1升の圧力IH炊飯器 2026年モデル徹底比較|電気代の差とサイズ・重さで選ぶ3機種
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今回比較するのはこちらの3機種
パナソニックビストロ 2026年モデル(SR-X918E)
- 炊飯容量1.8L 1合~1升
SR-X918Eは、圧力とIHの両方で加熱する圧力IHジャー炊飯器です。リアルタイム赤外線センサーやリアルタイム圧力センサーなど複数のセンサーでお米の状態を見極め、「ビストロ匠技AI」がそのつど炊き方を調整します。
銘柄ごとの炊き分けや、かため・やわらかといった食感の炊き分けにも対応しているのがポイントです。保温中もごはんの残量に合わせて温度を最適化し、時間が経ってもごはんのうるおいを保つ工夫がされています。
独自の機能
- Wおどり炊き複数のセンサーでお米の状態を見極め、乾燥したお米でもふっくらと炊き上げます。
- ビストロ匠技AIビストロ炊飯ふつうコース3合において約9,600通りの炊き方からお米の状態に合わせて調整します。
- 食感自在炊き分けかため・やわらか・もちもち・しゃっきりを各3段階で選べ、ふつうと合わせて13通りの炊き分けができます。
- うるおいキープ保温保温中もごはんの残量に応じて温度を調整し、30時間うるおいをキープします。
象印炎舞炊き 2026年モデル(NX-AB18)
- 炊飯容量1合〜1升炊き 0.18〜1.8L
NX-AB18は象印の炎舞炊きシリーズに属する炊飯器です。6つのIHコイルを使った3Dローテーションイントーン構造で、1.0〜1.3気圧の範囲で加熱しながら炊き上げます。
炊飯時には大火力ユニットで加熱し、蒸らしの工程では集中加熱蒸らしを行うのが特徴です。購入時にはメーカー2年保証サービスが付くので、初めての人でも選びやすいのではないでしょうか。
独自の機能
- 3DローテーションIH構造(6コイル)6つのIHコイルを使い、1.0〜1.3気圧の範囲で釜を加熱して炊き上げます。
- 大火力ユニット/集中加熱蒸らし大きな火力で炊き上げたあと、蒸らしの工程でも集中的に加熱します。
- 極め保温保温を最長40時間まで保つことができ、高め保温や保温なしにも切り替えられます。
- 蒸気セーブ炊飯中に出る蒸気の量を約80%カットします。
タイガー炊きたて 2026年モデル(JRI-T180)
- 炊飯容量1.8L
タイガーの圧力IHジャー炊飯器〈炊きたて〉JRI-T180は、2026年6月発売のモデルです。圧力を段階的に調整する「ソレノイド式多段階圧力機構」と、土鍋のコーティングを施した「遠赤5層土鍋蓄熱コート釜」を組み合わせて炊飯します。
白米のほか玄米や雑穀、麦めし、分づき米など幅広いメニューに対応し、調理メニューも搭載しているので用途は広そうです。内ぶたはボールレスフラット形状で食器洗い乾燥機に対応しており、内なべの内面コーティングには3年保証がついています。
独自の機能
- ソレノイド式多段階圧力機構電磁部品ソレノイドの押す力加減で圧力を段階的に分けて調整し、仕上げの蒸らし温度を高く保ちながらやさしく温度変化させて炊き上げます。
- 遠赤5層土鍋蓄熱コート釜釜の外側に中空ガラスビーズを練り込んだ土鍋蓄熱コーティング、内側に遠赤土鍋コーティングを施し、熱をムラなく広げて炊き上げます。
- 玄米GABAメニュー通常よりも時間をかけて玄米を炊くことで、生の玄米(3.01mg)に比べてGABA量4.5倍以上(13.8mg)で炊き上げます。
- ボールレスフラット内ぶた凹凸を減らしフラットにした内ぶたで洗いやすく、食器洗い乾燥機にも対応します。
項目ごとの比較
加熱方式
加熱方式は、内釜をどのように加熱し、圧力をかけて米を炊き上げるかを表す項目です。
パナソニックは大火力包み加熱、タイガーは圧力IHという名称の加熱方式を採用しています。
加熱方式の名称は機種ごとに異なりますが、この表からは炊き上がりの優劣を比べることはできないんです。実際の炊き上がりの違いよりも、消費電力量や本体サイズなど他の項目のほうが判断材料になるでしょう。
炊飯容量
炊飯容量は、一度に炊ける米の量の範囲を示す値で、1合〜1升に対応していれば少人数分から多人数分までまとめて炊けます。
