ソニーとREGZAの液晶テレビ、省エネ性能で選ぶべき?|K-65XR70M2と65Z970R【2026年9月】
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今回比較するのはこちらの2機種
ソニーBRAVIA 7 II 2026年モデル(K-65XR70M2)
- パネルの種類液晶パネル(RGB Mini LEDバックライト搭載)
K-65XR70M2は、新搭載のRGB Mini LEDバックライトと、ソニーが培ってきたバックライト制御技術を組み合わせた4K液晶テレビです。制作現場の意図を忠実に再現する「スタジオ画質モード」や、届いた日から映画を楽しめる「SONY PICTURES CORE」など、映画体験に関わる機能を備えています。
音まわりでは「アコースティック マルチ オーディオ プラス」による音響と、AIで人の声を認識して聞き取りやすくする「ボイスズーム3」を搭載しました。Google TVはGeminiに対応し、会話形式で見たい作品を探したり、気になることを質問したりできますよ。
独自の機能
- RGB Mini LEDバックライト色の再現範囲を広げ、明るさと色彩を両立させた映像を映し出します。
- スタジオ画質モード映像制作現場の意図を忠実に再現した画質設定で映画を見られます。
- SONY PICTURES CORE対応作品を購入後すぐに再生できる映画視聴サービスを利用できます。
- ボイスズーム3AIが人の声を認識し、背景音のバランスを保ったままセリフの音量だけを調整します。
REGZAREGZA 2025年モデル(65Z970R)
- パネルの種類4K液晶パネル(Mini LEDバックライト)
REGZAのフラッグシップ機種として、色彩表現と立体音響の両面で臨場感を高めたモデルといえます。新開発の高輝度ファインMini LED液晶と新世代AIエンジンにより、鮮やかで純度の高い映像を目指しています。
音の面では重低音立体音響システムZISとレグザイマーシブサウンド360 PROを搭載し、空間を包み込むようなサウンドを再生します。話しかけて見たい番組に出会えるレグザAIボイスナビゲーターも備えています。
独自の機能
- レグザAIボイスナビゲーター話しかけて見たい番組を探せる機能で、対話形式への対応は2025年夏にソフトウェアアップデートで追加される予定です。
- 重低音立体音響システムZIS・レグザイマーシブサウンド360 PROライブ会場のような立体的な音の広がりを再現します。
- ざんまいスマートアクセス好きなタレントが出演する番組をまとめて見つけられます。
- タイムシフトマシン録画予約をしなくても、放送された番組を後からさかのぼって視聴できます(利用には別売のタイムシフトマシン対応USBハードディスクが必要です)。
前モデル(65Z970N・2024年発売)からの変更点
本体の質量はスタンド含みで33.0kgとなり、前モデル65Z970Nの39.0kgより軽くなりました。設置や向きを変えるときの取り扱いに関わる違いです。
ただし消費電力は357Wで、65Z970Nの322Wより増えており、音声の実用最大出力も合計150W(同時駆動)と65Z970Nの122W(同時駆動)より高くなっています。
項目ごとの比較
省エネ基準達成率27%差
国が定める省エネ基準に対して、実際の消費電力がどれだけ収まっているかを示す割合で、100%以上であれば基準を満たしていることになります。
達成率が高いほど、省エネ基準に対する余裕が大きいことを意味します。K-65XR70M2は112%で基準を上回っていますが、65Z970Rは85%(2026年度基準)で基準に届いていません。この差はそのまま省エネ性能の余裕の差になるわけです。
省エネ基準への達成度を重視するなら、112%のK-65XR70M2が選択肢になります。
年間消費電力量41kWh差
1年間の目安として、一定の条件でテレビを使ったときに使用する電力量を示した数値です。
数値が小さいほど、同じように使ったときの年間の電力使用量が少なくて済みます。K-65XR70M2は131kWh、65Z970Rは172kWhで、差は41kWhです。長時間テレビをつけている家庭ほど、この差は積み重なっていくでしょう。
年間の電力使用量を抑えたいなら、131kWhのK-65XR70M2の方が有利です。
質量(スタンド込み)6.4kg差
質量が軽いほど設置や壁掛け時の取り回しがしやすく、重いほど設置時の安定感につながる面があります。K-65XR70M2は26.6kg[30.7]、65Z970Rは33.0kgとなっており、数値の見方によって受け止め方が変わってきますね。壁掛けを検討する場合は、対応する金具や壁の耐荷重との兼ね合いも関わってきます。
質量はK-65XR70M2が26.6kg[30.7]、65Z970Rが33.0kgです。設置方法によって、この数値をどう受け止めるかが変わってくるでしょう。
