65型Mini LED液晶テレビ 徹底比較 2026年版|迫力サウンドと電気代で選ぶ5機種
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今回比較するのはこちらの5機種
パナソニックVIERA 2026年モデル(TV-65W97C)
- パネルの種類VA×Mini LED
- 画面寸法幅:1,428mm
このモデルは、VAパネルとMini LEDバックライトを組み合わせ、黒の表現にこだわった映像づくりを追求しています。音声面では、イネーブルドスピーカー2個とウーハー2個を含む構成で、実用最大出力70Wのサウンドを備えているのが特徴です。
操作面ではFire TVを搭載しており、数多くのアプリの中から観たい番組を探しやすくしています。
独自の機能
- Mini LEDバックライトVA×Mini LEDパネルにより、黒を意識した映像を映します。
- Fire TV搭載数多くのアプリの中から、観たい番組やコンテンツを探せます。
- リモコン音声認識リモコンに向かって話しかけることで、機器を操作できます。
- お部屋ジャンプリンク(サーバー/クライアント)本機を映像の配信元としても、受信先としても使えます。
ソニーBRAVIA 9 II 2026年モデル(K-65XR90M2)
- パネルの種類液晶パネル(RGB Mini LEDバックライト搭載)
新しく搭載したRGB Mini LEDバックライトと、ソニーが培ってきたバックライト制御技術を組み合わせることで、表現できる色の幅を広げています。独自開発の低反射フィルムを新たに採用し、画面への映り込みを抑えることで、暗い場面でも画面の黒さが保たれるようにしているのです。
映像制作や映画配給にも携わるソニーらしく、制作現場の意図を再現する画質モードや、届いてすぐに映画を楽しめる配信サービスを備えています。Google TVには新たにGeminiが対応し、会話でおすすめの作品を聞いたり日常の質問をしたりできるようになりましたよ。
独自の機能
- スタジオ画質モード制作現場が意図した色や明るさをそのまま再現する画質モードです。
- SONY PICTURES COREテレビが届いた日から映画を視聴できる配信サービスです。
- Google TV with Geminiテレビとの会話でおすすめの映画やドラマを聞いたり、日常の質問をしたりできます。
- ミラージュスタンド配線の露出を抑えた新設計のスタンドで、画面が宙に浮いているような見た目になります。
REGZAREGZA 2025年モデル(65Z970R)
- パネルの種類4K液晶パネル(Mini LEDバックライト)
- 画面寸法幅 142.8cm,高さ 80.4cm,対角 163.9cm
REGZAのフラッグシップ機種として、色彩表現と立体音響の両面で臨場感を高めたモデルといえます。新開発の高輝度ファインMini LED液晶と新世代AIエンジンにより、鮮やかで純度の高い映像を目指しています。
音の面では重低音立体音響システムZISとレグザイマーシブサウンド360 PROを搭載し、空間を包み込むようなサウンドを再生します。話しかけて見たい番組に出会えるレグザAIボイスナビゲーターも備えています。
独自の機能
- レグザAIボイスナビゲーター話しかけて見たい番組を探せる機能で、対話形式への対応は2025年夏にソフトウェアアップデートで追加される予定です。
- 重低音立体音響システムZIS・レグザイマーシブサウンド360 PROライブ会場のような立体的な音の広がりを再現します。
- ざんまいスマートアクセス好きなタレントが出演する番組をまとめて見つけられます。
- タイムシフトマシン録画予約をしなくても、放送された番組を後からさかのぼって視聴できます(利用には別売のタイムシフトマシン対応USBハードディスクが必要です)。
前モデル(65Z970N・2024年発売)からの変更点
本体の質量はスタンド含みで33.0kgとなり、前モデル65Z970Nの39.0kgより軽くなりました。設置や向きを変えるときの取り扱いに関わる違いです。
