徹底比較で選ぶ理由が、しっかりわかる

モニター・ディスプレイ

アイ・オー・データとBenQ、モニターは輝度と拡張性どちらを取るべき?|LCD-GDU271JADとEX271Uの違い【2026年9月】

※本記事にはアフィリエイト広告が含まれます

今回比較するのはこちらの2機種

アイ・オー・データGigaCrysta 2025年モデル(LCD-GDU271JAD)

  • 画面サイズTFT27型ワイド
  • 解像度3840×2160

本機は、4K解像度で160Hz、フルHD解像度で320Hzの表示に対応した27型のゲーミングモニターです。表示モードを切り替えるDFR(Dual Frame Rate)機能と、画面表示を24型クラスに縮小するFocus Mode機能を組み合わせて搭載しているのです。

付属のリモコンを使うと、こうした画面設定を本体から離れた場所でも操作できます。

独自の機能

  • DFR(Dual Frame Rate)機能4K 160HzとFHD 320Hzの二つの表示モードを切り替えて使えます。
  • Focus Mode機能画面表示を27型から24型クラスに縮小して映せます。
  • 二刀流DFRDFR機能とFocus Mode機能を組み合わせて使えます。
  • リモコン操作本体から離れた場所から画面設定を操作できます。
アイ・オー・データGigaCrysta 2025年モデル(LCD-GDU271JAD)

BenQMOBIUZ 2025年モデル(EX271U)

  • 画面サイズTFT27型ワイド
  • 解像度3840×2160

EX271Uは27インチのIPSパネルを採用し、4K UHD(3840x2160)の解像度と165Hzのリフレッシュレートに対応するゲーミングモニターです。DP1.4、HDMI2.1、USB-Cの各入力をKVM機能でまとめて切り替えられるほか、Dolby AtmosやDTS:Xといった立体音響信号の伝送にも対応しています。

周辺の明るさを感知して画面の輝度や色温度を自動調整する機能や、ちらつきを抑えて目の負担を軽減する機能も備えており、長時間の作業にも向いているといえます。

独自の機能

  • Color Vibrance色の鮮やかさを調整して敵や照準を見やすくし、背景の色などをはっきり表示できます。
  • KVM機能DP1.4、HDMI2.1、USB-Cに接続した機器とUSBデバイスを、入力切り替えと同時にまとめて切り替えられます。
  • 立体音響サウンド伝送Dolby AtmosやDTS:Xの信号を伝送し、最大7.1chのサラウンドサウンドで再生できます。
  • ブライトネスインテリジェンスプラス(B.I.+)周辺の明るさと色温度をセンサーで検知し、画面の輝度と色温度を自動調整します。
BenQMOBIUZ 2025年モデル(EX271U)

項目ごとの比較

消費電力(最大)97W差

アイ・オー・データGigaCrysta 2025年モデル(LCD-GDU271JAD)BenQMOBIUZ 2025年モデル(EX271U)
LCD-GDU271JAD:83W省エネEX271U:180 W

消費電力(最大)は、画面を最も明るく表示するなど、モニターが最も電力を必要とする状態で消費する電力の値です。

この数値が小さいほど、日常的に使うときの電気代を抑えやすくなります。LCD-GDU271JADはEX271Uより97W低いため、長時間モニターをつけっぱなしにする使い方では、この差が積み重なっていくはずです。

消費電力を抑えたい人にはLCD-GDU271JADが向いています。

高さ調整の幅20mm差

アイ・オー・データGigaCrysta 2025年モデル(LCD-GDU271JAD)BenQMOBIUZ 2025年モデル(EX271U)
LCD-GDU271JAD:120mmEX271U:100 mm

高さ調整の幅は、スタンドで画面の高さをどれだけ変えられるかを示す数値です。

調整幅が広いほど、座った姿勢や机の高さに合わせて画面の高さを細かく合わせやすくなります。LCD-GDU271JADはEX271Uより20mm広い範囲で高さを調整できます。

画面の高さを細かく合わせたい人にはLCD-GDU271JADが向いているのではないでしょうか。

輝度(標準)50cd/㎡差

アイ・オー・データGigaCrysta 2025年モデル(LCD-GDU271JAD)BenQMOBIUZ 2025年モデル(EX271U)
LCD-GDU271JAD:350cd/㎡EX271U:400 cd/㎡