表記は機種ごとに異なりますが、3機種とも1合から1升までの同じ範囲に対応しており、炊飯容量そのものに差はありません。
本体の大きさ
本体の大きさは、炊飯器を置く場所に必要な設置スペースを表す数値です。幅・奥行き・高さのそれぞれが、置き場所に収まるかどうかに関わります。
数値が小さいほど、キッチンの限られたスペースにも置きやすくなります。数値が大きい機種は、その分設置に必要な面積も大きくなるわけです。
本体の大きさはタイガーの幅27.5cm・奥行32.9cm・高さ25cmがもっともコンパクトで、パナソニックの幅29.2cm・奥行32.7cm・高さ25.8cmが僅差で続き、象印は幅29.5cm・奥行36cm・高さ27cmとやや大きめです。置き場所の広さに余裕がない場合は、タイガーの本体サイズと見比べてみてください。
お手入れ(洗う部品)
フラット天面パネル: 〇
ステンレスクリアフレーム: 〇
圧力お手入れ(クリーニング)機能: 〇
ふた加熱板丸洗い: 〇
お手入れの項目は、炊飯のたびに洗う必要がある部品と、その洗い方を示しています。洗う部品が多いほど、毎回の手入れにかける手間が変わってきますよね。
パナソニックと象印は、内ぶたや天面パネルなど洗う部品ごとに食洗機対応の可否が示されており、丸洗いできる部品が多いほど日々の手入れが楽になります。一方で、洗う部品が細かく分かれているぶん、外して洗う手間が増える面もあるでしょう。
パナソニックと象印は内ぶたや天面パネルを外して洗える設計で、食洗機に対応する部品も明記されています。日々のお手入れのしやすさを重視するなら、この2機種の洗える部品の組み合わせを比べてみてください。
消費電力(炊飯時)
消費電力は、炊飯中にもっとも大きな電力がかかるときの値で、瞬間的にどれくらいの電力を使うかを表します。1回の炊飯で実際に使う電力量とは別の数値です。
数値が大きいほど、炊飯中に瞬間的に使う電力が大きくなり、他の家電と同時に使うとブレーカーへの負荷が増えることがあります。数値が小さければ、その分瞬間的な負荷は抑えられるはずです。
瞬間的な消費電力はタイガーの1,340Wがもっとも小さく、パナソニックの1400W、象印の1460Wの順に大きくなっています。ほかの家電と同時に使う機会が多い家庭では、この数値の小ささが安心材料になるのではないでしょうか。
消費電力量(炊飯時・1回)
この数値は、1回の炊飯で実際に使う電力量を表しており、消費電力よりも日々の電気の使用量に直結する値です。
数値が小さいほど、1回の炊飯で使う電力量が少なく済み、毎日炊飯する家庭ほどその差が積み重なっていきます。数値が大きい機種は、その分1回ごとに使う電力量が多くなるわけです。
1回あたりの消費電力量は象印が179Whでもっとも少なく、パナソニックの228Wh/回(エコ炊飯)、タイガーの239Wh/回より少なくなっています。毎日炊飯する家庭では、この少なさが積み重なって効いてくるでしょう。
消費電力量(保温時・1時間)
この数値は、炊き上がったご飯を1時間保温するのに使う電力量を表しています。保温する時間が長い家庭ほど、この数値の影響を受けます。
数値が小さいほど、長時間保温してもその分の電力量を抑えられます。数値が大きい機種は、保温時間が長くなるほど使う電力量も増えていくんです。
1時間あたりの保温の消費電力量はパナソニックが21.8Whでもっとも少なく、タイガーの22.2Wh/時、象印の22.5Whと続きます。3機種の差はわずかなので、保温時間の長さだけで選ぶ決め手にはなりにくい項目ではないでしょうか。
年間消費電力量
年間消費電力量は、1年間使い続けたときに見込まれる電力量の合計を表す数値です。
数値が小さいほど、1年を通して使う電力量の合計が少なくなります。炊飯や保温の頻度が多い家庭ほど、この年間の数値の差が積み重なっていくでしょう。
年間消費電力量は象印が120.6kWh(エコ炊飯)でもっとも少なく、パナソニックの136kWh/年、タイガーの140kWh/年より少なくなっています。年間を通じた電力の使用量を抑えたい場合は、象印の数値の少なさが目立ちますね。
省エネ基準達成率
省エネ基準達成率は、国が定めた省エネルギー基準に対して、どれだけ効率よく電力を使えているかを示す割合です。100%が基準を満たすラインで、これを上回るほど基準よりも効率が良いことになります。
