東芝 エアコンは新モデルが買い?期間消費電力量と室内機の高さを比べる|RAS-V281DZとRAS-V281DR【2026年9月】
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今回比較するのはこちらの2機種
東芝大清快 2026年モデル(RAS-V281DZ)
- 発売2026年2月
東芝大清快 2025年モデル(RAS-V281DR)
- 発売2025年10月
項目ごとの比較
省エネ性能 > 省エネ基準達成率8%差
省エネ基準達成率は、国が定めた2027年度の省エネ基準を何%満たしているかを示す値です。100%以上であれば、その基準を達成していることになります。
RAS-V281DRは103%で基準を上回っているのに対して、RAS-V281DZは95%で基準に届いていません。8%の差ですが、基準を超えているかどうかという線を挟んでいる点が大きな違いといえます。
2027年度の省エネ基準を満たした機種を選びたいなら、RAS-V281DRが当てはまるでしょう。RAS-V281DZを選ぶ場合は、この点を室内機の小ささと引き換えにすることになります。
省エネ性能 > 期間消費電力量62kWh差
期間消費電力量は、決められた条件で1年間冷暖房を使ったときに消費する電力量です。値が小さいほど、1年間の電気の使用量が少なく済みます。
RAS-V281DRはRAS-V281DZより1年あたり62kWh少ない電力量で済みます。エアコンは何年も使い続ける家電なので、使う年数が長いほどこの差は積み上がっていくはずです。
長く使うほど、期間消費電力量の少ないRAS-V281DRの良さが表れます。電気の使用量を抑えることを優先するなら、RAS-V281DRを選ぶのが筋でしょう。
本体の大きさ
RAS-V281DZは室内機の高さと奥行がともに小さく、窓の上や梁の下など、すき間が限られた場所に付けやすくなっています。RAS-V281DRは本体が大きくなるかわりに、消費電力や期間消費電力量でRAS-V281DZを上回っているのです。
取り付け場所の寸法に制約がある部屋ならRAS-V281DZが合います。寸法に余裕があり、電気の使用量を抑えたいならRAS-V281DRを検討してみてください。
冷房能力 > 冷房消費電力60W差
冷房消費電力は、決められた冷房能力を出しているときに使う電力です。同じ能力の機種どうしなら、この値が小さい方が少ない電力で同じだけ冷やせます。
RAS-V281DRはRAS-V281DZより60W小さい電力で運転します。夏場に毎日長時間つける部屋では、この差がそのまま電気の使用量の差になるでしょう。一方、RAS-V281DZは室内機が小さく軽いため、効率と本体の大きさのどちらを優先するかで評価が変わります。
冷房を使う時間が長い家庭ほど、RAS-V281DRの小さい消費電力が効いてきます。冷房をたまにしか使わない部屋なら、60Wの差は決め手になりにくいかもしれません。
暖房能力 > 暖房消費電力50W差
暖房消費電力は、決められた暖房能力を出しているときに使う電力です。冬にエアコンを主な暖房として使う家庭ほど、この値が電気の使用量に響きます。
RAS-V281DRはRAS-V281DZより50W小さい電力で暖房運転をします。冷房と同じく暖房でもRAS-V281DRの方が電力を抑えられるため、冷暖房の両方で効率の差が出るわけです。
冬もエアコンで暖房する家庭には、RAS-V281DRが向いているといえます。暖房を別の機器でまかなう部屋では、この差の重みは小さくなります。
省エネ性能 > 年間電気代1674円差
年間電気代は、期間消費電力量をもとに1年間の冷暖房にかかる電気代を示した値です。1年間の電気料金の負担を比べるときに使えます。
RAS-V281DRはRAS-V281DZより1年あたり1674円安く済みます。毎年かかる費用なので、使い続ける年数が長いほど差は大きくなりますね。
毎年の電気代を少しでも抑えたい家庭には、RAS-V281DRが向いているでしょう。使用頻度が低い部屋なら、この差より室内機の大きさを優先する選び方も成り立ちます。
サイズ・重量 > 室内機重量3kg差