輝度は画面の明るさを示す値で、数値が高いほど明るい環境でも画面が見やすくなります。

EX271Uの400cd/㎡はLCD-GDU271JADの350cd/㎡より50cd/㎡明るく、日当たりの良い部屋や照明の強い環境では見やすさに差が出ます。ただし暗い部屋での使用が中心であれば、この差が体感につながる場面は限られるでしょう。

明るい環境での見やすさを重視するなら、50cd/㎡分の余裕があるEX271Uが有利です。

消費電力(標準)3.6W差

アイ・オー・データGigaCrysta 2025年モデル(LCD-GDU271JAD)BenQMOBIUZ 2025年モデル(EX271U)
LCD-GDU271JAD:35.6WEX271U:32 W省エネ

消費電力は、通常の使用時にモニターが使う電力の目安です。

EX271Uの32WはLCD-GDU271JADの35.6Wより3.6W少なく、長時間つけっぱなしにする使い方ほど、この差が積み重なっていきます。

消費電力を少しでも抑えたい場合は、3.6W分EX271Uの方が有利といえます。

本体の大きさ

アイ・オー・データGigaCrysta 2025年モデル(LCD-GDU271JAD)BenQMOBIUZ 2025年モデル(EX271U)
幅(スタンド込み)614mm613.8mm
奥行(スタンド込み)239mm276.8mm

本体の大きさは、スタンドを含めた設置に必要な横幅と奥行きです。

幅はLCD-GDU271JADが614mm、EX271Uが613.8mmとほぼ同じです。奥行きはLCD-GDU271JADが239mm、EX271Uが276.8mmで、37.8mmの差があります。奥行きが浅いLCD-GDU271JADの方が、机の手前から壁までの奥行きが浅い環境でも置きやすくなります。

机の奥行きに余裕がない場合は、奥行きの浅いLCD-GDU271JADが置きやすくなります。

質量(スタンド込み)0.2kg差

アイ・オー・データGigaCrysta 2025年モデル(LCD-GDU271JAD)BenQMOBIUZ 2025年モデル(EX271U)
LCD-GDU271JAD:約6.8kgEX271U:7kg

LCD-GDU271JADは約6.8kg、EX271Uは7kgで、その差はわずかです。設置や模様替えのしやすさに大きな違いは生まれません。

質量はほぼ同等なので、この項目で選ぶ決め手にはならないでしょう。

パネルの方式

アイ・オー・データGigaCrysta 2025年モデル(LCD-GDU271JAD)BenQMOBIUZ 2025年モデル(EX271U)
LCD-GDU271JAD:AHVAEX271U:IPS

パネル方式は、画面の発色や視野角の傾向を左右する基本要素です。

実際の発色や視野角の違いは、この表に示されたコントラスト比や輝度などの数値とあわせて捉える必要があります。

この項目は採用している方式の名称を示すものであり、この表だけではどちらが優れているとは言えないでしょう。

最大リフレッシュレート

アイ・オー・データGigaCrysta 2025年モデル(LCD-GDU271JAD)BenQMOBIUZ 2025年モデル(EX271U)
LCD-GDU271JAD:
  • HDMI1:UHD/160Hz、FHD/320Hz
  • HDMI2:UHD/120Hz、FHD/240Hz
  • DisplayPort:UHD/160Hz、FHD/320Hz
EX271U:
  • 165Hz

リフレッシュレートは、1秒間に画面を書き換える回数を示す値で、数値が高いほど動きの速い映像が滑らかに表示されます。

LCD-GDU271JADは、UHD解像度のままではHDMI1・DisplayPortで160Hz、HDMI2で120Hzですが、FHDまで解像度を落とすとHDMI1・DisplayPortで320Hz、HDMI2で240Hzまで引き上がります。EX271Uは解像度にかかわらず165Hzで動作するため、接続や設定を切り替える手間がありません。

解像度を落としてでもより高いリフレッシュレートを使いたい場合はLCD-GDU271JAD、UHD解像度のまま165Hzで使いたい場合はEX271Uが表の数値に合っているといえます。

応答速度

アイ・オー・データGigaCrysta 2025年モデル(LCD-GDU271JAD)BenQMOBIUZ 2025年モデル(EX271U)
LCD-GDU271JAD:
  • 0.5ms[GTG]
  • ※Dual Mode:FHD 320Hz/Focus Mode:入、オーバードライブレベル3の時
EX271U:
  • 1 ms

