パナソニック 電子レンジ・オーブン 新モデルと前モデルの違い|NE-BS9DとNE-BS9C【2026年9月】
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今回比較するのはこちらの2機種
パナソニックビストロ 2025年モデル(NE-BS9D)
- 発売2025年6月
パナソニックビストロ 2024年モデル(NE-BS9C)
- 発売2024年6月
項目ごとの比較
省エネ性能 > 省エネラベリング制度 > 年間消費電力量1.8kWh差
決められた使い方で1年間使ったときに、どれだけ電気を使うかを示した値です。値が小さいほど、同じように使ったときの電気代を抑えられます。
NE-BS9Dは72.0kWh/年、NE-BS9Cは70.2kWh/年で、新しいNE-BS9Dの方が1.8kWh多くなっています。1年を通して見ても差はわずかですが、新しいモデルの方が省エネで劣っている点は押さえておく価値がありますね。
年間の消費電力量を少しでも抑えたい人にはNE-BS9Cが合います。差は1.8kWhなので、ほかの項目を優先して選んでも大きな違いにはならないでしょう。
レンジ > 出力 > 自動出力 > 切り換わり後の出力100W差
自動メニューで最高出力を使ったあと、切り換わって温めを続けるときの出力です。この値が高いほど、切り換わったあとも強めに加熱を続けられます。
切り換わったあとの出力は、NE-BS9Dが600W、NE-BS9Cが700Wで、NE-BS9Cの方が100W高くなっています。量の多いおかずを自動メニューで温め続ける場面では、NE-BS9Cの方が強めの出力で加熱を続けるわけです。NE-BS9Dは切り換わったあとの出力が控えめなので、じっくり温める運転になります。
自動あたための後半も強めの出力で温めたい人にはNE-BS9C、後半は控えめな出力で温める運転でよい人にはNE-BS9Dが合うでしょう。
質量0.4kg差
NE-BS9Dは約19.5kg、NE-BS9Cは約19.9kgで、差は0.4kgです。設置や掃除のために本体を動かす場面でも、この差で手間が変わることはほとんどありません。
重さの違いは小さいので、この項目で2機種を選び分ける必要はなさそうです。
省エネ性能 > 省エネラベリング制度 > 省エネ基準達成率2%差
国が定めた省エネの目標値を、どれだけ上回っているかを示した割合です。100%以上なら目標を達成していて、数字が大きいほど目標より省エネだという意味になります。
NE-BS9Dは102%、NE-BS9Cは104%で、どちらも基準を達成しています。ただし、新しいNE-BS9Dの方が2%低くなっています。
省エネ基準はどちらも達成しています。わずかでも省エネ性能の高い方を選びたい人には、NE-BS9Cが合うでしょう。
省エネ性能 > 年間消費電力量 > オーブン部1.8kWh差
年間消費電力量のうち、オーブン機能で使う電気の分です。焼き菓子やグラタンなど、オーブンをよく使う家庭ほど関わりが大きくなります。
NE-BS9Dは14.0kWh/年、NE-BS9Cは12.2kWh/年で、新しいNE-BS9Dの方が1.8kWh多くなっています。この差は、年間消費電力量全体の差と同じ1.8kWhです。オーブンを頻繁に使う家庭ほど、NE-BS9Cの方が電気の使用量を抑えやすいといえるでしょう。
オーブン料理をよく作り、その電気代も気にしたい人にはNE-BS9Cをおすすめします。
レンジ > 出力 > 自動出力 > 最高出力
- 1000W
- 1000W※
- (※高周波出力1000Wは最大5分で、その後自動的に700Wに切り換わります。これは「あたため」などの限定したメニューで働きます)
自動メニューで温めるときに、最初に使われるいちばん強い出力です。出力が高いほど、短い時間で食品に熱を入れられます。
最高出力はどちらも1000Wで同じです。NE-BS9Cには、1000Wで動くのは最大5分までで、その後は自動的に700Wに切り換わるという注記が付いています。この1000Wが使われるのは「あたため」などの限られたメニューだけだと書かれています。