ただし消費電力は357Wで、65Z970Nの322Wより増えており、音声の実用最大出力も合計150W(同時駆動)と65Z970Nの122W(同時駆動)より高くなっています。
ハイセンステレビ 2026年モデル(65U8S)
- パネルの種類広視野角パネルPro
- 画面寸法65V型
ハイセンスが定める4つの条件を満たした上位モデルだけが名乗れる「ULED」に位置づけられるテレビです。バックライトのエリア別駆動、広色域パネル、倍速パネルによる動き補正、超解像処理を組み合わせて画づくりをしています。
映像処理には深層学習AIを使うHi-View AIエンジン Pro IIを積み、165Hzのゲームモードにも対応しています。音まわりは2.1.2chのスピーカー構成に、フランスのDevialetによる音響チューニングを組み合わせ、OSには生成AI関連の機能を持つVIDAAを採用しているのが特徴です。
独自の機能
- Hi-View AIエンジン Pro II深層学習AIを使って映像を処理する画像エンジンです。
- ネイティブ165Hz ゲームモードPro165Hzでの表示とVRRに対応したゲームモードです。
- 2.1.2空間サラウンドシステム天井から音が降ってくるような立体音場を作るスピーカー配置です。
- Tuned by Devialetフランスの音響ブランドDevialetによる音響チューニングが施されています。
前モデル(65U8R・2025年発売)からの変更点
ゲームモードは前モデル65U8Rの144Hzから165Hzに引き上げられ、HDMI2.1の端子数も2口から4口に増えました。年間消費電力は146kWh/年から141kWh/年になり、5kWh/年下がっています。
一方で本体質量はスタンドを含む状態で23.1kgから24kgになり、0.9kg重くなりました。
TCLテレビ 2026年モデル(65C8L)
項目ごとの比較
パネルの種類
Mini LEDは、液晶パネルの裏側から当てるバックライトを従来より細かく分割した方式で、部分ごとに明るさを調整しやすくなります。
バックライトを細かく制御できると、画面の中に明るい部分と暗い部分が同時にある映像でも、黒つぶれや白飛びを抑えやすくなるのです。
パナソニックとREGZAはMini LEDバックライトを採用した液晶パネル、ソニーはRGB Mini LEDバックライトを搭載した液晶パネルです。
画素数
画面に表示できる画素の数を示す項目で、数値が大きいほど細かい表示ができます。
パナソニック、ソニー、REGZA、ハイセンスはいずれも3,840×2,160で、表記が違うだけで画素数は同じです。
倍速・駆動方式
倍速駆動やゲームモード時の駆動周波数を示す項目で、動きの速い映像やゲームの滑らかさに関わります。
駆動周波数が高いほど、スポーツ中継やゲームなど動きの速い映像でコマ送りのようなぎこちなさを抑えやすくなります。ゲームモード時の高い数値を活かすには、対応した機器や信号が必要になるので確かめておきましょう。
ソニーは倍速駆動パネルとXR モーション クラリティーを搭載し、REGZAは120Hz倍速でゲームモード時144Hz VRRに対応、ハイセンスは120Hz倍速でゲームモード時165Hz VRRに対応します。
HDRの対応規格
・HDR 10+ ADAPTIVE
・Dolby VISION IQ
・HDR 10
・HLG HDR
HDR対応: ●
HDRは映像の明暗の幅を広げる規格で、対応する規格の種類によって再生できる映像の幅が変わります。
対応規格が多いほど、様々な配信サービスや映像作品のHDRコンテンツを、それぞれの規格に沿った形で再生できる可能性が広がるでしょう。ただし対応規格の数だけでは、実際の見え方までは分かりません。
ハイセンスはHDR10、HLG、HDR10+、HDR10+Adaptive、Dolby Vision、Dolby Vision IQに対応し、REGZAはHDR10+ ADAPTIVE、Dolby VISION IQ、HDR10、HLG HDRに対応します。
