34型ウルトラワイドモニター 徹底比較 2026年版|画面の明るさとパネル特性で選ぶ5機種
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今回比較するのはこちらの5機種
LGエレクトロニクスモニター 2026年モデル(34U60ZB)
- 画面サイズ34 型(インチ)
- 解像度3440x1440
JAPANNEXTモニター 2026年モデル(JN-IPSC34UQ2)
- 画面サイズ34 型(インチ)
- 解像度3440x1440
ASUSモニター 2026年モデル(VA34VCPSR)
- 画面サイズ34 型(インチ)
- 解像度3440x1440
AcerNITRO ED0 2026年モデル(ED340CURJ0BMIIPX)
- 画面サイズ34 型(インチ)
- 解像度3440x1440
iiyamaProLite 2025年モデル(XUB3493WQSU-B6)
- 画面サイズ34 型(インチ)
- 解像度3440x1440
項目ごとの比較
パネルの方式
パネル方式は、画面がどのように光を制御して映像を映し出すかを分けるもので、VA方式とIPS方式があります。
VA方式は光を遮る性能に優れるため、暗い場面を締まった黒で表示しやすい一方、斜めから見ると色や明るさが変わりやすい傾向があります。IPS方式は上下左右どこから見ても色の変化が少なく、複数人で画面を囲む使い方に向きますが、暗部の締まりではVA方式に譲ることがあるのです。
LGエレクトロニクス、ASUS、AcerがVA方式、JAPANNEXTとiiyamaがIPS方式を採用しているため、画面を斜めから見る機会が多いか、暗い映像の締まりを重視するかで選び分けることになりますね。
最大リフレッシュレート
応答速度
応答速度は画面の色が切り替わるのにかかる時間を示す値で、数字が小さいほど動きの速い映像での残像が少なくなります。
応答速度が速いほど、動きの激しいゲームや映像で輪郭のにじみを感じにくくなりますが、日常的な文書作業や写真の閲覧ではその差を意識する場面は限られるでしょう。
Acerが1ms、iiyamaが1ms、JAPANNEXTが1.8msと速い値を示しており、動きの速いゲームを重視するならこの3機種が候補になります。LGエレクトロニクスは5ms、ASUSは4msです。
輝度(標準)
輝度は画面がどれだけ明るく発光できるかを示す値で、数字が大きいほど明るい部屋でも画面が見やすくなります。
輝度が高いほど、日中の窓際やカーテンを開けた部屋でも画面が見やすくなりますが、部屋を暗くして使う場合はこの差を感じにくくなるかもしれません。
iiyamaが400cd/m2で最も明るく、JAPANNEXTとASUSが300cd/m2、LGエレクトロニクスとAcerが250cd/m2です。明るい部屋で使う機会が多いならiiyamaが有利になるでしょう。
コントラスト比
コントラスト比は画面が表示できる最も明るい部分と最も暗い部分の差を示す値で、数字が大きいほど明暗の差がはっきりします。
コントラスト比が高いほど、暗い映像の黒が締まって見えやすくなりますが、実際の見え方は部屋の明るさや設置場所の影響も受けるものです。
Acerが3500:1で最も高く、LGエレクトロニクスとASUSが3000:1、JAPANNEXTが1500:1、iiyamaが1000:1です。暗い映像の締まりを重視するならAcerが候補になります。
表示色
表示色は画面が表現できる色の段階数を示す値で、数字が多いほど写真やグラデーションを滑らかに表示できます。
表示できる色の数が多いほど、空のグラデーションや肌の色合いなど微妙な変化を滑らかに表示しやすくなりますが、動画配信やゲームの見え方では差を感じにくい場面もあるはずです。
JAPANNEXT、ASUS、Acerは10億色を超える表示色を示しており、LGエレクトロニクスとiiyamaは1677万色です。写真や映像の色の滑らかさにこだわるなら前者3機種が候補になります。
色域
sRGBカバー率は、パソコンやインターネット上の標準的な色の範囲をどれだけ再現できるかを示す値です。
カバー率が100%に近いほど、写真編集や配信されている映像を制作者の意図に近い色合いで表示しやすくなりますが、動画視聴やゲーム、文書作業では差を感じにくくなるでしょう。