数値が大きいほど、基準に対して効率よく電力を使えていることになります。基準ちょうどの100%でも、省エネルギー基準そのものは満たしていることに変わりありません。
省エネ基準達成率は象印が111(エコ炊飯)でもっとも高く、パナソニックの103%、タイガーの100%と続きます。基準に対する効率の高さを重視するなら、象印の数値が目を引くはずです。
ふたを開けたときの高さ
ふたを開けたときの高さは、炊飯器を設置した状態でふたを全開にするために必要な高さです。棚や吊り戸棚の下に置く場合、この高さ分の空間がないとふたが開けられません。
数値が大きいほど、設置場所の上方により多くの空間が必要になります。数値が小さい機種は、吊り戸棚の下など上部の空間が限られる場所にも置きやすくなるでしょう。
ふたを開けたときの高さはタイガーが49.9cm、パナソニックが50.0cmとほぼ同じです。上部の空間が限られる置き場所を考えている場合は、どちらもほぼ同じ高さの余裕を見ておく必要がありますね。
質量
質量が軽いほど、内釜を取り出して洗ったり、掃除のために持ち上げたりする際の負担が小さくなります。質量が重い機種は、その分毎回の出し入れで重さを感じることになるでしょう。
質量はタイガーが6.6kgともっとも軽く、パナソニックの約8.1kg、象印の9.5kgと続きます。内釜の出し入れや持ち上げる場面が多い家庭では、タイガーの軽さが扱いやすさにつながるのではないでしょうか。
電気代で選ぶなら
1回の炊飯でどれだけ電気を使うかを見ると、NX-AB18が179Wh、SR-X918Eが228Wh(エコ炊飯)、JRI-T180が239Wh/回です。1日1回炊飯する家庭では、この差が炊くたびに積み重なっていくので、日常的に炊飯器を使う頻度が高いほどNX-AB18の179Whという数字の意味が大きくなるはずです。
1年を通した消費電力量でも同じ傾向が出ていて、NX-AB18が120.6kWh(エコ炊飯)、SR-X918Eが136kWh、JRI-T180が140kWh/年です。省エネ基準達成率もNX-AB18が111(エコ炊飯)、SR-X918Eが103%、JRI-T180が100%の順で、NX-AB18が年間を通じて電気の使用量を抑えやすい機種だとわかります。
一方で保温にまわすと順位が変わります。保温1時間あたりの消費電力量はSR-X918Eが21.8Whで最も少なく、NX-AB18は22.5Wh、JRI-T180は22.2Wh/時です。
炊飯後すぐに食べきらず、保温を長く使う習慣がある家庭では、この保温時の差も合わせて考える価値があるでしょう。
お手入れのしやすさ
SR-X918Eは、ワンタッチふた加熱板、フラット天面パネル、ステンレスクリアフレーム、圧力お手入れ(クリーニング)機能、ふた加熱板丸洗いと、洗う対象になる部品が具体的に挙げられています。ふた加熱板は食洗機にも対応しているため、手洗いの手間を減らせる部分が多い作りといえます。
NX-AB18も、フラットフレーム、フラット庫内(サイドセンサー部を除く)、フラットトップパネル、洗える内ぶた、クリーニング機能と、汚れがたまりやすい段差や隙間を減らす方向でまとめられています。内ぶたは食器洗い乾燥機にも対応しているので、内ぶたを毎回手洗いする手間を省けるわけです。
どちらの機種も、毎日使うものだからこそ洗う部品を減らし、丸ごと洗えるパーツを増やすという考え方で作られています。ふたや庫内のフラット化、部品ごとの食洗機対応は、日々の手入れにかかる時間そのものを短くする方向に効いてくるのではないでしょうか。
置き場所と重さ
本体の外形寸法では、JRI-T180が幅27.5cm・高さ25cmでもっとも小さく、SR-X918Eが奥行32.7cmでもっとも小さくなっています。キッチンの横幅や高さに制約があるならJRI-T180が置きやすく、奥行を切り詰めたい場所にはSR-X918Eが収まりやすい、という違いですね。
質量はJRI-T180が6.6kgでもっとも軽く、SR-X918Eが約8.1kg、NX-AB18が9.5kgでもっとも重くなっています。炊飯器は使うたびに動かすものではありませんが、水洗いのために持ち上げたり、収納場所から出し入れしたりする場面を考えると、軽いほうが扱いやすい機種になるでしょう。