映像エンジン
映像の補正や高画質化の処理を行う映像エンジンの名称を示す項目です。
プロセッサーの名称だけでは、実際の処理性能や画質への効果までは分からないので注意してください。
ソニーはプロセッサー「XR」、REGZAはレグザエンジンZRα、ハイセンスはHi-View AIエンジン Pro IIという名称です。
音声の実用最大出力
・2wayメインスピーカー (15W+15W+15W+15W)
・2wayサイドスピーカー(10W+10W)
・トップスピーカー(10W+10W)
・センタースピーカー(15W+15W)
・ウーファー(20W)省エネ
スピーカーが実用上出せる最大出力の合計を示す項目で、数値が大きいほど音量や音圧の余裕があります。
出力が大きいほど、大音量で再生したときの余裕が生まれます。ただし出力の大きさだけでは、音質やスピーカーの配置による聞こえ方の違いまでは分かりません。
実用最大出力はREGZAが150W、ソニーが80W、パナソニックが70W、ハイセンスが60Wです。TCLは記載がなく、大音量での余裕を重視するならREGZAの数値が最も大きいといえます。
スピーカーの構成
フルレンジ:2個
ウーハー:2個
・2wayサイドスピーカー (フルレンジ 2個、ツィーター 2個)
・トップスピーカー 2個
・センタースピーカー 2個
・ウーファー 1個
合計 13個
スピーカーユニットの種類と数を示す項目です。
ユニットの数が多く種類も分かれていると、音の方向性や奥行きを作りやすくなります。ただし実際の聞こえ方は、ユニットの数だけでは決まらない点も覚えておきましょう。
REGZAはフルレンジやツィーターなど合計13個のユニットを搭載し、ソニーはフルレンジ、トゥイーター、サブウーファー、ビームトゥイーターをそれぞれ2個ずつ備えます。
Dolby Atmos
Dolby Atmosは、音が上下や周囲からも聞こえるように再現する立体音響の規格です。
対応が明記されていると、上下や周囲から音が聞こえる立体的な音響効果を、規格に沿った形の映像作品で楽しめるでしょう。
ソニーとREGZAはDolby Atmos対応が明記されており、REGZAは5.1.2ch対応と記載されています。
BS4K・110度CS4Kチューナー数
BS4Kや110度CS4K放送を受信できるチューナーの数を示す項目です。
チューナーの数が多いほど、複数の4K放送番組を同時に視聴したり録画したりしやすくなるのです。
4K放送用チューナーはソニーが3で、パナソニック、REGZA、ハイセンスは2です。
地上デジタルチューナー数
地上デジタル放送を受信できるチューナーの数を示す項目です。
チューナーの数が多いほど、複数番組の同時視聴や裏番組録画に対応しやすくなりますよね。
地上デジタルチューナーはREGZAが9で他機種より多く、パナソニック、ソニー、ハイセンスは3です。
録画機能
外付けHDD裏番組録画: ●(2番組同時録画)
裏番組録画: ●
2番組同時録画: ●
裏番組録画/ 2番組同時録画: ●/●
現在番組: ●
番組指定: ●
日時指定: ●
簡単連続録画: ●
現在番組/番組指定/ 日時指定/簡単連続録画: ●/●/●/●
外付けHDDなどを使った録画機能の対応状況を示す項目です。
裏番組録画や2番組同時録画に対応していると、視聴中の番組とは別に他の番組を録りためておくことができます。
REGZAは4Kダブルチューナーウラ録に対応し、ソニーとハイセンスは2番組同時録画への対応が明記されています。
HDMI入力の数・規格
HDMI入力端子の数を示す項目で、接続できる外部機器の台数に関わります。
端子数が多いほど、レコーダーやゲーム機など複数の機器を同時につなぎやすくなるはずです。
HDMI入力端子の数はパナソニック、ソニー、REGZA、ハイセンスのいずれも4で並び、ハイセンスはHDMI2.1×4と規格まで明記されています。