JAPANNEXTが100%、LGエレクトロニクスとAcerが99%と、色の再現性を数値で示しています。写真や映像の色合いを気にする人はこの数値を目安にしてみてください。
可変リフレッシュレート(FreeSync・G-SYNC)
Adaptive-Sync: ○
可変リフレッシュレートは、パソコンやゲーム機が映像を送り出すタイミングに画面の書き換えを合わせる機能で、映像のカクつきや画面が裂けて見える現象を抑えます。
この機能が働くと、動きの速いゲームで画面のちらつきや乱れを感じにくくなりますが、効果を得るには接続するパソコンやゲーム機のグラフィック機能が対応している必要があるのです。
LGエレクトロニクスとAcerはFreeSync Premium、JAPANNEXTはFreeSyncとAdaptive-Sync、ASUSとiiyamaはAdaptive-Syncという名称で対応をうたっており、いずれも可変リフレッシュレートの機能を備えています。
映像入力端子
映像入力端子は、パソコンやゲーム機など複数の機器をどう接続できるかを決める部分です。
入力端子の数が多いほど、パソコンとゲーム機を差し替えずに両方つないでおけますが、机の上の配線は増えます。ASUSはUSB Type-Cの映像入力を備えているため、対応するノートパソコンであれば映像用のケーブル1本で接続できるでしょう。
AcerはHDMIを2つ備えるため2台の機器を同時につなぎやすく、ASUSはUSB Type-CとLAN端子も備えているため、ノートパソコンを中心に使う人に向きます。JAPANNEXTとiiyamaもHDMIを2つ備えており、LGエレクトロニクスはHDMIとDisplayPortが1つずつです。
消費電力(最大)
消費電力の最大値は、画面を最も明るく使ったときなどにどれだけ電力を使うかを示す値で、数字が小さいほど電気代や発熱を抑えられます。
消費電力が小さいほど、長時間画面をつけっぱなしにする使い方での電気代の負担が軽くなりますが、あくまで最大時の値なので、普段の明るさ設定によって実際の使用量は変わるはずです。
LGエレクトロニクスが28Wで最も小さく、iiyamaが95Wと最も大きくなっています。毎日長時間つけっぱなしにする使い方をするなら、この差は積み重なっていきますね。
チルト(上下の角度調整)
チルトは画面を上下方向に傾けられる角度の範囲で、目の高さと画面の角度を合わせるための調整幅です。
調整できる角度の幅が広いほど、机や椅子の高さが標準的でない環境でも見やすい角度を見つけやすくなりますが、狭くても一般的な高さの机であれば不自由しない場合もあるでしょう。
ASUSが-5°/35°と最も広い範囲を備え、JAPANNEXTが-5°/15°と最も狭くなっています。設置する机の高さに合わせて角度を細かく調整したい人はASUSが候補になります。
スイベル(左右の首振り)
スイベルは画面を左右方向に回転させられる角度の範囲で、体の向きを変えずに画面の向きだけを調整したいときに関わります。
回転できる角度が大きいほど、隣の人に画面を見せたり、座る位置を変えずに画面の向きを調整したりしやすくなるはずです。
ASUSは180°/180°、iiyamaは45°/45°の範囲で左右に回転できることを示しています。
高さ調整の幅
高さ調整の幅は、モニターを上下にどれだけ動かせるかを示す数値です。
調整幅が大きいほど、座る姿勢や机の高さに合わせて画面の位置を細かく合わせやすくなります。iiyama XUB3493WQSU-B6の150mmはASUS VA34VCPSRの130mmより20mm大きく、より広い範囲で目線の高さを調整できます。
高さ調整の幅が数値で示されているのはASUS VA34VCPSRとiiyama XUB3493WQSU-B6で、iiyamaの方が20mm大きい調整幅を確保しています。座った姿勢に合わせて画面位置を細かく詰めたい方は、iiyamaを比べてみてください。
VESAマウント
VESAマウントは、モニターアームや壁掛け金具を取り付けるための取り付け穴の規格です。
JAPANNEXT JN-IPSC34UQ2、ASUS VA34VCPSR、Acer ED340CURJ0BMIIPX、iiyama XUB3493WQSU-B6はいずれも100x100mmという同じ規格で、表記が違うだけで値は同じです。LGエレクトロニクス 34U60ZBはVESAマウントに対応していることが示されています。
