10GbE対応のNAS 徹底比較 2026年版|ベイ数と10GbEポートの形で選ぶ4機種
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今回比較するのはこちらの4機種
IODATALAN DISK Z 2026年モデル(HDL2-Z25SI3B08B)
ASUSTORLOCKERSTOR 4 Gen3 2024年モデル(AS6804T)
QNAPNAS 2024年モデル(TS-432X-4G)
UGREENDXP4800 Plus 2025年モデル
項目ごとの比較
ドライブベイ数
ドライブベイ数は、本体に入れられるHDDやSSDの台数です。台数が多いほど保存できる容量の上限が上がり、組めるRAIDの種類も増えます。
4ベイの機種は、あとからドライブを足して容量を増やせる余地があり、容量と冗長性を両方取りやすくなります。一方で2ベイの機種はドライブが2台で済むため、構成を小さくまとめたい人には扱いやすいでしょう。
ASUSTOR AS6804T、QNAP TS-432X-4G、UGREEN DXP4800 Plus の3機種は4ベイで、ここでは横並びです。IODATA HDL2-Z25SI3B08B は2ベイなので、容量を段階的に増やしていきたい人は4ベイの3機種から選ぶほうが向いています。
ディスク搭載
ディスク搭載が「標準」の機種は、ドライブが入った状態で届きます。「オプション」の機種は、本体とは別にドライブを用意して取り付ける必要があります。
ドライブが標準で入っている機種は、自分でドライブを選んだり取り付けたりする手間がなく、届いてすぐに使い始められますね。ドライブを別に用意する機種は準備に手間がかかりますが、容量やメーカー、HDDかSSDかを自分の用途に合わせて選べます。
ドライブ選びまで任せたい人には、ドライブが標準で入っている IODATA HDL2-Z25SI3B08B が合うでしょう。容量や種類を自分で決めたい人には、ASUSTOR AS6804T、QNAP TS-432X-4G、UGREEN DXP4800 Plus の3機種が合います。
LAN速度
10GbEポートには、一般的なLANケーブルを挿すRJ-45形と、トランシーバーモジュールやDACケーブルを使うSFP+形があります。どちらの形かによって、つなぐスイッチやPC側に必要なポートが変わりますね。
RJ-45形の10GbEは、10GBASE-Tに対応したスイッチやPCにLANケーブルでそのままつなげます。SFP+形は、相手側にもSFP+ポートが必要になるほか、モジュールかDACケーブルを別に用意しなければなりません。ただし、すでにSFP+のスイッチを使っている環境には、SFP+形のほうがそのまま収まるでしょう。
ASUSTOR AS6804T は10GbEポートを2つ、5GbEポートを2つ備えていて、4機種の中で高速なポートの数が最も多い構成です。手元の機器がRJ-45の10GbEなら IODATA HDL2-Z25SI3B08B、ASUSTOR AS6804T、UGREEN DXP4800 Plus が合い、SFP+でネットワークを組んでいる人には QNAP TS-432X-4G が合います。
RAID
RAIDは、複数のドライブをまとめて使う方式です。RAID 0は速さと容量を優先し、RAID 1はドライブ2台に同じ内容を書いて故障に備えます。RAID 5、6、10は、ドライブを3台以上使って容量と故障への備えを両立させる方式です。
RAID 5やRAID 6を組めると、ドライブの一部を故障への備えに回しながら、残りを容量として広く使えます。RAID 0と1だけの機種は選べる構成が少ない反面、2台のドライブをミラーにするか束ねるかを決めるだけで済むため、構成で迷うことがないでしょう。
ASUSTOR AS6804T、QNAP TS-432X-4G、UGREEN DXP4800 Plus の3機種はRAID 5、6、10まで組めるので、容量と故障への備えを両立させたい人に向いています。IODATA HDL2-Z25SI3B08B はRAID 0と1なので、2台をミラーにして手堅く保存したい人に合いますね。
本体の大きさ
本体が小さい機種は、棚やデスクの隙間にも置き場所を見つけやすくなります。4ベイの機種はドライブを多く積める分だけ本体が大きくなるので、置き場所の寸法をあらかじめ確かめておきましょう。
IODATA HDL2-Z25SI3B08B は101x160x210 mmで、4機種の中で最もコンパクトにまとまっています。4ベイの3機種は寸法の比率がそれぞれ違い、UGREEN DXP4800 Plus は257.5 mmの辺が長いので横に広いスペースがある場所に、QNAP TS-432X-4G は165 mmの辺が短いので奥行きの浅い棚に収めやすいでしょう。
ベイ数の差がそのまま容量と守り方の差になります
4機種のうち、AS6804T、TS-432X-4G、DXP4800 Plusの3機種がドライブベイ4つで、HDL2-Z25SI3B08Bだけが2つです。ベイが2台分多いと、同じ容量のディスクでも入れられる総容量が増えるうえ、RAIDの組み方の選択肢も広がりますね。
4ベイの3機種はRAID 5/6/10を組めるので、容量を確保しながらディスクの故障に備える構成を取れます。HDL2-Z25SI3B08BはRAID 0/1なので、速さを取るか、2台で同じデータを持って守るかの二択になるわけです。
長く使うほどデータは増えていくので、数年先の容量まで考えるなら4ベイを選んでおくと安心でしょう。
10GbEポートの数と端子の形で使い勝手が変わります
4機種とも10GbEポートを備えていますが、数と端子の形はそれぞれ違います。AS6804Tは10GbEポート(RJ-45)が2つあり、HDL2-Z25SI3B08BとDXP4800 Plusは10GbEポート(RJ-45)が1つです。
