シャープとソニーのサウンドバー、250Wの出力差で選ぶべき?|HT-SB700とHT-B500の違い【2026年9月】
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今回比較するのはこちらの2機種
シャープAQUOSオーディオ 2023年モデル(HT-SB700)
HT-SB700は、映画館でも採用されている立体音響技術Dolby Atmosに対応したサウンドバーです。ハイトスピーカーを前向きに20°傾斜させて搭載しており、上方向への音の広がりを再現します。
本体の幅は52cmに抑えられているため、リビングや寝室など設置する場所を選ばないのではないでしょうか。AQUOSファミリンクに対応しており、AQUOSの画面からサウンドバーの操作や動作状態の確認ができます。
独自の機能
- Dolby Atmos対応映画館でも採用されている立体音響技術を、コンパクトなサウンドバーで再生できます。
- 20°前傾ハイトスピーカーハイトスピーカーを前向きに20°傾斜させることで、上方向への音の広がりを再現します。
- 横幅52cmのコンパクト設計横幅を52cmに抑えているため、リビングや寝室など置き場所を選ばず設置できます。
- AQUOSファミリンク対応AQUOSの画面からサウンドバーの操作や動作状態の表示を行えます。
ソニーBRAVIA Theatre Bar 5 2026年モデル(HT-B500)
HT-B500は、サブウーファーが付属する3.1chのサウンドバーです。バーチャルサラウンド技術「S-Force PROフロントサラウンド」と、高さ方向の音を表現する「Vertical Surround Engine」を組み合わせ、Dolby AtmosやDTS:Xの音声だけでなく、テレビ番組などの通常の音声もリモコン操作で立体的な音響に変換できます。
バースピーカーの中央にはセンタースピーカーを搭載しており、会話やセリフの聞き取りやすさを重視した構成になっているのがポイントです。フロント50W×2、センター50W、サブウーファー100Wの合計250Wのアンプ出力を備えています。
独自の機能
- センタースピーカー内蔵バースピーカー中央にセンタースピーカーを搭載し、会話やセリフの音像定位を高めます。
- Vertical Surround Engine高さ方向の立体音響を表現する技術を、大画面テレビに合わせて最適化しています。
- ワイヤレスサブウーファー(SA-WB500)16cm口径のユニットを備えたワイヤレスのサブウーファーが付属します。
- BRAVIA Connectアプリ対応スマートフォンからセットアップや操作、ソフトウェアアップデートの通知を受け取れます。
項目ごとの比較
実用最大出力(合計)180W差
実用最大出力は、スピーカー全体がどれくらいの音量まで対応できるかの目安になる値です。
HT-SB700の70Wは、フロントスピーカー40Wとハイトスピーカー30Wを合わせた値で、しかも両方を同時に駆動しない条件での数値です。HT-B500の250Wはこの70Wより180W大きく、音量を上げたときに余裕を持って鳴らせます。
実用最大出力の大きさでは180Wの差でHT-B500が上回ります。大きな音量で映画やスポーツ中継を楽しみたい人には、HT-B500をおすすめします。
本体の大きさ
HT-SB700は幅520mm・高さ72mm・奥行113mmで、テレビ台やラックの上に置いたときに占めるスペースが小さく済みます。HT-B500は幅968mm・高さ248mm・奥行530mmで、幅・高さ・奥行のいずれもHT-SB700より大きく、設置には相応の幅と奥行きのある台が必要です。
テレビ台の幅や奥行きに余裕がない場合はHT-SB700が置きやすく、大画面テレビとのバランスを重視するならHT-B500向けのサイズだといえます。
バー本体の質量1.3kg差
HT-SB700は約1.7kgで、テレビ台の上での位置を動かしたり持ち上げて掃除したりする場面で扱いやすい軽さです。HT-B500は3.0kgで、HT-SB700より重い分、設置したときの安定感につながります。
設置場所をこまめに動かしたい人にはHT-SB700の軽さが、どっしり据え置きたい人には3.0kgのHT-B500が合っているのではないでしょうか。
