パナソニック 電子レンジ・オーブンは新モデルが買い?ヒーター出力の差を比べる|NE-MS4EとNE-MS4C【2026年9月】
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今回比較するのはこちらの2機種
パナソニック電子レンジ 2026年モデル(NE-MS4E)
NE-MS4Eは総庫内容量26Lのオーブンレンジで、カップボードにも設置しやすいコンパクトなサイズを掲げています。天面がフラットな大火力平面ヒーターを採用し、庫内天井をふきんで拭けるようにすることで、お手入れのしやすさを高めているのです。
あたためでは、手動あたための途中でスピードボタンを押すと出力を切り換えて加熱時間を短縮できる機能や、-10℃から90℃まで設定できる温度調節機能を備えています。オーブンは最高250℃まで対応する一段式で、耐熱ガラスボウルに材料を入れて仕上げる自動メニューによって、パスタやシチューなど複数の料理を作れるとしています。
独自の機能
- お急ぎあたため手動あたため(500W/600W)を実行中にスピードボタンを押すと、出力を最大1000Wに切り換えて加熱時間を短縮できます。
- ビストロにおまかせの自動メニュー耐熱ガラス製ボウルに材料を入れておくと、パスタ・シチュー・中華・煮物・やみつき野菜・スープを自動で仕上げます。
- 冷凍ごはん・冷凍うどんメニュー冷凍のごはんやうどんと材料を耐熱容器に入れておくと、事前の解凍やお湯を沸かす手間なく1人分の料理を作れます。
- 大火力平面ヒーターヒーターが露出しないフラットな天面になり、庫内天井をふきんで拭けるようになりました。
前モデル(NE-MS4D・2025年発売)からの変更点
グリルとオーブンの加熱方式は、前モデルの遠赤Wヒーターから大火力平面ヒーターに変わりました。ヒーター出力は1200Wから1330Wへ、消費電力は1220Wから1350Wへ上がっており、自動メニュー数も77から83に、取説掲載レシピ数も69から80に増えています。
一方で、本体の質量は14.0kgから14.7kgに増え、省エネ法区分はBからDになったので、電気代が気になる人は確かめておきましょう。
パナソニック電子レンジ 2024年モデル(NE-MS4C)
- 発売2024年9月
項目ごとの比較
省エネ性能 > 省エネラベリング制度 > 年間消費電力量3kWh差
本体の大きさ
庫内の高さは、中に入れられる器や食材の高さを決めます。背の高いマグカップやふた付きの容器、膨らむパンやケーキを焼くときに関わってきます。
NE-MS4Eは庫内の高さが209mmで、NE-MS4Cより3mm高くなっています。高さぎりぎりの容器を入れるときにはこの3mmが効くこともありますが、ふだん使う器ではほとんど違いを感じない程度の差です。
庫内の高さは、NE-MS4Eの方がわずかに余裕があります。手持ちの背の高い容器が206mmと209mmの間に収まる場合だけ、NE-MS4Eを選ぶ理由になります。
グリル > 消費電力130W差
グリルを使っているあいだに、コンセントから取り込む電力です。同じ回路でほかの家電を同時に使うと、ブレーカーが落ちるかどうかに関わります。
NE-MS4EはNE-MS4Cより130W多く電力を使い、その分をヒーターの出力に回しています。電子ケトルやトースターなどを同じ回路で同時に使う家庭では、NE-MS4Eのほうがブレーカーの余裕が小さくなるので気をつけましょう。
キッチンの回路にほかの家電を多くつないでいる家庭では、NE-MS4Cのほうが扱いやすくなります。グリルの火力を優先するのであれば、130W多く使うことを受け入れてNE-MS4Eを選ぶことになるでしょう。
グリル > ヒーター出力130W差
グリルのヒーターが実際に熱として出す力です。一般に、この値が大きいほど庫内の上側を強く加熱できます。
NE-MS4EはNE-MS4Cよりヒーター出力が130W大きく、グリルでより強く熱を当てられます。その一方で、消費電力もちょうど同じだけ増えているため、火力と電力の余裕はトレードオフの関係にあるのです。