ゲーム向け機能(4K120p・VRR・ALLM)
VRR(バリアブル・リフレッシュ・レート)対応: ●
ALLM設定: ●
HDMI 2.1規格対応機能: 4K144p、4K120p、VRR、eARC、ALLM
ネット動画・OS
ネット動画サービス: Netflix/ Amazon Prime Video/ Disney+/ YouTube/ DAZN/ FIFA+/ Apple TV/ ABEMA/ Hulu/ Lemino/ U-NEXT/ NHK ONE / TVer/ Rakuten TV/ WOWOWオンデマンド/ FOD/ Net-VISION/ DMM TV/ BANDAI CHANNEL/ Amazon Music/ QVC/ NZR+
テレビに搭載されている基本ソフトによって、使えるアプリの種類や操作の流れ、音声操作の使い勝手が変わります。
ソニーはGoogle TVを採用しており、Googleアカウントとの連携を活かせます。ハイセンスはVIDAAというシステムを採用しており、Netflix、Amazon Prime Video、Disney+、YouTubeなど幅広い動画配信サービスへの対応が具体的に示されています。REGZAもネット動画・OS機能を備えていることが示されています。
ふだんよく見る動画配信サービスが決まっている人は、ハイセンスの対応サービス一覧を確認してみてください。Googleアカウントとの連携を重視するなら、ソニーが候補になるでしょう。
無線LAN
無線LANの規格が新しいほど、動画配信を見るときの通信が安定しやすくなります。
ソニー、REGZA、ハイセンスはいずれもIEEE802.11ax、いわゆるWi-Fi6に対応していることが示されており、混雑した環境でも通信が安定しやすくなるでしょう。パナソニックは無線LAN対応を○という表記で示しています。
無線LANの世代を重視するなら、Wi-Fi6への対応を明記しているソニー、REGZA、ハイセンスが選びやすい候補になります。
Bluetooth
Bluetooth対応プロファイル: HID/HOGP/SPP/A2DP/AVRCP
Bluetooth対応リモコン: ●
Bluetoothに対応していると、ワイヤレスイヤホンやヘッドホンをテレビに直接つないで音声を聞けます。
ソニーは対応プロファイルまで細かく示されており、A2DPなどオーディオ機器との接続に必要な規格が明記されています。ハイセンスはイヤホンやヘッドホン、サウンドバーへの対応に加えて、Bluetooth対応リモコンについても示されています。REGZAは対応していることが示されています。
夜間にワイヤレスイヤホンで音を聞きたい人は、ソニーやハイセンスのBluetooth対応機器の範囲を確かめておくとよいでしょう。
年間消費電力量
年間消費電力量は、1年間テレビを使い続けたときに消費する電力の目安で、数値が小さいほど電気代を抑えやすくなります。
パナソニックは136kWh/年、ハイセンスは141kWh/年と近い数値で、この2機種は電力消費が比較的小さく抑えられています。ソニーは155kWh/年、REGZAは172kWh/年で、パナソニックとの差は36kWhあります。同じように毎日テレビをつける家庭ほど、この差は積み重なっていくわけです。
年間の電気代を少しでも抑えたい人は、消費電力量が136kWh/年と最も小さいパナソニックが有力な候補になります。
消費電力(定格)
リモコンまたは本体の電源ボタンで電源「切」時:約 0.5W
定格消費電力は、テレビが通常に映像を映しているときに使う電力の目安です。
ハイセンスは247Wとこの中では小さく、パナソニックは285W、REGZAは357Wです。REGZAは待機時0.4W、機能動作時24Wという細かい内訳も示されており、視聴していない時間帯の消費電力も把握しやすくなっています。パナソニックも電源「切」時の消費電力を約0.5Wと示しています。
通常視聴時の消費電力を抑えたい人には、247Wのハイセンスが目立つ数値といえます。
