徹底比較で選ぶ理由が、しっかりわかる

モニター・ディスプレイ

アイ・オー・データとBenQ、モニターはどちらが買い?|LCD-GDQ271RAとEX271QMの違い【2026年9月】

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今回比較するのはこちらの2機種

アイ・オー・データLCD-GDQ271RA

  • 画面サイズTFT27型ワイド
  • 解像度2560×1440

LCD-GDQ271RAは、27型でWQHD(2560×1440)表示に対応するゲーミングモニターです。パネルの応答速度は0.2ms[GTG]で、DisplayPort接続時には最大320Hzのリフレッシュレートに対応します。

オーバードライブ機能とClear AIM機能を使うことで、動きの速い映像のブレを抑えているのです。さらにDisplayHDR 400に対応しており、明暗差のある映像を表示できますよ。

独自の機能

  • Clear AIM機能動きの激しい映像のブレ(モーションブラー)を抑えます。
  • DisplayHDR 400対応白飛びや黒つぶれを抑えた、明暗差のある映像を表示できます。
  • 最大320HzのリフレッシュレートDisplayPort接続時に、最大320Hzでのなめらかな表示ができます。
  • カラーバリエーションブラックとホワイトの2色から本体カラーを選べます。
アイ・オー・データLCD-GDQ271RA

BenQEX271QM

  • 画面サイズTFT27型ワイド
  • 解像度2560×1440

BenQ EX271QMは27インチのWQHD(2560×1440)ゲーミングモニターで、リフレッシュレートは320Hz、応答速度は1msです。パネルはIPSで、色域はP3 95%、HDR10に対応しています。

ゲームの場面をAIが認識して映像を自動調整する機能が搭載されており、OSDメニュー上では「ローカルコントラスト」という項目で表示されるので、設定画面で探してみてください。

独自の機能

  • AIシーン認識による映像最適化ゲームの場面をAIが認識して常に映像を調整する機能で、常時有効になっており、OSDメニュー上では「ローカルコントラスト」として設定を操作できます。ただしコンソール機器には対応していません。
  • FPSカウンター画面内にFPS(フレームレート)の数値を表示できる機能です。
  • モーションブラー低減機能動きの速い映像のブレを抑える機能です。
  • Color Shuttle専用ソフトをダウンロードすることで、Macの画面に近い色味を再現できます。
BenQEX271QM

項目ごとの比較

高さ調整の幅30mm差

アイ・オー・データLCD-GDQ271RABenQEX271QM
LCD-GDQ271RA:130mmEX271QM:100 mm

高さ調整の幅は、スタンドによって画面の高さをどれだけ動かせるかを示す値です。

調整できる幅が広いほど、座る椅子の高さや机の高さに合わせて画面を目線の高さに合わせやすくなります。調整幅が狭い場合は、椅子や机の高さのほうをモニターに合わせて調整する必要が出てくる場面もあるでしょう。

高さ調整の幅はLCD-GDQ271RAが130mm、EX271QMが100mmで、30mm分LCD-GDQ271RAの方が広く動かせます。目線の高さをこまめに調整したい人には、LCD-GDQ271RAの方が向いています。

消費電力(標準)6.5W差

アイ・オー・データLCD-GDQ271RABenQEX271QM
LCD-GDQ271RA:29.5WEX271QM:23 W省エネ

消費電力(標準)は、通常の使用時にどれくらいの電力を使うかを示す値で、数値が小さいほど電気代や発熱を抑えやすくなります。

LCD-GDQ271RAは29.5W、EX271QMは23Wで、差は6.5Wです。1回あたりの差は大きくありませんが、モニターは毎日長時間使う機器なので、この差は使うほど積み重なっていくでしょう。

消費電力を抑えたい場合はEX271QMの方が有利な数値です。

輝度(標準)100cd/㎡差

アイ・オー・データLCD-GDQ271RABenQEX271QM
LCD-GDQ271RA:500cd/㎡EX271QM:400 cd/㎡

輝度(標準)は画面の明るさを示す値で、数値が大きいほど明るい部屋や日中でも画面が見やすくなります。

LCD-GDQ271RAは500cd/㎡、EX271QMは400cd/㎡で、100cd/㎡の差があります。明るい部屋や窓際で使うならLCD-GDQ271RAの数値が有利ですが、暗い部屋で使う場合は輝度が高すぎるとまぶしく感じることもあるかもしれません。