魚や肉に焼き色をしっかり付けたい人には、ヒーター出力の大きいNE-MS4Eが合うでしょう。グリルは補助的に使う程度で、同時に使う家電とのバランスを気にする人には、NE-MS4Cで足ります。
オーブン > 消費電力130W差
オーブン調理のあいだにコンセントから取り込む電力です。オーブンは長く加熱し続けることが多いため、ほかの家電との同時使用に気を配る場面が増えます。
オーブンでもグリルと同じく、NE-MS4EはNE-MS4Cより130W多く電力を使います。焼き菓子やローストのように加熱時間が長い調理では、そのあいだずっと回路の余裕が小さい状態が続くわけです。
オーブン中に炊飯器や電気ケトルを同じ回路で動かすことが多い家庭では、NE-MS4Cのほうが安心して使えるはずです。回路に余裕がある家庭であれば、この差は選ぶ決め手にはなりにくい項目です。
オーブン > ヒーター出力130W差
オーブン調理でヒーターが熱として出す力です。一般に、この値が大きいほど庫内の温度を上げる力が強くなります。
NE-MS4EはNE-MS4Cよりオーブンのヒーター出力が130W大きくなっています。庫内を温める力に余裕がある反面、使う電力も同じだけ増えるのです。
オーブン調理をよく使い、加熱の力に余裕が欲しい人にはNE-MS4Eが向いています。オーブンは年に数回という人であれば、NE-MS4Cでも用途は満たせるでしょう。
質量0.5kg差
NE-MS4EはNE-MS4Cより0.5kg重くなっています。一度置いたらほとんど動かさない家電ですので、日々の使い勝手にはほぼ影響しないはずです。
重さの差はわずかで、この項目はどちらを選ぶかの決め手にはなりません。
省エネ性能 > 年間消費電力量 > レンジ部2.6kWh差
全体の年間消費電力量のうち、電子レンジ機能で使う分です。温め直しを中心に使う家庭では、この値が電気代にいちばん関わります。
レンジ部では、NE-MS4EがNE-MS4Cより1年あたり2.6kWh少なくなっています。全体の差3kWhの大半はここから来ているため、NE-MS4Eの省エネ面での強みは、おもにレンジ機能にあると読めるでしょう。
毎日の温めでレンジを多く使う人ほど、NE-MS4Eの少ない消費電力量が生きてくるはずです。
省エネ性能 > 年間消費電力量 > オーブン部0.4kWh差
全体の年間消費電力量のうち、オーブン機能で使う分です。焼き物やお菓子作りによく使う家庭では、この値を見ておくと参考になります。
オーブン部の差は1年あたり0.4kWhで、NE-MS4EとNE-MS4Cはほとんど同じです。オーブンをよく使う人でも、この項目で差が出ることはほぼないでしょう。
オーブン機能での電力量は2機種でほぼ同じなので、ここでどちらかを選ぶ必要はありません。
庫内形状
どちらもターンテーブルの無い平らな庫内です。器を置く位置を回転皿に合わせる必要がなく、四角い器も置けます。
呼び方は「ワイド&フラット」と「フラット」で違いますが、庫内の幅はどちらも370mmです。この項目では、どちらを選んでも入る器の大きさは変わらないと読んでください。
操作部
表示部は、設定した温度や時間、メニューを確かめるところです。バックライトの有無によって、周りが暗いときの読みやすさが変わります。
NE-MS4Eのホワイトバックライト液晶は表示そのものが光るため、照明を落としたキッチンや手元が影になる置き場所でも数字を読み取れます。NE-MS4Cのグレー液晶は自分では光らないので、読みやすさは部屋の明るさに左右されるわけです。明るいキッチンで使うのであれば、この差を感じる場面は少なくなります。
夜にキッチンの照明を落として温め直すことが多い人や、レンジを棚の下段など暗い場所に置く人には、NE-MS4Eが向いているといえます。明るい場所に置くのであれば、この項目はNE-MS4Cを選ばない理由にはなりません。
グリル > 加熱方式
