パナソニックとタイガーのオーブントースター、低温調理向きはどっちが買い?|NT-D700とKAM-S132の違い【2026年9月】
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今回比較するのはこちらの2機種
パナソニックビストロ 2021年モデル(NT-D700)
パナソニック NT-D700は、遠赤外線ヒーターと近赤外線ヒーターを組み合わせた「遠近トリプルヒーター」で、パンの表面と内部を同時に加熱するオーブントースターです。パンの厚みや庫内温度などの状態に応じて焼き方を変える「インテリジェント制御」を備えており、薄切りから厚切り、冷凍のパンまでメニューを選んで焼けます。
トースト以外にも、そうざいパンや焼きいもを温度調節しながら焼くメニューが用意されているのも便利です。庫内はコンパクトで、予熱なしでオーブン調理を始められるとされています。
独自の機能
- 遠近トリプルヒーター遠赤外線ヒーターで表面を焼きながら、近赤外線ヒーターで食材の内部まで熱を届けます。
- インテリジェント制御食パンの厚みや温度、庫内温度や電圧などの条件に応じて焼き方を調整します。
- 冷凍選択メニュー冷凍うすぎりトースト・冷凍あつぎりトーストをメニューから選んで焼けます。
- 温度調節機能120℃から260℃まで8段階で温度を設定できます。
タイガーやきたて 2024年モデル(KAM-S132)
- 発売2024年9月
KAM-S132は、庫内を広めにとることでトースト3枚や約25cmサイズのピザまで焼けるようにしたオーブントースターです。上部に遠赤ヒーターを含むトリプルヒーターを採用し、トーストの表面と食材の中まで熱が通るように加熱します。
グラタンや焼き芋のように調理時間が長いメニューにも対応できるよう、30分まで設定できるタイマーを備えているのです。焼アミとパンくずトレイは本体から取り外せる作りになっています。
独自の機能
- ワイド&ビッグ庫内トースト3枚や約25cmピザも入る広さの庫内です。
- 30分のロングタイマー長めの調理時間でもタイマーを設定しなおす必要がありません。
- 平行スライド焼アミ焼アミが平行にせり出すので、熱いトーストや高さのある食材も出し入れしやすくなっています。
- 取り外して丸洗いできる焼アミ・パンくずトレイどちらも本体から外して洗えるようになっています。
項目ごとの比較
本体の大きさ
本体の幅はNT-D700が34.1cm、KAM-S132が35.1cmで、両者の差はわずかです。本体の高さはNT-D700が26.9cm、KAM-S132が22.5cmで、KAM-S132の方が低くなっています。キッチンの棚下など高さに制限のある場所に置く場合、この差が設置できるかどうかを左右します。
設置場所の高さに余裕がない場合はKAM-S132が収まりやすく、幅についてはどちらを選んでもほぼ差がありません。
質量0.6kg差
質量はNT-D700が約4.3kg、KAM-S132が3.7kgです。軽いKAM-S132は、掃除のときに持ち上げたり置き場所を変えたりする作業がしやすくなります。重いNT-D700は、その分本体が動きにくく、使用中の安定感につながるのです。
頻繁に持ち上げたり移動させたりする使い方ならKAM-S132の軽さが扱いやすく、据え置きで使うならNT-D700の重さは気にならない差ではないでしょうか。
温度調節
温度調節の数値は、設定できる温度の下限と上限を表しています。下限が低いほど、発酵や低温調理のように焼き色をつけずにじっくり加熱する使い方がしやすくなるわけです。
下限を比べると、KAM-S132は約80度から設定できるのに対し、NT-D700は120℃からです。低い温度から使えるKAM-S132は、じっくり加熱する調理の幅が広がります。一方、上限はNT-D700が260℃、KAM-S132が約250度で、NT-D700の方が高い温度まで上げられます。
低温からじっくり加熱する使い方を重視するなら、約80度から設定できるKAM-S132が候補になるでしょう。より高い温度でこんがり仕上げたい場面では、NT-D700の260℃という上限が生きてきます。
庫内寸法
庫内寸法は、焼ける食材や置ける皿の大きさの目安になる数値です。
