日立とシャープ、冷蔵庫は省エネ性能で選ぶべき?|R-HZC62YとSJ-MF61R【2026年9月】
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今回比較するのはこちらの2機種
日立冷蔵庫 2026年モデル(R-HZC62Y)
- 定格内容積617 L
R-HZC62Yは、冷蔵室内を大気圧より低い状態にする「真空氷温ルーム」を搭載し、真空と氷温のチカラで酸化を抑えて食品の鮮度を保つ冷蔵庫です。冷凍室はまんなかに配置され、下段の3段ケースで食品を大容量に収納できるのが魅力でしょう。
冷凍室下段には置くだけで急速冷凍する「デリシャス冷凍・霜ブロック」機能があり、冷凍焼けのもとになる霜の発生も抑えます。本体色はチャコールグレー(XH)とナチュラルホワイト(XW)が用意されています。
独自の機能
- 真空氷温ルーム冷蔵室内を大気圧より低い約0.8気圧の状態にし、氷温と合わせて食品の酸化を抑えながら保存します。
- まるごとチルド冷蔵室の全段をチルド室として使えるので、置く段を選ばずに冷やして保存できます。
- デリシャス冷凍・霜ブロック冷凍室下段に食品を置くだけで自動ですばやく冷凍し、霜の発生を抑えます。
- 冷蔵室独立冷却システム冷却器を2つ搭載して冷蔵室を独立させ、冷蔵室専用冷却器の温度を高くすることでエネルギー消費を抑えます。
シャープFit63 2026年モデル(SJ-MF61R)
- 定格内容積607L
シャープのSJ-MF61Rは、奥行きを63cmに抑えた薄型ボディの冷蔵庫です。ドアタイプはセンターピラーのないピラーレスフレンチドアで、庫内を上から見渡しやすく、奥のものも取り出しやすい構造になっています。
野菜室を庫内の真ん中に配置した雪下シャキット野菜室を備えており、公式の試験条件下で野菜を14日間保存できるとされているんです。製氷室にはトリプルメガアイスが搭載されており、標準・大・特大という3種類の大きさの氷を作り分けられます。
独自の機能
- トリプルメガアイス標準氷・大氷・特大氷という3種類の大きさの氷を製氷室で作り分けられます。
- 雪下シャキット野菜室野菜室を庫内の真ん中に配置し、外気温20℃・ラップなし・チルドモードONの条件で14日間の保存を確認した試験結果が示されています。
- ピラーレスフレンチドアドアの間を仕切るセンターピラーがない構造で、ドアの開閉がスムーズになり、ドアポケットも広く使えます。
- つないでもっと節電無線LAN接続を使って生活リズムに合わせた運転を行い、通常運転より最大約35%の節電になるとされています。
項目ごとの比較
省エネ基準達成率10%差
省エネ基準達成率は、国が定めた省エネルギー基準に対してどれだけ達成しているかを示す指標で、100%が基準を満たすラインです。
達成率の数値が高いほど、基準に対して余裕を持って省エネ性能を確保していることになります。
日立が120%、シャープが110%で、日立の方が10ポイント高くなっています。
年間消費電力量23kWh差
年間消費電力量は、その冷蔵庫を1年間使い続けた場合に必要な電力量の目安を示す数値です。
この数値が小さいほど、同じように使っても消費する電力が少なく済みます。ドアの開閉頻度や庫内温度の設定によって実際の使用量は変わりますが、機種ごとの効率を比べる基準になるはずです。
日立が267kWh/年、シャープが290kWh/年で、日立の方が年間23kWh少なくなっています。
定格内容積10L差
定格内容積は、冷蔵室や冷凍室、野菜室などをすべて合わせた庫内の収納容量を示す値です。
内容積が大きいほど、まとめ買いした食材や作り置きを余裕を持って収納できます。ただし内容積の大きさは本体サイズにも影響するため、設置スペースと合わせて考える必要があるでしょう。
定格内容積は日立R-HZC62Yが617L、シャープSJ-MF61Rが607Lで、日立の方が10L大きくなっています。収納量を少しでも増やしたい家庭には日立が向いています。
本体の大きさ
本体の幅は設置できる場所を左右する項目で、幅が狭い方が置ける場所の選択肢は広がりますが、幅に余裕がある方が庫内容量を確保しやすくなる面もあります。