明るい環境での見やすさを重視するならLCD-GDQ271RAが有利な数値です。

消費電力(最大)6W差

アイ・オー・データLCD-GDQ271RABenQEX271QM
LCD-GDQ271RA:79W省エネEX271QM:85 W

消費電力(最大)は、画面を最も明るく表示するなど、モニターがもっとも電力を使う状態での消費電力を示した値です。

最大消費電力が低いほど、画面を長時間点けたままにする使い方でも電力の負担を抑えやすくなります。ただしどちらも最大時の値なので、実際に使っているときの消費電力はこれより下がる場面のほうが多いはずです。

消費電力(最大)はLCD-GDQ271RAが79W、EX271QMが85Wで、6W分LCD-GDQ271RAの方が低い数値です。画面をつけっぱなしにする時間が長い人ほど、この差が意味を持ちやすくなるのではないでしょうか。

本体の大きさ

アイ・オー・データLCD-GDQ271RABenQEX271QM
幅(スタンド込み)615mm614mm
奥行(スタンド込み)211mm223mm

幅と奥行きが小さいほど、机の上に置いたときに占めるスペースが少なくなり、他の物を置くスペースを確保しやすくなります。奥行きが大きい場合は、机の手前から奥までの余裕があるかどうかが設置の決め手になるでしょう。

幅はLCD-GDQ271RAが615mm、EX271QMが614mmとほぼ同じですが、奥行きはLCD-GDQ271RAが211mm、EX271QMが223mmです。机の奥行きに余裕が少ない場合は、この差を測っておきましょう。

質量(スタンド込み)0.5kg差

アイ・オー・データLCD-GDQ271RABenQEX271QM
LCD-GDQ271RA:約7.0kgEX271QM:6.5kg

重いほど設置したときの安定感が増しますが、机の上でモニターの位置を動かしたり、模様替えのときに持ち上げたりする場面では負担になります。軽いほど持ち運びや設置替えはしやすくなりますが、安定感の面では重いモデルに分があるといえます。

質量はLCD-GDQ271RAが約7.0kg、EX271QMが6.5kgです。設置場所を頻繁に変える人か、据え置きで使う人かによって、どちらが合うかは変わってくるでしょう。

パネルの方式

アイ・オー・データLCD-GDQ271RABenQEX271QM
LCD-GDQ271RA:AHVAEX271QM:IPS

パネル方式は、画面の発色や視野角、コントラストの傾向を決める基本的な要素です。

LCD-GDQ271RAはAHVA、EX271QMはIPSと、採用しているパネル方式の呼び方が異なります。方式によって発色や視野角の出方には違いが生まれますが、どちらが優れているかは用途や好みによって評価が分かれるところでしょう。

パネル方式の違いだけで優劣をつけるのは難しいので、この項目は他の画質関連の数値とあわせて見ておくとよいかもしれません。

最大リフレッシュレート

アイ・オー・データLCD-GDQ271RABenQEX271QM
LCD-GDQ271RA:
  • HDMI:最大144
  • DisplayPort:最大320
EX271QM:
  • 320Hz

リフレッシュレートは1秒間に画面を書き換える回数を表す値で、数値が大きいほど動きの速い映像を滑らかに表示できます。

EX271QMは320Hzという単一の数値が示されているのに対し、LCD-GDQ271RAは接続端子によって上限が変わり、DisplayPortでは最大320Hz、HDMIでは最大144Hzになります。同じ320Hz対応でも、どの端子で接続するかによって実際に出せるリフレッシュレートが変わってくるのです。

LCD-GDQ271RAで320Hzを活かしたい場合は、接続する端子をDisplayPortにしてみてください。

応答速度

アイ・オー・データLCD-GDQ271RABenQEX271QM
LCD-GDQ271RA:
  • 0.2ms[GTG]
  • ※320Hz/オーバードライブ レベル3、Clear AIM レベル3設定時
EX271QM:
  • 1 ms