応答速度は、画素の色が切り替わるまでにかかる時間を示す値で、数値が小さいほど残像が出にくくなります。

LCD-GDU271JADの0.5msは、Dual ModeでFHD320Hz、Focus Modeが入、オーバードライブレベル3という条件での数値です。EX271Uの1msはそうした条件の指定がない数値なので、単純な数字の大小だけでは比較しきれません。

LCD-GDU271JADで0.5msを引き出すには表に示された特定の設定が必要で、EX271Uは1msという値がそのまま基準になりますね。

コントラスト比

アイ・オー・データGigaCrysta 2025年モデル(LCD-GDU271JAD)BenQMOBIUZ 2025年モデル(EX271U)
LCD-GDU271JAD:1000:1EX271U:1200:1

コントラスト比は、画面が表示できる最も明るい部分と最も暗い部分の差を示す値で、数値が高いほど黒が締まって見えます。

コントラスト比の数値だけを見ればEX271Uが上回っていますが、表の輝度やHDRの項目とあわせて確かめてみてください。

表示色

アイ・オー・データGigaCrysta 2025年モデル(LCD-GDU271JAD)BenQMOBIUZ 2025年モデル(EX271U)
LCD-GDU271JAD:10億7374万色 bit入力時EX271U:10.7 億色

表示色は、画面が表現できる色の数を示す値です。

LCD-GDU271JADの「10億7374万色」とEX271Uの「10.7億色」は表記が違うだけで、示している値は同じです。

HDRの対応

アイ・オー・データGigaCrysta 2025年モデル(LCD-GDU271JAD)BenQMOBIUZ 2025年モデル(EX271U)
LCD-GDU271JAD:HDR10入力対応EX271U:HDR10, VESA DisplayHDR 400

HDRは、明暗の幅を広げて実際の見え方に近い映像を表示するための規格です。

LCD-GDU271JADはHDR10信号の入力に対応していると表に示されています。EX271UはHDR10に加えてVESA DisplayHDR 400という認証も表に記載されており、これは明るさなどの基準を満たしていることを示すものです。

EX271UはVESA DisplayHDR 400という認証名が表に明記されている一方、LCD-GDU271JADはHDR10入力対応という記載にとどまっているのですね。

可変リフレッシュレート(FreeSync・G-SYNC)

アイ・オー・データGigaCrysta 2025年モデル(LCD-GDU271JAD)BenQMOBIUZ 2025年モデル(EX271U)
LCD-GDU271JAD:
  • DisplayPort:NVIDIA G-SYNC Compatible
  • HDMI:HDMI2.1 VRR
EX271U:
  • FreeSync Premium: 〇

可変リフレッシュレートは、映像の描画速度に合わせて画面の書き換え回数を変化させ、カクつきや画面のズレを抑える機能です。

LCD-GDU271JADはDisplayPort接続でNVIDIA G-SYNC Compatible、HDMI接続でHDMI2.1のVRRに対応しています。EX271UはFreeSync Premiumに対応しており、どちらの機能も接続するグラフィックボードやゲーム機との組み合わせによって実際に効果を発揮するかが変わります。

接続する機器がどの規格に対応しているかによって、表のどちらの項目が活きてくるか比べてみてください。

映像入力端子

アイ・オー・データGigaCrysta 2025年モデル(LCD-GDU271JAD)BenQMOBIUZ 2025年モデル(EX271U)
LCD-GDU271JAD:
  • HDMI(HDCP 2.2)×2、DisplayPort(HDCP 2.2)×1
EX271U:
  • HDMI (v2.1) eARC: 1
  • HDMI (v2.1): 2
  • DisplayPort (v1.4): 1

映像入力端子は、パソコンやゲーム機など映像を送る機器を接続するための端子です。

LCD-GDU271JADはHDMIを2系統、DisplayPortを1系統備えています。EX271UはeARC対応のHDMIを1系統と通常のHDMIを2系統、DisplayPortを1系統備えており、EX271Uの方がHDMI系統の内訳が細かく分かれています。

同時に接続できるHDMI機器を増やしたい場合は、系統数が多いEX271Uの構成が候補になるでしょう。

USBポート

アイ・オー・データGigaCrysta 2025年モデル(LCD-GDU271JAD)BenQMOBIUZ 2025年モデル(EX271U)
LCD-GDU271JAD:
  • PC接続(アップストリーム): -
  • USBポート(その他): USB-A(給電用:5V/1A、メンテナンス用)
EX271U:
  • Power Delivery(USB Type-C / Thunderbolt ): 65
  • USB Type-C(65W給電, DisplayPort Alt Mode, データ転送): 1
  • USB Type-C 上りポート (USB 3.2 Gen 1, 5 Gbps, データのみ): 1
  • USB Type-A 下りポート (USB 3.2 Gen 1, 5 Gbps, パワーチャージング 4.5W): 3
  • USB Type-C 下りポート (USB 3.2 Gen 1, 5 Gbps, パワーチャージング 7.5W): 1