自動メニューで最初に使われる出力はどちらも1000Wなので、この項目で2機種を選び分ける必要はなさそうです。
レンジ > 出力 > 手動出力
自分でワット数を選んで温めるときに使える出力の段階です。高い出力を選べると、市販品の温め時間の表示に合わせて設定しやすくなります。
表に並んでいる手動出力のうち最も高い値は、NE-BS9Dが1000W、NE-BS9Cが800Wで、NE-BS9Dの方が400W高くなっています。600W以下の段階とスチーム300Wは、2機種で同じ並びです。冷凍食品や弁当で高いワット数の温め時間が書かれている品をよく使う家庭では、NE-BS9Dの方がその表示どおりに設定できる場面が多くなるはずです。
手動で1000Wを選んで短い時間で温めたい人にはNE-BS9Dが合います。600W以下を中心に使う人にとっては、2機種の差はほとんどありません。
解凍 > 解凍方法
- 芯までほぐせる解凍(全解凍・半解凍)
- 芯までほぐせる解凍(全解凍・半解凍)※
- ※食材や形状、環境などにより出来栄えは異なります。
冷凍した肉や魚を、芯までほぐせる状態に戻す解凍機能です。全解凍と半解凍を選べるので、すぐに調理するときと、切り分けてから使うときで使い分けられますね。
NE-BS9Cの方に注記が付いているだけで、解凍の方法はどちらも「芯までほぐせる解凍(全解凍・半解凍)」で同じです。
取説掲載レシピ数
取扱説明書に載っているレシピの数です。本を見ながら作れる料理の幅がどれくらいあるかの目安になります。
NE-BS9Dは155、NE-BS9Cは215で、新しいNE-BS9Dの方が60少なくなっています。付属の本に載っている料理を順に試していきたい人にとっては、NE-BS9Cの方が選べる料理の数が多いといえます。作る料理がある程度決まっている人にとっては、この差が使い勝手に響くことは少なくなるでしょう。
付属のレシピ本を頼りに料理の幅を広げたい人には、掲載数の多いNE-BS9Cをおすすめします。
お手入れ > 自動お手入れコース
庫内の汚れやにおい、給水まわりの水あかなどを、コースを選ぶだけで本体が手入れしてくれる機能です。手で拭く手間や、においが残る悩みを減らせます。
NE-BS9Dは、庫内のお手入れに「スピード」と「しっかり」の2段階が書かれていて、洗浄・水抜きには「排水あり」と書かれています。NE-BS9Cは、庫内と天井(オートクリーン)のお手入れが書かれています。脱臭とクエン酸洗浄は、どちらの表にも並んでいます。
どちらも自動お手入れコースを備えています。庫内の手入れを汚れ具合に合わせて短く済ませたい人は、2段階から選べるNE-BS9Dの書き方が判断の手がかりになるでしょう。
手動で使えるレンジ出力はNE-BS9Dが1000Wまで上がっています
手動で選べるレンジ出力は、NE-BS9Dが1000・600・500・300・150W(相当)と300Wスチーム、NE-BS9Cが800・600・500・300・150W(相当)と300Wスチームです。600W以下の段階と300Wスチームは共通なので、違いは最上段が800Wか1000Wかという一点に絞られます。
この差がもっとも効いてくるのは、自動あたためではなく、自分で出力と時間を決めてレンジを回す場面ではないでしょうか。冷凍食品のパッケージに1000Wでの加熱時間が書かれている場合、NE-BS9Dならその表示どおりに設定できます。
これに対してNE-BS9Cでは、800Wでの時間に読み替えて使うことになります。
普段から自動メニューのあたためだけで済ませている人であれば、この違いを意識する機会はあまりないでしょう。手動設定をよく使うかどうかが、この項目を重視すべきかどうかの分かれ目になります。
自動あたための切り換わり後の出力が100W下がっています
自動出力の最高出力は、どちらも1000Wです。そこから切り換わった後の出力は、NE-BS9Dが600W、NE-BS9Cが700Wで、NE-BS9Dの方が100W低くなっています。
NE-BS9Cの1000Wは最大5分で700Wに切り換わり、「あたため」などの限られたメニューで働く仕組みです。