パネルの種類
パネルの種類は、画面がどのような発光の仕組みで映像を作っているかを示す項目です。
どちらも数多くのLEDを画面裏に敷き詰めて明暗を細かく制御するMini LED方式のバックライトを採用しています。
どちらもMini LED系のバックライトを使っている点は共通していますので、この項目だけで優劣を判断する材料にはならないでしょう。
画素数
画素数は、画面を構成する点の数を示す値で、細かい部分まで映像を描き分けられるかどうかに関わります。
倍速・駆動方式
倍速駆動は、動きの速い映像でも輪郭がぼやけにくくなるように、コマの間に補完した映像を挟む機能です。
REGZAは通常時120Hz、ゲームモードでは144HzのVRRに対応すると数値で示されています。ソニーは倍速駆動パネルとXRモーションクラリティーという処理の名称が示されており、動きの滑らかさへの取り組み方が数値と名称という異なる形で表されているのです。
スポーツ中継やゲームで動きの速い映像を見る機会が多いなら、REGZAの120Hz・144Hzという具体的な数値は目安として分かりやすいポイントです。
HDRの対応規格
- ●(HDR10/HLG/Dolby Vision)
- HDR信号対応:
- ・HDR 10+ ADAPTIVE
- ・Dolby VISION IQ
- ・HDR 10
- ・HLG HDR
- HDR対応: ●
HDRは、明るい部分と暗い部分の差をより自然に表現するための映像規格です。
ソニーはHDR10・HLG・Dolby Visionの3規格に対応すると示されています。REGZAはこれに加えてHDR10+ ADAPTIVEとDolby Vision IQという、周囲の明るさに応じて調整するタイプの規格名が記載されています。
視聴する動画配信サービスや放送がどのHDR規格を使っているかによって、対応規格の組み合わせを確認してみてください。
映像エンジン
映像エンジンは、入力された映像信号を画面に映す前に補正・調整する処理を担うチップの名称です。
ソニーは「XR」、REGZAは「レグザエンジンZRα」という、それぞれ独自に開発したチップの名称が挙げられています。名称が違うだけで、処理性能そのものを比較できる数値はこの表には示されていません。
どちらも各社が映像処理の要として位置づけているチップですが、性能差を示す数値がないため、この項目単体では選ぶ決め手にはならないでしょう。
音声の実用最大出力
- 40W
- 合計 150W(同時駆動)
- ・2wayメインスピーカー (15W+15W+15W+15W)
- ・2wayサイドスピーカー(10W+10W)
- ・トップスピーカー(10W+10W)
- ・センタースピーカー(15W+15W)
- ・ウーファー(20W)
スピーカーの構成
- フルレンジ×2、サブウーファー×2
- ・2wayメインスピーカー (フルレンジ 2個、ツィーター 2個)
- ・2wayサイドスピーカー (フルレンジ 2個、ツィーター 2個)
- ・トップスピーカー 2個
- ・センタースピーカー 2個
- ・ウーファー 1個
- 合計 13個
スピーカーの構成は、テレビ本体に内蔵された音を出す部品の種類と数を示しています。
ソニーはフルレンジ2個とサブウーファー2個の計4個が示されています。REGZAはメイン・サイド・トップ・センター・ウーファーを合わせて13個という多くのスピーカーが搭載されており、音を出す方向や場所の数そのものはREGZAの方が多くなっています。
内蔵スピーカーの数が多いほど、音を前後左右や上方向から分けて出しやすくなりますので、テレビ単体でも音の広がりを重視する場合はREGZAの構成が目安になるでしょう。
BS4K・110度CS4Kチューナー数
BS4K・110度CS4Kチューナーの数は、4K衛星放送を同時にいくつまで受信できるかを示す数値です。
数が多いほど、裏で別の4K衛星放送番組を録画しながら、表では違う番組を見るといった使い方がしやすくなります。ソニーは3、REGZAは2と示されており、同時に扱える4K衛星放送番組の数はソニーの方が1つ多くなっています。
4K衛星放送の裏録画や同時視聴を重視するなら、数値が大きいソニーの3という数字を判断材料にしてみてください。
地上デジタルチューナー数
地上デジタルチューナーの数は、地上波放送を同時にいくつまで受信できるかを示す数値です。
数が多いほど、複数の地上波番組を同時に裏録画したり、見たい番組を切り替えて確認したりしやすくなります。ソニーは3、REGZAは9と示されており、同時に扱える地上波番組の数はREGZAの方が6多くなっています。
地上波の裏録画や複数番組の同時録画を重視するなら、REGZAの9という数値は大きな判断材料になるはずです。
録画機能
- 外付けHDD録画: ●
- 外付けHDD裏番組録画: ●(2番組同時録画)
- 4Kダブルチューナーウラ録
