです。幅で83mm、高さで163mm小さくなっていますから、室外機置き場の狭いマンションのベランダでは、RAS-V562DZなら洗濯物を干す場所や通路を広く残せるでしょう。
重量も室内機がRAS-V562DZで15 kg、RAS-V562DRで19 kg、室外機がRAS-V562DZで35.5 kg、RAS-V562DRで49 kgです。室外機を壁面や屋根の架台に載せる設置では、13.5kg軽いことが設置条件の面で有利に働きます。
新モデルの改良点はこの小型・軽量化に集中しており、省エネ性能と引き換えになっていると受け取るのが実態に近い見方ではないでしょうか。
まとめ
新しいRAS-V562DZは、室内機も室外機もひと回り小さく軽くなっています。その一方で、APF・期間消費電力量・低温暖房能力はいずれも前年のRAS-V562DRの方が上回るのです。
設置スペースに余裕があるならRAS-V562DR、置き場所の制約が厳しいならRAS-V562DZという選び方になるでしょう。
いちばん差が出る項目
暖房能力 > 低温暖房能力
RAS-V562DR のほうが 2kW違います。
| RAS-V562DZ | 6.9 kW |
|---|---|
| RAS-V562DR | 8.9 kW |
省エネ性能 > 省エネ基準達成率
RAS-V562DR のほうが 18%違います。
| RAS-V562DZ | 82%(2027年度) |
|---|---|
| RAS-V562DR | 100%(2027年度) |
省エネ性能 > 期間消費電力量
RAS-V562DR のほうが 356kWh、省エネです。
| RAS-V562DZ | 2037kWh(JIS C 9612:2013) |
|---|---|
| RAS-V562DR | 1681kWh(JIS C 9612:2013) |
新型と旧型、どちらを買うか
東芝RAS-V562DZ が向く人
RAS-V562DZは、窓の上のスペースが狭い部屋や室外機置き場が限られたベランダなど、設置場所の制約が厳しい人に向いています。室内機は45mm低く、室外機は163mm低く13.5kg軽いので、RAS-V562DRでは収まりにくい場所にも取り付けやすくなるでしょう。
年間電気代が9612円高くなる点を、設置しやすさと引き換えに受け入れられる人におすすめします。
東芝RAS-V562DR が向く人
RAS-V562DRは、設置スペースに余裕があり、電気代と暖房力を重視する人に向いています。APFが1.1高く年間電気代が9612円安いうえ、低温暖房能力も2kW上回るため、冬もエアコンを主暖房にする家庭や長時間運転する家庭ほど前年モデルを選ぶ価値が大きくなりますね。



