パナソニックとソニーのイヤホン、LDAC対応で選ぶべき?|EAH-AZ40M2とWF-C710N【2026年9月】
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今回比較するのはこちらの2機種
パナソニックEAH-AZ40M2
EAH-AZ40M2は、テクニクスが培ってきたサウンドチューニングを取り入れた完全ワイヤレスイヤホンで、ノイズキャンセリング機能を搭載しています。独自のコンチャフィット形状としずく形のイヤーピースにより、耳が小さい人でも収まりやすく、メガネやピアスなどのアクセサリーの邪魔になりにくい設計です。
PC・スマホ・タブレットなど3台の機器を切り替えながら使えるマルチポイント接続にも対応しているのです。専用アプリを使えば、音質や操作方法を自分の好みに合わせて設定できます。
独自の機能
- コンチャフィット形状+しずく形イヤーピース独自の形状により、耳が小さい人でも装着しやすくなっています。
- マルチポイント接続(3台)PC・スマホ・タブレットなど3台の機器を切り替えながら使えます。
- LDAC対応SBC・AACに加えてLDACコーデックにも対応し、情報量の多い音をワイヤレスで再生できます。
- 専用アプリでのカスタマイズ音質や操作方法をアプリ上で自分好みに調整できます。
ソニーヘッドホン 2025年モデル(WF-C710N)
WF-C710Nは、デュアルノイズセンサーテクノロジーを新たに搭載したワイヤレスノイズキャンセリングイヤホンです。周囲の音を取り込むアンビエントサウンドモードも備えており、音楽を聴きながら周囲の音を確認することもできるでしょう。
本体には5mmドライバーを採用し、専用アプリ『Sony Sound Connect』でDSEEやイコライザーの設定を調整できます。カラーはホワイト、ブラック、グラスブルー、ピンクの4色から選べます。
独自の機能
- デュアルノイズセンサーテクノロジーセンサーでノイズを検知し、ノイズキャンセリングの性能を高めます。
- マルチポイント機能2台の機器に同時接続でき、AndroidやiPhone、PCの間で切り替えながら使えます。
- AI高精度ボイスピックアップテクノロジーAIによるノイズリダクションで、通話時に周囲の環境ノイズを抑えながら声を抽出します。
- IPX4の防滴性能生活防水に対応し、汗や雨がかかる状況でも使用できます。
項目ごとの比較
ドライバー(ユニット)1mm差
ドライバーは音を出す振動板を含むユニットで、直径の数値はその大きさを表します。
パナソニックは直径6mm、ソニーは5mmで、ドライバーの大きさが1mm異なります。
どちらも小型のワイヤレスイヤホン向けのドライバーで、サイズの差は1mmにとどまるようです。
型式
「密閉型」は、耳の穴をふさぐ構造になっていて、外部の音を遮りやすく、内部の音も外に漏れにくいタイプを指します。
パナソニックは「密閉型ダイナミック・ステレオインサイドホン」、ソニーは「密閉」と表記の詳しさが違うだけで、どちらも密閉型のイヤホンです。
質量
- イヤホン:約5g×2 (片側のみ:LR同値)
- 充電ケース:約35g
- 約 5.2 g x 2 (イヤーピース(M)含む)
イヤホン本体の質量はパナソニックが片側約5g、ソニーが片側約5.2gで、差は0.2gです。充電ケースについては、パナソニックが約35gと示されています。
イヤホン本体の重さはほぼ同じで、装着したときの体感差はごくわずかといえます。
連続再生時間
- イヤホン単体:約5.5時間(ノイズキャンセリングON,AAC)約7.0時間(ノイズキャンセリングOFF,AAC)
- 充電ケース含む:約18時間(ノイズキャンセリングON,AAC)
- 約24時間(ノイズキャンセリングOFF,AAC)
- 最大8.5時間 (NCオン) / 最大12時間 (NCオフ)