RAS-V281DZはRAS-V281DRより3kg軽く作られています。室内機は壁に掛けて使うため、軽い方が取り付ける壁への負担が小さくなるわけです。
壁の強度が気になる場合はRAS-V281DZが有利でしょう。一般的な壁に付けるなら、3kgの差が選ぶ決め手になることは少ないです。
サイズ・重量 > 室外機重量1kg差
室外機はRAS-V281DZの方が1kg重くなっています。室内機とは逆の関係ですが、差はわずかです。
室外機の重さでは、2機種にほとんど差がありません。この項目はどちらを選ぶかの判断材料にはなりにくいのではないでしょうか。
冷房能力 > 冷房COP
冷房COPは、使った電力に対してどれだけの冷房能力を出せるかを表す値です。数値が大きいほど、少ない電力で効率よく冷やせます。
RAS-V281DRのCOPはRAS-V281DZより0.45高く、同じように冷やしても電力の負担が軽く済みます。RAS-V281DZは効率でこの差を譲るかわりに、室内機がひと回り小さく作られているのです。
冷房の効率を重視するならRAS-V281DRが合うでしょう。夏の使用時間が短い部屋なら、RAS-V281DZでも差を感じる場面は限られます。
省エネ性能 > 多段階評価点(2027年度)
多段階評価点は、2027年度の省エネ基準に対してどの程度の省エネ性能があるかを点数で示したものです。点数が高いほど、省エネ性能が高い機種として評価されています。
RAS-V281DRはRAS-V281DZより0.8点高く評価されています。店頭の省エネラベルでもこの点数が表示されるため、省エネ性能を一目で比べたい人にはRAS-V281DRの方が分かりやすく有利に見えるでしょう。
省エネ性能の総合的な評価では、RAS-V281DRが上回っています。点数の差は、この後に続く達成率や期間消費電力量の差と同じ方向を向いているのです。
省エネ性能 > APF(通年エネルギー消費効率)
APFは、冷房と暖房を1年間通して使ったときの効率を表す値です。数値が大きいほど、1年を通して少ない電力で冷暖房できます。
RAS-V281DRのAPFはRAS-V281DZより0.5高く、季節を問わず効率で上回っています。冷房だけ、暖房だけでなく通年で差がつくため、1年中エアコンを使う部屋ほど差が積み重なるわけです。
冷暖房の両方をエアコンに任せる部屋には、RAS-V281DRが合うでしょう。使う季節が限られる部屋なら、RAS-V281DZとの差は小さく受け取ってかまいません。
サイズ・重量 > 室内機サイズ
室内機サイズは、壁に取り付ける本体の外形寸法です。高さはエアコンの上の天井やカーテンレールとのすき間に、奥行は壁からの出っ張りに関わります。
幅は同じですが、RAS-V281DZはRAS-V281DRより高さが45mm低く、奥行も34mm浅くなっています。窓の上の限られたすき間に付けたい場合や、壁からの出っ張りを抑えたい場合はRAS-V281DZが収まりやすくなるでしょう。RAS-V281DRは本体が大きいかわりに、省エネ性能の各項目で上回っています。
取り付け場所の高さや奥行を、設置予定の壁で一度測っておきましょう。余裕がない部屋ならRAS-V281DZ、余裕があるならRAS-V281DRが選びやすくなります。
新モデルは室内機を小さくし、その分省エネの数値が下がっています
RAS-V281DZとRAS-V281DRで違うのは、大きく分けて室内機の大きさと重さ、それに省エネ性能の2つです。新しいRAS-V281DZは室内機が低く、薄く、軽くなっています。
一方で、省エネに関わる数値はどれも前モデルのRAS-V281DRの方が良くなっているのです。
つまり、新モデルになったからといってすべてが良くなったわけではありません。部屋にすっきり収まることを取るのか、毎年の電気の使用量を取るのかが、この2機種を選ぶときの分かれ目になるでしょう。
1年間の電気の使用量は前モデルの方が少なく済みます
1年を通して使ったときの期間消費電力量は、RAS-V281DZが841kWh、RAS-V281DRが779kWhです。新モデルの方が62kWh多く電気を使うことになり、年間電気代でも1674円の差があります。
この差は買ったときだけでなく、使い続ける限り毎年続くのです。
