【新旧比較】東芝 エアコンは何が変わった?|RAS-V281DXとRAS-V281DR【2026年9月】
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今回比較するのはこちらの2機種
東芝大清快 2026年モデル(RAS-V281DX)
東芝大清快 2025年モデル(RAS-V281DR)
- 発売2025年10月
項目ごとの比較
暖房能力 > 低温暖房能力1.5kW差
低温暖房能力は、屋外の気温が低いときにどれだけの暖房出力を出せるかを示す数値です。
値が大きいほど、寒い環境でも暖房のパワーを保ちやすくなります。値が小さい方は、気温が大きく下がる環境では暖房出力に余裕が少なくなる可能性があります。
DXは3.5kW、DRは5kWで1.5kWの差があるため、冬場に気温が下がりやすい地域や部屋で使うなら、DRの方が余裕をもって暖房を維持しやすくなるでしょう。
省エネ性能 > 省エネ基準達成率16%差
省エネ基準達成率は、国が定めた省エネ基準に対してどれだけ性能が達成されているかを示す割合で、100%以上であれば基準を上回っていることになります。
DXは87%(2027年度)、DRは103%(2027年度)となっています。基準を上回っているかどうかは、その時点で求められる省エネ性能の水準を満たしているかの目印になるでしょう。
DXは基準に届いていない87%、DRは基準を上回る103%で、この間には16%の差があります。この項目では、DRの方が2027年度の省エネ基準に対して余裕があります。
省エネ性能 > 期間消費電力量134kWh差
期間消費電力量は、JISで定められた条件のもとで1年間使用した場合に消費する電力量を表す数値です。
値が小さいほど、同じ条件で使用した場合の電力の使用量が少なく済みます。この数値は冷房・暖房をJISの条件で1年間使ったときの合計にあたるため、消費電力の傾向を年間単位でとらえるのに使える値になっています。
DXは913kWh(JIS C 9612:2013)、DRは779kWh(JIS C 9612:2013)で134kWhの差があり、この項目ではDRの方が同じ使用条件での消費電力量が少なくなっています。
本体の大きさ
室内機の高さと奥行きです。壁に取り付けたときにどれだけ出っ張るか、上下にどれだけのスペースが必要かを表します。
RAS-V281DXは高さ250mm・奥行352mm、RAS-V281DRは高さ295mm・奥行386mmです。高さで45mm、奥行で34mm、RAS-V281DXの方がコンパクトなので、窓枠やカーテンレールの近くに設置する場合など、上部の空きスペースが限られた部屋では収まりやすくなります。一方でRAS-V281DRは一回り大きい分、設置箇所によっては圧迫感が出やすくなるかもしれません。
設置スペースに余裕がない部屋ではRAS-V281DXの小さめの本体が扱いやすく、スペースに制約がなければこの差はそれほど気にしなくてよい項目です。
冷房能力 > 冷房消費電力150W差
冷房運転時に機器が使用する電力を示す値で、値が大きいほど運転中に使う電力が大きくなります。
DXは730W、DRは580Wで150Wの差があります。
効率を判断する材料としては、次の冷房COPの項目と合わせて見る必要があるでしょう。
暖房能力 > 暖房消費電力85W差
暖房運転時に機器が使用する電力を示す値で、値が大きいほど運転中に使う電力が大きくなります。
DXは865W、DRは780Wで85Wの差があります。
暖房時の効率をイメージするには、低温暖房能力やAPF、期間消費電力量などの項目とあわせて見る必要があります。
省エネ性能 > 年間電気代3618円差
年間電気代は、期間消費電力量をもとに算出された1年あたりの電気代を示す数値です。
DXは24651円、DRは21033円で、3618円の差があります。この金額は期間消費電力量をもとに一定の条件で算出されたものなので、実際の使用時間帯や電力会社の料金プランによって変わってくることも覚えておきましょう。
年間の電気代のイメージをつかむ材料としては、期間消費電力量の項目とあわせて見ると理解しやすくなります。
サイズ・重量 > 室内機重量4kg差
DXは13.5kg、DRは17.5kgで4kgの差があります。室内機が重くなるほど、取り付け先の壁の強度や設置工事の際の取り扱いに関わってくるのです。
重量の差は日常の使用感に直結するものではなく、主に設置工事の条件に関わる情報として見るとよいでしょう。
サイズ・重量 > 室外機重量5kg差
室外機の重さです。設置工事の際に、壁掛け金具や架台の強度、搬入経路の負担に関わってきます。