録画機能は、外付けのハードディスクなどにテレビ番組を保存する仕組みと、同時に何番組録画できるかを示しています。
ソニーは外付けHDD録画に対応し、2番組を同時に裏録画できると示されています。REGZAは「4Kダブルチューナーウラ録」という機能名で、4Kチューナーを使った同時録画の仕組みが挙げられています。
同時に2番組を裏で録画できる点はどちらの表現にも共通していますので、日常的な使い方としては近い録画のしかたができるといえます。
HDMI入力の数・規格
HDMI入力端子の数は、レコーダーやゲーム機などの外部機器を同時に接続できる数を示しています。
どちらも4系統のHDMI入力が示されており、接続できる外部機器の台数そのものに違いはありません。REGZAはこの項目にeARC・ARCへの対応が併記されています。
HDMI入力の本数は4系統で同じですので、接続できる機器の台数を比べる材料にはならないでしょう。
ゲーム向け機能(4K120p・VRR・ALLM)
- 4K/120fps、eARC、VRR、ALLM、SBTM(Source-Based Tone Mapping)
- 4K/120Hz入力対応: ●(ゲームモード 144Hz VRR対応)
- VRR(バリアブル・リフレッシュ・レート)対応: ●
- ALLM設定: ●
- HDMI 2.1規格対応機能: 4K144p、4K120p、VRR、eARC、ALLM
4K/120fpsやVRR、ALLMは、対応するゲーム機と組み合わせたときに、映像の滑らかさや遅延の少なさに関わるゲーム向けの機能です。VRRは画面の描き替えのタイミングを映像側に合わせてカクつきを抑える機能、ALLMはゲーム機を繋いだ際に自動で低遅延モードに切り替える機能です。
ソニーは4K/120fps・eARC・VRR・ALLMに加えて、SBTMという明るさの階調を調整する機能が挙げられています。REGZAはゲームモードで144HzまでのVRRに対応すると数値付きで示されており、4K144pという表記もあります。
高いフレームレートでの対戦ゲームなどを想定するなら、144Hzという数値まで示されているREGZAの表記を判断材料にしてみてください。
ネット動画・OS
ネット動画・OSの項目は、動画配信サービスなどをテレビ単体のリモコン操作で視聴するための仕組みが搭載されているかを示しています。
ソニーはGoogle TVという具体的なOSの名称が示されています。REGZAは対応していることを示す記載にとどまっています。
普段からYouTubeや配信サービスの検索・アプリの使い勝手を重視するなら、Google TVという具体的な名称が分かっているソニー側が判断しやすいポイントになるでしょう。
無線LAN
無線LANの対応規格を示す項目で、数字が新しいほど通信の規格が新しいことを意味します。
どちらもIEEE802.11a/b/g/n/ac/axに対応しており、表記が違うだけで対応する規格は同じです。
Bluetooth
- Bluetoothオーディオ機器対応: ●
- Bluetooth対応プロファイル: HID/HOGP/SPP/A2DP/AVRCP
- ●
Bluetoothに対応しているかを示す項目で、対応していればワイヤレスイヤホンやスピーカーなどをケーブルなしでテレビにつなげます。
どちらもBluetoothオーディオ機器に対応しており、表記の詳しさが違うだけで対応の有無に違いはありません。
パネルと映像エンジンは、それぞれ独自の技術で画質を作っています
K-65XR70M2はRGB Mini LEDバックライトを搭載した液晶パネル、65Z970RもMini LEDバックライトを採用した4K液晶パネルです。画素数はどちらも3,840×2,160の4K相当で、表示の解像度そのものに差はありません。
倍速駆動については、K-65XR70M2が倍速駆動パネルとXRモーションクラリティーという処理で滑らかさを作り出しています。65Z970Rは120Hz倍速に加えて、ゲームモード時には144Hz VRRという数値が明記されています。
ゲームをよくプレイする人にとって、144Hzという具体的な数字が示されている点は判断材料になるでしょう。
映像エンジンはK-65XR70M2が「XR」、65Z970Rが「レグザエンジンZRα」という名称で、それぞれ独自の処理エンジンを積んでいます。HDRについては、K-65XR70M2がHDR10・HLG・Dolby Visionに対応し、65Z970RはHDR10+ ADAPTIVEやDolby VISION IQを含む複数の規格に対応しています。
どちらも主要なHDR方式をカバーしているという点は共通しているといえます。
スピーカーとチューナーの数に、大きな違いが出ています
