3.1ch前後のサウンドバー 徹底比較 2026年版|迫力の出力とチャンネル構成で選ぶ4機種
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今回比較するのはこちらの4機種
ソニーBRAVIA Theatre Bar 5 2026年モデル(HT-B500)
HT-B500は、サブウーファーが付属する3.1chのサウンドバーです。バーチャルサラウンド技術「S-Force PROフロントサラウンド」と、高さ方向の音を表現する「Vertical Surround Engine」を組み合わせ、Dolby AtmosやDTS:Xの音声だけでなく、テレビ番組などの通常の音声もリモコン操作で立体的な音響に変換できます。
バースピーカーの中央にはセンタースピーカーを搭載しており、会話やセリフの聞き取りやすさを重視した構成になっているのがポイントです。フロント50W×2、センター50W、サブウーファー100Wの合計250Wのアンプ出力を備えています。
独自の機能
- センタースピーカー内蔵バースピーカー中央にセンタースピーカーを搭載し、会話やセリフの音像定位を高めます。
- Vertical Surround Engine高さ方向の立体音響を表現する技術を、大画面テレビに合わせて最適化しています。
- ワイヤレスサブウーファー(SA-WB500)16cm口径のユニットを備えたワイヤレスのサブウーファーが付属します。
- BRAVIA Connectアプリ対応スマートフォンからセットアップや操作、ソフトウェアアップデートの通知を受け取れます。
TVS REGZAREGZAサウンドシステム 2025年モデル(RA-B500)
JBL 【直販モデル】CINEMA ALL-IN-ONE 2025年モデル(SB580)
TCLS55H
項目ごとの比較
チャンネル数・スピーカー構成
チャンネル数: 3.1ch
チャンネル数は、音を出す位置の独立した数を表しています。整数部分は前後左右など水平方向のスピーカーの数、小数点以下の「.1」はサブウーファーの有無、さらに続く数字は天井方向に音を出すスピーカーの数を示しているのです。
TVS REGZA RA-B500の3.1.2chは、天井方向に音を出すchが2つ加わっているため、映画やライブ映像などで音が頭上から聞こえてくるような効果を狙いやすい構成です。一方でTCL S55Hの2.1chはセンター専用のchを持たないシンプルな構成なので、セリフを画面中央に定位させる効果は他の3機種より控えめになるでしょう。ソニーHT-B500とJBL SB580の3.1chは、センターchとサブウーファーを備えた標準的な構成で、天井方向の効果は持たない代わりに扱いやすさがあります。
天井方向の音の広がりを重視するならTVS REGZA RA-B500の3.1.2ch、配線や設定のシンプルさを優先するならTCL S55Hの2.1ch、その中間で標準的な構成を求めるならソニーHT-B500かJBL SB580の3.1chが候補になります。
実用最大出力(合計)
実用最大出力は、サウンドバーとサブウーファーなどを含めたシステム全体が実際に出せる音量の目安となる、合計のワット数です。
数値が大きいほど、大音量で再生したときに音が歪みにくく、余裕を持った音量で楽しめる傾向があります。TVS REGZA RA-B500は270Wで、ソニーHT-B500の250Wより20W、JBL SB580の240Wより30W大きい数値が示されています。ソニーHT-B500とJBL SB580の差は10Wです。
実用最大出力の数値で比べると、大きい順にTVS REGZA RA-B500(270W)、ソニーHT-B500(250W)、JBL SB580(240W)です。大音量再生時の余裕を重視するなら、この中ではTVS REGZA RA-B500が候補になるでしょう。
光デジタル入力
光デジタル入力は、テレビなど外部機器の音声を光ケーブルで受け取るための端子です。
表記は「●」と「1系統」で異なりますが、4機種とも光デジタル入力を備えている点は共通しています。テレビ側に光出力があれば、いずれの機種でもケーブル1本で接続できますよ。
対応音声フォーマット
Dolby Digital plus: ●
Dolby Dual mono: ●
DTS: ●
DTS 96/24: ●
LPCM 2ch: ●
LPCM fs: 48kHz/24bit
MPEG-2 AAC: ●
MPEG-4 AAC: ●
Dolby Digital: ●
Dolby Digital plus: ●
Dolby TrueHD: ●
Dolby Dual mono: ●
DTS: ●
DTS HD High Resolution Audio: ●
DTS HD Master Audio: ●
DTS ES: ●
DTS 96/24: ●
LPCM: 2ch/5.1ch/7.1ch
LPCM fs: 192kHz/24bit
MPEG-2 AAC: ●
MPEG-4 AAC: ●
Dolby Digital: ●
Dolby Digital plus: ●
Dolby Dual mono: ●
