A3対応のプリンター 徹底比較 2026年版|給紙の多さと本体の軽さで選ぶA3機5台
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今回比較するのはこちらの5機種
CANONSatera 2026年モデル(MF7825F)
EPSONプリンター 2026年モデル(VP-F4400E)
京セラECOSYS 2026年モデル(P4145DN)
ブラザープリンター 2026年モデル(MFC-J7110CDW)
OKICOREFIDO EX 2025年モデル(B833DN)
項目ごとの比較
方式
方式は、紙に文字を載せる仕組みの違いです。レーザーとLEDは、トナーを熱で紙に定着させます。インクジェットは、液体のインクを紙に吹き付けます。ドットインパクトは、ピンでインクリボンを叩いて印字する方式で、複写式の伝票で使われてきました。
CANON MF7825F、京セラ P4145DN、OKI B833DNはモノクロのトナー方式なので、黒一色の書類を印刷する用途に絞った機種です。ブラザー MFC-J7110CDWのインクジェットは熱で定着させないため、消費電力の表でもほかの方式より低い値になっています。EPSON VP-F4400Eのドットインパクトは紙を叩いて印字するので、ほかの4台とは用途そのものが異なるといえます。
黒一色の書類を大量に印刷するなら、CANON MF7825F、京セラ P4145DN、OKI B833DNの3台から選ぶことになります。電力を抑えたいならブラザー MFC-J7110CDW、叩いて印字する方式が必要ならEPSON VP-F4400Eが候補です。
印刷速度(モノクロ)
モノクロ印刷速度は、黒一色の書類を続けて印刷したときの速さを表します。値が大きいほど、枚数の多い書類を早く刷り終えられるわけです。
値が示されているのは、CANON MF7825Fの25 枚とブラザー MFC-J7110CDWの31 枚です。ブラザー MFC-J7110CDWのほうが6 枚多いので、会議資料をまとめて刷るような場面では待ち時間が短くなるでしょう。一方で、CANON MF7825Fは給紙枚数が多いため、紙を補充する回数を減らせます。
この2台で比べると、速さを優先する人にはブラザー MFC-J7110CDWが合います。紙の補充の手間まで含めて考える人には、CANON MF7825Fが合うのではないでしょうか。
印刷解像度
印刷解像度は、1インチの中にどれだけ細かく点を打てるかを表す値です。値が大きいほど、小さな文字や細い線をなめらかに再現しやすくなります。
CANON MF7825Fの4800x2400 dpiとブラザー MFC-J7110CDWの4800x1200 dpiは、細かい表や図面を刷りたい人に向いた値です。京セラ P4145DNとOKI B833DNは同じ1200x1200 dpiで、一般的な文書の文字をくっきり刷るには十分な値です。EPSON VP-F4400Eの180 dpiは粗い値ですが、伝票の文字や数字を印字する用途ならこの細かさで用が足りるはずです。
細かい図や小さな文字を刷る機会が多いなら、CANON MF7825Fかブラザー MFC-J7110CDWを選んでみてください。京セラ P4145DNとOKI B833DNは、この項目では同じ値です。
給紙枚数
給紙枚数は、本体に一度にセットしておける用紙の量です。値が大きいほど、紙を補充する回数が減ります。
CANON MF7825Fは1400 枚をセットでき、ブラザー MFC-J7110CDWの350 枚より1050 枚多く入ります。印刷量の多い職場では、紙切れで印刷が止まる回数がそれだけ減るでしょう。ただし、CANON MF7825Fは5台の中でいちばん重く、本体も大きくなっています。
紙の補充の手間を減らしたいなら、CANON MF7825Fがいちばん有利です。置き場所を抑えつつ給紙量も確保したい人には、600 枚の京セラ P4145DNがちょうどよい機種になるのではないでしょうか。
消費電力
消費電力は、動作中に使う電力の大きさです。トナー方式は用紙に熱を加えて定着させるため、値が大きくなりやすい傾向があります。
CANON MF7825Fの1500 Wと、ブラザー MFC-J7110CDWの30 Wには、1470 Wの差があります。1334 Wから1500 WのCANON MF7825F、京セラ P4145DN、OKI B833DNを置くなら、同じコンセントの回路で電子レンジやヒーターを同時に使わないように気をつけましょう。ブラザー MFC-J7110CDWとEPSON VP-F4400Eなら、ほかの機器と電源を分け合っても気にせずに済みます。