質量(スタンド込み)
質量が軽いモデルは、開梱時の持ち上げや設置場所の微調整がしやすくなります。一方で質量があるモデルは、スタンドを含めた土台が安定しやすく、画面の向きを変えたときにぐらつきにくいという面があるのです。LGエレクトロニクス 34U60ZBの6.2kg、JAPANNEXT JN-IPSC34UQ2の6.3kg、Acer ED340CURJ0BMIIPXの6.1kgに対して、ASUS VA34VCPSRは9.32kg、iiyama XUB3493WQSU-B6は9.6kgとまとまった差があります。
最も軽いのはAcer ED340CURJ0BMIIPXの6.1kgで、LGエレクトロニクス 34U60ZBの6.2kg、JAPANNEXT JN-IPSC34UQ2の6.3kgもこれに近い値です。ASUS VA34VCPSRの9.32kgとiiyama XUB3493WQSU-B6の9.6kgはこれより重く、持ち運びや設置のしやすさを優先するなら前者3機種を、どっしりとした据え置きの安定感を優先するならASUSかiiyamaを比べてみてください。
パネル方式で変わるコントラストと発色
VA方式を採用する34U60ZB、VA34VCPSR、ED340CURJ0BMIIPXのコントラスト比は、それぞれ3000:1、3000:1、3500:1です。IPS方式のJN-IPSC34UQ2は1500:1、XUB3493WQSU-B6は1000:1になります。
コントラスト比の数値が高いほど暗い映像の黒が締まって見えるため、映画や暗いシーンの多いゲームを楽しむ場面では、数値の高いED340CURJ0BMIIPXやVA34VCPSR、34U60ZBのほうが黒の沈み込みを感じやすくなるでしょう。
色域についてはJN-IPSC34UQ2がsRGB100%、34U60ZBとED340CURJ0BMIIPXがsRGB99%とそれぞれ表に明記されています。写真や動画の色を正確に見たい作業では、この数値が高いほど狙った色に近い表示が期待できるはずです。
表示色はJN-IPSC34UQ2が10.7億色、ED340CURJ0BMIIPXが10億7000万色と、34U60ZBの1677万色やXUB3493WQSU-B6の16777216色より大きな数値が示されています。
リフレッシュレートと応答速度、ゲーム用途での見方
34U60ZBとED340CURJ0BMIIPXは、HDMI接続時48〜100Hz、DisplayPort接続時48〜120Hzという共通の数値です。JN-IPSC34UQ2は100Hz、VA34VCPSRは48〜100Hz、XUB3493WQSU-B6はAdaptiveSync有効時48〜120Hz、無効時55〜120Hzとなっています。
DisplayPortでつなぐと120Hzまで使える機種と、100Hzが上限になる機種があるため、接続方法によって使える上限が変わる点は押さえておきたいところです。
応答速度はJN-IPSC34UQ2がオーバードライブ時1.8ms(GtoG)、ED340CURJ0BMIIPXがVRB設定で1ms、XUB3493WQSU-B6がMBR+7設定で1ms(MPRT)です。34U60ZBはFaster設定で5ms(GtoG)、VA34VCPSRは4ms(GtoG)になります。
応答速度の数値が小さいほど、素早く動く映像での残像を感じにくくなるといえます。
可変リフレッシュレート機能については、34U60ZBとED340CURJ0BMIIPXがFreeSync Premium、JN-IPSC34UQ2がFreeSyncとAdaptive-Sync、VA34VCPSRとXUB3493WQSU-B6がAdaptive-Sync対応です。表示のカクつきを抑えたいゲーム用途では、どの機種でもこの機能を使う場面が出てくるのではないでしょうか。
接続端子とスタンドの調整幅
映像入力端子の数と種類には差があります。VA34VCPSRはHDMI2.1、USB Type-C、DisplayPort1.4に加えてLAN端子まで備えており、5機種の中で最も多くの接続手段を持っています。
