象印とタイガーの電気ケトル、省エネ性を重視すべき?|CV-GD30とPIG-H300【2026年9月】
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今回比較するのはこちらの2機種
象印VE電気まほうびん 優湯生 2025年モデル(CV-GD30)
CV-GD30は、電気で沸かしたあとにまほうびん構造で保温するマイコン式のVE電気まほうびんです。沸とう時の消費電力は905Wで、沸くまでの時間を短くする方向の設計になっています。
操作パネルは文字を大きくし、ボタンの配置と配色を見やすくしているといえます。表示部にはキッチンになじむ大型のグレー液晶を採用しています。
独自の機能
- 905Wスピード沸とう905Wの消費電力で沸とうさせます。
- まほうびん保温電気とまほうびん構造を組み合わせて保温することで、消費電力量を抑えます。
- 大型グレー液晶キッチンになじみやすい大型のグレー液晶を表示部に採用しています。
- センターレイアウトの給湯ボタン給湯ボタンを本体中央に配置し、押しやすくしています。
タイガー蒸気レスVE電気まほうびん とく子さん 2024年モデル(PIG-H300)
蒸気を本体の外に出さない蒎気キャッチャー構造を採用し、湯わかし時の蒸気を水滴に変えてポット内に戻します。トリプル断熱構造(VEまほうびん構造・真空断熱材・ヒートキープ構造)により、電気を使わずに2時間たっても約94度をキープします。
設定温度で湯わかしを終える省エネコース(70・80・90・98)を備え、煎茶やコーヒーなど飲み物に合わせて湯温を選べるのがうれしいですね。給湯はレバー式の電動給湯とコードレスのエアー給湯の両方に対応しています。
独自の機能
- コードレスエアー給湯プラグを抜いた状態でも、押し板を使ってお湯を注ぐことができます。
- お湯計量機能電動給湯で注いだお湯の量を自動計量し、液晶に表示します。
- 節電タイマー6・7・8・9・10時間の5通りから設定でき、タイマーが切れる1時間前から湯わかしをして保温に切り替わります。
- 転倒お湯もれ防止構造本体が万一傾いた場合でも、お湯もれを最小限に抑えます。
項目ごとの比較
1日あたりの消費電力量0.2kWh差
1日あたりの消費電力量は、1日の使用でどれくらいの電力を使うかを示す値です。
CV-GD30は0.75kWh、PIG-H300は0.55kWhで、1日あたり0.2kWhの差があります。年間消費電力量と同じ傾向の差ですが、1日単位に分けると差の大きさが実感しやすくなりますよね。
1日の使用量で見ても、消費電力量が少ないのはPIG-H300です。
年間消費電力量72kWh差
年間消費電力量は、1年間使い続けたときにおよそどれくらいの電力を消費するかを示す値です。
CV-GD30は273kWh、PIG-H300は201kWhで、1年間の消費電力量に72kWhの差があります。毎日お湯を沸かして使う家庭ほど、この差は1年を通じて積み重なっていくのではないでしょうか。
1年間の消費電力量を抑えたい人には、数値が少ないPIG-H300が合っています。
本体の大きさ
CV-GD30は幅22cm・奥行29.5cm・高さ30cm、PIG-H300は幅23.4cm・奥行30.2cm・高さ31cmです。サイズが小さい方は、キッチンの限られたスペースに置くときに余裕が生まれます。サイズが大きい方は、置き場所にそれだけの奥行や高さを確保する必要があるでしょう。
置き場所の余裕が少ない人には、ひとまわり小さいCV-GD30が合っています。
消費電力(湯沸かし時)205W差
消費電力は、お湯を沸かしている間に電源から取り出す電力の大きさを表す値です。
CV-GD30は905W、PIG-H300は700Wで、沸かしている間に使う電力の大きさが異なります。数値が大きい方は、電子レンジやトースターなど他の家電と同時に使うと、契約アンペアの余裕を圧迫しやすくなります。数値が小さい方は、他の家電と同時に使う場面でも電力に余裕を持たせやすくなるでしょう。
キッチンで他の家電と同時に使う機会が多い人には、消費電力の小さいPIG-H300の方が電力の余裕を保ちやすい値になっています。
質量0.8kg差