日立は68.5cm、シャープは785mmという数値が示されていますが、単位の表記が異なっています。設置場所の幅に収まるかどうかを判断する材料として、事前に測っておきましょう。
本体質量12kg差
本体が軽いほど搬入や設置場所の変更がしやすくなりますが、質量の大小だけで庫内の使い勝手や性能が決まるわけではありません。
日立が127kg、シャープが115kgで、シャープの方が12kg軽くなっています。搬入経路の広さに不安がある家庭は、この差を意識しておくとよいでしょう。
ドア数・ドアの開き方
- フロストガラスドア
- ドア数: 6ドア
- ドアタイプ:
- ピラーレスフレンチドア(メタルドア)
- オートクローズ(ドアが約30°以内になると自動で閉まる)
ドアの枚数や開き方は、開閉時に必要なスペースや庫内へのアクセスのしやすさに関わる項目です。
ドアの数が多いと、目的の部屋だけを開けやすくなり、開閉のたびに逃げる冷気を抑えやすくなります。一方でフレンチドアのように左右に開くタイプは、片開きのドアに比べて庫内を広く見渡しやすいという特徴があります。
日立はフロストガラスドア、シャープは6ドアのピラーレスフレンチドア(メタルドア)と、採用しているドア構造が異なります。開閉のしやすさは設置場所や使う人の動線によって感じ方が変わる項目ではないでしょうか。
設置に必要なすき間・スペース
- 738
- 壁ぎわ設置した場合の壁からのスペース: 15mm以上
- 最小必要設置スペース※2: 幅795mm×奥行630mm×高さ1,885mm
設置に必要なすき間は、冷蔵庫を安全に使うために壁や天井との間に空けておくべき余白を示しています。
すき間が狭くて済むほど設置できる場所の候補が増えますが、放熱のためのスペースは確保しておく必要があります。最小必要設置スペースが幅・奥行き・高さで示されていると、置き場所の採寸と直接照らし合わせやすくなりますね。
日立は738、シャープは壁からのスペース15mm以上、最小必要設置スペース幅795mm×奥行630mm×高さ1,885mmという数値が示されています。示し方がメーカーで異なるため、単純な大小の比較はできない項目です。
定格消費電力
- 電動機 95/95
- 電熱装置 206/206
- 電動機95 / 95(W)
- 電熱装置171 / 171(W)
定格消費電力は、コンプレッサーなどの電動機や霜取りに使う電熱装置が動作するときに必要な電力を示す値です。
電熱装置の定格消費電力が大きいと、霜取りなどの動作時に一時的に使う電力が増えることになります。ただしこれは年間を通じた電力使用量そのものを示す値ではないため、年間消費電力量の数値と合わせて見てみてください。
電動機の定格消費電力は両機種とも95/95Wで同じですが、電熱装置は日立が206/206W、シャープが171/171Wとなっています。
製氷
- 自動製氷・急速製氷: ●*20
- 貯氷数: 約150*22
- 製氷おそうじ: ●
- はずして洗える製氷皿: ー
- 製氷室:
- 自動製氷
- トリプルメガアイス
- おいそぎ製氷
- 製氷皿清掃
- Ag⁺イオン加工製氷ユニット※6
- 貯氷数:
- 標準氷 約100個※7
- 大氷 約70個※7
- 特大氷 約48個※7
貯氷数が多いほど、来客時などまとめて氷を使う場面で作り足す手間が減ります。氷のサイズを選べるタイプは、飲み物や用途に合わせて使い分けられるという利点があるといえます。
日立は貯氷数約150個という数値が示され、シャープは標準氷約100個・大氷約70個・特大氷約48個とサイズ別の数値が示されています。数え方の基準が異なるため、貯氷数だけで単純に比較できる項目ではありません。
野菜室の機能
- 新鮮スリープ野菜室: ●*26
- うるおい野菜室: ー
- 雪下シャキット野菜室(真ん中レイアウト)
- 深浅スライドケース
- お手入れトレー
野菜室は野菜の鮮度を保つための機能で、レイアウトや構造の工夫にはメーカーごとの独自の名称が付けられています。