効率を表すAPFも、RAS-V281DZが6.3、RAS-V281DRが6.8で、前モデルの方が0.5高くなっています。2027年度の省エネ基準達成率は、RAS-V281DRが103%で基準を超えているのに対し、RAS-V281DZは95%で基準に届いていません。
多段階評価点でも、RAS-V281DRの3.4に対してRAS-V281DZは2.6で、0.8の差があります。
エアコンは10年前後使い続けることが多い家電です。長く使うつもりなら、この省エネの差は小さく見えても無視できない違いになるのではないでしょうか。
冷房も暖房も新モデルの方が多くの電力を使います
冷房時の消費電力は、RAS-V281DZが640W、RAS-V281DRが580Wで、新モデルの方が60W多くなっています。冷房COPもRAS-V281DRの4.83に対してRAS-V281DZは4.38で、前モデルの方が少ない電力で同じだけ冷やせる計算です。
夏にエアコンをつけている時間が長い家庭ほど、この差は電気の使用量に表れやすくなりますね。
暖房時の消費電力も、RAS-V281DZが830W、RAS-V281DRが780Wで、新モデルの方が50W多くなっています。冷房と暖房のどちらでも新モデルの方が多くの電力を使うので、季節を問わず使う部屋では、その分だけ前モデルとの差が積み重なっていくはずです。
室内機は新モデルの方が低く、薄く、軽くなっています
室内機の外形寸法は、どちらも幅798mmで同じです。ただし高さはRAS-V281DZが250mmでRAS-V281DRの295mmより45mm低く、奥行もRAS-V281DZが352mmでRAS-V281DRの386mmより34mm薄くなっています。
窓の上の壁が狭い部屋や、天井とカーテンレールの間に余裕がない部屋では、この45mmの差が収まるかどうかの分かれ目になることもあるでしょう。
奥行が34mm浅いことで、壁から出っ張る量も少なくなります。ベッドや棚の上に設置する場合や、狭い部屋で圧迫感を減らしたい場合には、新モデルの方が向いているといえます。
室内機の重さは、RAS-V281DZが14.5 kg、RAS-V281DRが17.5 kgで、新モデルの方が3kg軽くなっています。一方で室外機は、RAS-V281DZが34.5 kg、RAS-V281DRが33.5 kgで、こちらは新モデルの方が1kg重くなっているのです。
まとめ
新しいRAS-V281DZは、室内機が低く薄く軽くなっています。その代わりに、冷房COP・APF・期間消費電力量などの省エネの数値は、前モデルのRAS-V281DRの方が良くなっているのです。
設置スペースを優先するならRAS-V281DZ、毎年の電気の使用量を優先するならRAS-V281DRが合うでしょう。
いちばん差が出る項目
省エネ性能 > 省エネ基準達成率
RAS-V281DR のほうが 8%違います。
| RAS-V281DZ | 95%(2027年度) |
|---|---|
| RAS-V281DR | 103%(2027年度) |
省エネ性能 > 期間消費電力量
RAS-V281DR のほうが 62kWh、省エネです。
| RAS-V281DZ | 841kWh(JIS C 9612:2013) |
|---|---|
| RAS-V281DR | 779kWh(JIS C 9612:2013) |
新型と旧型、どちらを買うか
東芝RAS-V281DZ が向く人
RAS-V281DZが向いているのは、設置する壁の高さや奥行に余裕がない人です。前モデルより室内機が45mm低く、34mm薄く、3kg軽いので、窓の上の狭い壁などにも収めやすくなります。
そのかわり、年間電気代は1674円高くなるので、見た目の収まりを優先する人に合うモデルといえるでしょう。
東芝RAS-V281DR が向く人
RAS-V281DRが向いているのは、室内機の大きさに問題がなく、毎年の電気の使用量をできるだけ抑えたい人です。期間消費電力量は新モデルより62kWh少なく、冷房COPやAPFも高くなっています。
2027年度の省エネ基準も103%で達成しているので、長く使うほど効率の良さが生きてくるはずです。