待機時消費電力
待機時消費電力は、電源を切っていてもコンセントにつながっている状態で消費する電力です。
ハイセンスは0.5Wで、ソニーも253W[0.5]という表記の中に0.5Wという数値が示されており、待機時の消費電力は両機種とも小さく抑えられているとみられます。
待機時消費電力についてはハイセンスとソニーの数値が近く、この項目だけで大きな差をつけるのは難しいところです。
省エネ基準達成率
省エネ基準達成率は、国が定める省エネルギー基準に対してどれだけ電力効率を達成できているかを示す割合で、100%を超えていると基準を上回っていることになります。
ハイセンスは104%で基準を上回っており、ソニーは94%、REGZAは85%です。達成率が高いほど、同じ画面の明るさや機能を使ってもより少ない電力で動かせていることになるのです。
省エネ基準達成率で選ぶなら、104%のハイセンスが基準を上回っている点で目立ちます。
本体幅
本体幅はパナソニックが1,446mm、ソニーが144.5cm、REGZAが144.8cm、ハイセンスが144.6cmで、いずれも同じ65インチクラスとして近い数値に収まっています。設置スペースの横幅をぎりぎりで測っている場合は、この数センチ単位の違いが置けるかどうかを左右することがあるので気をつけてください。
設置スペースの横幅を厳密に測っている人は、記載されている本体幅を比べてみてください。
質量(スタンド込み)
質量が軽いほど、設置のときに持ち上げやすく、壁掛け金具を選ぶ際の余裕も出やすくなります。ハイセンスは24kgと最も軽く、REGZAは33.0kgとこの中では重くなっています。ソニーは26.6kg[30.6]、パナソニックは約26.0kgで、この2つは近い数値です。
設置のしやすさを重視するなら、24kgと最も軽いハイセンスが有力ではないでしょうか。
画面寸法
高さ:804mm
対角:1,639mm
画面寸法は表示部分そのものの大きさを表す数値で、対角の長さが型数のもとになっています。
画面が大きいほど映像の迫力は増しますが、視聴距離や置く部屋の広さとのバランスも必要になりますよね。ハイセンスは65V型という型数の表記で示されています。
パナソニックの対角1,639mmとREGZAの対角163.9cmは、表記の単位が違うだけで同じ値です。画面の大きさによる差はこの2機種の間にはありません。
画質はパネルと処理エンジンで決まります
TV-65W97CはVA×Mini LEDのパネルに3,840×2,160の解像度を組み合わせています。K-65XR90M2は、赤・緑・青それぞれのMini LEDを使うRGB Mini LEDバックライトを採用し、同じ3,840×2,160の解像度に加えて倍速駆動パネルとXRモーションクラリティー、HDR10・HLG・Dolby Vision対応、プロセッサー「XR」による処理を備えています。
細かい発色や階調まで追い込みたい人には、K-65XR90M2の情報量の多さが目安になるでしょう。
65Z970Rは4K液晶パネルにMini LEDバックライトを組み合わせ、120Hz倍速に対応します。ゲームモードでは144HzまでVRRが効き、HDR10+ ADAPTIVEやDolby VISION IQを含む幅広いHDR信号に対応し、レグザエンジンZRαが映像処理を担当します。
65U8Sは広視野角パネルProを採用し、同じく120Hz倍速に対応するほか、ゲームモード時は165HzまでVRRが伸び、Hi-View AIエンジンPro IIが処理を受け持ちます。HDRの対応規格もHDR10+やDolby Vision、Dolby Vision IQまで幅広くカバーしており、REGZAとハイセンスはゲーム用途の滑らかさとHDRの幅の両方を押さえた構成といえます。
音の厚みはスピーカー構成で変わります
