アイ・オー・データとBenQ、モニター・ディスプレイは消費電力で選ぶべき?|LCD-GD243UDとEX251の違い【2026年9月】
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今回比較するのはこちらの2機種
アイ・オー・データLCD-GD243UD
- 画面サイズTFT23.8型ワイド
- 解像度1920×1080
23.8型のIPSパネルを採用したゲーミングモニターで、HDMIとDisplayPortのどちらの端子でも最大240Hzのリフレッシュレートに対応し、NVIDIA G-SYNC Compatibleの認定を受けています。暗いシーンを見やすくする「ナイトクリアビジョン2」、オーバードライブ機能とClear AIM機能を備え、動きの速い映像のブレを抑える設計になっているのです。
内部遅延時間は約0.05フレーム(約0.19ミリ秒)とされています。カラーはホワイトとブラックの2色があり、ブラックには高さや角度を調整できるゲーミングスタンドを備えたモデルも用意されていますよ。
独自の機能
- ナイトクリアビジョン2暗いシーンをより鮮明に表示します。
- Clear AIM動きの激しい映像のブレ(モーションブラー)を低減します。
- 酔い軽減アシスト新機能として搭載されています。
- ゲーミングスタンド(ブラックのみ)高さや角度を調整できます。
BenQMOBIUZ 2025年モデル(EX251)
- 画面サイズ24.5 インチ
- 解像度1920×1080
EX251は、色の鮮やかさを調整できるColor Vibranceと、画面の明暗を20段階で切り替えられる機能を備えたゲーミングモニターです。好みのカラーやアイケア設定をシナリオとして保存し、別の入力機器にも呼び出せる仕組みが用意されているのは便利ですね。
周辺光を感知して画面の輝度と色温度を自動で調整するブライトネスインテリジェンスプラス(B.I.+)も搭載しており、視聴環境に合わせた画面調整ができます。
独自の機能
- Color Vibrance色の鮮やかさを調整して、敵の視認性や照準の合わせやすさを高められます。
- 明暗20段階調整画面の明暗を20段階で切り替え、暗い場面や明るい場面の見え方を自分好みに変えられます。
- シナリオ保存好みのカラーやアイケア設定をシナリオとして保存し、他の入力機器にも同じ設定を呼び出せます。
- ブライトネスインテリジェンスプラス(B.I.+)周辺光の明るさと色温度をセンサーが検知し、画面の輝度と色温度を自動で調整します。
項目ごとの比較
消費電力(最大)20W差
消費電力(最大)は、モニターが動作しているときに消費する電力のうち、最も大きい値を示したものです。
この差は、画面をつけっぱなしにする時間が長いほど、電気代や発熱の大きさとして積み重なっていきます。アイ・オー・データ LCD-GD243UDは35W、BenQ EX251は55Wで、その差は20Wです。省電力性を重視する場合、この20Wの差は無視できないものといえるでしょう。
消費電力を抑えたい人には、アイ・オー・データ LCD-GD243UDをおすすめします。
消費電力(標準)3.2W差
消費電力(標準)は、画面を通常の明るさで使用しているときに使う電力の目安です。
消費電力が小さいほど、同じ時間画面をつけていても使う電力は少なく済みます。長時間モニターをつけっぱなしにする使い方をするほど、この差は積み重なっていくでしょう。
LCD-GD243UDは14.8W、EX251は18Wで、その差は3.2Wです。長時間の使用が多い人ほどLCD-GD243UDの数値が有利に働くはずです。
本体の大きさ
幅や奥行きが小さいモニターは、デスクの設置スペースを取りにくく、狭い環境にも置きやすくなります。奥行きが大きいモニターは、スタンドの土台が広くなりやすく、安定した設置につながりやすい面があります。アイ・オー・データ LCD-GD243UDは幅539mm・奥行180mm、BenQ EX251は幅557.70mm・奥行211.74mmです。
設置スペースを少しでも抑えたい人にはアイ・オー・データ LCD-GD243UDが、安定した設置を求める人にはBenQ EX251がおすすめです。
質量(スタンド込み)0.57kg差
軽いモニターは持ち運びや設置場所の変更がしやすく、モニターアームに取り付ける際の負担も小さくなります。重量のあるモニターは画面を動かしたときの安定感が出やすい面があります。アイ・オー・データ LCD-GD243UDは約3.6kg、BenQ EX251は4.17kgです。
設置や取り付けのしやすさを重視するならアイ・オー・データ LCD-GD243UDが、安定感を重視するならBenQ EX251が候補になりますね。
