55型有機ELテレビ 徹底比較 2026年版|電気代とスピーカーの迫力で選ぶ有機ELテレビ5機種
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今回比較するのはこちらの5機種
パナソニックVIERA 2026年モデル(TV-55Z95C)
- パネルの種類有機EL
- 画面寸法幅:1,210mm
本体のデザインは、素材や質感、形状にまでこだわり、部屋のインテリアになじむようにまとめられています。パネルには「新世代プライマリーRGBタンデム」を採用し、明るさと色の表現を高めた映像を映すのが特徴です。
音声面では、ラインアレイスピーカーやイネーブルドスピーカーなどを組み合わせて、立体感のある音を再生します。さらに、数多くのアプリの中から今観たい番組を探しやすくする検索機能も備えています。
独自の機能
- 新世代プライマリーRGBタンデム明るさと色の表現を高めた有機ELパネルです。
- 立体音響のためのスピーカー構成ラインアレイスピーカーやイネーブルドスピーカーなどを組み合わせて、躍動感のある音を再生します。
- アプリ検索機能数多くのアプリの中から、今観たい番組をすぐに見つけられます。
- Fire TV搭載Amazonアカウントでサインインすることで、対応するアプリやコンテンツを利用できます。
前モデル(TV-55Z95B・2025年発売)からの変更点
前モデルのTV-55Z95Bと比べると、年間消費電力量はTV-55Z95Cが176kWh/年、TV-55Z95Bが180kWh/年です。差は4kWh/年で、TV-55Z95Cのほうが少なくなっています。
TV-55Z95Cの発売は2026年6月で、2025年発売のTV-55Z95Bより新しいモデルにあたります。
ソニーBRAVIA 8 II 2026年モデル(K-55XR80M2)
- パネルの種類有機ELパネル(QD-OLED)
K-55XR80M2は、低反射フィルムを備えたQD-OLEDパネルと画像処理エンジン「XR」を組み合わせた有機ELテレビです。画面そのものを振動させて音を出す「アコースティック サーフェス オーディオ プラス」を搭載し、スピーカーはアクチュエーター2個とサブウーファー2個の構成になっています。
OSはGoogle TVで、対話型のGeminiにも対応しているので、声だけで操作したい方にも向いているでしょう。制作現場の意図を再現する「スタジオ画質モード」や、映画配信サービス「SONY PICTURES CORE」も利用できます。
独自の機能
- アコースティック サーフェス オーディオ プラスアクチュエーターが画面を振動させ、被写体の位置に合わせた音を画面から直接届けます。
- スタジオ画質モード映像制作現場の意図を忠実に再現する画質設定を選べます。
- SONY PICTURES COREテレビが届いた日から映画配信サービスを楽しめます。
- Google TV with Geminiテレビとの会話で見たい映画やドラマのおすすめを聞いたり、日常の質問をしたりできます。
シャープAQUOS OLED 2026年モデル(4T-55S9A)
- 画面寸法対角: 138.8cm
4T-55S9Aは、RGB Tandem有機ELパネルとAIプロセッサー「Medalist S7」を組み合わせた画像処理エンジンにより、明るさと色の再現にこだわった映像を映し出します。音響面では「アラウンドスピーカーシステム++」を備えており、Dolby Atmosの立体音響にも対応しています。
人の動きや周囲の環境に合わせて画質と音質を自動で調整する「AIオート」や、生成AI技術でキャラクターと会話できる「AQUOS AI」も搭載されているのです。Google TVを採用しているため、さまざまな配信サービスのコンテンツをまとめて表示できます。
独自の機能
- AQUOS AI独自の生成AI会話技術を使い、AIキャラクターと会話できます。
- AIオート人の動きや周囲の環境に合わせて、画質と音質を自動で調整します。
- ズーム2画面見たい番組の放送時間が重なったときに、2つの映像を同時に表示して視聴できます。
- 回転式スタンド視聴位置に合わせて画面の角度を変えられます。
REGZAREGZA 2025年モデル(55X9900R)
- パネルの種類4K有機ELパネル
- 画面寸法幅 121.0cm,高さ 68.0cm,対角 138.8cm
REGZA 55X9900Rは、タイムシフトマシンを搭載した4K有機ELテレビです。新開発の高輝度広色域RGB4スタック有機ELパネルと新世代AIエンジンにより、映像の輝きと黒の沈み込みを描き分けます。