USBポートは、周辺機器の接続やパソコンとの給電・データのやり取りに使う端子です。

LCD-GDU271JADのUSB-Aは5V/1Aの給電用およびメンテナンス用と表に記載されています。EX271UはUSB Type-Cで65Wの給電とDisplayPort Alt Modeによる映像入力、データ転送に対応し、上りポートも別に備えているため、ノートパソコンを1本のケーブルでつないで映像入力と充電を同時に行えます。

ノートパソコンを1本のケーブルで接続して充電もまかないたい場合はEX271U、USB端子を補助的な給電用途として使うだけならLCD-GDU271JADの構成で足りるはずです。

ヘッドホン端子

アイ・オー・データGigaCrysta 2025年モデル(LCD-GDU271JAD)BenQMOBIUZ 2025年モデル(EX271U)
LCD-GDU271JAD:ステレオミニジャック Φ3.5mmEX271U:ヘッドフォンジャック: 〇

ヘッドホン端子は、モニターに直接ヘッドホンやイヤホンをつないで音声を聞くための端子です。

LCD-GDU271JADはΦ3.5mmのステレオミニジャックと明記されており、EX271Uもヘッドフォンジャックを備えているため、どちらもヘッドホンを接続できます。

待機時消費電力

アイ・オー・データGigaCrysta 2025年モデル(LCD-GDU271JAD)BenQMOBIUZ 2025年モデル(EX271U)
LCD-GDU271JAD:0.3WEX271U:<0.5 W

待機時消費電力は、電源を切った状態でもコンセントにつないでいる間に消費する電力です。

LCD-GDU271JADは0.3W、EX271Uは0.5W未満と、どちらもごくわずかな消費電力に抑えられています。使わない時間が長くても、電気代への影響はほとんど変わらないでしょう。

待機時の消費電力はどちらも小さく、この項目だけで選ぶ決め手にはなりません。

チルト(上下の角度調整)

アイ・オー・データGigaCrysta 2025年モデル(LCD-GDU271JAD)BenQMOBIUZ 2025年モデル(EX271U)
LCD-GDU271JAD:上:20° 下:5°EX271U:-5˚ - 15˚

チルトは、画面を上下方向に傾けて角度を変えられる調整機能です。

LCD-GDU271JADは上方向に20度、下方向に5度まで角度を変えられます。EX271Uは-5度から15度までの範囲で角度を調整できます。動かせる角度の範囲がそれぞれ異なるため、画面をどれくらい傾けて使いたいかによって、合う調整幅が変わってくるでしょう。

上下に動かせる角度の範囲はどちらも十分に確保されており、どこまで傾けたいかという使い方に応じて選べる項目です。

スイベル(左右の首振り)

アイ・オー・データGigaCrysta 2025年モデル(LCD-GDU271JAD)BenQMOBIUZ 2025年モデル(EX271U)
LCD-GDU271JAD:左:25° 右:25°EX271U:15˚/ 15˚

スイベルは、画面を左右方向に振って向きを変えられる調整機能です。

LCD-GDU271JADは左右にそれぞれ25度まで振れます。EX271Uは左右にそれぞれ15度まで振れます。複数人で画面を見せ合ったり、体の向きに合わせて画面を動かしたりする場面では、振れる角度が広いほど対応できる範囲が広がりますね。

画面を大きく振って使いたい人にはLCD-GDU271JADの調整幅が向いています。

ピボット(縦回転)

アイ・オー・データGigaCrysta 2025年モデル(LCD-GDU271JAD)BenQMOBIUZ 2025年モデル(EX271U)
LCD-GDU271JAD:左:90° 右:90°EX271U:90˚

ピボットは、画面を縦向きに回転させて使える機能です。縦長のウェブページや文書を表示するときに使います。

目の負担を抑える機能

アイ・オー・データGigaCrysta 2025年モデル(LCD-GDU271JAD)BenQMOBIUZ 2025年モデル(EX271U)
LCD-GDU271JAD:
  • フリッカーレス: ◯
  • ブルーライト低減: ◯
EX271U:
  • フリッカーフリー: 〇
  • ブルーライト軽減: 〇
  • ブライトネスインテリジェンスプラスGen2 (B.I.+ Gen2): 〇
  • カラーユニバーサルモード: 〇

