象印とタイガー、炊飯器は省エネ性能で選ぶべき?|NX-AB10とJRT-A100【2026年9月】
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今回比較するのはこちらの2機種
象印炎舞炊き 2026年モデル(NX-AB10)
- 炊飯容量0.5〜5.5合炊き 0.09〜1.0L
NX-AB10は、6個のIHコイルを使う3DローテーションIH構造で釜を立体的に加熱します。炊飯中は1.0〜1.3気圧の範囲で圧力を変化させながら、大火力ユニットと集中加熱蒸らしでご飯を仕上げます。
保温は極め保温として最長40時間まで続けられ、保温経過時間表示や保温見張り番、あったか再加熱によって保温中の状態を管理できるのが心強いところです。お手入れの面では、フラットフレームやフラット庫内、洗える内ぶたを備えています。
独自の機能
- 3DローテーションIH構造(6コイル)6個のIHコイルで釜を立体的に加熱します。
- 極め保温保温を最長40時間まで続けられ、保温経過時間表示や保温見張り番、あったか再加熱を使えます。
- クリーニング機能庫内を清潔に保つための専用機能を使えます。
- 洗える内ぶた内ぶたを取り外して食器洗い乾燥機で洗えます。
タイガー土鍋ご泡火炊き 2026年モデル(JRT-A100)
- 炊飯容量1L
JRT-A100は、本物の土鍋を使った土鍋圧力IHジャー炊飯器です。土鍋ならではの加熱特性を活かし、内なべ外側底面の温度が約300度に達する火力で炊き上げます。
内なべ(土鍋)には割れ保証と内面コーティング保証が付いており、お手入れが必要な部品は2点にまとめられているので、扱いやすいのではないでしょうか。
独自の機能
- 土鍋圧力IH加熱本物の土鍋を使った圧力IH方式で炊き上げます。
- 約300度の大火力内なべ外側底面の温度が約300度に達する火力で炊きます。
- 内なべの保証内なべ(土鍋)には割れ保証と内面コーティング保証が付いています。
- お手入れ2点お手入れが必要な部品は2点だけです。
項目ごとの比較
消費電力量(保温時・1時間)0.7Wh差
消費電力量(保温時・1時間)は、炊き上がったあと保温を続ける間、1時間あたりに消費する電力の量です。
保温をこまめに切る家庭では差が出にくい一方、炊いたご飯を長時間保温したままにする家庭ほど、1時間あたりの差が積み重なっていくはずです。
象印NX-AB10が17.2Wh、タイガーJRT-A100が16.5Wh/時で、タイガーの方が0.7Wh少なくなっています。
消費電力量(炊飯時・1回)6Wh差
消費電力量(炊飯時・1回)は、1回の炊飯で実際に消費する電力の量です。
毎日炊飯する家庭であれば、この差は炊飯のたびに積み重なっていきます。ただし今回の差は6Whとわずかなので、日々の使用で体感できるほどの違いにはなりにくいでしょう。
象印NX-AB10が148Wh、タイガーJRT-A100が154Wh/回で、象印の方が6Wh少なくなっています。
省エネ基準達成率3%差
省エネ基準達成率は、国が定めた省エネ基準に対して、どれだけ効率よく電力を使えているかを示す割合です。100%が基準相当にあたり、数値が高いほど基準を上回っていることになります。
この数値が高い機種ほど、基準に対して相対的に省エネな設計といえます。差が小さい場合は、日々の使用感に大きな違いとして表れるとは限りません。
象印NX-AB10が105%(エコ炊飯)、タイガーJRT-A100が102%で、象印の方が3ポイント高くなっているのです。
年間消費電力量1kWh差
年間消費電力量は、1年間を通じて使ったときの電力消費量の目安となる数値です。
この数値が小さいほど、年間を通じたトータルの電力消費を抑えられます。象印の数値はエコ炊飯を使った条件でのものである点をふまえて見る必要があるでしょう。
象印NX-AB10が81.3kWh(エコ炊飯)、タイガーJRT-A100が82.3kWh/年で、象印の方が1kWh少なくなっています。
本体の大きさ