重低音立体音響システムXISとレグザイマーシブサウンド360 PROを組み合わせ、空間を包み込むような音を再現するわけです。さらに、話しかけて見たい番組を探せるレグザAIボイスナビゲーターも備えています。
独自の機能
- タイムシフトマシン別売の対応USBハードディスクをつなぐと、録画予約をしていなくても放送済みの番組をあとから選んで見られます。
- レグザAIボイスナビゲーターテレビに話しかけながら、見たい番組を探し出せます。
- AIナチュラルフォーカステクノロジーPROミリ波レーダーで視聴者の位置を検出し、その位置に合わせて映像とサウンドを調整します。
- レグザイマーシブサウンド360 PRO重低音立体音響システムXISと組み合わせて、空間を包み込むような音の広がりをつくります。
前モデル(55X9900N・2024年発売)からの変更点
消費電力は55X9900Rが390W、55X9900Nが445Wになり、年間消費電力量も55X9900Rが173kWh/年、55X9900Nが252kWh/年と引き下げられています。省エネ基準達成率も55X9900Rが91%(2026年度基準)で、55X9900Nの63%から上がっているのがわかります。
無線LANはWi-Fi6に対応し、低反射コートもアドバンスド低反射ARコートに変わったほか、オフタイマーに加えてスリープタイマーが加わりました。
LGエレクトロニクステレビ 2026年モデル(OLED55G6PJB)
項目ごとの比較
パネルの種類
パネルの種類は、映像を映し出す表示方式を示す項目です。有機ELパネルは画素そのものが自ら発光する方式で、素材や構造によって呼び方が分かれます。
パナソニック、ソニー、REGZAはいずれも有機ELパネルで、ソニーはQD-OLEDという方式名まで記載しています。表記の粒度が違うだけで、有機ELパネルという点は共通しているわけです。
画素数
画素数は、映像を構成する点の数を示す値です。3,840×2,160は4K解像度にあたります。
パナソニック、ソニー、シャープ、REGZAはいずれも3,840×2,160で、表記の違いだけで値は同じですね。
倍速・駆動方式
倍速・駆動方式は、1秒間に映像を書き換える回数や駆動のしかたに関わる項目です。動きの速い映像を映したときのブレやカクつきの出方に影響します。
REGZAは120Hz倍速に加えてゲームモードで144HzのVRR(可変リフレッシュレート)に対応すると記載されており、動きの速いゲーム映像への対応をうたっています。ソニーは倍速駆動パネルとXR OLED モーションという処理を記載しており、こちらも映像のなめらかさを高める方向の仕様といえます。
動きの速い映像やゲームでのなめらかさを重視する場合は、駆動方式が具体的に記載されているREGZAとソニーの内容を比べてみてください。
HDRの対応規格
・HDR 10+ ADAPTIVE
・Dolby VISION IQ
・HDR 10
・HLG HDR
HDR対応: ●
HDRは、映像の明るい部分と暗い部分の幅を通常より広く再現する規格です。対応規格によって、明暗の情報をどこまで細かく制御できるかが変わります。
REGZAはHDR10+ ADAPTIVE、Dolby Vision IQ、HDR10、HLGの4規格を記載しており、対応するコンテンツの幅が広くなります。ソニーとシャープはDolby Vision(シャープの表記はDolby Vision IQ)を含む3規格を記載しており、こちらも幅広い規格に対応しているのです。
対応するHDR規格の種類を細かく確認したい場合は、REGZA、ソニー、シャープの記載が参考になるでしょう。
映像エンジン
映像エンジンは、映像の解析や補正処理を担うプロセッサーを指す項目です。
ソニーは「XR」、REGZAは「レグザエンジンZRα」という名称のプロセッサーを搭載していると記載されています。
音声の実用最大出力
・2wayメインスピーカー(15W+15W+15W+15W)
・2wayサイドスピーカー(15W+15W)
・トップスピーカー(10W+10W)
・センタースピーカー(15W+15W)
・ウーファー×2(30W)省エネ
音声の実用最大出力は、内蔵スピーカー全体で出せる音の大きさを示す値です。
出力が大きいほど、音量を上げたときの余裕や低音の厚みを出しやすくなります。出力が小さくても、内蔵スピーカーだけで大音量を求めない使い方であれば影響は小さくなるでしょう。
REGZAが170W、パナソニックが160Wと大きく、シャープの120Wが続きます。ソニーは50Wで、この中では差がある数値です。
スピーカーの構成
イネーブルドスピーカー:2個
ワイドスピーカー:2個