TS-432X-4Gは10GbEポートがSFP+で1つになります。
RJ-45の10GbEポートなら、普段使っているLANケーブルの延長で10GbE対応のスイッチやパソコンにつなげます。SFP+はそれに合ったスイッチやケーブルが必要になるため、すでにSFP+の機器を持っている人には向きますが、これから10GbE環境を整える人は手元の機器と合うかどうかを先に確かめておくと迷わずに済むでしょう。
10GbE以外のポートも、AS6804Tは5GbEが2つ、TS-432X-4Gは2.5GbEが2つ、HDL2-Z25SI3B08BとDXP4800 Plusは2.5GbEが1つです。10GbEに対応していないパソコンも同じNASにつなぐ家庭や職場では、こうしたポートの数と速さも使い心地に関わってくるのではないでしょうか。
ディスクが入っているかどうかで始めやすさが変わります
HDL2-Z25SI3B08Bはディスクが標準で搭載されていて、ほかの3機種はディスク搭載がオプション扱いです。ディスクが最初から入っていれば、容量や相性を自分で調べる手間がなく、届いたその日から使い始められますね。
ディスクを別に用意する3機種は、好きな容量のディスクを選んで組み合わせられるのが良いところです。最初は少ない台数で始めて、容量が足りなくなったら空いているベイに足していくといった使い方もしやすくなるでしょう。
本体の大きさはベイ数に合わせて大きくなります
2ベイのHDL2-Z25SI3B08Bは101x160x210 mmで、4機種の中でいちばん小さくまとまっています。4ベイの3機種は、AS6804Tが170x185.5x230 mm、TS-432X-4Gが170x226.5x165 mm、DXP4800 Plusが257.5x178x178 mmです。
HDL2-Z25SI3B08BとAS6804T、TS-432X-4Gを最初の辺で比べると69 mmの差があり、4ベイ機は2ベイ機よりひと回り大きな置き場所が必要になります。4ベイの中でも寸法の比率はそれぞれ違うので、置きたい棚の幅と奥行きに合わせて選んでみてください。
まとめ
ディスクをたくさん積んで容量や安全性を確保したいなら、4ベイのAS6804T、TS-432X-4G、DXP4800 Plusの3機種から選ぶことになります。IODATA HDL2-Z25SI3B08Bは2ベイでRAID 0/1の構成ですが、ディスクが標準で搭載されているため、届いてすぐに10GbEのNASとして使い始めたい人に合うでしょう。
4ベイの3機種の中では、10GbEポートの数と端子の形で選ぶと失敗しにくくなります。
目的別に選ぶなら
ディスクをたくさん積んで容量や安全性を確保したい
ASUSTOR LOCKERSTOR 4 Gen3 2024年モデル(AS6804T)
QNAP NAS 2024年モデル(TS-432X-4G)
UGREEN DXP4800 Plus 2025年モデル
| ドライブベイ数 | 4 |
|---|
AS6804T、TS-432X-4G、DXP4800 Plusはどれもドライブベイが4つあり、2ベイのHDL2-Z25SI3B08Bより2台多くディスクを入れられます。RAIDも3機種ともRAID 5/6/10まで組めるため、ディスクが1台や2台壊れてもデータを守れる構成を選べますね。
写真や動画が年々増えていく家庭や、仕事のデータを長く保管したい人ほど、この2台分の余裕が後から効いてくるのではないでしょうか。
どれを選ぶべきか
IODATALAN DISK Z 2026年モデル(HDL2-Z25SI3B08B)
ディスクが標準で搭載されているので、ディスク選びや組み込みの手間をかけずに10GbEのNASを使い始めたい人に向いています。本体の大きさは101x160x210 mmで、4機種の中でいちばん小さく、机の脇や棚にも置きやすいですね。
ただしドライブベイは2つでRAIDはRAID 0/1だけなので、あとから容量を大きく増やしたい人や、RAID 5/6で冗長性を確保したい人には物足りなくなるかもしれません。
ASUSTORLOCKERSTOR 4 Gen3 2024年モデル(AS6804T)
10GbEポート(RJ-45)を2つ、5GbEポート(RJ-45)を2つ備えていて、4機種の中でいちばん高速なポートの数が多い機種です。複数のパソコンから同時に大きなファイルを読み書きする環境や、ネットワークを分けて使いたい人に向いているでしょう。
4ベイで高速ポートも多い分、本体は170x185.5x230 mmあり、HDL2-Z25SI3B08Bより置き場所を広く取ります。
QNAPNAS 2024年モデル(TS-432X-4G)
4ベイでRAID 0/1/5/6/10に対応し、2.5GbEポート(RJ-45)を2つ備えているので、ディスクを多く積みながら既存の有線LANにも複数本つなぎたい人に向いています。気を付けたいのは、10GbEポートがSFP+で1つという点ですね。
RJ-45の10GbE機器しか持っていない場合は、SFP+に合うスイッチやケーブルを用意する必要があり、そこが導入のハードルになるでしょう。
UGREENDXP4800 Plus 2025年モデル
4ベイでRAID 0/1/5/6/10に対応し、10GbEポートがRJ-45なので、手元のLANケーブルと10GbE対応スイッチでそのまま高速につなぎたい人に向いています。一方で10GbEポートは1つ、2.5GbEポートも1つなので、高速なポートを複数使いたい人にはAS6804Tのほうが合うでしょう。
本体は257.5x178x178 mmで、最初の辺が4機種の中でいちばん長いため、置き場所の幅は事前に確かめておきたいところです。