野菜室の保湿性やケースの構造は、野菜の鮮度の持ちや出し入れのしやすさに影響します。
日立は新鮮スリープ野菜室、シャープは雪下シャキット野菜室など、それぞれ独自の名称の機能が搭載されています。名称が異なるだけで、この表からどちらが優れているかは判断できないところです。
冷凍室の機能
- デリシャス冷凍: ●(下段1段⽬)
- 急冷凍: ー
- 新鮮冷凍(下段冷凍室)
- 快速冷凍※3(下段冷凍室2段目)
- パラパラ冷凍※4(下段冷凍室2段目)
- 味しみ冷凍※5(下段冷凍室2段目)
- タテ置き名人
冷凍室は食品を凍らせて保存するための機能で、冷凍の速さや仕上がりに関わる工夫がメーカーごとに用意されています。
急速に冷凍できる機能があると、解凍後の食品の状態を保ちやすくなるといわれています。ただしこれもメーカー独自の技術のため、表に載っている名称だけで効果の差を比較することはできないでしょう。
日立はデリシャス冷凍、シャープは新鮮冷凍や快速冷凍、パラパラ冷凍など複数の名称の機能が示されています。名称の立て方が異なるため、単純に優劣を比較できる項目ではありません。
チルド・冷蔵室の機能
- まるごとチルド: ●*13
- クイック冷却: ●*16
- スポット冷蔵(3・4段目): ー
- 真空氷温ルーム: ●
- プラズマクラスター
- プラズマクラスター集中シャワーモード
- うるおいチルド
- 低温作りおきルーム
- Wフレキシブル棚
- 高さ調節トレー
- 側取りポケット
- 出し入れラクラクライン
- ナノ低温脱臭触媒
- ガラス棚
- 棚全段取りはずし
- LED照明(天面)
チルド室や冷蔵室の機能は、肉や魚などを凍らせずに低温で保存したり、飲み物をすばやく冷やしたりする働きに関わる項目です。
チルド機能が細かく分かれているほど、食品ごとに適した温度帯で保存できる可能性があります。棚の可動域や取り外しやすさは、日々の収納や掃除のしやすさに影響しますね。
日立はまるごとチルドや真空氷温ルーム、シャープはプラズマクラスターやうるおいチルドなど、それぞれ異なる名称の機能が示されています。
スマホ連携・アプリ
- スマートフォン連携: ハピネスアップ
- 冷蔵庫カメラ: ー
- ハピネスアップ(アプリ): ●*29
- 無線LAN接続対応
- COCORO HOMEアプリ対応
- COCORO KITCHENレシピサービス対応
- サイズミックス製氷
- つないでもっと節電
- ソーラー家電連携
- おひさま除霜
- 生成AIアプリ「NIAH」(ニア)
スマホ連携やアプリは、外出先から庫内の状態を確認したり、レシピなどの情報と連携したりするための機能です。
アプリと連携できると、庫内の温度設定や運転状況をスマホから確認できる場合があり、家電を意識せずに使える場面が増えます。連携できるサービスの内容や範囲はアプリごとに異なるので、事前に比べてみてください。
日立はハピネスアップ、シャープはCOCORO HOMEアプリなど、対応するアプリやサービスがそれぞれ異なります。どちらのアプリが自分の生活に合うかで選ぶ項目です。
定格内容積・本体幅・本体質量の差をどう受け止めるか
定格内容積は、日立のR-HZC62Yが617L、シャープのSJ-MF61Rが607Lです。差は10Lで、公式スペック表の数値としては日立のR-HZC62Yのほうがわずかに大きくなっています。
冷凍食品や飲料をまとめて買う家庭では、この10Lの余裕が収納の窮屈さを感じにくくする方向に働くでしょう。
本体幅は、R-HZC62Yが68.5cm、SJ-MF61Rが785mmで、差は100mmあります。また本体質量もR-HZC62Yが127kg、SJ-MF61Rが115kgで12kgの差があります。
どちらも数値として優劣が決まっている項目ではないため、キッチンの設置スペースや搬入経路の幅に合わせてどちらが収まるかを基準に見てみてください。
年間消費電力量と省エネ基準達成率に見る省エネ性能の差
年間消費電力量は、日立のR-HZC62Yが267kWh/年、シャープのSJ-MF61Rが290kWh/年です。差は23kWhで、日立のR-HZC62Yのほうが少ない電力で1年間を過ごせる計算になります。