ウーハー:1個
・2wayサイドスピーカー(フルレンジ 2個、ツィーター 2個)
・トップスピーカー 2個
・センタースピーカー 2個
・ウーファー 2個
合計 14個
スピーカーの構成は、内蔵スピーカーの数と種類を示す項目です。役割の異なるユニットを組み合わせることで、音の広がりや定位を作ります。
パナソニックのイネーブルドスピーカーやシャープのハイトツィーター・ハイトミッドレンジ、REGZAのトップスピーカーは、いずれも上向きに音を出すユニットで、音を上下に広げる役割を持ちます。ユニット数が多いREGZA(合計14個)やシャープは、その分だけ音の方向や定位を細かく作り分けられる構成といえます。
上下左右への音の広がりを重視する場合は、上向きのユニットを備えたパナソニック、シャープ、REGZAの構成を比べてみてください。
Dolby Atmos
Dolby Atmosは、音を上下左右に立体的に配置する音声フォーマットです。対応スピーカーと組み合わせることで、音が頭上や周囲から聞こえるような再生ができます。
REGZAは5.1.2chという対応チャンネル構成まで記載されており、上向きのチャンネルを含む立体的な音場を想定した作りです。ソニーも対応を記載していますが、チャンネル構成の記載はありません。
Dolby Atmos対応をうたっているのはソニーとREGZAで、チャンネル構成まで確認したい場合はREGZAの記載が参考になるはずです。
BS4K・110度CS4Kチューナー数
BS4K・110度CS4Kチューナー数は、4K放送を同時に受信できる系統数を示す値です。
系統数が多いほど、視聴中とは別の4K番組を裏で録画したり、複数の4K番組を切り替えて確認したりしやすくなります。系統数が少なくても、1つの4K番組を見るだけであれば影響はありません。
ソニーが3系統で、パナソニック、シャープ、REGZAは2系統ですね。
地上デジタルチューナー数
地上デジタルチューナー数は、地上波放送を同時に受信できる系統数を示す値です。
系統数が多いほど、複数の地上波番組を同時に録画したり、裏番組を確認したりしやすくなるでしょう。
REGZAは9系統と他の4機種より多く記載されています。パナソニック、ソニー、シャープは3系統です。
BS・110度CSデジタルチューナー数
BS・110度CSデジタルチューナー数は、BS・CS放送を同時に受信できる系統数を示す値です。
ソニー、シャープ、REGZAはいずれも3系統で、値は同じになっています。
録画機能
外付けHDD裏番組録画: ●(2番組同時録画)
USBハードディスク録画 (2): BSも地デジも3チューナーW録
録画機能は、外付けのUSBハードディスクをつないでテレビ本体に番組を録画できる機能です。
2番組同時録画に対応していると、視聴中の番組とは別の番組を同時に録画できます。REGZAは4Kのダブルチューナーでの裏録画や、BS・地デジそれぞれ3チューナーでの同時録画についても記載されており、同時に録画できる組み合わせの幅が広いことがうかがえます。
複数番組の同時録画については、ソニー、シャープ、REGZAに具体的な記載があります。パナソニックはUSBハードディスク録画に対応している旨の記載です。
HDMI入力の数・規格
入力3、4のみ4K120/144Hz対応、VRR/ALLM対応、32:9/21:9表示対応
HDMI端子は外部機器をつなぐための入り口で、本数が多いほど同時に接続できる機器の数が増えます。
シャープとREGZAは4K/120Hzや144Hzといった高いフレームレート、可変リフレッシュレートへの対応が数値として示されており、接続する機器の性能を活かしやすくなるでしょう。パナソニック、ソニー、シャープ、REGZAはいずれも4系統という本数が示されています。
本数はパナソニック、ソニー、シャープ、REGZAで4系統と共通しているため、この項目だけでは差をつけにくく、後述のゲーム向け機能とあわせて見てみてください。
ゲーム向け機能(4K120p・VRR・ALLM)
VRR(バリアブル・リフレッシュ・レート)対応: ●
ALLM設定: ●
HDMI 2.1規格対応機能: 4K144p、4K120p、VRR、eARC、ALLM
4K120p表示や可変リフレッシュレート(VRR)、自動低遅延切り替え(ALLM)は、ゲーム機をつないだときに映像の遅延やコマ落ちを抑えるための機能です。
ソニーとREGZAはこれらの対応が具体的な機能名や数値で示されており、REGZAはさらに144Hzのゲームモードへの対応も示されています。ソニーはSBTM(Source-Based Tone Mapping)という独自の名称も示されているのです。
