5ベイ以上のNAS 徹底比較 2026年版|ベイの数と回線の太さで選ぶ4台
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今回比較するのはこちらの4機種
SynologyDiskStation 2026年モデル(DS1525NEO+)
ASUSTORLOCKERSTOR 6 Gen2+ v2 2025年モデル(AS6706T)
バッファローTeraStation WSS 2025年モデル(WSH5620DN12S5)
QNAPNAS 2024年モデル(TS-632X-4G)
項目ごとの比較
ドライブベイ数
ドライブベイ数は、本体に入れられるハードディスクやSSDの台数です。台数が多いほど合計の容量を大きくでき、冗長性を持たせる構成も組みやすくなります。
6ベイの機種は、Synology DS1525NEO+より1台多くドライブを入れられます。そのため、後からドライブを足して容量を増やす余地が残るわけです。一方で5ベイのSynology DS1525NEO+は、すべてのベイを埋めるのに必要なドライブが1台少なく済みます。
長く使って容量を増やしていくつもりなら、6ベイのASUSTOR AS6706T、バッファロー WSH5620DN12S5、QNAP TS-632X-4Gが向いています。5台のドライブで足りると見込めるなら、Synology DS1525NEO+でも不足はないでしょう。
ディスク搭載
「標準」はドライブが最初から入った状態で届くことを、「オプション」はドライブを別に用意して取り付けることを表します。
ドライブが標準で入っている機種は、届いてからドライブ選びや取り付けをせずに使い始められます。ただし、ドライブの銘柄や容量を自分で選ぶ余地はありません。オプションの機種はドライブを別に揃える手間がかかりますが、その分、容量や台数を用途に合わせて決められるのです。
ドライブ選びに手間をかけず、すぐに使い始めたい人にはバッファロー WSH5620DN12S5が合います。容量やドライブの種類を自分で決めたい人には、Synology DS1525NEO+、ASUSTOR AS6706T、QNAP TS-632X-4Gをおすすめします。
LAN速度
LAN速度は、ポート1つあたりの通信速度の上限です。GbEの前の数字が大きいほど、大きなファイルを速く読み書きできます。RJ-45は一般的なLANケーブルを挿す端子で、SFP+は対応するモジュールやケーブルを挿して使う端子です。
速いポートの力を引き出すには、つなぐスイッチやパソコンの側も同じ速度に対応している必要があります。今あるLAN機器が遅いままなら、速いポートを持つ機種を選んでも速さは出ません。また、SFP+のポートはRJ-45の機器とそのままではつながらないため、SFP+に対応したスイッチなどが必要になりますよね。
普段使っているLANケーブルのまま10GbEで使いたいならバッファロー WSH5620DN12S5が、SFP+対応のスイッチを持っていて10GbEを2本つなぎたいならQNAP TS-632X-4Gが合います。5GbE対応の機器で揃えるならASUSTOR AS6706T、2.5GbEの環境で使うならSynology DS1525NEO+が釣り合うはずです。
RAID
RAIDは、複数のドライブをまとめて1つの領域として扱う構成方式です。どの方式を選ぶかで、使える容量と、ドライブが壊れたときにデータを守れるかどうかが変わります。Synology Hybrid RAIDはSynology独自の構成方式で、global hot spareは、ドライブが故障したときに代わりを務める予備のドライブを置いておく仕組みです。
RAID 5と6はドライブの故障に備えつつ容量も確保しやすく、6はより多くのドライブ故障に耐えられる代わりに使える容量が減ります。RAID 0は全容量を使えて速くなりますが、ドライブが1台壊れるとデータを失ってしまいます。4機種ともRAID 5/6/10が示されているので、よく使われる構成はどれでも選べますね。
Synologyの管理方式に沿ってドライブを組みたいならSynology DS1525NEO+が、予備ドライブを置いて故障時の入れ替えを任せたいならQNAP TS-632X-4Gが合います。RAID 5や6で組む前提なら、どの機種を選んでも構成で困ることはないでしょう。
本体の大きさ
3辺の数値は機種ごとに大きく違い、バッファロー WSH5620DN12S5は1辺が170mmと細く、別の1辺が260mmと長い形です。QNAP TS-632X-4Gは1辺が165mmと低く抑えられている一方で、別の1辺は226.5mmあります。置き場所によって、細長い形と平たい形のどちらが収まるかが変わってきます。
3辺とも比較的小さな数値に収まっているのはSynology DS1525NEO+で、狭い棚に置きたい人に向いています。ほかの3機種は、置き場所の幅・奥行き・高さと照らし合わせて、収まる形の機種を確かめてみてください。
6ベイの3機種は、ディスク1台分の余裕が決め手になります
今回の4機種のうち、AS6706T、WSH5620DN12S5、TS-632X-4Gの3機種がドライブベイ6つ、DS1525NEO+が5つです。差は1台分ですが、NASでは使える容量と冗長性の両方がディスクの台数で決まるため、この1台は数字以上の意味を持つといえます。
RAIDについては、4機種ともRAID 0/5/6/10が示されています。RAID 6はディスク2台が同時に壊れてもデータを守れる構成で、そのぶん2台分の容量を冗長性に回します。
6ベイならその2台を差し引いても4台分を容量に使えるため、安全性を優先しながら容量も確保したい人ほど6ベイの3機種が選びやすくなるでしょう。