音声の実用最大出力は、65Z970Rの150Wを筆頭に、K-65XR90M2が80W、TV-65W97Cが70W、65U8Sが60Wという並びになっています。K-65XR90M2はフルレンジやトゥイーター、サブウーファー、ビームトゥイーターをそれぞれ2個ずつ備え、Dolby Atmosにも対応しているため、80Wという数値以上に音の広がりを意識した構成になっているのです。
65Z970Rは2wayメインスピーカーやサイドスピーカー、トップスピーカー、センタースピーカー、ウーファーを合わせて動かし、Dolby Atmosも5.1.2chで対応します。上方向にも音を広げる構成のため、映画やライブ映像を大画面と合わせて楽しみたい人ほど選ぶ意味が出てくるのではないでしょうか。
TV-65W97Cはイネーブルドスピーカーとフルレンジ、ウーハーを2個ずつ備える構成で、65U8Sはフルレンジ10W×2とウーファー20W×1に加えてトップスピーカー10W×2を備えており、出力の数値は控えめでも高さ方向の音を意識した作りになっています。
録画とゲーム機能は機種ごとに得意分野が分かれます
地上デジタルチューナー数は65Z970Rが9と、5機種の中で際立って多く、4Kダブルチューナーウラ録にも対応しているため、裏番組を含めて複数の番組を同時に録画したい人に向いています。K-65XR90M2と65U8Sはいずれも外付けHDDでの裏番組録画に対応し、2番組同時録画ができる点が共通しているのが特徴です。
TV-65W97CはUSBハードディスク録画に対応しており、地上デジタルは3チューナー、BS4K・110度CS4Kは2チューナーという構成です。
ゲーム関連の機能では、65U8Sがネイティブ165Hzのゲームモードに対応し、165Hzという数値は5機種の中でもっとも高くなっています。65Z970Rはゲームモード時に144HzまでのVRRに対応し、HDMI2.1の機能として4K144p、4K120p、VRR、eARC、ALLMをまとめて備えています。
K-65XR90M2は4K/120fpsに加えてeARC、VRR、ALLM、SBTM(Source-Based Tone Mapping)まで対応し、OSにはGoogle TVを採用しています。65U8SはシステムにVIDAAを採用し、Netflix、Amazon Prime Video、Disney+、YouTubeなど多くのネット動画サービスに対応しています。
設置サイズと電気代は数値で比べられます
本体幅はTV-65W97Cが1,446mm、K-65XR90M2が144.5cm、65Z970Rが144.8cm、65U8Sが144.6cmと、4機種ともほぼ同じ範囲に収まっています。質量はスタンド込みで65U8Sが24kgともっとも軽く、65Z970Rは33.0kgともっとも重くなっており、スピーカーの数が多い65Z970Rほど質量も増える傾向が表れています。
設置する棚や壁掛け金具の耐荷重を確認する際は、幅よりも質量の違いを見ておくと安心でしょう。
年間消費電力量はTV-65W97Cが136kWh/年ともっとも少なく、65U8Sが141kWh/年、K-65XR90M2が155kWh/年、65Z970Rが172kWh/年と続きます。省エネ基準達成率は65U8Sが104%でもっとも高く、K-65XR90M2は94%、65Z970Rは85%(2026年度基準)となっています。
待機時消費電力も65U8Sが0.5Wと示されており、主電源を切らずに使う家庭では、こうした待機時の数値の違いが積み重なっていくわけです。
まとめ
65型のMini LED液晶テレビを1台選ぶなら、スピーカーの迫力を重視する人には、合計150Wの音声出力を持つ65Z970Rが有力です。1年の電気代を抑えたい人には、年間消費電力量が136kWh/年ともっとも少ないTV-65W97Cが向いています。
パネルの種類やHDRの対応規格、録画機能なども機種ごとに違いがあるため、テレビに何を求めるかによって選ぶべき機種は変わってきます。
目的別に選ぶなら
スピーカーの迫力を重視したい
REGZA REGZA 2025年モデル(65Z970R)