ゲーム機を高いフレームレートでつなぎたい人は、144Hzのゲームモードが示されているREGZAと、SBTMという機能が示されているソニーの内容を見比べてみてください。
ネット動画・OS
ネット動画配信サービスを視聴するための機能と、その土台になるOSのことです。
ソニーはGoogle TVという具体的なOS名が示されており、対応アプリや操作の体系をイメージしやすくなります。シャープとREGZAはインターネットに接続できることが示されています。
操作体系まで確認したい人にとっては、Google TVと明記されたソニーの内容が手がかりになるでしょう。
無線LAN
無線LANは、ケーブルでつながずにインターネットに接続するための機能です。
シャープとREGZAは対応規格にWi-Fi6やWi-Fi6Eが含まれており、混雑した通信環境でも接続が安定しやすくなります。パナソニックとソニーは対応の有無や規格の並びが示されています。
通信の安定性を細かく気にする人には、Wi-Fi6Eへの対応が示されているシャープの内容が目を引くのではないでしょうか。
Bluetooth
Bluetooth対応プロファイル: HID/HOGP/SPP/A2DP/AVRCP
Bluetoothは、ワイヤレスイヤホンやスピーカーなどを無線でつなぐための機能です。
ソニーは対応プロファイルまで細かく示されており、つなぎたい機器との相性を確認しやすくなります。シャープは音声が出力のみという条件が示されており、テレビの音を無線で飛ばす用途には向きますが、外部機器から音声を受け取る用途には向きません。
つなぎたい機器がある人は、対応プロファイルが明記されたソニーの内容と、出力のみという条件が示されたシャープの内容を見比べてみてください。
年間消費電力量
1年間テレビをつけ続けたと仮定したときの電力消費量の目安で、数値が小さいほど電気代を抑えやすくなります。
シャープは122kWhともっとも小さく、パナソニックの176kWhとの差は54kWhです。毎日長時間テレビをつける家庭ほど、この差は電気代の差として積み重なっていくでしょう。
電力消費を抑えたい人には122kWhのシャープがもっとも有利で、ソニーの169kWh、REGZAの173kWh、パナソニックの176kWhがそれに続きます。
消費電力(定格)
リモコンまたは本体の電源ボタンで電源「切」時:約 0.5W
定格消費電力は、テレビが動作しているときに使う電力の値です。
パナソニックは414W、REGZAは390Wという数値が示されており、REGZAはさらに待機時0.4W、機能動作時17Wという内訳も示されています。パナソニックは電源を切ったときの消費電力が約0.5Wと示されています。
動作中や待機時の消費電力を細かく確認したい人は、内訳まで示されているREGZAとパナソニックの数値を確かめてみてください。
省エネ基準達成率
省エネ基準達成率は、国が定める省エネ目標に対してどれだけ達成しているかを示す割合で、数値が大きいほど基準に対して余裕があります。
シャープは130%ともっとも高く、ソニーは94%、REGZAは91%という数値が示されています。REGZAの91%は2026年度基準に対する数値であることが示されています。
省エネ基準への達成度を重視する人には、130%と数値が高いシャープが選択肢になるでしょう。
本体幅
本体幅はパナソニックが1,227mm、ソニーが122.4cm、シャープが122.5cm、REGZAが122.3cmと近い数値で示されています。設置場所の横幅を確保する際は、この本体幅の数値がそのまま目安になるでしょう。
本体幅はどの機種も大きな差がなく、設置スペースの確保という点ではこの項目だけで選ぶ決め手にはなりません。
質量(スタンド込み)
ソニーは17.2kg[18.4]ともっとも軽い数値が示されており、パナソニックとREGZAはどちらも24.0kgという数値で並んでいます。持ち上げたり設置したりする際の負担は、この数値の差だけ変わってくるはずです。
軽さを重視する人にはソニーの数値が目を引き、パナソニックとREGZAは24.0kgで同じ数値になっています。
画面寸法
高さ:680mm
対角:1,388mm
画面サイズ(横×縦 / 対角): 121.0×68.0/138.8cm
画面寸法は表示部分そのものの大きさで、実際に映像が映る範囲を示しています。
パナソニック、シャープ、REGZAの数値はmmとcmで表記が異なるだけで、対角138.8cm相当と同じ値を指しているわけです。
画質と処理エンジンで見る個性