グリル調理で庫内の上から焼き色を付けるヒーターの種類です。形や素材が違うと、熱の当たり方が変わります。
NE-MS4Eは大火力平面ヒーター、NE-MS4Cは遠赤Wヒーターを使っています。方式の名前だけでは焼き上がりの優劣は決められないため、実際の火力の差はヒーター出力の項目で確かめてみてください。
この項目は、2機種でグリルのヒーターが別物になっていることを示しています。どちらを選ぶかは、方式の名前ではなくヒーター出力の差で判断するのが確かでしょう。
取説掲載レシピ数
本体に付いてくる取扱説明書に載っているレシピの数です。買ってすぐ、手元の冊子を見ながら作れる料理の幅を表しています。
NE-MS4EはNE-MS4Cより13品多くレシピが載っています。レシピを見ながら作る料理の選択肢が増える一方で、普段作る料理が決まっている人にとっては差を感じにくい部分でしょう。
付属のレシピを頼りにレンジ料理のレパートリーを広げたい人には、NE-MS4Eが合います。自分の定番メニューを温めや解凍中心で使う人であれば、この差で選ぶ必要はありません。
自動メニュー数
メニューを選ぶだけで、加熱の方法や時間を本体が決めてくれる機能の数です。多いほど、温度や時間を自分で設定しなくて済む料理が増えます。
NE-MS4EはNE-MS4Cより自動メニューが32多く、ボタン操作だけで任せられる料理の種類が大きく広がります。ただし、メニューが多いほど目的のものを探す手間も増えるため、温めと解凍くらいしか使わない人には持て余すこともあるでしょう。
加熱の設定を考えずに料理まで任せたい人には、NE-MS4Eがはっきり有利です。使う機能が温めや解凍に限られる人であれば、NE-MS4Cの51メニューで困る場面は少ないはずです。
寸法 > 庫内寸法
庫内の幅・奥行・高さで、入れられる器や食材の大きさを決めます。特に高さは、深い器やふたをした容器が入るかどうかに関わります。
幅と奥行は2機種で同じで、違いは高さだけです。NE-MS4Eのほうが3mm高くなっていますが、入る器の大きさが目に見えて変わるほどの差ではありません。
庫内の大きさは、2機種でほぼ同じと読んでかまいません。高さぎりぎりの器を使う予定がない限り、この項目で選び分ける必要はないでしょう。
省エネ性能 > 省エネラベリング制度 > 省エネ法区分
省エネ法で電子レンジを種類や構造ごとに分けるための区分です。省エネ性能の成績を表す記号ではなく、同じ区分の中で基準と比べるための分類として使われます。
NE-MS4EはD、NE-MS4CはBで、2機種は別の区分に入っています。区分の文字そのものは良し悪しを表さないため、この違いから省エネ性能の優劣を読み取ることはできません。
この項目は、2機種が省エネ法上で別の種類として扱われていることを示すものです。どちらを選ぶかは、この区分ではなく、消費電力やヒーター出力など、ほかの項目で判断してみてください。
グリルとオーブンの火力はNE-MS4Eの方が高くなっています
いちばん大きな変更は、グリルとオーブンのヒーターです。NE-MS4Eは大火力平面ヒーターを使っていて、ヒーター出力は1330Wです。
NE-MS4Cは遠赤Wヒーターを使っていて、ヒーター出力は1200Wになります。ヒーターの種類が変わったうえで、出力も130W引き上げられているのです。
この差は、グリルとオーブンを使う料理にだけ関わります。温め直しや解凍のようにレンジ機能ばかり使う家庭では、ヒーターの違いを実感する場面はあまりないでしょう。
一方で、魚や肉を焼いたり、お菓子やパンを焼いたりすることが多い家庭では、新しいNE-MS4Eを選ぶ理由になります。
ただし、出力が高い分だけ、グリルやオーブンを使っている間の消費電力はNE-MS4Eが1350W、NE-MS4Cが1220Wになっています。電子レンジと同時に電気ケトルや炊飯器を使うことが多いキッチンでは、NE-MS4Eの方がブレーカーの余裕が小さくなる点に注意してください。
自動メニューと液晶表示はNE-MS4Eの方が充実しています