| 音声の実用最大出力 | 合計 150W(同時駆動) |
|---|
65Z970Rの音声の実用最大出力は合計150Wで、2wayメインスピーカーやサイドスピーカー、トップスピーカー、センタースピーカー、ウーファーを同時に駆動します。次に出力が高いK-65XR90M2の80Wと比べても70Wの差がありますから、映画やスポーツ中継の低音や上方向への音の広がりを、テレビ単体でどこまで再現できるかという点で頭ひとつ抜けているといえます。
サウンドバーを別途置く予定がない人ほど、この差は音の存在感として効いてくるのではないでしょうか。
1年の電気代を抑えたい
パナソニック VIERA 2026年モデル(TV-65W97C)
| 年間消費電力量 | 136kWh/年 |
|---|
TV-65W97Cの年間消費電力量は136kWh/年で、5機種の中でもっとも少ない数値です。次に少ない65U8Sの141kWh/年との差は5kWhですが、毎日つけっぱなしにする家庭や在宅時間が長い家庭ほど、この差は1年を通じて積み重なっていきますよね。
リモコンや本体の電源ボタンで電源を切ったときの消費電力も約0.5Wと示されており、こまめに主電源を切る使い方をする人にも合っています。
どれを選ぶべきか
パナソニックVIERA 2026年モデル(TV-65W97C)
TV-65W97Cは、年間消費電力量136kWh/年と、電源を切った際の消費電力約0.5Wの低さが際立つ機種です。日々の電気代を少しでも抑えたい人に向いています。
一方で音声の実用最大出力は70W(10W+10W+10W+10W+15W+15W)で、150Wの65Z970Rや80WのK-65XR90M2と比べると出力の余裕は小さく、大音量で楽しみたい人には物足りなさが残るかもしれません。
ソニーBRAVIA 9 II 2026年モデル(K-65XR90M2)
K-65XR90M2は、RGB Mini LEDバックライトとプロセッサー「XR」を組み合わせ、HDR10・HLG・Dolby Visionに対応します。ゲーム機能では4K/120fpsに加えてeARC、VRR、ALLM、SBTMまで揃い、Google TVでネット動画もまとめて扱えるのが強みです。
ただし年間消費電力量は155kWh/年で、136kWh/年のTV-65W97Cや141kWh/年の65U8Sより多く、音声の実用最大出力も80Wと65Z970Rの150Wには届きません。
REGZAREGZA 2025年モデル(65Z970R)
65Z970Rは、合計150Wの音声出力と5.1.2ch対応のDolby Atmos、地上デジタル9チューナーや4Kダブルチューナーウラ録まで、映像・音・録画のすべてで厚みのある構成です。ゲームモードでは144HzまでVRRに対応し、レグザエンジンZRαが処理を担います。
一方で年間消費電力量は172kWh/年、質量は33.0kgと、5機種の中で電気代と重さの両方がもっとも大きくなっている点は先に踏まえておきたいところです。
ハイセンステレビ 2026年モデル(65U8S)
65U8Sは、省エネ基準達成率104%、待機時消費電力0.5Wと、効率面の数値がそろって良い機種です。ゲームモードはネイティブ165Hzに対応し、5機種の中でもっとも高い数値を示しています。
質量はスタンド込みで24kgともっとも軽く、設置や配置換えの負担も小さめといえるでしょう。ただし音声の実用最大出力は60Wで、150Wの65Z970Rや80WのK-65XR90M2と比べると数値の余裕は小さくなっています。
TCLテレビ 2026年モデル(65C8L)
65C8Lは、今回並べた5機種の中でTCLが展開する65型Mini LEDテレビです。パナソニックやソニー、REGZA、ハイセンスといった国内主要メーカーに加えて、TCL製品も選択肢に入れて検討したい人向けの1台になるはずです。
他の4機種と並べて検討する際は、それぞれの画面サイズや音の構成といった要素を基準に、自分の使い方に近いものを選んでみてください。