応答速度は画素の色が切り替わるのにかかる時間を示す値で、短いほど動きの速い映像で残像が出にくいとされています。

測定条件が異なるため、数値の小ささだけで単純に比べられるものではないでしょう。

LCD-GDQ271RAの0.2msという数値は特定の設定を使ったときのものなので、その設定を実際に使う前提かどうかもあわせて考えておきましょう。

表示色

アイ・オー・データLCD-GDQ271RABenQEX271QM
LCD-GDQ271RA:10億7374万色 bit入力時EX271QM:1670 万色

表示色数は画面が表現できる色の段階数を示す値で、数値が多いほど色のグラデーションを滑らかに表示できます。

色の階調を細かく表現できる環境を組みたい場合、LCD-GDQ271RAは10bit入力に対応した機器やソフト側の設定も必要になるでしょう。

写真や映像編集で色の階調を重視するならLCD-GDQ271RAの数値が目安になりますが、10bit入力の環境を整えることが前提になります。

HDRの対応

アイ・オー・データLCD-GDQ271RABenQEX271QM
LCD-GDQ271RA:
  • HDR10入力対応
  • DisplayHDR 400
EX271QM:
  • HDR10

HDR対応は、通常より明暗の差を広い範囲で表現できる映像規格に対応しているかどうかを示す項目です。

LCD-GDQ271RAはHDR10入力に対応していることに加えて、DisplayHDR 400という基準も明記されています。EX271QMはHDR10対応と示されています。

LCD-GDQ271RAはDisplayHDR 400という基準も示されているので、HDR表示の目安をつかみやすいといえます。

可変リフレッシュレート(FreeSync・G-SYNC)

アイ・オー・データLCD-GDQ271RABenQEX271QM
LCD-GDQ271RA:
  • NVIDIA G-SYNC Compatible(DisplayPort)
  • AdaptiveSync(DisplayPort)
  • HDMI 2.1 VRR(HDMI)
EX271QM:
  • FreeSync Premium: 〇

可変リフレッシュレート機能は、映像のコマ数に合わせて画面の更新頻度を自動調整し、カクつきや画面のちぎれを抑える機能です。

LCD-GDQ271RAはNVIDIA G-SYNC CompatibleとAdaptiveSync(DisplayPort)、HDMI 2.1 VRR(HDMI)に対応していると示されています。EX271QMはFreeSync Premiumに対応しています。手元のグラフィックボードがどちらの規格に対応しているかで、実際にこの機能を使える組み合わせが変わってくるので確かめてみてください。

NVIDIA製のグラフィックボードを使うならLCD-GDQ271RAのG-SYNC Compatible対応が、AMD製のグラフィックボードを使うならEX271QMのFreeSync Premium対応が、それぞれ活きる場面です。

映像入力端子

アイ・オー・データLCD-GDQ271RABenQEX271QM
LCD-GDQ271RA:
  • HDMI(HDCP 2.3)×2、DisplayPort(HDCP 2.3)×1
EX271QM:
  • HDMI (v2.1): 2
  • DisplayPort (v1.4): 1

映像入力端子の種類やバージョンは、接続できる機器やケーブルとの組み合わせに関わる部分です。

端子の数はどちらもHDMI×2、DisplayPort×1で同じですが、LCD-GDQ271RAはHDCP 2.3対応、EX271QMはHDMI v2.1、DisplayPort v1.4という規格のバージョンが示されています。数は同じでも規格のバージョンが異なると、対応する映像機器やケーブルの組み合わせに違いが出ることがあるので気をつけたいところです。

端子の数は同じなので、手持ちの機器やケーブルが対応している規格のバージョンを比べてみてください。

USBポート

アイ・オー・データLCD-GDQ271RABenQEX271QM
LCD-GDQ271RA:
  • PC接続 (アップストリーム): -
  • USBポート(その他): USB-A(給電用:5V/0.5A、メンテナンス用)
EX271QM:
  • USB Type-C ( DisplayPort Alt Mode, Data ): 1