目の負担を抑える機能は、画面のちらつきや強い光を抑えて、長時間画面を見続けたときの疲れを軽くするための機能です。

LCD-GDU271JADの表にはフリッカーレスとブルーライト低減が挙げられています。EX271Uの表にはフリッカーフリーとブルーライト軽減に加えて、明るさを自動で調整するブライトネスインテリジェンスプラスGen2と、色の見え方を調整するカラーユニバーサルモードが挙げられています。

画面のちらつきや強い光を抑える基本的な機能はどちらも備えており、表に記載された機能の名称や数から比べてみてください。

パネルの方式とリフレッシュレートに違いがあります

パネルの方式は、LCD-GDU271JADがAHVA、EX271UがIPSです。方式そのものが異なるため、同じ設置環境でも画面の見え方の傾向は変わってくるでしょう。

リフレッシュレートについて、LCD-GDU271JADの表には、HDMI1でUHD/160Hz・FHD/320Hz、HDMI2でUHD/120Hz・FHD/240Hz、DisplayPortでUHD/160Hz・FHD/320Hzという、入力端子ごとの数値が並んでいます。一方でEX271Uの表に示されているのは165Hzという数値です。

接続する端子や使う解像度によって実際に出せるリフレッシュレートは変わってきますから、自分がどの端子でどの解像度を使うつもりかを踏まえて受け止める必要があります。

応答速度は、LCD-GDU271JADが0.5ms(GTG)で、これはDual Mode・FHD 320Hz・Focus Mode入、オーバードライブレベル3という条件がそろったときの数値です。EX271Uの応答速度は1msとして示されています。

ふだんの設定がその条件と違えば、LCD-GDU271JADの体感の速さも数値通りとは限りません。

明るさとコントラスト、HDRの対応が異なります

輝度は標準値で、LCD-GDU271JADが350cd/㎡、EX271Uが400cd/㎡です。差は50cd/㎡ですから、日中の窓際や照明の強い部屋に置く場合は、EX271Uの方が画面の明るさで見やすく感じられる場面が増えるはずです。

コントラスト比は、LCD-GDU271JADが1000:1、EX271Uが1200:1です。暗い部分と明るい部分の差をどれだけはっきり出せるかに関わる数値であり、明暗差の大きい映像を扱う人ほど、この差の大きさが体感に結びつくのではないでしょうか。

HDR対応は、LCD-GDU271JADがHDR10入力対応、EX271UがHDR10とVESA DisplayHDR 400です。EX271UはHDR10に加えてVESA DisplayHDR 400という規格も表に記載されており、HDR映像を見る機会が多い人には比較材料になりますね。

可変リフレッシュレートの対応規格が分かれます

LCD-GDU271JADは、DisplayPort接続でNVIDIA G-SYNC Compatible、HDMI接続でHDMI2.1 VRRに対応すると表にあります。EX271Uの表にはFreeSync Premiumへの対応が示されています。

組み合わせるグラフィックボードやゲーム機がどちらの規格に対応しているかによって、可変リフレッシュレートの恩恵を受けられるかどうかが変わってきます。自分の使っている環境がG-SYNC系とFreeSync系のどちらなのかを踏まえて、この項目を確かめておきましょう。

映像入力とUSB接続の構成に差があります

LCD-GDU271JADの映像入力は、HDMI(HDCP2.2)が2系統、DisplayPort(HDCP2.2)が1系統です。EX271Uは、HDMI(v2.1)のeARC対応が1系統、HDMI(v2.1)が2系統、DisplayPort(v1.4)が1系統という構成です。

USBまわりはさらに差が大きく、EX271UはUSB Type-Cで65WのPower Delivery給電とDisplayPort Alt Modeに対応し、USB Type-C上りポートを1系統、USB Type-A下りポートを3系統、USB Type-C下りポートを1系統備えています。LCD-GDU271JADのUSBは、メンテナンス用に5V/1Aで給電するUSB-Aポートにとどまります。

ノートPCを1本のUSB Type-Cケーブルにまとめて映像出力と充電を済ませたい人にとって、この差はそのまま使い勝手の違いになるでしょう。ケーブルを複数本つなぐことに抵抗がない人にとっては、この差の重要度は下がります。