画面サイズ
幅や奥行きが小さいモニターは、デスクの設置スペースを取りにくく、狭い環境にも置きやすくなります。奥行きが大きいモニターは、スタンドの土台が広くなりやすく、安定した設置につながりやすい面があります。アイ・オー・データ LCD-GD243UDは幅539mm・奥行180mm、BenQ EX251は幅557.70mm・奥行211.74mmです。
設置スペースを少しでも抑えたい人にはアイ・オー・データ LCD-GD243UDが、安定した設置を求める人にはBenQ EX251がおすすめです。
パネルの方式
パネル方式は、画面の発色や見る角度による色の変化のしかたを決める土台の技術です。
IPS系のパネルは、斜めから見ても色や明るさが変わりにくいという特長があります。この特長は、複数人で画面を見る場合や、画面の正面からずれた位置で作業する場合に生きてくるでしょう。
LCD-GD243UDは「IPS方式(ADS)」、EX251は「IPS」という表記ですが、どちらもIPS系のパネルを採用している点は共通しています。
最大リフレッシュレート
リフレッシュレートは、1秒間に画面の映像を書き換える回数を示す数値で、数値が大きいほど動きの表示がなめらかになります。
リフレッシュレートが高いと、素早く動く映像やカーソルの動きが滑らかに見えやすくなります。ただし、その性能を活かすには、接続する機器の映像出力側もその数値についていける必要があるので確かめておきましょう。
LCD-GD243UDは240Hz、EX251はHDMI・DPともに220Hzで、その差は20Hzです。どちらも高いリフレッシュレートを求める人向けの数値といえます。
応答速度
- 0.2ms[GTG]
- (240Hz、オーバードライブレベル3、Clear AIM レベル3設定時)
- 1 ms
応答速度は、画面の色が切り替わるのにかかる時間を示す数値で、数値が小さいほど残像が残りにくくなります。
応答速度が速いと、動きの激しい映像を見たときに輪郭のにじみや残像を感じにくくなります。応答速度が遅めでも、動きの少ない作業用途であれば体感差は出にくい項目ですね。
LCD-GD243UDは0.2ms、EX251は1msで、その差は0.8msです。残像の少なさを数値で重視するならLCD-GD243UDの方が小さい数値になっています。
表示色
表示色は、画面が表現できる色の数を示す値です。
LCD-GD243UDは1677万色、EX251は1670万色という表記ですが、どちらも同じ表示色の水準を示す数値で、実質的な差はないといえます。
HDRの対応
HDRは、映像の明るい部分と暗い部分の差をより広く表現するための規格です。
HDR対応の映像を再生した際に、通常の映像よりも明暗のコントラストや色の階調が豊かに表示されやすくなります。
LCD-GD243UDは「HDR10入力対応」、EX251は「HDR10」に加えて「VESA DisplayHDR 400」という表記があります。どちらもHDR10形式の映像入力に対応している点は共通しているわけです。
可変リフレッシュレート(FreeSync・G-SYNC)
- NVIDIA G-SYNC Compatible(DisplayPort)
- AdaptiveSync(DisplayPort)
- HDMI 2.1 VRR(HDMI)
- 〇
可変リフレッシュレートは、パソコンやゲーム機が送る映像のコマ数に合わせて画面の書き換えタイミングを変える機能で、映像のカクつきや画面のズレを抑える働きがあります。
対応する規格は、パソコンのグラフィック機能がNVIDIA製かAMD製かによって噛み合うものが変わってきます。自分のパソコン環境に合った規格が使えるかどうかで、この機能の恩恵を受けられるかが決まるのです。
LCD-GD243UDはNVIDIA G-SYNC CompatibleやAdaptiveSync、HDMI 2.1 VRRに対応し、EX251はFreeSyncに対応しています。使用するパソコンのグラフィック機能に合わせて選びたい項目です。
映像入力端子
- HDMI×2、DisplayPort×1
- HDMI (v2.0): 2
- DisplayPort (v1.2): 1
映像入力端子は、パソコンなどの映像出力機器をつなぐ差込口の種類と数です。
LCD-GD243UDはHDMI×2・DisplayPort×1、EX251はHDMI×2・DisplayPort×1で、端子の種類と数はどちらも同じですね。
USBポート
- PC接続 (アップストリーム): -
- USBポート(その他): USB-A(メンテナンス用)
- USB Type-C 上りポート (USB 3.2 Gen 1, 5 Gbps, データのみ): 1