K-55XR80M2は、QD-OLEDパネルにプロセッサー「XR」を組み合わせ、倍速駆動パネルとXR OLEDモーションによる滑らかな動きを備えています。HDR10・HLG・Dolby Visionに対応していますので、配信サービスごとに異なる映像規格を幅広く受け止められます。
55X9900Rは、4K有機ELパネルにレグザエンジンZRαを搭載し、120Hz倍速に加えてゲームモードでは144HzのVRRにも対応しています。HDR10+ ADAPTIVEやDolby Vision IQ、HDR10、HLGまで対応規格が並んでおり、映画からスポーツ中継、ゲームまで幅広い映像ソースを想定した作りになっているといえます。
4T-55S9Aは、HDR10とDolby Vision IQ、HLGに対応し、TV-55Z95Cは3,840×2,160の有機ELパネルで対角1,388mmの画面寸法が示されています。数値として公開されている項目は機種ごとに異なりますが、いずれも4Kの解像度を土台に、それぞれの得意分野を伸ばす方向で作り込まれているようです。
音づくりとスピーカー構成
音声の実用最大出力は、55X9900Rが170W、TV-55Z95Cが160W、4T-55S9Aが120W、K-55XR80M2が50Wという数値が示されています。同じ55型のテレビでも、内蔵スピーカーだけでどこまでの音量と広がりを出せるかにはこれだけの幅があり、テレビ単体で音を完結させたいか、別途スピーカーを足す前提かで選び方が変わってくるのではないでしょうか。
構成を見ると、55X9900Rは2wayメインスピーカーとサイドスピーカー、トップスピーカー、センタースピーカー、ウーファーを合わせて14個のユニットを持ち、5.1.2ch対応のDolby Atmosにも対応しています。K-55XR80M2もDolby Atmosに対応しており、アクチュエーターとサブウーファーの組み合わせで音を作っているのです。
TV-55Z95Cはラインアレイスピーカーとイネーブルドスピーカー、ワイドスピーカー、ウーハーを、4T-55S9Aはツィーターやミッドレンジ、ハイトツィーターまで含む多数のユニットを組み合わせており、価格帯だけでは測れない作り込みの違いが見えてきます。
チューナーの数と録画のしやすさ
BS4K・110度CS4Kチューナーは、K-55XR80M2が3、TV-55Z95Cと4T-55S9A、55X9900Rが2という数値が示されています。地上デジタルチューナーは55X9900Rが9と際立って多く、他の4機種は3という数値が並んでいますので、同時に見たり録ったりできる地デジ番組の幅は55X9900Rが広くなるといえます。
録画機能を見ると、K-55XR80M2は外付けHDD録画に加えて2番組同時の裏番組録画に対応しており、4T-55S9Aも2番組同時録画に対応しています。55X9900Rは4Kダブルチューナーでのウラ録に加え、BSと地デジそれぞれ3チューナーでのW録にも対応していますので、見たい番組が重なりやすい家庭ほど、録り逃しを防ぎやすい作りになっているのではないでしょうか。
TV-55Z95CはUSBハードディスク録画に対応している点が示されています。
本体サイズと電気代の目安
本体幅は、55X9900Rが1,223mm、K-55XR80M2が122.4cm、4T-55S9Aが122.5cm、TV-55Z95Cが1,227mmという数値が示されています。差はわずかですが、テレビ台の横幅ぎりぎりで検討している場合、55X9900Rのもっとも小さい本体幅が置き場所の選択肢を広げてくれるはずです。
質量はK-55XR80M2が17.2kg[18.4]ともっとも軽く、TV-55Z95Cと55X9900Rはそろって24.0kgという数値になっていますので、設置や壁掛けの作業を1人で済ませたい場合は軽さも判断材料になりますね。
年間消費電力量は、4T-55S9Aが122kWh、K-55XR80M2が169kWh、55X9900Rが173kWh/年、TV-55Z95Cが176kWh/年という順に並びます。省エネ基準達成率も4T-55S9Aが130%ともっとも高く、K-55XR80M2が94%、55X9900Rが91%という数値が示されていますので、毎日長時間テレビをつける家庭ほど、この差は1年、2年と使い続ける中で電気代の差として表れてくるでしょう。
まとめ
55型の有機ELテレビを5機種並べて比較すると、目的によって選ぶべき機種がはっきり分かれます。1年を通じた電気代を抑えたいなら4T-55S9A、テレビ単体でスピーカーの迫力を重視したいなら55X9900Rが有力な候補になるでしょう。
パナソニックのTV-55Z95CやソニーのK-55XR80M2、LGエレクトロニクスのOLED55G6PJBは、それぞれ別の強みを持っていますので、目的が合えば十分に選択肢に入ります。