消費電力の傾向が標準時と最大時で入れ替わります

標準時の消費電力は、LCD-GDU271JADが35.6W、EX271Uが32Wで、差は3.6Wです。ふだんの作業中に流れる電力はEX271Uの方が少なく済みます。

最大時の消費電力は、LCD-GDU271JADが83W、EX271Uが180Wで、差は97Wです。高輝度表示や高いリフレッシュレートなど負荷の高い使い方を続ける時間が長い人ほど、この最大値の差が電気代に効いてくるかもしれません。

待機時消費電力は、LCD-GDU271JADが0.3W、EX271Uが0.5W未満です。数値としては近く、待機時間の長さで選び分けるほどの差ではないでしょう。

角度調整の幅とサイズに違いがあります

チルトは、LCD-GDU271JADが上20度・下5度、EX271Uが-5度から15度です。スイベルは、LCD-GDU271JADが左右各25度、EX271Uが左右各15度で、ピボットはどちらも90度です。

高さ調整の幅は、LCD-GDU271JADが120mm、EX271Uが100mmで、差は20mmです。座り姿勢と立ち姿勢を1台で切り替えたい人には、調整幅の広いLCD-GDU271JADの方が画面位置を合わせやすくなります。

幅はLCD-GDU271JADが614mm、EX271Uが613.8mmで差は0.2mm、質量は約6.8kgと7kgで差は0.2kgと、どちらもごくわずかです。奥行はLCD-GDU271JADが239mm、EX271Uが276.8mmで差は37.8mmあり、机の奥行きに余裕が少ない場合はこの数値を意識しておきたいところですね。

目の負担を抑える機能がそれぞれの表に記載されています

LCD-GDU271JADの表には、フリッカーレスとブルーライト低減が対応項目として挙げられています。EX271Uの表には、フリッカーフリーとブルーライト軽減に加えて、自動で輝度を調整するブライトネスインテリジェンスプラスGen2(B.I.+ Gen2)と、色の見分けにくさに配慮したカラーユニバーサルモードが挙げられています。

長時間の作業で目の疲れを気にする人にとって、フリッカー対策とブルーライト対策という基本的な部分は両機種の表に共通して記載されています。それに加えてEX271Uの表には、周囲の明るさに応じて画面を自動調整する機能や、色の見え方に配慮した表示モードが個別の項目として挙がっているのです。

まとめ

LCD-GDU271JADとEX271Uは、輝度や消費電力、USB接続の充実度で選ぶ理由が分かれる組み合わせといえます。明るさと使い勝手を重視するならEX271Uが有利で、高さ調整の広さや高負荷時の消費電力の低さを重視するならLCD-GDU271JADが有利になります。

可変リフレッシュレートの対応規格もNVIDIA G-SYNC Compatible系とFreeSync Premiumで分かれるため、組み合わせるPCやグラフィックボードによっても選び方が変わってきます。

いちばん差が出る項目

消費電力(最大)

LCD-GDU271JAD のほうが 97W、省エネです。

アイ・オー・データ LCD-GDU271JAD83W
BenQ EX271U180 W

高さ調整の幅

LCD-GDU271JAD のほうが 20mm違います。

アイ・オー・データ LCD-GDU271JAD120mm
BenQ EX271U100 mm

輝度(標準)

EX271U のほうが 50cd/㎡違います。

アイ・オー・データ LCD-GDU271JAD350cd/㎡
BenQ EX271U400 cd/㎡

どちらのメーカーを選ぶか

アイ・オー・データLCD-GDU271JAD が向く人

座り作業と立ち作業を切り替えるために高さ調整の幅を広く取りたい人や、高負荷で使い続ける時間が長く最大消費電力を抑えたい人にはLCD-GDU271JADが向いています。DisplayPortでのNVIDIA G-SYNC CompatibleやHDMI2.1 VRRなど、LCD-GDU271JADの表に挙がっている規格に合わせたグラフィック環境を組んでいる人にも合うでしょう。

アイ・オー・データGigaCrysta 2025年モデル(LCD-GDU271JAD)

BenQEX271U が向く人

標準輝度が400cd/㎡と明るく、窓際や照明の強い部屋で使う機会が多い人にはEX271Uが向いています。USB Type-Cケーブル1本でノートPCの映像出力と65W給電をまとめたい人や、FreeSync Premiumに対応したグラフィック環境を使っている人にもおすすめします。

BenQMOBIUZ 2025年モデル(EX271U)

こちらもおすすめ

運営者 bestpick 編集部 このサイトについて

Supported by Rakuten Developers