RAS-V281DXは28.5kg、RAS-V281DRは33.5kgで、5kgの差があります。軽い方は搬入や設置作業の負担が少なく済みますが、その分だけ本体の作りや内部構成が違うということでもあり、重い方が劣っているとは言い切れません。
室外機の軽さを重視するならRAS-V281DXが5kg分だけ有利です。設置業者に相談する際は、この重さの差を伝えておくとよいでしょう。
基本仕様 > 電源
電源の項目は、使用する電圧とコンセントの差込プラグの形状を示しています。
電圧はどちらも100Vで同じですが、プラグの形状はDXが平行型、DRがアイエル型となっており異なります。設置場所のコンセントの形状によっては、対応する配線や工事が必要になる場合があるので注意しましょう。
電圧は共通のため、電源の項目で確認したいポイントはプラグの形状の違いだけです。
冷房能力 > 冷房COP
COPは消費電力に対してどれだけの冷房能力が得られるかを示す指標で、値が大きいほど効率が良いとされています。
DXは3.84、DRは4.83という数値が示されています。数値が大きいほど、同じ電力でより大きな冷房能力が得られる計算になるわけです。
この項目だけで冷房時の性能を判断するのではなく、冷房消費電力や暖房側の数値と合わせて全体像を見ると実際の違いがつかみやすくなります。
省エネ性能 > 多段階評価点(2027年度)
多段階評価点は、省エネ性能を統一の基準にもとづいて段階的に表した点数です。
DXは2、DRは3.4という点数が示されています。この点数は数値が大きいほど省エネ性能の評価が高くなる仕組みになっているのです。
点数の違いだけでなく、省エネ基準達成率や期間消費電力量の項目とあわせて見ると、省エネ性能の違いがより具体的にわかるはずです。
省エネ性能 > APF(通年エネルギー消費効率)
APFは冷房と暖房を通年で使ったときの効率を表す指標で、値が大きいほど年間を通じた効率が高いとされています。
DXは5.8(JIS C 9612:2013)、DRは6.8(JIS C 9612:2013)という数値が示されています。この数値は決められた条件で計算されたものなので、暖房出力の大きさなど他の性能の違いも踏まえて見る必要があるといえます。
APFの数値だけでなく、期間消費電力量や年間電気代とあわせて見ると、通年での使用イメージがつかみやすくなります。
サイズ・重量 > 室内機サイズ
幅はどちらも798mmで同じですが、高さはDXが250mm、DRが295mmで45mmの差があり、奥行きもDXが352mm、DRが386mmで34mmの差があります。設置場所によっては、この高さや奥行きの差が壁面の空きスペースや窓枠、カーテンレールなどとの干渉に影響する場合があるでしょう。
設置スペースに制約がある場合は、この高さと奥行きの数値を実際の設置場所と比べてみてください。
新しい世代のRAS-V281DXが全項目で上回っているわけではありません
RAS-V281DXは型番の並びから東芝の新しい世代、RAS-V281DRは前の世代にあたる機種です。ただしスペックを並べてみると、新しいRAS-V281DXが全ての項目で前の世代を上回っているわけではありません。
冷房COPや期間消費電力量など、効率面ではRAS-V281DRの数値の方が高く出ている項目が複数あります。
この2機種に関しては、世代が新しいほど省エネ性能が伸びていくという単純な図式にはなっていないのです。どちらを選ぶかは、世代の新しさよりも、実際の数値がどちらに近いかで判断した方が確実でしょう。
冷房はCOPの差が効率の違いを表しています
冷房時の消費電力は、RAS-V281DXが730W、RAS-V281DRが580Wで、差は150Wです。ここだけを見て良し悪しを決めるのは難しい数値ですが、冷房COPと合わせて見ると違いがはっきりします。
冷房COPは、RAS-V281DXが3.84、RAS-V281DRが4.83です。COPは投入した電力に対してどれだけ冷房能力を発揮できるかを表す指数なので、数値が高いRAS-V281DRの方が電力の使い方という点で効率がよいことになります。
夏場に冷房を長時間使う家庭ほど、この効率の差は積み重なっていくはずです。
暖房は低温暖房能力に大きな差があります
暖房時の消費電力は、RAS-V281DXが865W、RAS-V281DRが780Wで、差は85Wです。この差だけでは優劣を判断しにくい数値ですが、低温暖房能力を合わせて見ると意味が変わってきます。