連続再生時間は、フル充電の状態から音楽などを再生し続けて使い切るまでの時間です。ノイズキャンセリング(NC)のオン・オフによって数値が変わります。
イヤホン単体でのNCオン時は、パナソニックが約5.5時間、ソニーが最大8.5時間で、差は3.0時間です。NCオフ時はパナソニックが約7.0時間、ソニーが最大12時間で、差は5.0時間です。パナソニックは充電ケースを併用した場合の合計時間(NCオン約18時間、NCオフ約24時間)も示されています。
イヤホン単体で長く使い続けたい場合は、ソニーの再生時間の長さが生きてくるはずです。ケースを使った合計の持続時間を知りたい場合は、パナソニックの数値で確かめてみてください。
充電時間
- イヤホン:約2.0時間
- 充電ケース:約2.5時間
- イヤホン+充電ケース(同時充電):約3.0時間
- 約1.5時間
充電時間は、空の状態からフル充電になるまでにかかる時間です。
ソニーは約1.5時間で満充電になります。パナソニックはイヤホン単体で約2.0時間、イヤホンとケースを同時に充電すると約3.0時間かかり、ソニーとの差は1.5時間です。
出かける前に短時間でさっと満充電にしたい場合は、ソニーの充電時間の短さが生きてくるでしょう。
充電の端子・方法
充電ケースをどのような端子・電源仕様で充電するかを示す項目です。
どちらも充電ケースをUSBで充電する方式です。パナソニックは電圧・電流やUSB Type-C形状まで細かく示されています。
Bluetoothのバージョン
Bluetoothの通信規格のバージョンです。数値が新しいほど、新しい世代の規格に対応しています。
どちらもVer.5.3で、表記が違うだけで同じバージョンといえます。
Bluetoothの送信出力
対応コーデック
コーデックは、音声データを圧縮してワイヤレスで送るための方式です。対応するコーデックによって、送れる音の情報量が変わります。
パナソニックはSBC・AACに加えてLDACに対応しています。ソニーはSBCとAACに対応しています。LDACは、ハイレゾ音源のような情報量の多い音声を、Bluetoothでもより高いビットレートで送るためのコーデックです。
LDAC対応の機器やハイレゾ音源を活かしたい場合は、パナソニックのLDAC対応が選択の決め手になるのではないでしょうか。SBCやAACの範囲で十分な場合は、この項目での違いは気にならないはずです。
対応プロファイル
プロファイルは、Bluetooth機器同士が音楽再生や通話などどのような通信に対応するかを示す規格です。
A2DP・AVRCP・HFP・HSPの4つで、記載の順番が違うだけでどちらも同じ内容です。
伝送帯域
伝送帯域は、再生できる音の周波数の範囲を示す数値です。
パナソニックの20Hz~40,000Hzという数値はLDAC使用時(96kHz/990kbps)のものです。ソニーの20Hz~20,000Hzは44.1kHzサンプリング時の数値です。使用するコーデックやサンプリングレートが異なる条件での数値のため、この2つは単純な大小で比べられる数値ではありません。
パナソニックの数値はLDAC使用時、ソニーの数値は44.1kHzサンプリング時のもので、条件が異なります。この項目は上の対応コーデックと合わせて見ると、つながりが見えてくるはずです。
通信距離
通信距離は、イヤホンとスマートフォンなどの機器の間で、障害物がない環境で通信できるおおよその距離です。
どちらも約10mで、実質同じ数値です。
対応コーデックと伝送帯域に差がある
対応コーデックは、EAH-AZ40M2がSBC、AAC、LDACの3種類に対応しているのに対し、WF-C710NはSBCとAACの2種類です。LDACは情報量の多いデータをワイヤレスで転送できる規格なので、対応する音源やアプリを使う場合はEAH-AZ40M2の方が選べる幅が広くなります。
