東芝 エアコンは新モデルが買い?室内機の薄さと年間電気代を比べる|RAS-V221DZとRAS-V221DR【2026年9月】
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今回比較するのはこちらの2機種
東芝大清快 2026年モデル(RAS-V221DZ)
- 発売2026年2月
東芝大清快 2025年モデル(RAS-V221DR)
- 発売2025年10月
項目ごとの比較
暖房能力 > 低温暖房能力0.3kW差
外の気温が低いときに、どれだけの暖房能力を出せるかを示す値です。数値が大きいほど、冷え込んだ日でも部屋を暖める力が残ります。
RAS-V221DRはRAS-V221DZより0.3kW高い低温暖房能力を持っています。冬の朝晩に外気が冷え込む地域では、この差が暖まり方の余裕として表れるはずです。RAS-V221DZは暖房の余力では控えめですが、そのぶん室内機が小さくなっています。
冬の暖房にもエアコンを頼る家庭や、寒さの厳しい地域ではRAS-V221DRが向いています。暖房は別の器具が中心という部屋なら、RAS-V221DZでも差を感じにくいのではないでしょうか。
省エネ性能 > 期間消費電力量36kWh差
決められた条件で冷房と暖房を1年間使ったときに、エアコンが消費する電力量の目安です。値が小さいほど、1年間に使う電気が少なくなります。
RAS-V221DRはRAS-V221DZより1年間で36kWh少ない電力量で済みます。この差は毎年続くため、長く使うほど積み重なっていくわけです。
長く使う前提で電気の使用量を抑えたいならRAS-V221DRが有利です。電力量よりも室内機の大きさが優先という場合はRAS-V221DZを選んでみてください。
省エネ性能 > 省エネ基準達成率6%差
国が定めた2027年度の省エネ基準を、どれだけ上回っているかを示す割合です。100%で基準ちょうど、100%を超えるほど基準より省エネ性能が高いことを意味します。
RAS-V221DZは基準ちょうどの100%、RAS-V221DRは基準を6%上回る106%です。どちらも2027年度の基準は満たしていますが、基準を超える余裕があるのはRAS-V221DRのほうです。
基準を満たしていれば十分という人にはRAS-V221DZでも条件はそろっています。基準を上回る省エネ性能を求めるなら、RAS-V221DRを選んでみてください。
本体の大きさ
RAS-V221DZは高さも奥行もRAS-V221DRより小さく、室内機が薄くまとまっています。壁から出っ張りにくく、部屋に圧迫感を与えにくいのはRAS-V221DZのほうです。そのかわり、省エネ性能や冷え込んだ日の暖房能力ではRAS-V221DRが上回ります。
室内機の薄さや見た目のすっきりさを重視するならRAS-V221DZ、設置場所に余裕があり性能を優先するならRAS-V221DRが合うのではないでしょうか。
冷房能力 > 冷房消費電力45W差
定格の条件で冷房運転したときに、エアコンが使う電力です。値が小さいほど、同じ条件で冷やすときの電力が少なくて済みます。
RAS-V221DRはRAS-V221DZより45W少ない電力で定格の冷房運転ができます。夏に長時間つけっぱなしにする部屋ほど、この差は電気の使用量に響いてくるでしょう。一方、RAS-V221DZは電力が多めになるぶん、室内機が小さくまとまっています。
冷房での電力の少なさを重視するならRAS-V221DRが合います。夏の冷房時間が短い部屋なら、この差はそれほど大きな判断材料にはならないはずです。
暖房能力 > 暖房消費電力10W差
定格の条件で暖房運転したときに、エアコンが使う電力です。値が小さいほど、同じ条件で暖めるときの電力が少なくて済みます。
両機種の差は10Wで、RAS-V221DRのほうがわずかに少なくなっています。冷房消費電力の差と比べると小さく、暖房の電力だけで2機種の差がはっきり開くわけではありません。
定格の暖房での電力はほぼ横並びです。暖房で差が出るのは電力よりも、冷え込んだときの低温暖房能力のほうだと考えてみてください。
省エネ性能 > 年間電気代972円差
期間消費電力量をもとに、1年間の電気代を金額で示した目安です。電力量の差を、家計にどう響くかという形で読み取れます。
RAS-V221DRのほうが年間で972円安く収まります。この差は使い続ける年数だけ毎年重なりますが、1年単位で見れば大きな開きではないでしょう。
電気代を少しでも抑えたいならRAS-V221DRが合います。年間の差が972円であることを踏まえ、室内機の薄さとどちらを優先するかで決めるのが現実的です。