- USB Type-A 下りポート (USB 3.2 Gen 1, 5 Gbps, パワーチャージング 4.5W): 2
USBポートは、パソコンとつないでキーボードやマウス、ストレージなどの周辺機器を画面側に接続するための差込口です。
EX251はUSB Type-Cの上りポートを備えており、パソコンとケーブル1本でつなぐと、下りポートに接続した機器へのデータのやり取りに加えて最大4.5Wの給電もできます。LCD-GD243UDはパソコンとつなぐ上りポートを備えておらず、USB-Aポートはメンテナンス用となっているため、周辺機器をハブのように接続する使い方には向きません。
パソコンや周辺機器をディスプレイ経由でまとめてつなぎたい人には、EX251を検討してみてください。
スピーカー
内蔵スピーカーは、画面本体だけで音を鳴らせる機能で、出力が大きいほど大きな音量を出しやすくなります。
内蔵スピーカーは手軽に音を出せる一方、外付けスピーカーやヘッドホンに比べると音質は控えめになりやすい部分です。
LCD-GD243UDは2W+2W、EX251は2.5W×2で、1チャンネルあたりの差は0.5Wです。
ヘッドホン端子
ヘッドホン端子は、有線のヘッドホンやイヤホンを画面本体に直接つなぐための差込口です。
LCD-GD243UDは3.5mmのステレオミニジャック、EX251もヘッドホンジャックを備えており、どちらも有線ヘッドホンを直接つなげます。
待機時消費電力
チルト(上下の角度調整)
チルトは、画面を上下方向に傾けられる角度の範囲を示したものです。目線の高さに合わせて画面の向きを調整する際に使います。
アイ・オー・データ LCD-GD243UDは「上:20° 下:5°」、BenQ EX251は「-5°から20°」と表記されていますが、表記が違うだけで調整できる角度の範囲は同じです。
目の負担を抑える機能
- フリッカーレス:
- ○
- ※「Clear AIM」機能有効時はフリッカーレス設計は無効になります。
- ブルーライト低減: ○
- フリッカーフリー: 〇
- ブルーライト軽減: 〇
- ブライトネスインテリジェンスプラスGen2 (B.I.+ Gen2): 〇
- カラーユニバーサルモード: 〇
目の負担を抑える機能は、画面のちらつきや強い光の刺激による疲れを軽減するための機能です。
アイ・オー・データ LCD-GD243UDはフリッカーレス設計とブルーライト低減を備えていますが、「Clear AIM」機能を有効にするとフリッカーレス設計が無効になる仕様です。BenQ EX251はフリッカーフリーとブルーライト軽減に加えて、周囲の明るさに応じて画面を調整するブライトネスインテリジェンスプラスGen2や、色の見分けをサポートするカラーユニバーサルモードも備えています。
アイ・オー・データ LCD-GD243UDを使う場合は、Clear AIM機能とフリッカーレス設計を同時には使えない点を踏まえて使い方を選ぶとよいでしょう。BenQ EX251は周囲の明るさへの対応や色覚サポートまで機能が広い点が特徴です。
画面の大きさとなめらかさはほぼ横並びです
画面サイズはLCD-GD243UDが23.8型ワイド、EX251が24.5インチです。数値だけを見るとEX251の方がわずかに大きい画面ですが、机の上での見え方に大きな違いを生むほどの差ではありません。
パネルの方式はどちらもIPS系で、色の見え方や視野角の傾向は近いと考えてよさそうです。
最大リフレッシュレートはLCD-GD243UDが240Hz、EX251がHDMI・DPともに220Hzです。数値としては20Hzの差がありますが、体感できるかどうかは使うゲームやアプリ次第で、この差だけで乗り換えを決める根拠にはなりにくい範囲でしょう。
応答速度はLCD-GD243UDが240Hz・オーバードライブレベル3・Clear AIMレベル3の設定時で0.2ms、EX251が1msです。動きの速い映像をどれだけ滑らかに表示できるかを示す数値で、どちらもゲームや映像視聴を意識した性能を挙げています。
表示色もLCD-GD243UDが1677万色、EX251が1670万色とほぼ同じ水準です。
HDRと可変リフレッシュレートは対応する規格が違います
HDRについてLCD-GD243UDはHDR10入力に対応すると案内されており、EX251はHDR10とVESA DisplayHDR 400に対応しています。どちらもHDR10に対応しているため、対応するコンテンツを再生すれば明暗の幅が広がった映像を楽しめるでしょう。
可変リフレッシュレートは対応する規格自体が異なります。LCD-GD243UDはNVIDIA G-SYNC Compatible、AdaptiveSync、HDMI 2.1 VRRに対応し、EX251はFreeSyncに対応しています。