低温暖房能力は、RAS-V281DXが3.5kW、RAS-V281DRが5kWで、差は1.5kWです。これは外気温が下がったときにどれだけの暖房能力を発揮できるかを示す数値なので、冬場に外気温が低くなる地域や朝晩の底冷えが気になる部屋で使う場合、この差は暖まり方の実感につながりやすい項目だといえます。
省エネ性能を示す複数の指標でRAS-V281DRが高い数値です
省エネ性能を示す多段階評価点は、RAS-V281DXが2、RAS-V281DRが3.4です。省エネ基準達成率は、RAS-V281DXが87%、RAS-V281DRが103%で、差は16%です。
どちらもRAS-V281DRの方が高く、基準に対してどれだけ効率よく作られているかという点で上回っています。
APF(通年エネルギー消費効率)は、RAS-V281DXが5.8、RAS-V281DRが6.8です。年間を通じた期間消費電力量は、RAS-V281DXが913kWh、RAS-V281DRが779kWhで、差は134kWhです。
1年を通してエアコンを使う家庭にとって、この差は電気の使用量として積み重なっていく数値になります。
年間電気代は、RAS-V281DXが24651円、RAS-V281DRが21033円で、差は3618円です。この金額だけで判断するのは難しい項目ですが、期間消費電力量やAPFと合わせて見ると、RAS-V281DRの方が効率面で優れていることがうかがえるでしょう。
室内機のサイズと重量、電源方式にも違いがあります
室内機のサイズは、RAS-V281DXが幅798×高さ250×奥行352mm、RAS-V281DRが幅798×高さ295×奥行386mmです。高さの差は45mm、奥行の差は34mmあります。
幅は同じなので取り付け位置の横幅は変わりませんが、壁面での見え方や梁・カーテンレールとの位置関係は、この高さと奥行の差で変わってくるわけです。
重量は、室内機がRAS-V281DXで13.5kg、RAS-V281DRで17.5kgと4kgの差があり、室外機はRAS-V281DXが28.5kg、RAS-V281DRが33.5kgと5kgの差があります。設置や壁への負荷を考えるときの目安になるでしょう。
電源は、RAS-V281DXが100V平行型、RAS-V281DRが100Vアイエル型です。プラグの形状が違うため、買い替えで設置工事が入る場合は、どちらの電源方式に対応した配線かによって工事内容が変わってきます。
まとめ
RAS-V281DXは型番上は新しい世代にあたりますが、冷房COPやAPF、期間消費電力量といった省エネの実数値では、前の世代であるRAS-V281DRの方が高い数値を示しています。低温暖房能力もRAS-V281DRが5kWでRAS-V281DXの3.5kWを上回っており、室内機はRAS-V281DXの方が高さ250mm・重量13.5kgと小さく軽い数値になっています。
新しさだけで選ばず、効率とサイズのどちらを優先するかで判断が分かれる2機種といえます。
いちばん差が出る項目
暖房能力 > 低温暖房能力
RAS-V281DR のほうが 1.5kW違います。
| RAS-V281DX | 3.5 kW |
|---|---|
| RAS-V281DR | 5 kW |
省エネ性能 > 省エネ基準達成率
RAS-V281DR のほうが 16%違います。
| RAS-V281DX | 87%(2027年度) |
|---|---|
| RAS-V281DR | 103%(2027年度) |
省エネ性能 > 期間消費電力量
RAS-V281DR のほうが 134kWh、省エネです。
| RAS-V281DX | 913kWh(JIS C 9612:2013) |
|---|---|
| RAS-V281DR | 779kWh(JIS C 9612:2013) |
新型と旧型、どちらを買うか
東芝RAS-V281DX が向く人
室内機をできるだけ小さく軽くまとめたい人や、設置スペースの高さ・奥行に余裕がない部屋を使っている人には、RAS-V281DXが向いているのではないでしょうか。室内機の高さは250mm、重量は13.5kgと、RAS-V281DRより小さく軽い数値になっています。
冬場の暖房で低温暖房能力をそこまで必要としない地域であれば、電源方式が100V平行型であることも含めて、この機種を選ぶ判断材料になります。
東芝RAS-V281DR が向く人
冷房COPやAPF、期間消費電力量といった効率面の数値を重視する人には、RAS-V281DRが向いているといえます。低温暖房能力もRAS-V281DXより1.5kW高く、冬に外気温が下がる地域で暖房をしっかり効かせたい人にも合う数値です。
室内機がひとまわり大きく重くなる点だけ、設置場所と照らし合わせておいてください。