USBポートの種類は、モニターをUSBハブとして使えるか、周辺機器の給電に使えるかに関わる部分です。

LCD-GDQ271RAはPC接続用のアップストリームポートがなく、USB-Aポートは給電用(5V/0.5A)とメンテナンス用に限られると示されています。EX271QMはUSB Type-C(DisplayPort Alt Mode、データ通信対応)を1系統備えており、ケーブル1本で映像とデータのやり取りができる組み方が可能です。

パソコンとの接続をUSBケーブル1本でまとめたい場合は、EX271QMのUSB Type-C入力が使える組み合わせになるでしょう。

スピーカー

アイ・オー・データLCD-GDQ271RABenQEX271QM
LCD-GDQ271RA:2W+2W(ステレオ)EX271QM:2.5Wx2

内蔵スピーカーの出力は、外付けスピーカーなしでどれくらいの音量が出せるかの目安になる値です。

LCD-GDQ271RAは2W+2W、EX271QMは2.5W×2で、EX271QMの方が1chあたり0.5W大きい出力です。とはいえどちらもモニター内蔵スピーカーとしての出力なので、音質を重視する場合は外部スピーカーを組み合わせる使い方も考えられます。

内蔵スピーカーの出力だけを見るとEX271QMがわずかに大きい数値といえます。

ヘッドホン端子

アイ・オー・データLCD-GDQ271RABenQEX271QM
LCD-GDQ271RA:ステレオミニジャック φ3.5mmEX271QM:ヘッドフォンジャック: 〇

どちらもヘッドホンを接続する端子を備えている点は共通しています。

待機時消費電力

アイ・オー・データLCD-GDQ271RABenQEX271QM
LCD-GDQ271RA:0.3WEX271QM:<0.5 W

チルト(上下の角度調整)

アイ・オー・データLCD-GDQ271RABenQEX271QM
LCD-GDQ271RA:上:25° 下:5°EX271QM:-5˚ - 15˚

チルトは、画面を上下方向に傾けて、見る角度を調整できる範囲を示しています。

上下に大きく傾けられるほど、椅子の高さやモニターの設置位置に合わせて画面の向きを細かく調整しやすくなります。傾けられる角度が狭い場合は、椅子の高さや設置場所のほうをモニターに合わせて工夫する場面が出てくるでしょう。

チルトの角度はLCD-GDQ271RAが上25°・下5°、EX271QMが-5°から15°です。自分の座る位置や視線の高さに合わせて、どちらの調整幅が使いやすいか確かめてみてください。

スイベル(左右の首振り)

アイ・オー・データLCD-GDQ271RABenQEX271QM
LCD-GDQ271RA:左:45° 右:45°EX271QM:15˚/ 15˚

スイベルは、画面を左右方向に振って、正面から見る角度を調整できる範囲を示しています。

左右に大きく振れるほど、画面をのぞき込む相手の位置に合わせたり、体の向きを変えずに画面だけ動かしたりしやすくなります。振れる角度が狭い場合は、画面の向きを変えるときに本体ごと動かす場面が増えるはずです。

スイベルの角度はLCD-GDQ271RAが左右各45°、EX271QMが左右各15°です。画面の向きをこまめに変えて使いたい人ほど、この数値の違いが使い勝手に影響するのではないでしょうか。

目の負担を抑える機能

アイ・オー・データLCD-GDQ271RABenQEX271QM
LCD-GDQ271RA:
  • フリッカーレス: ○
  • ブルーライト低減: ○
EX271QM:
  • フリッカーフリー: 〇
  • ブルーライト軽減: 〇
  • カラーユニバーサルモード: 〇
  • Visual Optimizer: Yes

目の負担を抑える機能は、画面のちらつきや、目が疲れやすいとされる青い光を抑えるための機能です。

こうした機能が備わっていると、長時間画面を見続けたときの目の疲れを感じにくくなる場合があります。どちらの機種も、ちらつきを抑える機能と青い光を抑える機能を備えています。

LCD-GDQ271RAはフリッカーレスとブルーライト低減、EX271QMはフリッカーフリーとブルーライト軽減に加えてカラーユニバーサルモードとVisual Optimizerを備えています。長時間の作業で目の疲れが気になる人は、それぞれの機能の中身を比べてみてください。