冷蔵庫は電源を切ることのない家電なので、この23kWhの差は毎年同じだけ積み重なっていきますよね。
省エネ基準達成率は、R-HZC62Yが120%、SJ-MF61Rが110%で、差は10ポイントです。この数値は国の定める省エネ基準に対してどれだけ効率よく使えているかを示すものなので、年間消費電力量の差と合わせて見ると、省エネ性能では日立のR-HZC62Yに一貫した優位があると読み取れます。
製氷・野菜室・冷凍室・チルドルームの機能は呼び方の違いとして受け止める
製氷、野菜室、冷凍室、チルド・冷蔵室の項目は、R-HZC62YとSJ-MF61Rでそれぞれ違う名称の機能がずらりと並んでいます。したがってこの項目を根拠に優劣をつけたり、向いている人の理由に使ったりするのは適切ではないでしょう。
R-HZC62Yの公式スペック表には、自動製氷・急速製氷や製氷おそうじ、まるごとチルド、クイック冷却、真空氷温ルーム、デリシャス冷凍、新鮮スリープ野菜室といった機能名が記載されています。
一方SJ-MF61Rの公式スペック表には、トリプルメガアイスやおいそぎ製氷、Ag⁺イオン加工製氷ユニット、プラズマクラスター、雪下シャキット野菜室、新鮮冷凍、快速冷凍、パラパラ冷凍、味しみ冷凍といった機能名が記載されています。どちらの機能が自分の使い方に合うかは、この名称と実際の使い勝手を店頭やメーカーサイトで確かめてみてください。
ドア構成とスマホ連携アプリの違いを確認する
ドアの項目では、R-HZC62Yの公式スペック表にフロストガラスドアという記載があります。スマートフォン連携についても、R-HZC62Yはハピネスアップというアプリでの連携が案内されています。
SJ-MF61Rの公式スペック表には、6ドア、ピラーレスフレンチドア(メタルドア)、ドアが約30°以内になると自動で閉まるオートクローズといった記載があります。スマホ連携では、COCORO HOMEアプリやCOCORO KITCHENレシピサービス、生成AIアプリ「NIAH」(ニア)への対応が案内されています。
まとめ
日立のR-HZC62Yとシャープのsj-mf61rは、どちらも2026年発売の冷蔵庫です。数値で明確に差がついているのは定格内容積・年間消費電力量・省エネ基準達成率の3項目で、いずれも日立のR-HZC62Yが有利な値になっています。
いちばん差が出る項目
省エネ基準達成率
R-HZC62Y のほうが 10%違います。
| 日立 R-HZC62Y | 120% |
|---|---|
| シャープ SJ-MF61R | 110% |
年間消費電力量
R-HZC62Y のほうが 23kWh、省エネです。
| 日立 R-HZC62Y | 267kWh/年*3 |
|---|---|
| シャープ SJ-MF61R | 290kWh/年※ |
定格内容積
R-HZC62Y のほうが 10L、節水です。
| 日立 R-HZC62Y | 617 L |
|---|---|
| シャープ SJ-MF61R | 607L |
どちらのメーカーを選ぶか
日立R-HZC62Y が向く人
年間消費電力量や省エネ基準達成率のように数値で比較できる項目で有利な方を選びたい人には、日立のR-HZC62Yが向いています。定格内容積も617Lとひとまわり大きいので、収納量を少しでも増やしたい家庭にも合うのではないでしょうか。
ハピネスアップによるスマートフォン連携を使いたい人にも、R-HZC62Yが選択肢になります。
シャープSJ-MF61R が向く人
6ドアのピラーレスフレンチドアやオートクローズ、プラズマクラスターといったシャープ独自の機能を重視する人には、SJ-MF61Rが向いています。COCORO HOMEアプリやCOCORO KITCHENレシピサービス、生成AIアプリ「NIAH」といった連携機能を使いたい人にも合う選択です。
年間消費電力量や省エネ基準達成率の数値ではR-HZC62Yに一歩譲りますが、それ以上に上記の機能を重視するなら選ぶ理由になるでしょう。