パソコンやゲーム機がどちらの規格を採用しているかによって、実際に恩恵を受けられるかどうかが決まるわけです。
目の負担を抑える機能も、LCD-GD243UDはフリッカーレス設計とブルーライト低減を挙げ、EX251はフリッカーフリー、ブルーライト軽減に加えてブライトネスインテリジェンスプラスGen2とカラーユニバーサルモードを挙げています。長時間画面を見る作業を意識した機能を両機とも用意している点は共通していますね。
ただしLCD-GD243UDは「Clear AIM」機能を有効にするとフリッカーレス設計が無効になると案内されており、両方を同時に使うことはできません。
周辺機器をまとめてつなぐならEX251のUSBポートが使えます
映像入力端子はLCD-GD243UDがHDMI×2とDisplayPort×1、EX251がHDMI(v2.0)×2とDisplayPort(v1.2)×1で、数の上ではほぼ同じ構成です。
違いが出るのはUSBポートです。LCD-GD243UDはパソコンと接続するアップストリーム端子がなく、USB-Aはメンテナンス用として案内されています。
EX251はUSB Type-Cの上りポート(5Gbps、データ専用)とUSB Type-Aの下りポート2つ(5Gbps、4.5W給電)を備えており、パソコンとケーブル1本でつないでキーボードやマウス、外付けドライブなどを給電しながら使うことができます。
スピーカーはLCD-GD243UDが2W+2Wのステレオ、EX251が2.5W×2で、EX251の方が1chあたりの出力がわずかに大きい数値です。ヘッドホン端子はどちらも用意されており、外部スピーカーやヘッドホンにつなぐ手段自体はどちらでも確保できるといえます。
本体を動かし続けるならLCD-GD243UDの消費電力の少なさが効いてきます
消費電力は標準時でLCD-GD243UDが14.8W、EX251が18Wです。最大時はLCD-GD243UDが35W、EX251が55Wで、標準時よりも差が大きく開きます。
仕事や作業でモニターをつけっぱなしにする時間が長い人ほど、この差は電気代として積み重なっていくのではないでしょうか。
待機時消費電力もLCD-GD243UDが0.2W、EX251が0.5W未満です。使っていない時間が長い環境では、この数値も無視できない要素になりそうです。
本体サイズはLCD-GD243UDが幅539mm・奥行180mm・質量約3.6kg、EX251が幅557.70mm・奥行211.74mm・質量4.17kgです。奥行きの差は31.74mmあり、机の手前から壁までの奥行きが浅い環境では、この数値がそのまま設置できるかどうかの判断材料になります。
チルトの角度調整幅はLCD-GD243UDが上20度・下5度、EX251が下5度から上20度で、実質的に同じ範囲の調整ができます。
まとめ
LCD-GD243UDとEX251は、画面サイズやリフレッシュレートの差が小さく、この2項目だけでは優劣をつけにくい組み合わせといえます。はっきり差が出るのは消費電力で、標準時も最大時もLCD-GD243UDの方が少ない数値になっています。
一方でUSBポートはEX251の方が充実しており、キーボードやマウスなどの周辺機器をモニター側にまとめてつなぎたいかどうかで選び方が変わってきます。
いちばん差が出る項目
消費電力(最大)
LCD-GD243UD のほうが 20W、省エネです。
| アイ・オー・データ LCD-GD243UD | 35W |
|---|---|
| BenQ EX251 | 55 W |
消費電力(標準)
LCD-GD243UD のほうが 3.2W、省エネです。
| アイ・オー・データ LCD-GD243UD | 14.8W |
|---|---|
| BenQ EX251 | 18 W |
どちらのメーカーを選ぶか
アイ・オー・データLCD-GD243UD が向く人
モニターをつけっぱなしにする時間が長く、消費電力の少なさを重視するならLCD-GD243UDが向いています。NVIDIA G-SYNC CompatibleやHDMI 2.1 VRRに対応した環境を使っている人にとっても、この規格に合わせられる点は選ぶ理由になるでしょう。
BenQEX251 が向く人
キーボードやマウスなどの周辺機器を、モニター側のUSBポートにまとめてつなぎたい人にはEX251が向いています。USB Type-Cの上りポートとType-Aの下りポート2つを使えば、ケーブルを減らしながら周辺機器の接続と給電をこなせますね。
FreeSync対応の環境を使っている人にとっても、EX251を選ぶ理由になるはずです。