自動メニュー数は、NE-MS4Eが83、NE-MS4Cが51です。取扱説明書に載っているレシピも、NE-MS4Eが80、NE-MS4Cが67で、NE-MS4Eの方が13多くなっています。
メニューを選ぶだけで調理を任せたい人にとっては、使える場面が広いNE-MS4Eの方が頼りになるでしょう。
その反面、決まった数品の温めや解凍にしか使わない人には、メニューの数が増えてもあまり関係がありません。自動メニューを普段どのくらい使っているかを振り返ると、この差がどれだけ効くかを判断しやすくなりますよ。
操作部の液晶は、NE-MS4Eが白いバックライト付きで、NE-MS4Cはバックライトのないグレーの液晶です。メニューの数が増えると、画面で選ぶ項目も増えます。
そのため、表示が光って読みやすいことは、NE-MS4Eのメニューの多さを活かすうえでも役に立つはずです。
庫内の高さが3mm増え、本体は0.5kg重くなっています
庫内の寸法は、どちらも幅370mm、奥行335mmで同じです。高さだけが違っていて、NE-MS4Eが209mm、NE-MS4Cが206mmなので、NE-MS4Eの方が3mm高くなっています。
庫内の形はNE-MS4Eが「ワイド&フラット」、NE-MS4Cが「フラット」と書かれていますが、入れられる器の幅や奥行は変わりません。
3mmの差は、背の高い器やふくらむ生地を入れるときに、ほんの少し余裕が生まれる程度のものです。入れたい器が今のサイズで足りている人にとっては、決め手になるほどの違いではないでしょう。
本体の質量は、NE-MS4Eが14.7kg、NE-MS4Cが14.2kgです。NE-MS4Eの方が0.5kg重いので、棚の上に置くときや、掃除のために動かすときには少しだけ負担が増えます。
新しい方が重くなっている点は、NE-MS4Eの数少ない不利な点といえます。
年間消費電力量はNE-MS4Eの方が少なくなっています
省エネラベリング制度の年間消費電力量は、NE-MS4Eが70.4kWh/年、NE-MS4Cが73.4kWh/年です。NE-MS4Eの方が1年あたり3kWh少なく、そのうちレンジ部で2.6kWh、オーブン部で0.4kWhの差があります。
省エネ法区分は、NE-MS4EがD、NE-MS4CがBと別の区分に分けられているのです。
ヒーターを強くしたNE-MS4Eですが、1年を通した消費電力量はわずかに少なくなっています。差の大部分はレンジ部から生まれているので、温め直しや解凍でレンジ機能を毎日使う家庭ほど、この差の恩恵を受けやすいはずです。
とはいえ、1年あたり3kWhという差は大きくありません。消費電力量だけを理由にNE-MS4Cから買い替えるほどの違いではないので、火力やメニューの違いとあわせて判断してみてください。
まとめ
2026年モデルのNE-MS4Eは、2024年モデルのNE-MS4Cよりグリルとオーブンのヒーター出力が130W高く、自動メニューも83に増えています。操作部には白いバックライト付きの液晶が使われていて、年間消費電力量も3kWh少なくなっているのです。
その一方で、本体は0.5kg重くなり、グリルやオーブンを使っている間の消費電力は130W大きくなっています。
新型と旧型、どちらを買うか
パナソニックNE-MS4E が向く人
NE-MS4Eは、グリルやオーブンで焼く料理をよく作り、ヒーター出力が1330Wに上がったことを活かしたい人に向いています。自動メニューを83の中から選んで調理を任せたい人や、バックライト付きの液晶で表示を読みやすくしたい人にとっても、新しいモデルを選ぶ理由があるでしょう。
パナソニックNE-MS4C が向く人
NE-MS4Cは、レンジ機能での温めや解凍が中心で、グリルやオーブンはたまにしか使わない人に向いています。庫内の幅や奥行は新しいモデルと同じなので、入れる器の大きさで困ることはありません。
本体がNE-MS4Eより0.5kg軽く、グリルやオーブンを使っている間の消費電力も130W小さい点は、NE-MS4Cの利点になります。