スピーカー構成は、K-65XR70M2がフルレンジ2個とサブウーファー2個といういたってシンプルな作りです。65Z970Rは2wayのメインスピーカーとサイドスピーカーに加えて、トップスピーカーとセンタースピーカー、ウーファーを組み合わせた合計13個の構成になっています。
数の上では65Z970Rの方が多くの方向から音を出す設計だとわかりますね。
放送を受信するチューナーの数にも違いがあります。地上デジタルチューナーはK-65XR70M2が3、65Z970Rが9で、BS4K・110度CS4Kチューナーに相当する数はK-65XR70M2が3、65Z970Rが2です。
地上デジタルの数が多い65Z970Rは、複数チャンネルを同時に扱う場面で選択肢が広がります。
録画については、K-65XR70M2が外付けHDDへの録画と2番組同時の裏番組録画に対応しています。65Z970Rは4Kダブルチューナーによるウラ録という形で複数番組の録画に対応しています。
HDMI入力の数はどちらも4系統で、外部機器をつなぐ余地は変わりません。
ゲーム機能とネットワークの土台は、どちらも整っています
ゲーム関連の機能は、K-65XR70M2が4K/120fps、eARC、VRR、ALLM、SBTMという構成で示されています。65Z970Rは4K/120Hz入力とゲームモードでの144Hz VRR対応、ALLM設定、そしてHDMI2.1の機能として4K144p・4K120p・VRR・eARC・ALLMを挙げています。
どちらも高フレームレートでのゲームプレイに必要な機能を備えており、65Z970Rは144Hzという数値まで明記している点が特徴といえます。
ネット動画を見るためのOSはどちらもGoogle TVです。無線LANも両機種ともWi-Fi6に相当するIEEE802.11ac/a/b/g/n/ax規格に対応しており、通信面の土台は共通しています。
Bluetoothについても、K-65XR70M2はHID/HOGP/SPP/A2DP/AVRCPという対応プロファイルが示されており、65Z970Rも対応していることが表から読み取れます。
省エネ性能と質量の数字に、はっきりとした差があります
数字としてはっきり差が出るのが省エネにまつわる項目です。年間消費電力量はK-65XR70M2が131kWh/年、65Z970Rが172kWh/年で、差は41kWhです。
テレビを長時間つけている家庭ほど、この年間の差は使うほどに積み重なっていくはずです。
省エネ基準達成率もK-65XR70M2が112%、65Z970Rが85%(2026年度基準)と、差は27%です。基準に対してどれだけ効率よく電力を使えているかを示す数字なので、この項目だけを見るとK-65XR70M2の方が効率よく作られていることがわかります。
質量はスタンドを含めてK-65XR70M2が26.6kg[30.7]、65Z970Rが33.0kgで、差は6.4kgです。65型という大きさを一人で動かす場面を考えると、この重さの差は設置や配置換えのしやすさに関わってきますね。
まとめ
K-65XR70M2と65Z970Rは、どちらもMini LEDバックライトを搭載した4K液晶テレビで、パネルや画素数の方向性は近い機種といえます。大きく差が出るのは年間消費電力量と省エネ基準達成率で、K-65XR70M2が131kWh/年・112%、65Z970Rが172kWh/年・85%(2026年度基準)となっています。
地上デジタルチューナーの数やスピーカーの構成も大きく異なるため、放送の受信と音の広がり、省エネのどちらを重視するかで選び方が変わってくるのではないでしょうか。
いちばん差が出る項目
省エネ基準達成率
K-65XR70M2 のほうが 27%違います。
| ソニー K-65XR70M2 | 112% |
|---|---|
| REGZA 65Z970R | 85% (2026年度基準) |
年間消費電力量
K-65XR70M2 のほうが 41kWh、省エネです。
| ソニー K-65XR70M2 | 131kWh/年 |
|---|---|
| REGZA 65Z970R | 172kWh/年 |
どちらのメーカーを選ぶか
ソニーK-65XR70M2 が向く人
年間の電力消費や省エネ基準達成率の数字を重視する人にはK-65XR70M2が向いています。131kWh/年・112%という数値は65Z970Rの172kWh/年・85%より効率がよく、テレビを長時間使う家庭ほどこの差が積み重なるはずです。
質量も26.6kg[30.7]と軽めなので、設置や配置換えの負担を減らしたい人にも合っています。
REGZA65Z970R が向く人
地上デジタルチューナーの数やスピーカーの数を重視する人には65Z970Rが向いています。地上デジタルチューナー9、合計13個のスピーカー構成という数字は、複数チャンネルを同時に扱いたい人や音の広がりを求める人に合っているでしょう。
ゲームモードで144Hzという具体的な数値が示されている点も、フレームレートにこだわる人には判断材料になります。