幅を比べると、KAM-S132が30cm、NT-D700が26.0cmで、KAM-S132の方が広く、大きめの皿や食パンを並べて置くときに余裕が生まれます。奥行きもKAM-S132が26.5cm、NT-D700が25.0cmで、KAM-S132の方がやや長くなっているのです。一方、高さはNT-D700が9.5cm、KAM-S132が9cmで、NT-D700の方がわずかに高く、背の高い器を使う場合に余裕があります。
大きめの皿やパンを庫内に並べて使いたい場合はKAM-S132の幅と奥行きが有利です。背の高い器を使う場面では、NT-D700の高さがわずかに勝るといえるでしょう。
温度調節の範囲に差があります
温度調節の範囲は、NT-D700が○120~260℃、KAM-S132が約80度~250度です。両者の差は、下限側でKAM-S132がより低い温度まで設定できる点と、上限側でNT-D700がより高い温度まで設定できる点の二つに分かれます。
低い温度からじっくり加熱したい料理を作りたい人にとっては、80度前後から設定できるKAM-S132の方が選択肢が広がるでしょう。一方で、260℃という高い温度まで上げられるNT-D700は、短時間で表面をしっかり焼き上げたいときに強みを発揮します。
庫内寸法の違いは「入るものの大きさ」に直結します
庫内寸法は、NT-D700が26.0×25.0×9.5cm、KAM-S132が30×26.5×9cmです。KAM-S132は幅・奥行きともにNT-D700より広く取られていて、幅は4.0cm、奥行きは1.5cm大きくなっています。
この差は、庫内に入れられる皿や食材の大きさに直結するのです。大きめの耐熱皿やグラタン皿を使いたい人、複数枚のトーストや食材を並べて焼きたい人には、庫内の広いKAM-S132の方が向いているでしょう。
一方で高さは、NT-D700が9.5cm、KAM-S132が9cmで、NT-D700の方が0.5cm高くなっています。背の高いパンや食材を庫内に立てて入れたい場合は、この0.5cmの差がわずかに効いてきます。
本体サイズと質量は置き場所や扱いやすさに関わります
本体の幅は、NT-D700が34.1cm、KAM-S132が35.1cmで、差は10mmです。この程度の差であれば、多くのキッチンでは置き場所の選択に大きな影響は出ません。
一方で本体の高さは、NT-D700が26.9cm、KAM-S132が22.5cmで、差は44mmあります。戸棚の下やレンジ台の棚の中など、高さに制限のある場所に置きたい場合は、低いKAM-S132の方が収まりやすくなるでしょう。
質量は、NT-D700が約4.3kg、KAM-S132が3.7kgで、差は0.6kgです。持ち上げて掃除をしたり、季節や気分で置き場所を変えたりする機会が多い人には、軽いKAM-S132の方が扱いやすく感じられるかもしれません。
まとめ
パナソニックのNT-D700とタイガーのKAM-S132は、温度調節の範囲と庫内寸法に大きな違いがあります。低い温度からじっくり加熱したい人や庫内の広さを重視する人はKAM-S132が候補になり、高い温度までしっかり焼き上げたい人や庫内の高さを重視する人はNT-D700が候補になるでしょう。
本体の高さや質量にも差があるため、置き場所や扱いやすさも選ぶときの手がかりになります。
どちらのメーカーを選ぶか
パナソニックNT-D700 が向く人
NT-D700は、260℃という高めの温度まで設定でき、庫内の高さも9.5cmとKAM-S132よりわずかに高く確保されています。短時間でしっかり焼き色をつけたい料理や、背の高い食材を庫内に入れたい人に向いているでしょう。
本体の高さは26.9cmとKAM-S132より高くなるため、置き場所に十分な高さの余裕がある場合に選びやすい一台です。
タイガーKAM-S132 が向く人
KAM-S132は、約80度からと低めの温度まで設定できるうえ、庫内の幅・奥行きもNT-D700より広く取られています。低い温度からじっくり加熱したい人や、大きめの皿・食材を庫内に入れたい人に向いているといえます。
本体の高さは22.5cmと低く、質量も3.7kgと軽いため、置き場所の高さに制限がある家庭や、持ち運び・掃除のしやすさを重視する人にも扱いやすい一台ではないでしょうか。