サイズ・重量 > 室内機重量4kg差
RAS-V221DZはRAS-V221DRより4.0kg軽くなっています。壁に取り付ける室内機のため、軽いほうが取り付ける壁への負担は小さくなります。RAS-V221DRの重さは、室内機が大きいことに伴うものです。
取り付ける壁の強さが気になる場合はRAS-V221DZが扱いやすい選択になるでしょう。壁に問題がなければ、重量の差は性能と見比べて判断する材料の一つです。
冷房能力 > 冷房COP
冷房で1の電力を使ったときに、どれだけの冷房能力を出せるかを示す効率の値です。数値が大きいほど、少ない電力で効率よく冷やせます。
RAS-V221DRの冷房COPはRAS-V221DZより0.51高く、冷房の効率ではRAS-V221DRが上回ります。RAS-V221DZは効率では一歩譲りますが、室内機が薄く小さいことと引き換えになっているわけです。
冷房の効率を優先するならRAS-V221DRを選ぶのが筋でしょう。取り付け場所の都合で薄い室内機が必要なら、RAS-V221DZの効率の差は受け入れる範囲かどうかで考えてみてください。
省エネ性能 > 多段階評価点(2027年度)
2027年度の省エネ基準に照らして、省エネ性能を段階的に点数で示したものです。点数が高いほど、基準に対して省エネ性能が高いことを表します。
RAS-V221DRはRAS-V221DZより0.9高い評価点を得ています。店頭の省エネラベルでもこの差がそのまま表示されるため、省エネ性能を比べる目安として分かりやすい項目といえます。RAS-V221DZは点数では下回りますが、室内機の薄さという別の強みがあります。
省エネ性能を点数で比べるならRAS-V221DRが上です。点数よりも設置のしやすさを優先したい場合に、RAS-V221DZが候補になるでしょう。
省エネ性能 > APF(通年エネルギー消費効率)
冷房と暖房を1年を通して使ったときの効率を示す値です。季節ごとの運転を想定しているため、1年間の電気代の差に直結しやすい指標です。
RAS-V221DRのAPFはRAS-V221DZより0.4高く、通年での効率はRAS-V221DRが上回ります。冷房と暖房の両方を長く使う部屋ほど、この差が年間の電力量に効いてくるでしょう。RAS-V221DZは効率では譲るものの、室内機をコンパクトに収めることを優先した構成です。
エアコンを冷暖房の主役として1年中使うならRAS-V221DRが向いています。使う季節や時間が限られる部屋なら、RAS-V221DZとの差は小さく収まるはずです。
サイズ・重量 > 室内機サイズ
壁に取り付ける室内機の外形寸法です。高さはエアコン上部と天井の間、奥行は壁からの出っ張りにかかわります。
幅は両機種とも798mmで同じですが、RAS-V221DZは高さが45mm低く、奥行も34mm浅くなっています。窓やカーテンレールの上など上下の余裕が少ない場所や、壁からの出っ張りを抑えたい部屋ではRAS-V221DZが収まりやすくなるでしょう。一方でRAS-V221DRは大きいぶん、省エネ性能や低温暖房能力で上回っています。
取り付け場所の高さや奥行に余裕がないならRAS-V221DZが合います。設置スペースに困らないなら、性能で上回るRAS-V221DRを選ぶ理由があるのではないでしょうか。
新モデルは室内機がひと回り小さく軽くなっています
室内機の幅はどちらも798mmで変わりませんが、RAS-V221DZは高さが250mm、奥行が352mmで、RAS-V221DRより高さで45mm、奥行で34mm小さくなっています。横幅が同じなので、今RAS-V221DRが付いている場所にRAS-V221DZを付けることを考えても、横方向の心配は増えません。
高さが低くなったことは、エアコンを付けられる壁の範囲が広がることを意味します。窓の上の壁が狭い部屋や、天井との間に余裕のない部屋では、RAS-V221DRでは収まらなかった場所にRAS-V221DZなら収まる場合もあるでしょう。
奥行が薄くなった分、壁から張り出す量も減るので、部屋に入ったときの圧迫感も軽くなります。
室内機の重さもRAS-V221DZが13.5 kg、RAS-V221DRが17.5 kgで、4kg軽くなっています。壁に掛かる重さが減るため、取り付ける壁の条件に気を配りたい部屋では、この軽さが安心材料になるはずです。
省エネ性能は前モデルのRAS-V221DRの方が上です
小さく軽くなった代わりに、省エネ性能の数値はRAS-V221DZが下回っています。APFはRAS-V221DZが6.6、RAS-V221DRが7で、期間消費電力量はRAS-V221DZが630kWh、RAS-V221DRが594kWhです。