パネル方式と最大リフレッシュレート、応答速度に条件の違いがあります

LCD-GDQ271RAのパネル方式はAHVAで、EX271QMはIPSです。最大リフレッシュレートについて、LCD-GDQ271RAはHDMI接続時に144Hz、DisplayPort接続時に320Hzまで対応しています。

一方のEX271QMは320Hzという数値で示されています。どちらも320Hzまで届く点は共通していますが、LCD-GDQ271RAをHDMIでつなぐ場合は144Hzが上限になる点は覚えておきましょう。

応答速度は、LCD-GDQ271RAが0.2ms[GTG]という数値を公表していますが、これは320Hz、オーバードライブレベル3、Clear AIMレベル3という設定にしたときの値です。EX271QMは1msという数値を示しています。

測定時の設定がそろっていないため単純な引き算はできませんが、LCD-GDQ271RAは特定の設定を組み合わせたときに小さな数値を出せる点が特徴です。

輝度と表示色、HDR対応の内容が異なります

標準の輝度は、LCD-GDQ271RAが500cd/㎡、EX271QMが400cd/㎡です。差は100cd/㎡で、LCD-GDQ271RAの方が明るく表示できます。

明るい部屋で使う場合や、窓際など外光が入る環境で使う場合には、この差が画面の見やすさに直結するでしょう。

表示色は、LCD-GDQ271RAが10億7374万色(10bit入力時)、EX271QMが1670万色です。LCD-GDQ271RAの数値は10bit入力に対応した映像ソースとつないだときのものなので、写真や映像の編集で細かい色の階調を扱う人ほど恩恵を感じやすくなります。

EX271QMは色域についてP3 95%という数値を公表しており、広い色範囲を再現できる点を強みにしています。

HDRについては、LCD-GDQ271RAがHDR10入力対応とDisplayHDR 400という規格に対応し、EX271QMはHDR10に対応しています。DisplayHDR 400はVESAが定める明るさなどの基準をクリアしていることを示す認証なので、LCD-GDQ271RAはHDR映像を見るときの明るさの基準が明確になっている点が特徴です。

可変リフレッシュレートと映像入力端子、USBポートの構成が違います

可変リフレッシュレートは、LCD-GDQ271RAがNVIDIA G-SYNC Compatible(DisplayPort)、AdaptiveSync(DisplayPort)、HDMI 2.1 VRR(HDMI)に対応しています。EX271QMはFreeSync Premiumに対応しています。

使っているグラフィックボードやゲーム機の対応規格に合わせて選んでみてください。

映像入力端子は、LCD-GDQ271RAがHDMI(HDCP2.3)を2つとDisplayPort(HDCP2.3)を1つ、EX271QMがHDMI(v2.1)を2つとDisplayPort(v1.4)を1つ備えています。どちらもHDMI2系統とDisplayPort1系統という構成は同じで、接続できる機器の数に差はありません。

USBポートについては、LCD-GDQ271RAがUSB-A(給電用5V/0.5A、メンテナンス用)を備えるのに対し、EX271QMはUSB Type-C(DisplayPort Alt Mode、データ対応)を1つ備えています。EX271QMのUSB-Cポートは映像とデータのやり取りを1本のケーブルでまとめられるので、対応するノートパソコンをつなぐ場合はケーブルの本数を減らせます。

スピーカーと消費電力では機種ごとに有利な項目が分かれます

スピーカーの出力は、LCD-GDQ271RAが2W+2W(ステレオ)、EX271QMが2.5W×2です。ヘッドホン端子は、LCD-GDQ271RAがステレオミニジャックφ3.5mmと明記されており、EX271QMもヘッドホンジャックを備えています。

消費電力(標準)は、LCD-GDQ271RAが29.5W、EX271QMが23Wで、差は6.5WぶんEX271QMの方が抑えられています。一日中つけっぱなしにする使い方をする人にとっては、この差は電気代の積み重ねに関わってくるはずです。

一方で消費電力(最大)は、LCD-GDQ271RAが79W、EX271QMが85Wで、差は6WぶんLCD-GDQ271RAの方が低く、明るさや処理を最大まで使うときの上限はLCD-GDQ271RAの方が控えめになっています。