本体の外形寸法は、キッチンに置くスペースの余白に関わってきます。幅や奥行きが小さいほど設置面積を抑えられ、高さが低いほど吊り戸棚など上部の空間にゆとりが出るわけです。
象印NX-AB10は幅26cm・奥行33cm・高さ24cm、タイガーJRT-A100は幅28.4cm・奥行36.7cm・高さ22.4cmです。設置面積を抑えたいなら象印、高さを低く抑えたいならタイガーの数値が有利になるので、設置場所を測ってから比べてみてください。
消費電力(炊飯時)360W差
消費電力(炊飯時)は、炊飯中にもっとも大きな電力を使う瞬間の目安となる数値です。
数値が大きいほど、炊飯中に他の家電と同時に使ったときブレーカーの容量にかかる負荷が大きくなります。数値が小さいほど、その点では余裕を持って使えるわけです。
象印NX-AB10は1440W、タイガーJRT-A100は1,080Wです。電子レンジやドライヤーなど他の家電と同じタイミングで使うことが多い家庭では、この差が使い勝手に関わってくるのではないでしょうか。
質量0.7kg差
本体の質量は、置き場所を移動させる機会や、内釜を洗うときなどの持ち運びやすさに関わってきます。軽いほど扱いやすく、重いほど持ち上げる負担は増えるでしょう。
象印NX-AB10が8.0kg、タイガーJRT-A100が7.3kgで、タイガーの方が0.7kg軽くなっています。日常的に持ち上げて移動させることが多いなら、この差は扱いやすさに直結するはずです。
炊飯容量
炊飯容量は、一度に炊くことができるお米の量の範囲を示す数値です。
対応できる炊飯量の範囲が広いと、少人数分から大人数分まで一台でまかないやすくなります。一方で、ふだん炊く量がほぼ決まっている家庭では、範囲の広さそのものはあまり意味を持たないかもしれません。
象印NX-AB10は0.5〜5.5合(0.09〜1.0L)という範囲で炊飯量が示されており、タイガーJRT-A100は1Lという数値で示されています。炊く量が少人数分から大人数分まで変動しやすい家庭ほど、範囲で示された象印の数値が目安になるでしょう。
炊飯容量の数値が違います
NX-AB10の炊飯容量は、0.5〜5.5合炊きという合数の範囲と、0.09〜1.0Lという容量の範囲の両方で示されています。下限が0.5合、0.09Lまで示されているため、一人分や少量だけを炊きたいときの目安がはっきりしているのです。
上限は5.5合、1.0Lで、来客時などまとまった量を炊く場合の目安にもなります。
JRT-A100の炊飯容量は、1Lという数値で示されています。NX-AB10の上限である1.0Lと並ぶ水準の数値で、まとまった量を炊く場合の目安になるでしょう。
数値の示され方は機種によって異なりますが、少量から多めまでの幅を具体的な合数とリットルの両方で確認したい人には、NX-AB10の表記の方が目安を立てやすいのではないでしょうか。
炊飯時にかかる電力は、瞬間値と1回分で違いが出ます
炊飯時の消費電力は、NX-AB10が1440W、JRT-A100が1,080Wで、差は360Wです。この数値は炊飯中に使う瞬間的な電力の大きさを表すもので、他の家電と同時に使う場合のコンセントや配線側の余裕を考えるときの目安になります。
炊飯1回あたりの消費電力量は、NX-AB10が148Wh、JRT-A100が154Whで、差は6Whです。1回ごとの差は小さいものの、毎日炊飯を続ける家庭では、この6Whの差が積み重なっていくわけです。
瞬間的な電力の大きさを示す消費電力と、1回の炊飯で実際に使われる消費電力量は、それぞれ違うことを表す数値です。
保温にかかる電力は、JRT-A100の方が少なく済みます
保温1時間あたりの消費電力量は、JRT-A100が16.5Wh、NX-AB10が17.2Whで、差は0.7Whです。1時間あたりでは小さな差ですが、炊飯後にすぐ食べきらず、保温したまま長く置いておくことが多い人ほど、この差が積み重なっていくはずです。