電源の取り回しを気にしたくない人には、ブラザー MFC-J7110CDWとEPSON VP-F4400Eが合います。トナー方式の3台を選ぶ場合は、置き場所の電源回路にゆとりがあるかを確かめておくと安心です。
本体の大きさ
CANON MF7825Fは565x862x712 mmで、3つの値のうち2つがほかの4台よりはっきり大きくなっています。そのため、机の上ではなく床に置く前提で場所を確保することになります。OKI B833DNの478x286x392 mmと京セラ P4145DNの477x343x410 mmは、A3機としてはまとまった大きさです。EPSON VP-F4400Eは630x276x433 mmで、最初の値が5台の中でいちばん大きくなっています。
机の上や棚にA3機を収めたいなら、OKI B833DNか京セラ P4145DNが候補です。床に専用の場所を取れるなら、給紙量の多いCANON MF7825Fも選べるでしょう。
質量
EPSON VP-F4400Eは18.9 kgで、69 kgのCANON MF7825Fより50.1 kg軽くなっています。ブラザー MFC-J7110CDWの20 kg、京セラ P4145DNの21 kg、OKI B833DNの24 kgまでなら、レイアウト変更のときに動かすのもそれほど大変ではないでしょう。CANON MF7825Fは一人で動かせる重さではありませんが、その分、1400 枚の給紙を備えています。
席替えやオフィスの移転で動かす機会があるなら、20 kg前後の4台から比べてみてください。一度置いたら動かさない前提で給紙量を優先するなら、CANON MF7825Fが候補になります。
印刷方式の違いが仕上がりの細かさを左右します
今回の5機種は、モノクロレーザーが2機種、モノクロLEDプリンタ、インクジェット、ドットインパクトが1機種ずつと、方式がばらばらです。同じA3対応でも、方式が違えば得意な仕事も変わってきますよね。
印刷解像度を見ると、CANON MF7825Fの4800x2400 dpiとブラザー MFC-J7110CDWの4800x1200 dpiが高く、京セラ P4145DNとOKI B833DNは1200x1200 dpiで並んでいます。EPSON VP-F4400Eは180 dpiで、ほかの機種とは大きく離れています。
細かい文字や図をくっきり出したいなら、上位2機種のどちらかを選ぶと満足しやすいはずです。
大きさと重さはCANON MF7825Fだけが別格です
CANON MF7825Fは565x862x712 mm、69 kgと、ほかの4機種とは明らかに規模が違います。いちばん軽いEPSON VP-F4400Eの18.9 kgと比べると50.1kg重く、設置には専用の場所を用意する必要があるのです。
それ以外の4機種は、質量が18.9 kgから24 kgの範囲に収まっていて、重さの差はそれほど大きくありません。大きさでは、OKI B833DNと京セラ P4145DNがコンパクトにまとまっており、EPSON VP-F4400Eは630x276x433 mmと横に広い形です。
机の上や棚に置くなら、幅と奥行きが置き場所に合うかを先に確かめてみてください。
消費電力は方式によって大きく分かれます
消費電力は、レーザー系の3機種が1334 Wから1500 Wと大きく、インクジェットのブラザー MFC-J7110CDWは30 W、ドットインパクトのEPSON VP-F4400Eは80 Wと小さくなっています。いちばん大きいCANON MF7825Fといちばん小さいブラザー MFC-J7110CDWの差は1470Wにもなります。
消費電力が大きい機種は、ほかの電気機器と同じコンセントを使う場所では、ブレーカーへの負担を考えて置き場所を決める必要があるでしょう。電源まわりに余裕がない事務所や家庭では、ブラザー MFC-J7110CDWやEPSON VP-F4400Eのほうが置き場所を選びにくくなります。
給紙枚数は印刷量に合わせて選びます
給紙枚数は、CANON MF7825Fの1400 枚が突出していて、京セラ P4145DNの600 枚、OKI B833DNの390 枚、ブラザー MFC-J7110CDWの350 枚と続きます。一度に積める枚数が多いほど、紙切れで印刷が止まる場面が減るわけです。