待機時消費電力は、LCD-GDQ271RAが0.3W、EX271QMが0.5W未満という数値です。またLCD-GDQ271RAは年間消費電力量として92.3kWhという数値も公表しています。

角度調整とサイズ、質量の数値に差があります

チルトの角度は、LCD-GDQ271RAが上に25度、下に5度動き、EX271QMはマイナス5度から15度の範囲で動きます。スイベルは、LCD-GDQ271RAが左右にそれぞれ45度、EX271QMが左右にそれぞれ15度動きます。

左右に大きく振りたい場面では、LCD-GDQ271RAの可動範囲の広さが効いてくるでしょう。

高さ調整の幅は、LCD-GDQ271RAが130mm、EX271QMが100mmで、差は30mmです。座り姿勢や立ち姿勢に合わせて高さを大きく変えたい人にとって、この30mmの差は画面の位置の合わせやすさに関わってきます。

またLCD-GDQ271RAは画面を縦に90度回転できるピボット機能も備えています。

サイズと質量については、幅がLCD-GDQ271RAで615mm、EX271QMで614mmと差は1mm、奥行がLCD-GDQ271RAで211mm、EX271QMで223mmと差は12mm、質量が約7.0kgと6.5kgで差は0.5kgです。奥行きの12mmは、机の奥行きに余裕がない場合にわずかに意識する程度の差といえます。

目の負担を抑える機能はそれぞれ独自の名称で用意されています

LCD-GDQ271RAはフリッカーレスとブルーライト低減という機能を備えています。EX271QMはフリッカーフリーとブルーライト軽減に加えて、カラーユニバーサルモードとVisual Optimizerという機能も用意しています。

カラーユニバーサルモードとVisual Optimizerは、EX271QMが独自に名前を付けて用意している機能です。長時間画面を見る作業が多い人は、こうした機能の有無や設定のしやすさも確認してみてください。

まとめ

LCD-GDQ271RAとEX271QMは、輝度や表示色、消費電力や高さ調整の幅など、細かい部分で得意分野が分かれています。明るさと表示色、可動域の広さを重視するならLCD-GDQ271RAが有利で、標準時の消費電力の低さとUSB Type-C接続の手軽さを重視するならEX271QMが有利といえます。

パネル方式はLCD-GDQ271RAがAHVA、EX271QMがIPSと異なり、応答速度や対応するHDR規格、可変リフレッシュレートの規格も機種ごとに違います。

いちばん差が出る項目

高さ調整の幅

LCD-GDQ271RA のほうが 30mm違います。

アイ・オー・データ LCD-GDQ271RA130mm
BenQ EX271QM100 mm

消費電力(標準)

EX271QM のほうが 6.5W、省エネです。

アイ・オー・データ LCD-GDQ271RA29.5W
BenQ EX271QM23 W

輝度(標準)

LCD-GDQ271RA のほうが 100cd/㎡違います。

アイ・オー・データ LCD-GDQ271RA500cd/㎡
BenQ EX271QM400 cd/㎡

どちらのメーカーを選ぶか

アイ・オー・データLCD-GDQ271RA が向く人

LCD-GDQ271RAが向く人は、明るさや表示色にこだわりたい人ではないでしょうか。輝度は500cd/㎡で400cd/㎡のEX271QMより100cd/㎡明るく、10bit入力時には10億7374万色を表示できるので、写真や映像の色を細かく確認したい作業に向いています。

さらに高さ調整の幅が130mmとEX271QMより30mm広く、ピボットで画面を縦にも回転できるので、姿勢や作業スタイルに合わせてモニターの位置を細かく調整したい人にも合っているといえます。

アイ・オー・データLCD-GDQ271RA

BenQEX271QM が向く人

EX271QMが向く人は、消費電力(標準)を抑えたい人と、USB Type-C1本でノートパソコンとつなぎたい人です。標準の消費電力は23Wで、29.5WのLCD-GDQ271RAより6.5W低いので、長時間つけっぱなしにする使い方でも電力を抑えやすくなるでしょう。

またUSB Type-C(DisplayPort Alt Mode、データ対応)を備えているので、対応するノートパソコンを映像とデータをまとめた1本のケーブルでつなぎたい人にも向いています。

BenQEX271QM

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