DTS: ●
LPCM 2ch: ●
MPEG-2 AAC: ●
MPEG-4 AAC: ●
DTS: ○
対応音声フォーマットは、そのサウンドバーが再生時に処理できる音声データの種類を示す一覧です。
ソニーHT-B500の欄には、Dolby DigitalやDTS、LPCMなど複数のフォーマット名が個別に列挙されています。TVS REGZA RA-B500の欄にはDolby DigitalとDTS、JBL SB580とTCL S55Hの欄にはDolby Digitalが示されています。いずれの欄にも、映画やドラマでよく使われるDolby Digital系のフォーマットへの対応が示されているのがわかります。
対応フォーマットの詳しさを確認したい場合は、複数の形式が個別に示されているソニーHT-B500の欄を確かめてみてください。
Dolby Atmos
Dolby Digital plus / Atmos: ●
Dolby TrueHD / Atmos: ●
Dolby Atmos: ●
Dolby Digital plus/Atmos: ●
Dolby Atmosは、従来の水平方向のchに加えて上下方向にも音を配置できる立体音響のフォーマットです。
表記は「●」と「○」で異なりますが、4機種ともDolby Atmosに対応している点は共通しています。天井方向の効果を実際にどれだけ再現できるかは、チャンネル数・スピーカー構成の項目で見た構成によって変わってくるでしょう。
DTS:X
DTS:Xは、Dolby Atmosと同様に上下方向を含めた立体的な音の配置に対応する音声フォーマットです。
DTS:X対応が示されていると、DTS:X収録のBlu-rayや配信作品を、収録時の音の配置に近い形で再生しやすくなります。ソニーHT-B500とTVS REGZA RA-B500の欄にはDTS:X対応が示されています。
DTS:X収録のコンテンツを視聴する機会が多い場合は、対応が示されているソニーHT-B500かTVS REGZA RA-B500を候補にしてみてください。
Bluetoothのバージョン
Bluetoothのバージョンは、無線でスマートフォンなどと接続する際の通信規格の世代を表す数字です。
バージョンが新しいほど、一般に通信の安定性や省電力性が向上するとされています。ソニーHT-B500は5.3という具体的な世代が示されているため、対応する規格の新しさを確認できますね。
具体的なバージョンで比較したい場合は、5.3という数字が示されているソニーHT-B500が目安になります。
Bluetoothコーデック
SBC: ●
Bluetoothコーデックは、スマートフォンなどからワイヤレスで音声を送る際に使う圧縮方式です。方式によって、対応する再生機器や音質、遅延の傾向が変わります。
ソニーHT-B500はAACとSBCの両方が示されており、AACに対応するiPhoneなどと組み合わせたときに使われやすい方式です。TVS REGZA RA-B500はSBCに加えてLC3という方式が示されています。JBL SB580はSBCが示されています。
iPhoneなどAAC対応機器とワイヤレスで使うことが多いならソニーHT-B500、LC3という方式に関心があるならTVS REGZA RA-B500の表記を比べてみてください。
バー本体の質量
本体が軽いほど、壁掛け設置の際に金具や壁への負担が小さく済み、模様替えなどで動かす際の取り回しもしやすくなります。JBL SB580はサウンドバーとサブウーファーが別体になっており、バー本体の2.6kgとは別にサブウーファー側の5.7kgも設置を考える際に関わってくるので、あわせて測っておきましょう。
バー本体の軽さで比べると、JBL SB580の2.6kgがもっとも軽く、次いでソニーHT-B500の3.0kg、TVS REGZA RA-B500は4.5kgでこの中ではもっとも重い数値です。壁掛けなどでバー本体の軽さを重視する場合は、JBL SB580の数値が目安になるでしょう。
実用最大出力とチャンネル構成で見る迫力の違い
実用最大出力(合計)は、RA-B500が270W、HT-B500が250W、SB580が240Wという順になっています。RA-B500とHT-B500の差は20W、HT-B500とSB580の差は10Wで、数字としては小さく見えますが、大音量で映画や音楽を再生したときの音圧の余裕として積み重なっていくのです。
チャンネル構成にも違いがあります。RA-B500は3.1.2chで、前方3チャンネルとサブウーファーに加えて天面方向のチャンネルを備えています。
HT-B500とSB580は3.1chで、前方3チャンネルとサブウーファーという構成です。S55Hは2.1chで、4機種の中でもっとも少ないチャンネル数になっています。
チャンネル数が多いほど音の方向を細かく表現しやすくなりますが、その分設置や配線の手間も増えやすくなるでしょう。迫力や音の立体感を最優先したいならRA-B500、シンプルな構成で使いたいならS55Hという対照的な位置づけになります。
対応フォーマットとBluetooth接続で見る違い