チャンネル数・スピーカー構成
- 2.0.2ch
- バースピーカー: SA-B500
- チャンネル数: 3.1ch
チャンネル数は、スピーカーの数とそれぞれの役割の組み合わせを表す数字で、数字が細かく分かれているほど音の方向を分けて再生できます。
HT-SB700の2.0.2chは、フロントスピーカーとハイトスピーカーで音を左右と上方向に分けて再生する構成です。HT-B500の3.1chは、バー本体SA-B500に左右とセンターの3つを備え、そこにサブウーファーが加わる構成で、センターチャンネルがある分セリフの定位がはっきりします。上方向への音の広がりを重視するか、センターの明瞭さと低音の存在感を重視するかで、選び方が変わってくるでしょう。
表からは、HT-SB700が上方向への音の広がりを、HT-B500がセンター定位と低音を担う構成だと分かります。映画のセリフを聞き取りやすくしたい人にはHT-B500の構成が、音の立体感を求める人にはHT-SB700の構成が参考になるはずです。
対応音声フォーマット
- Dolby Digital/Dolby Digital Plus/Dolby TrueHD/Dolby Atmos/MPEG-2 AAC/PCM(最大7.1ch)
- Dolby Digital: ●
- Dolby Digital plus: ●
- Dolby Dual mono: ●
- DTS: ●
- DTS 96/24: ●
- LPCM 2ch: ●
- LPCM fs: 48kHz/24bit
- MPEG-2 AAC: ●
- MPEG-4 AAC: ●
- Dolby TrueHD: ●
- DTS HD High Resolution Audio: ●
- DTS HD Master Audio: ●
- DTS ES: ●
- LPCM: 2ch/5.1ch/7.1ch
- LPCM fs: 192kHz/24bit
対応音声フォーマットは、映画やコンテンツに収録された音声のうち、どの方式をそのまま再生できるかを示す一覧です。
両機種とも、Dolby DigitalやDolby Atmos、Dolby TrueHDといった主要な立体音響フォーマットに対応していることが表から分かります。HT-B500の表にはこれに加えてDTSやDTS 96/24という表記もあり、DTS音声を含むコンテンツを再生する予定がある場合の判断材料になります。
Dolby系のコンテンツを中心に楽しむなら、この項目で両機種に大きな差はありません。DTS音声のコンテンツも視野に入れているなら、対応が明記されているHT-B500の表記を確認材料にしてみてください。
Bluetoothコーデック
- SBC/AAC
- AAC: ●
- SBC: ●
Bluetoothコーデックは、スマートフォンなどから音声を無線で送るときに使われる方式で、音質や接続の安定性に関わります。
この項目で音質や接続の面に差は出ません。
消費電力
消費電力は、動作させているときにどれくらいの電力を使うかを示す値です。
HT-SB700は本体が一体型で、消費電力は15W、待機時は1.1Wという1つの数字にまとまっています。HT-B500はバーとサブウーファーが分かれた構成のため、バーが30W、サブウーファーが20Wと数字も分かれて示されています。
本体の構成が違うため、HT-SB700は一体型としての15Wを、HT-B500はバーとサブウーファーそれぞれの数字を確認する見方になりますね。
スピーカー構成とチャンネル数が異なります
HT-SB700は2.0.2chというスピーカー構成です。フロントの2chに加えて、天井方向へ音を放つハイトスピーカーを2基備えており、上下方向への音の広がりを作る仕組みになっています。
HT-B500は、バースピーカーSA-B500を中心とした3.1ch構成です。センターチャンネルを独立して持つ点が特徴で、実用最大出力の内訳にもフロント50W+50W・センター50W・サブウーファー100Wという数値が示されています。
どちらも音の広がり方の作り方が異なるため、セリフを前面ではっきり聞きたいのか、天井方向への広がりを重視したいのかによって、選び方の軸が変わってくるでしょう。
実用最大出力は70Wと250Wで、差は180Wです