炊飯容量については、3機種とも1升(1.8L)まで炊ける点は共通しています。NX-AB18は1合〜1升炊き0.18〜1.8Lと下限まで数値で示されているので、少量だけ炊きたいときの目安がつかみやすくなっています。
加熱方式と炊飯容量
加熱方式は、SR-X918Eが「大火力包み加熱」、JRI-T180が「圧力IH」とそれぞれ明記されています。圧力をかけて高温で炊き上げる仕組みは炊飯器では広く採用されている方式で、SR-X918Eの「大火力包み加熱」はパナソニックが独自に名付けた加熱の呼び方です。
炊飯容量はいずれも1合から1升(1.8L)までに対応しており、家族の人数分から来客時のまとめ炊きまでカバーできる範囲は3機種で共通しています。NX-AB18だけは0.18〜1.8Lと下限の容量も具体的な数値で示されているため、少人数分だけ炊く機会が多い人には目安として使いやすい表記といえます。
炊ける量そのものでは大きな差がつかない3機種なので、実際に選ぶときの決め手は、加熱方式の呼び方よりも電気代や本体の大きさ・重さといった、日々の使い勝手に直結する数字になってくるのではないでしょうか。
まとめ
1回の炊飯でも1年間トータルでも、電気代を抑えたいなら象印NX-AB18が最も有利な数字を持っています。設置スペースや持ち運びのしやすさを優先するならタイガーJRI-T180が小さく軽く、洗う部品の丸洗いのしやすさを重視するならパナソニックSR-X918Eと象印NX-AB18が候補になります。
目的に応じて見るべき数字が変わるので、それぞれの差がどこに効いてくるか見ていきましょう。
目的別に選ぶなら
炊くたびの電気代を抑えたい
象印 炎舞炊き 2026年モデル(NX-AB18)
| 消費電力量(炊飯時・1回) | 179Wh |
|---|
1回の炊飯にかかる消費電力量は、NX-AB18が179Whで、次に良いSR-X918Eの228Wh(エコ炊飯)より49Wh少なく済みます。毎日1回は炊飯するご家庭なら、この49Whの差は炊くたびに積み重なっていくので、年間で見るとまとまった差になるはずです。
1年の電気代を抑えたい
象印 炎舞炊き 2026年モデル(NX-AB18)
| 年間消費電力量 | 120.6kWh(エコ炊飯) |
|---|
年間消費電力量は、NX-AB18が120.6kWh(エコ炊飯)で、次に良いSR-X918Eの136kWhより15.4kWh少なくなります。省エネ基準達成率もNX-AB18が111(エコ炊飯)と3機種の中でもっとも高く、1年を通じて使う電気の総量を抑えたい家庭に向いているといえます。
どれを選ぶべきか
象印炎舞炊き 2026年モデル(NX-AB18)
NX-AB18は、炊飯1回あたりの消費電力量が179Wh、年間消費電力量が120.6kWh(エコ炊飯)と、電気代を抑えたい人に最も向いた数字を持っています。フラットフレームやフラット庫内、洗える内ぶたなど、汚れがたまりやすい場所を減らす作りも備えているんです。
一方で本体の奥行は36cm、高さは27cm、質量は9.5kgと3機種の中でもっとも大きく重いため、置き場所や持ち運びのしやすさでは他の2機種に譲ります。
パナソニックビストロ 2026年モデル(SR-X918E)
SR-X918Eは、保温1時間あたりの消費電力量が21.8Whと3機種の中でもっとも少なく、長時間保温を使う機会が多い家庭に向いているといえます。ワンタッチふた加熱板やフラット天面パネル、ステンレスクリアフレームなど、洗う部品を丸洗いや食洗機に対応させている点も日々の手入れの負担を減らしてくれます。
一方で炊飯1回あたりの消費電力量は228Wh(エコ炊飯)で、NX-AB18の179Whより49Wh多くかかります。
タイガー炊きたて 2026年モデル(JRI-T180)
JRI-T180は、本体の幅が27.5cm、高さが25cmと3機種の中でもっとも小さく、質量も6.6kgともっとも軽いため、置き場所を選びにくいキッチンや持ち運びを考える人に向いているでしょう。加熱方式は圧力IHと明記されており、消費電力そのものは1,340Wと3機種の中で最小です。
一方で炊飯1回あたりの消費電力量は239Wh/回、年間消費電力量は140kWh/年、省エネ基準達成率は100%と、電気代の面では3機種の中でやや見劣りします。