CV-GD30は3.0kg、PIG-H300は3.8kgで、0.8kgの差があります。軽い方は、お湯を注ぐときや持ち運ぶときの取り扱いが楽になります。重い方は、注ぐときに手元がぶれにくく、安定して注ぎやすくなるはずです。
持ち運びやすさを重視する人にはCV-GD30、注ぐときの安定感を重視する人にはPIG-H300が合っています。
湯沸かし時の消費電力にはCV-GD30とPIG-H300で205Wの差があります
湯を沸かす際の消費電力は、CV-GD30が905W、PIG-H300が700Wです。205Wという差は、電気ケトルを使っている瞬間にどれだけの電力を必要とするかを示す数値であり、どちらが優れているとは一概に言えません。
消費電力が大きいCV-GD30は、沸かしている間により多くの電力を必要とします。契約アンペアに余裕がないご家庭で、電子レンジや炊飯器など他の家電と同時に使う場面が多い場合は、この205Wの差を意識しておくと安心ではないでしょうか。
年間の消費電力量はPIG-H300のほうが72kWh少なく済みます
年間の消費電力量は、CV-GD30が273kWh、PIG-H300が201kWhで、72kWhの差がPIG-H300に有利に働いています。1日あたりの消費電力量で見ても、CV-GD30が0.75kWh、PIG-H300が0.55kWhと、0.2kWhの差が同じ方向で表れているのです。
この2つの数値は、年間で見ても1日単位で見ても、PIG-H300のほうが電力消費を抑えやすいことを一貫して示しています。毎日使う家電だからこそ、日々のわずかな差が1年を通じて積み重なっていくことになるでしょう。
本体サイズと質量はCV-GD30のほうがコンパクトにまとまっています
本体の幅は、CV-GD30が22cm、PIG-H300が23.4cmで14mmの差があります。奥行はCV-GD30が29.5cm、PIG-H300が30.2cmで7mmの差、高さはCV-GD30が30cm、PIG-H300が31cmで10mmの差です。
幅・奥行・高さのいずれもCV-GD30のほうが小さく、キッチンの限られたスペースに置く場合は、この差が実際の置きやすさに関わってきますよね。
質量はCV-GD30が3.0kg、PIG-H300が3.8kgで、0.8kgの差があります。お湯を注ぐ際に持ち上げる動作を日常的に行う家電なので、この0.8kgの差は毎日の使い勝手に直結するはずです。
まとめ
象印のCV-GD30とタイガーのPIG-H300では、年間の消費電力量にPIG-H300のほうが少なく抑えられるという明確な差があります。一方で本体のサイズと質量はCV-GD30のほうがひとまわり小さく軽く仕上がっているのです。
日々の設置スペースを優先するか、年間の消費電力を優先するかで選び方が分かれます。
いちばん差が出る項目
1日あたりの消費電力量
PIG-H300 のほうが 0.2kWh、省エネです。
| 象印 CV-GD30 | 0.75kWh |
|---|---|
| タイガー PIG-H300 | 0.55kWh/日 |
年間消費電力量
PIG-H300 のほうが 72kWh、省エネです。
| 象印 CV-GD30 | 273kWh |
|---|---|
| タイガー PIG-H300 | 201kWh/年 |
どちらのメーカーを選ぶか
象印CV-GD30 が向く人
CV-GD30が向いているのは、キッチンの設置スペースが限られていて、本体の幅・奥行・高さをできるだけ小さくまとめたい方です。質量も3.0kgとPIG-H300より0.8kg軽いため、持ち上げてお湯を注ぐ動作の負担を減らしたい方にもおすすめします。
その代わり、年間の消費電力量はPIG-H300より72kWh多くなる点は受け入れる必要があります。
タイガーPIG-H300 が向く人
PIG-H300が向いているのは、年間の消費電力量や1日あたりの消費電力量をできるだけ抑えたい方です。CV-GD30より72kWh(年間)・0.2kWh(1日あたり)少ない数値は、毎日使う家電だからこそ長い目で見た差につながるのではないでしょうか。
その代わり、本体サイズはひとまわり大きく、質量も0.8kg重くなる点は受け入れる必要があります。