反対に、炊いたご飯をすぐに食べきってしまい、保温をほとんど使わない人にとっては、この差の影響は小さくなります。使い方によって、この0.7Whという差の重みは変わってくるのではないでしょうか。
年間の消費電力量と省エネ基準達成率は、NX-AB10がわずかに有利です
年間消費電力量は、NX-AB10がエコ炊飯の条件で81.3kWh、JRT-A100が82.3kWhで、差は1kWhです。1年を通して使う電力の量として見ると、NX-AB10の方がわずかに少なく済む水準になります。
省エネ基準達成率も、NX-AB10がエコ炊飯の条件で105、JRT-A100が102%で、差は3%です。年間の電力の使われ方という点では、NX-AB10がわずかに有利な数値を示しているといえます。
年間消費電力量と省エネ基準達成率のどちらも、NX-AB10がわずかに上回っています。1年を通して使い続けるほど、この差が積み重なっていくでしょう。
本体の大きさと質量にも違いがあります
本体の幅は、NX-AB10が26cm、JRT-A100が28.4cmで、差は24mmです。奥行はNX-AB10が33cm、JRT-A100が36.7cmで、差は37mmあり、設置スペースの奥行方向にはJRT-A100の方がやや余裕を必要とします。
高さはNX-AB10が24cm、JRT-A100が22.4cmで、差は16mmです。幅と奥行ではNX-AB10の方がコンパクトな数値になっている一方、高さはJRT-A100の方が低く抑えられており、置き場所の条件によって、どちらの数値が効いてくるかが変わってきます。
質量はNX-AB10が8.0kg、JRT-A100が7.3kgで、差は0.7kgです。置いたまま使うことが多い炊飯器でも、掃除のときや棚に載せ替えるときには持ち上げる場面があり、軽いJRT-A100の方が扱いやすい場面が出てくるはずです。
まとめ
象印のNX-AB10とタイガーのJRT-A100は、どちらも2026年に発売された炊飯器で、炊飯容量の示され方や消費電力、本体サイズに違いがあります。炊飯1回あたりの消費電力量と年間消費電力量、省エネ基準達成率はNX-AB10がわずかに上回り、保温1時間あたりの消費電力量はJRT-A100の方が少なく済みます。
本体の幅・奥行・高さ・質量にも差があり、置き場所や扱いやすさの点で向き不向きが分かれます。
いちばん差が出る項目
消費電力量(保温時・1時間)
JRT-A100 のほうが 0.7Wh、省エネです。
| 象印 NX-AB10 | 17.2Wh |
|---|---|
| タイガー JRT-A100 | 16.5Wh/時 |
消費電力量(炊飯時・1回)
NX-AB10 のほうが 6Wh、省エネです。
| 象印 NX-AB10 | 148Wh |
|---|---|
| タイガー JRT-A100 | 154Wh/回 |
省エネ基準達成率
NX-AB10 のほうが 3%違います。
| 象印 NX-AB10 | 105(エコ炊飯) |
|---|---|
| タイガー JRT-A100 | 102% |
どちらのメーカーを選ぶか
象印NX-AB10 が向く人
少量から炊きたい人や、来客時にまとまった量も炊きたい人には、0.5〜5.5合という範囲が具体的に示されているNX-AB10が判断材料になるでしょう。年間消費電力量と省エネ基準達成率もわずかに上回っているため、毎日炊飯を続ける家庭で少しずつ電力の差を積み重ねたくない人にも向いています。
幅と奥行をコンパクトに抑えたい設置場所であれば、その点でも選びやすい機種です。
タイガーJRT-A100 が向く人
炊いたご飯を保温したまま長く置いておくことが多い人には、保温1時間あたりの消費電力量が少ないJRT-A100が向いているといえます。設置場所の高さに制限があり、本体を低く抑えたい場合や、持ち運びや置き換えの際に軽さを優先したい場合にも、JRT-A100の数値が判断材料になるでしょう。
幅や奥行はJRT-A100の方がやや大きい数値のため、設置スペースの奥行方向に余裕があるかどうかを確かめておきましょう。