実用最大出力は、HT-SB700が70W(フロントスピーカー40W+ハイトスピーカー30W、非同時駆動、JEITA)です。フロントとハイトを同時に最大出力で鳴らす仕様ではない点も、あわせて示されています。
HT-B500は250Wで、内訳はフロント50W+50W・センター50W・サブウーファー100Wです。HT-SB700との差は180Wで、数値としては大きな開きになります。
出力の大きさは、部屋いっぱいに音を響かせたい場合や、映画・音楽を大きめの音量で楽しみたい場合に効いてくる項目です。ふだんどのくらいの音量で使うことが多いかによって、この差の意味合いが変わってくるはずです。
対応音声フォーマットとBluetoothコーデックの一覧が違います
対応する音声フォーマットは、HT-SB700がDolby Digital/Dolby Digital Plus/Dolby TrueHD/Dolby Atmos/MPEG-2 AAC/PCM(最大7.1ch)です。Dolby系のフォーマットが中心にまとまっています。
HT-B500は、Dolby Digital・Dolby Digital plus・Dolby TrueHD・Dolby Atmosに加えて、DTS・DTS 96/24・DTS HD High Resolution Audio・DTS HD Master Audio・DTS ES・DTS:Xなど、DTS系のフォーマットも一覧に含まれています。LPCMについても2ch/5.1ch/7.1ch、fs192kHz/24bitまでの数値が示されています。
Bluetoothのコーデックは、HT-SB700がSBC/AAC、HT-B500がAAC・SBCで、いずれも同じ2種類が挙げられています。HT-B500についてはBluetoothのバージョンが5.3という数値もあわせて示されています。
消費電力の数値が異なります
消費電力は、HT-SB700がバー本体で15Wで、待機時消費電力は1.1Wです。バー1台だけで完結する構成なので、この数値がそのまま本体全体の目安になります。
HT-B500は、バーが30W、サブウーファーが20Wという数値が示されています。待機時消費電力については、バーが0.5Wという数値が示されています。
本体を分けて使うか一体で使うかによって電力の考え方は変わりますが、毎日長時間電源を入れる家庭ほど、こうした数値の違いは積み重なっていきますよね。
本体サイズと質量に大きな差があります
バー本体の幅は、HT-SB700が520mm、HT-B500が968mmで、差は448mmです。テレビ台の横幅に余裕がない部屋では、この差がそのまま設置できるかどうかの分かれ目になるでしょう。
高さはHT-SB700が72mm、HT-B500が248mmで、差は176mmです。テレビの下に置く場合、画面の下端を隠してしまわないかは、この高さの数値で判断できます。
奥行はHT-SB700が113mm、HT-B500が530mmで、差は417mmです。質量もHT-SB700が約1.7kg、HT-B500が3.0kgで、差は1.3kgあり、設置スペースの奥行やテレビ台の耐荷重を考える材料になります。
まとめ
シャープのHT-SB700とソニーのHT-B500は、出力・スピーカー構成・本体サイズが大きく異なるサウンドバーです。実用最大出力はHT-B500が250Wで、HT-SB700の70Wより180W上回ります。
一方でHT-SB700は幅520mm・質量約1.7kgとコンパクトにまとまっており、置き場所や消費電力の面では違う魅力を持っているといえます。
どちらのメーカーを選ぶか
シャープHT-SB700 が向く人
設置スペースの横幅や奥行に余裕がなく、小型軽量な本体を探している人にはHT-SB700が向いています。幅520mm・奥行113mm・質量約1.7kgというコンパクトな数値に加えて、消費電力も15W(待機1.1W)と小さく、限られたスペースに収めやすい構成といえます。
ソニーHT-B500 が向く人
実用最大出力250Wという数値を重視し、センターチャンネルを独立させた3.1ch構成で音の広がりを求める人にはHT-B500が向いています。DTS系フォーマットへの対応やBluetooth5.3といった数値も揃っている一方、幅968mm・奥行530mmを設置できる環境が前提になりますね。