ネットワークの速さは、手持ちの機器と配線に合わせて選びます
LANのポート構成は4機種でばらばらで、ここが選び分けのもう一つの軸になります。DS1525NEO+は2.5GbEポートが2つ、AS6706T は5GbEポートが2つ、WSH5620DN12S5は1GbEポート2つと10GbEポート(RJ-45)1つ、TS-632X-4Gは2.5GbEポート2つと10GbEポート(SFP+)2つです。
ふだんのLANケーブルのまま速くしたいなら、RJ-45のポートを持つAS6706TやWSH5620DN12S5が扱いやすいのではないでしょうか。TS-632X-4Gの10GbEはSFP+なので、対応するスイッチやケーブルをそろえる必要がありますが、そのぶん高速な回線を2本使える構成になっています。
大容量の動画ファイルを複数のパソコンから同時に扱う事務所なら、この2本の差が効いてきますよね。
ディスクを自分で選ぶか、最初から入っているものを選ぶかで分かれます
WSH5620DN12S5はディスクが標準で搭載されており、届いたらすぐに使い始められる形です。残る3機種はディスクがオプションなので、容量やメーカーを自分で選んで組み込むことになります。
ディスク選びから楽しみたい人と、設定の手間を減らして早く使い始めたい人とで、向く機種がはっきり分かれるはずです。
本体の大きさは、DS1525NEO+が230x166x223 mm、AS6706Tが233x185.5x230 mm、WSH5620DN12S5が170x260x230 mm、TS-632X-4Gが235x226.5x165 mmです。6ベイの機種でも5ベイのDS1525NEO+と大きく変わらない寸法に収まっているものが多く、置き場所の都合でベイ数をあきらめる必要はあまりありません。
ただしWSH5620DN12S5とTS-632X-4Gは寸法の比率がほかと異なるため、棚の幅や高さに合わせて選んでみてください。
まとめ
ディスクをたくさん積んで容量や安全性を確保したいなら、ドライブベイを6つ持つASUSTOR AS6706T、バッファロー WSH5620DN12S5、QNAP TS-632X-4Gの3機種が候補になります。3機種の中では、ネットワークのポート構成とディスクが最初から入っているかどうかで向く人が分かれるはずです。
Synology DS1525NEO+はベイが5つで、2.5GbEポートを2つ備えています。
目的別に選ぶなら
ディスクをたくさん積んで容量や安全性を確保したい
ASUSTOR LOCKERSTOR 6 Gen2+ v2 2025年モデル(AS6706T)
バッファロー TeraStation WSS 2025年モデル(WSH5620DN12S5)
QNAP NAS 2024年モデル(TS-632X-4G)
| ドライブベイ数 | 6 |
|---|
AS6706T・WSH5620DN12S5・TS-632X-4Gはどれもドライブベイが6つあり、5ベイのDS1525NEO+より1台多くディスクを積めます。ディスク1台分の余裕があると、同じ容量のディスクで組んだときに使える容量を増やせますし、RAID 6のように2台分を冗長性に回す構成でも、手元に残る容量を確保しやすくなるでしょう。
写真や動画、業務データが年々増えていく家庭や事務所ほど、この1ベイの差がありがたく感じられるのではないでしょうか。
どれを選ぶべきか
SynologyDiskStation 2026年モデル(DS1525NEO+)
5ベイの構成で十分に足りる容量を見込めていて、2.5GbEポート2つで家庭や小さな事務所のネットワークにつなぎたい人に向いています。RAIDはRAID 0/1/5/6/10とSynology Hybrid RAIDが示されており、構成の選択肢は広く取られているといえます。
一方でドライブベイは6ベイの3機種より1つ少ないため、将来ディスクを足して容量を伸ばしたい人は、その余地が1台分小さくなる点を踏まえて選んでください。
ASUSTORLOCKERSTOR 6 Gen2+ v2 2025年モデル(AS6706T)
6ベイでたっぷりディスクを積みたく、5GbEポート2つで一般的なLANケーブルの配線のまま速度を上げたい人に向いています。5GbEは2.5GbEより2.5GbE速い規格ですから、大きなファイルをパソコンとやり取りする機会が多い人ほど待ち時間の差を感じやすくなるでしょう。
ただし、10GbEポートを持つWSH5620DN12S5やTS-632X-4Gと比べると、ポート1本あたりの速さでは5GbE下回ります。
バッファローTeraStation WSS 2025年モデル(WSH5620DN12S5)
ディスクが標準で搭載されているため、ディスクを別に選んで組み込む手間をかけずに6ベイのNASを使い始めたい人に向いています。LANは1GbEポート2つに加えて、LANケーブルで使える10GbEポート(RJ-45)が1つあり、速い回線を1本だけ引ければよい環境と相性が良い構成です。
反面、10GbEポートは1つだけなので、高速な接続を複数本に分けたい人にはTS-632X-4Gのほうが合うかもしれません。
QNAPNAS 2024年モデル(TS-632X-4G)
6ベイの容量に加えて、10GbEポート(SFP+)を2つと2.5GbEポートを2つ持ち、速い回線を複数つなぎたい人に向いています。RAIDはRAID 0/1/5/6/10に加えてglobal hot spareが示されています。
弱いところとして、10GbEポートはSFP+なので、LANケーブルを挿すRJ-45とは違い、SFP+に対応したスイッチやケーブルを用意する必要があります。