一年を通して使ったときにRAS-V221DZの方が36kWh多く電気を使うということになるわけです。
2027年度の省エネ基準達成率は、RAS-V221DZが100%、RAS-V221DRが106%です。多段階評価点もRAS-V221DZが3、RAS-V221DRが3.9で、RAS-V221DRの方が0.9高くなっています。
新しいモデルの方が省エネ性能で後れを取っている点は、この2機種を比べるうえでいちばん見落としてはいけないところではないでしょうか。
年間電気代の目安に直すと、RAS-V221DZが17010円、RAS-V221DRが16038円で、差は972円です。この差は使い続ける限り毎年ついて回るので、長く同じエアコンを使うつもりの人ほど、RAS-V221DRを選ぶ意味が大きくなります。
冷房の効率はRAS-V221DRの方がはっきり高くなっています
冷房時の消費電力はRAS-V221DZが465W、RAS-V221DRが420Wで、RAS-V221DZの方が45W多くなっています。冷房COPもRAS-V221DZが4.73、RAS-V221DRが5.24で、RAS-V221DRの方が0.51高い値です。
COPは同じ冷やす力を出すのにどれだけ電気を使うかを表す数値なので、高いRAS-V221DRの方が効率よく部屋を冷やせることになります。夏の間ずっと冷房をつけっぱなしにする家庭では、この効率の差が年間電気代の差の大きな部分を占めると受け取ってください。
寒い日の暖房もRAS-V221DRの方が少し余裕があります
外気温が低いときの暖房能力は、RAS-V221DZが3.8 kW、RAS-V221DRが4.1 kWです。暖房時の消費電力はRAS-V221DZが470W、RAS-V221DRが460Wで、RAS-V221DRの方が消費電力は10W少ないのに、寒い日に出せる暖房の力は0.3kW上回っています。
エアコンは外が冷え込むほど暖房の力が落ちやすいため、低温時の能力に余裕がある方が、真冬の朝でも部屋が暖まるまでの待ち時間を短くしやすくなるでしょう。冬場の暖房をエアコンに任せたい地域に住んでいる人にとっては、RAS-V221DRのこの0.3kWの差は小さくない意味を持ちます。
まとめ
新しいRAS-V221DZは、室内機が小さく軽くなった代わりに、省エネ性能の数値ではRAS-V221DRを下回っています。年間電気代はRAS-V221DZの方が972円高く、外が寒い日の暖房能力もRAS-V221DRの方が0.3kW上です。
設置スペースに余裕がない部屋ならRAS-V221DZが候補になり、そうでなければ効率のよいRAS-V221DRの方が有利になります。
いちばん差が出る項目
暖房能力 > 低温暖房能力
RAS-V221DR のほうが 0.3kW違います。
| RAS-V221DZ | 3.8 kW |
|---|---|
| RAS-V221DR | 4.1 kW |
省エネ性能 > 期間消費電力量
RAS-V221DR のほうが 36kWh、省エネです。
| RAS-V221DZ | 630kWh(JIS C 9612:2013) |
|---|---|
| RAS-V221DR | 594kWh(JIS C 9612:2013) |
省エネ性能 > 省エネ基準達成率
RAS-V221DR のほうが 6%違います。
| RAS-V221DZ | 100%(2027年度) |
|---|---|
| RAS-V221DR | 106%(2027年度) |
新型と旧型、どちらを買うか
東芝RAS-V221DZ が向く人
RAS-V221DZは、窓の上の壁が狭い、天井との間に余裕がないといった理由で、室内機の大きさに制約がある部屋に向いています。高さが45mm低く、奥行が34mm薄く、重さも4kg軽いので、RAS-V221DRが収まりにくい場所でも取り付けやすくなるはずです。
年間電気代が972円高くなることを受け入れてでも、設置のしやすさや見た目のすっきり感を優先したい人におすすめします。
東芝RAS-V221DR が向く人
RAS-V221DRは、設置スペースに困っておらず、毎年の電気代と冬の暖房の力を重視する人に向いています。APFは7でRAS-V221DZより0.4高く、年間電気代は972円安く、外が寒い日の暖房能力も0.3kW上回っています。
冷房も暖房も長い時間使う家庭や、寒い地域でエアコン暖房に頼る家庭では、前モデルであるRAS-V221DRの方が満足しやすい選択といえます。