ただし、給紙枚数の多さは本体の大きさや重さと引き換えになっている面があります。毎日まとまった量を印刷する職場ならCANON MF7825Fの大容量が生きますが、印刷量がそこまで多くなければ、京セラ P4145DNの600 枚でも補充の手間は十分に抑えられるでしょう。
まとめ
用紙の補充をできるだけ減らしたいなら、給紙枚数がいちばん多いCANON MF7825Fを選ぶのがよいでしょう。置き場所を動かすことがあり、軽さを重視するなら、質量がいちばん軽いEPSON VP-F4400Eが候補になります。
どちらも得意な点がはっきりしている分、ほかの面で割り切りが必要になることも知ったうえで選んでください。
目的別に選ぶなら
用紙の補充の手間を減らしたい
CANON Satera 2026年モデル(MF7825F)
| 給紙枚数 | 1400 枚 |
|---|
CANON MF7825Fの給紙枚数は1400 枚で、次に多い京セラ P4145DNの600 枚より800枚多く積めます。印刷量の多い職場では、紙切れで作業が止まる回数や、用紙を補充しに行く回数がそれだけ減るのではないでしょうか。
ただし本体は69 kgと5機種の中でとびぬけて重いので、一度置いたら動かさない前提で選ぶ機種です。
置き場所を動かしやすい軽さがほしい
EPSON プリンター 2026年モデル(VP-F4400E)
| 質量 | 18.9 kg |
|---|
EPSON VP-F4400Eの質量は18.9 kgで、次に軽いブラザー MFC-J7110CDWの20 kgより1.1kg軽くなっています。差はわずかですが、レイアウト変更や掃除のときに本体を動かす機会がある場所では、少しでも軽いほうが扱いやすいでしょう。
一方で印刷解像度は180 dpiにとどまるため、細かい文字や写真をきれいに出したい用途には向きません。
どれを選ぶべきか
CANONSatera 2026年モデル(MF7825F)
大量の用紙をセットしておき、補充の手間をかけずに印刷を続けたいオフィスに向いています。印刷解像度も4800x2400 dpiと5機種の中で最も数値が高く、細かい表現を求める書類にも対応しやすい機種です。
その反面、本体の大きさは565x862x712 mm、質量は69 kgで、消費電力も1500 Wと5機種の中でいちばん大きいため、設置場所と電源に余裕があることが前提になるでしょう。
EPSONプリンター 2026年モデル(VP-F4400E)
5機種の中で最も軽い18.9 kgで、消費電力も80 Wと小さいため、置き場所を動かすことがある環境や、電源容量に余裕がない場所に置きやすい機種です。方式はドットインパクトで、ほかの4機種とは印刷のしくみそのものが異なります。
印刷解像度は180 dpiと5機種の中で最も低いので、仕上がりの細かさを重視する人には向かないかもしれません。
京セラECOSYS 2026年モデル(P4145DN)
給紙枚数は600 枚で、CANON MF7825Fに次いで多く積めるため、補充の手間をある程度抑えつつ、本体は小さめにまとめたい人に向いています。質量は21 kgで、CANON MF7825Fの69 kgと比べると48kg軽く、設置の負担はかなり小さくなるはずです。
ただし消費電力は1334 Wと大きめで、この点ではインクジェットのブラザー MFC-J7110CDWやドットインパクトのEPSON VP-F4400Eに大きく及びません。
ブラザープリンター 2026年モデル(MFC-J7110CDW)
消費電力が30 Wと5機種の中で最も小さく、電気の使用を抑えたい人に向いています。印刷速度(モノクロ)は31 枚で、CANON MF7825Fの25 枚より6枚多く、印刷解像度も4800x1200 dpiと高めです。
一方で給紙枚数は350 枚と5機種の中で最も少ないため、印刷量が多い場合は用紙を補充する回数が増えてしまいます。
OKICOREFIDO EX 2025年モデル(B833DN)
本体の大きさが478x286x392 mmで、京セラ P4145DNの477x343x410 mmと比べると2つめと3つめの数値が小さく、机まわりの限られたスペースに収めたい人に向いています。給紙枚数は390 枚で、ブラザー MFC-J7110CDWの350 枚より40枚多く積めます。
ただし質量は24 kgで、同じくらいの大きさの京セラ P4145DNより3kg重く、消費電力も1400 Wと大きめな点は覚えておきましょう。