対応する音声フォーマットについては、HT-B500の表にDolby Digital、Dolby Digital plus、DTS、DTS 96/24、LPCM 48kHz/24bitなど複数の形式が示されています。DTS:Xへの対応は、HT-B500とRA-B500の表に明記されており、対応コンテンツを再生する際の音の広がりに関わる項目です。
Dolby Atmosについては4機種すべてで対応が示されているため、対応する映像コンテンツを再生すれば立体的な音を楽しめるでしょう。
Bluetoothのコーデックは、HT-B500がAACとSBC、RA-B500がSBC LC3、SB580がSBCという構成です。AACはiPhoneなどApple製品と組み合わせたときに音質面で有利になりやすいコーデックで、日常的にスマートフォンの音声をワイヤレスで飛ばして聴きたい人にとっては選び方のポイントになるのではないでしょうか。
バー本体の質量から見る設置のしやすさ
バー本体の質量は、HT-B500が3.0kg、RA-B500が4.5kg、SB580のサウンドバー本体が2.6kgとなっています。テレビの下に置いたり壁に取り付けたりする場合、本体が軽いほど設置場所の耐荷重や取り付け金具への負担が小さくなるため、HT-B500やSB580の本体はその点で扱いやすい数値といえます。
SB580はサブウーファーの質量も5.7kgと示されており、サウンドバー本体とサブウーファーを別の場所に置く前提で選べる機種です。RA-B500は本体が4.5kgとやや重めですが、その分しっかりした出力を備えている機種でもあるため、質量と出力のどちらを優先するかで選び方が分かれるでしょう。
まとめ
3.1ch前後でサブウーファーを備えたサウンドバーを、ソニー・TVS REGZA・JBL・TCLから1機種ずつ並べました。音の迫力を重視するなら、実用最大出力(合計)が270Wと4機種の中でもっとも高いRA-B500が候補になります。
そのほかの3機種は、対応フォーマットの幅やチャンネル構成、バー本体の質量など、それぞれ異なる特徴を持っていますので、目的に応じて見ていきましょう。
目的別に選ぶなら
音の迫力を重視したい
TVS REGZA REGZAサウンドシステム 2025年モデル(RA-B500)
| 実用最大出力(合計) | 270 W |
|---|
迫力のある音を求めるなら、実用最大出力(合計)が270WのRA-B500が有力です。次に出力が高いHT-B500は250Wですから、その差は20Wになります。
大音量で映画やライブ映像を再生する場面ほど、この差は音の余裕として感じやすくなるでしょう。チャンネル構成も3.1.2chで、天面方向の音を扱うチャンネルを備えているため、迫力を重視する使い方に合っています。
どれを選ぶべきか
ソニーBRAVIA Theatre Bar 5 2026年モデル(HT-B500)
2026年に発売されたHT-B500は、対応する音声フォーマットの表にDolby Digital、Dolby Digital plus、DTS、DTS 96/24、LPCM 48kHz/24bitなど複数の形式が示されており、DTS:Xへの対応も明記されています。Bluetoothはバージョン5.3で、コーデックはAACとSBCの両方に対応しているため、iPhoneなど幅広い機器と組み合わせやすい機種といえます。
バー本体の質量は3.0kgと軽く、設置の取り回しがしやすい一方、実用最大出力(合計)は250Wで、RA-B500の270Wより20W低い数値になっています。
TVS REGZAREGZAサウンドシステム 2025年モデル(RA-B500)
重厚な低音や迫力を求める人に向いているのがRA-B500です。実用最大出力(合計)は270Wで、4機種の中でもっとも高い数値になっており、チャンネル構成も3.1.2chと天面方向のチャンネルを備えています。
DTS:Xへの対応も明記されているため、対応コンテンツでは立体的な音の広がりも楽しめるでしょう。ただしバー本体の質量は4.5kgで、質量が示されている機種の中では最も重く、設置場所によっては取り回しに影響するかもしれません。
JBL 【直販モデル】CINEMA ALL-IN-ONE 2025年モデル(SB580)
SB580は、サウンドバー本体とサブウーファーそれぞれの質量が示されている機種です。サウンドバー本体は2.6kg、サブウーファーは5.7kgで、本体とサブウーファーの置き場所を分けて考えたい人に向いています。
実用最大出力(合計)は240Wで、数値が示されている3機種の中ではもっとも低く、出力の大きさを最優先するならHT-B500やRA-B500のほうが合っているでしょう。
TCLS55H
S55Hはチャンネル構成が2.1chで、4機種の中でもっともシンプルな構成です。台数の少ないスピーカー構成で、設置や配線をシンプルに済ませたい人に向いています。
Dolby Atmosに対応しているため、対応コンテンツでは立体的な音の広がりも期待できますが、チャンネル構成の数字だけを見ると、3.1chや3.1.2chの機種に比べて表現の要素は少なくなります。