目的別に選ぶなら
1年の電気代を抑えたい
シャープ AQUOS OLED 2026年モデル(4T-55S9A)
| 年間消費電力量 | 122kWh |
|---|
年間消費電力量は122kWhで、次に良いK-55XR80M2の169kWhより47kWh少なくなっています。1年でこれだけの差がつくということは、毎日つけっぱなしにする時間が長い家庭ほど、電気代の差として積み重なっていくのではないでしょうか。
省エネ基準達成率も130%と高い数値が示されていますので、長く使うテレビとして電気代を抑えたい人にはこの機種をおすすめします。
スピーカーの迫力を重視したい
REGZA REGZA 2025年モデル(55X9900R)
| 音声の実用最大出力 | 合計 170W(同時駆動) |
|---|
音声の実用最大出力は合計170Wで、2wayメインスピーカーやサイドスピーカー、トップスピーカー、センタースピーカー、ウーファーまで含めた14個のスピーカーを同時に駆動します。次に出力が大きいTV-55Z95Cの160Wより10W上回っており、5.1.2ch対応のDolby Atmosにも対応していますので、テレビ単体でも部屋全体を包み込むような音の広がりを求める人に合っているでしょう。
サウンドバーを別途用意しなくても迫力のある音を出したい人は、このスピーカー構成を確かめてみてください。
どれを選ぶべきか
パナソニックVIERA 2026年モデル(TV-55Z95C)
TV-55Z95Cは、70W+15W+15W+15W+15W+30Wの構成で合計160Wの音声出力を持ち、ラインアレイスピーカーやイネーブルドスピーカー、ワイドスピーカー、ウーハーを組み合わせています。55X9900Rの170Wに次ぐ出力ですから、テレビ単体である程度の迫力を求める人にも向いているでしょう。
一方で年間消費電力量は176kWh/年で、4T-55S9Aの122kWhより54kWh多くなっていますので、電気代を最優先する人には他機種の方が合っています。
ソニーBRAVIA 8 II 2026年モデル(K-55XR80M2)
K-55XR80M2は、QD-OLEDパネルとプロセッサー「XR」を搭載し、HDR10・HLG・Dolby Visionに対応しています。4K/120fpsやVRR、ALLM、SBTMといったゲーム向けの機能もそろっており、Google TVを備えているため、動画配信サービスや高フレームレートのゲームを楽しみたい人に向いているといえます。
ただし音声の実用最大出力は50Wで、4T-55S9Aの120Wや55X9900Rの170Wと比べると小さく、テレビ単体の音の迫力よりも画質や機能性を重視する人向けの一台ではないでしょうか。
シャープAQUOS OLED 2026年モデル(4T-55S9A)
4T-55S9Aは、年間消費電力量が122kWhと今回の中で最も少なく、省エネ基準達成率も130%と高い数値が示されています。HDR10やDolby Vision IQ、HLGに対応し、2番組同時録画にも対応していますので、日々の電気代を抑えながら基本的な機能をひととおりそろえたい人に向いています。
Bluetoothは音声の出力のみに対応という記載になっていますので、音を飛ばす用途は使えても、音声機器からの入力を受ける使い方は想定されていないようです。
REGZAREGZA 2025年モデル(55X9900R)
55X9900Rは、合計170Wの音声出力と14個のスピーカーによる5.1.2ch対応のDolby Atmosを備え、今回の5機種の中でもっとも音の厚みを作れる一台といえます。地上デジタルチューナーを9基備え、4Kダブルチューナーでのウラ録やBS・地デジの3チューナーW録にも対応していますので、見たい番組を録り逃したくない人にも向いています。
一方で年間消費電力量は173kWh/年で、4T-55S9Aの122kWhより51kWh多くなっていますので、音や録画の充実より電気代を優先するなら他機種の方が合うはずです。
LGエレクトロニクステレビ 2026年モデル(OLED55G6PJB)
OLED55G6PJBは、LGエレクトロニクスが手がける55型有機ELテレビで、パナソニックやソニー、シャープ、REGZAと並ぶ、各社を代表する1台として今回並べています。電気代を抑えたい人には4T-55S9A、スピーカーの迫力を求める人には55X9900Rという結果になりましたので、今回の2つの目的では他の4機種が先に挙がります。
LGならではの有機ELという選択肢そのものを検討したい人にとっては、比較の土台として押さえておきたい機種ですね。