切り換わり後の出力が低いということは、後半の加熱がより緩やかに進むということですね。加熱ムラや吹きこぼれを抑えたい食品には穏やかな出力が合いますが、同じ量をあたためる場合、後半にかかる時間は長くなる方向に働きます。
この項目は、どちらが優れていると単純には言い切れません。あたための仕上がりを穏やかにしたいか、後半も強めの出力で進めたいかという好みで受け止めてください。
取説掲載レシピ数は前モデルのNE-BS9Cの方が多くなっています
取説に掲載されているレシピの数は、NE-BS9Dが155、NE-BS9Cが215です。新モデルのNE-BS9Dの方が60少ないので、この点は世代が新しくなって減った部分といえます。
取説のレシピは、手元の本体でそのまま再現できるように作られているため、オーブン料理を一から覚えたい人にとっては頼りになる手がかりになるでしょう。取説を開いて作るものを決めることが多い人ほど、NE-BS9Cの215という数には価値があります。
反対に、作る料理がある程度決まっている人や、あたためと解凍が主な用途の人にとっては、この差が使い勝手に響く場面は多くありません。
自動お手入れコースの内容はそれぞれの特徴があります
自動お手入れコースは、どちらの機種も脱臭、洗浄・水抜き、クエン酸洗浄を含んでいます。NE-BS9Dの庫内のお手入れはスピードとしっかりの2通りが示されていて、洗浄・水抜きは排水ありと示されています。
一方、NE-BS9Cは庫内に加えて天井(オートクリーン)が示されています。
NE-BS9Dのスピードとしっかりの2通りがあれば、汚れが軽い日は短く済ませ、気になる日は丁寧に回すといった使い分けができますね。NE-BS9Cの天井(オートクリーン)は、手の届きにくい上面の汚れを任せたい人にとって安心材料になるはずです。
どちらの機種も、スチーム系のお手入れに必要な洗浄と水抜きを備えています。そのため、日常の手入れの負担に大きな開きが出る組み合わせではありません。
省エネ性は前モデルが少し上回り、本体は新モデルが少し軽くなっています
年間消費電力量は、NE-BS9Dが72.0kWh/年、NE-BS9Cが70.2kWh/年で、NE-BS9Cの方が1.8kWh少なくなっています。オーブン部の年間消費電力量もNE-BS9Dが14.0kWh/年、NE-BS9Cが12.2kWh/年で、差は同じく1.8kWhです。
つまり、この差はオーブン部から生じているわけです。省エネ基準達成率もNE-BS9Dが102%、NE-BS9Cが104%で、前モデルの方がわずかに上回っています。
このことから、オーブンで焼く料理を頻繁に作る家庭ほど、NE-BS9Cの方が電気を使わずに済むといえるでしょう。レンジ中心でオーブンをあまり使わない家庭では、差が表に出る場面は限られます。
本体の質量は、NE-BS9Dが約19.5kg、NE-BS9Cが約19.9kgで、NE-BS9Dの方が0.4kg軽くなっています。とはいえ、どちらも約19.5kgと約19.9kgの重さであることに変わりはないため、この差だけでどちらかを選ぶ理由にはなりにくいでしょう。
まとめ
NE-BS9Dは、手動で選べるレンジ出力の上限が1000Wに上がっています。そのため、量の多いあたためを自分で出力を決めて回す人には、NE-BS9Dが向いているといえます。
一方で、取説掲載レシピ数と年間消費電力量ではNE-BS9Cの方が上回っており、新しいNE-BS9Dがすべての面で勝っているわけではありません。
新型と旧型、どちらを買うか
パナソニックNE-BS9D が向く人
NE-BS9Dは、冷凍食品や総菜を自分で出力と時間を決めてあたためることが多い人に向いています。手動で1000Wを選べるので、パッケージに書かれた1000Wの加熱時間をそのまま使えるのです。
庫内のお手入れをスピードとしっかりで使い分けたい人にも合うでしょう。
パナソニックNE-BS9C が向く人
NE-BS9Cは、取説のレシピを見ながらオーブン料理のレパートリーを広げたい人に向いています。取説掲載レシピ数が215とNE-BS9Dより60多く、オーブン部の年間消費電力量も1.8kWh少ないためです。
手動の上限が800Wでも困らない使い方なら、前モデルを選ぶ理由は十分にあるといえます。