伝送帯域を見ると、EAH-AZ40M2は20Hz~40,000Hz(LDAC 96kHz/990kbps時)、WF-C710Nは20Hz~20,000Hz(44.1kHzサンプリング時)と記載されています。人の可聴域の上限とされる20,000Hzを超える帯域まで対応しているのはEAH-AZ40M2で、対応コーデックの違いがそのままこの数値にも表れているわけです。
一方でBluetoothのバージョンはどちらもVer.5.3、送信出力もどちらもClass1で、通信距離もEAH-AZ40M2が最長約10m、WF-C710Nが10mとほぼ同じです。無線接続の基本的な安定性や届く範囲については、両機種に大きな差はないと考えてよさそうです。
本体の重さにはわずかな差がある
イヤホン片側の重さは、EAH-AZ40M2が約5g、WF-C710Nが約5.2g(イヤーピースMサイズ含む)です。差は0.2gとごくわずかなので、装着したときの重さの違いを感じる場面は少ないと考えられます。
EAH-AZ40M2は充電ケースの重さも約35gと示されています。持ち歩くケースを含めた総重量が気になる人は、この数値を判断材料にしてみてください。
バッテリーの持ちと充電にかかる時間が異なる
連続再生時間は、ノイズキャンセリングをオンにした状態でEAH-AZ40M2がイヤホン単体で約5.5時間、WF-C710Nが最大8.5時間です。オフにした場合は、EAH-AZ40M2が約7.0時間、WF-C710Nが最大12時間となっています。
EAH-AZ40M2は充電ケースを含めた連続再生時間も示されており、ノイズキャンセリングオンで約18時間、オフで約24時間使えるとされています。外出先でケースからの追加充電を前提にするなら、この数値も踏まえて選ぶとよいでしょう。
満充電までにかかる時間は、EAH-AZ40M2がイヤホン単体で約2.0時間、充電ケースが約2.5時間、両方同時だと約3.0時間です。WF-C710Nは約1.5時間とされていて、短時間で充電を終えたい人にはこちらの数値が目安になります。
充電の端子については、EAH-AZ40M2がDC5V、500mAでUSB Type-C形状、WF-C710Nはケースを使ったUSB充電と記載されています。どちらもケースへの給電で充電する仕組みである点は共通しているといえます。
どちらも密閉型で、ドライバー径にわずかな差がある
型式は、EAH-AZ40M2が密閉型ダイナミック・ステレオインサイドホン、WF-C710Nが密閉と記載されています。どちらも音を密閉する構造のイヤホンという点は共通しています。
ドライバーの直径は、EAH-AZ40M2が6mm、WF-C710Nが5mmで、差は1mmです。ドライバーが大きいからといって音質が優れているとは一概には言えないため、この差はサイズの仕様の違いとして捉えておきましょう。
まとめ
パナソニックのEAH-AZ40M2とソニーのWF-C710Nは、どちらも2025年に登場した密閉型のワイヤレスイヤホンです。大きな違いは対応コーデックとバッテリーまわりの数値で、EAH-AZ40M2はLDACに対応し伝送帯域も広く示されている一方、WF-C710Nは充電時間の短さが目立ちます。
重さやドライバー径にも細かな差があるので、何を優先するかで選ぶ機種が変わってきます。
どちらのメーカーを選ぶか
パナソニックEAH-AZ40M2 が向く人
ワイヤレスでもできるだけ高い音質を求める人や、LDAC対応のスマートフォンと組み合わせて使いたい人にはEAH-AZ40M2が向いています。充電ケースを含めた連続再生時間も長めに示されているので、外出先でケースからの追加充電をあてにして長時間使いたい人にも合うのではないでしょうか。
ソニーWF-C710N が向く人
とにかく短い時間で充電を済ませたい人や、イヤホン単体での連続再生時間の長さを重視する人にはWF-C710Nが向いています。対応コーデックはSBCとAACのみですが、Bluetoothのバージョンや送信出力、通信距離はEAH-AZ40M2とほぼ同等なので、基本的なワイヤレス接続の安定性を犠牲にすることはなさそうです。