ED340CURJ0BMIIPXはHDMI2.1を2口、JN-IPSC34UQ2とXUB3493WQSU-B6はHDMIを2口とDisplayPortを1口備えているのに対し、34U60ZBはHDMIとDisplayPortが1口ずつです。複数の機器をつなぎ替えずに使いたい場合、入力端子の数がそのまま利便性に直結するはずです。
スタンドの可動域については、VA34VCPSRがスイベル180°/180°、高さ調整130mm、XUB3493WQSU-B6がスイベル45°/45°、高さ調整150mmと、それぞれ具体的な数値が示されています。高さ調整の幅はXUB3493WQSU-B6のほうが20mm広く、椅子やデスクの高さに合わせて画面位置を細かく詰めたい人に向いています。
一方でスイベルの角度はVA34VCPSRのほうが大きく、画面を大きく横に振って人に見せたり、体の向きに合わせたりする場面で扱いやすくなるでしょう。
消費電力と質量、設置のしやすさ
消費電力(最大)は34U60ZBが28Wと5機種の中で最も低く、VA34VCPSRの32Wが続きます。JN-IPSC34UQ2は48W、ED340CURJ0BMIIPXは54Wで、XUB3493WQSU-B6は95Wと5機種の中で最も高い数値です。
34U60ZBとXUB3493WQSU-B6の差は67Wあり、長時間つけっぱなしにする使い方ほど、この差は電気代の違いとして積み重なっていくはずです。
質量はスタンド込みでED340CURJ0BMIIPXが6.1kg、34U60ZBが6.2kg、JN-IPSC34UQ2が6.3kgとなっており、VA34VCPSRは9.32kg、XUB3493WQSU-B6は9.6kgです。最も軽いED340CURJ0BMIIPXと最も重いXUB3493WQSU-B6の差は3.5kgあり、設置後に位置を調整したり持ち上げたりする場面では、この差が体感的な扱いやすさとして表れるでしょう。
まとめ
明るい部屋でも画面が見やすいモニターを探しているなら、輝度(標準)400cd/m2のXUB3493WQSU-B6が候補になります。5機種はパネル方式や応答速度、接続端子、スタンドの可動域がそれぞれ異なり、どれを重視するかで向き不向きが分かれます。
数値の意味を押さえたうえで、目的に合う1台を選んでみてください。
目的別に選ぶなら
明るい部屋でも見やすい画面がほしい
iiyama ProLite 2025年モデル(XUB3493WQSU-B6)
| 輝度(標準) | 400 cd/m2 |
|---|
XUB3493WQSU-B6は輝度(標準)が400cd/m2で、次に明るいJN-IPSC34UQ2とVA34VCPSR(いずれも300cd/m2)より100cd/m2上回ります。日中の窓際やライトを点けた部屋のように周囲が明るい環境でも、画面の光が周りの明るさに負けにくく、映像やテキストを見やすい状態に保てるはずです。
どれを選ぶべきか
LGエレクトロニクスモニター 2026年モデル(34U60ZB)
34U60ZBはVA方式のパネルで、DisplayPort接続なら最大120Hzまでリフレッシュレートを上げられますが、HDMI接続では100Hzが上限になります。消費電力(最大)は28Wと5機種の中で最も低く、つけっぱなしにする時間が長い人ほど電力面のメリットを感じやすい1台ではないでしょうか。
一方で応答速度はFaster設定で5ms(GtoG)と5機種の中では遅めの数値で、動きの速いゲームより作業用途や動画視聴に向いています。
JAPANNEXTモニター 2026年モデル(JN-IPSC34UQ2)
JN-IPSC34UQ2はIPS方式のパネルで、色域はsRGB100%と表に明記されています。オーバードライブ設定時の応答速度は1.8ms(GtoG)で、写真編集や色を正確に確認したい作業と相性が良い1台といえます。
ただしコントラスト比は1500:1と5機種の中で最も低い数値で、暗い場面での黒の締まりは他の機種に譲ることになります。
ASUSモニター 2026年モデル(VA34VCPSR)
VA34VCPSRはUSB Type-CとLAN端子を備えており、映像と給電、有線ネットワークを1本にまとめたい人に向いています。スイベルは180°/180°、高さ調整は130mmと、角度・高さの数値が明記されている中では最も可動域が広く、画面の向きを細かく調整したい人と相性が良い機種ですね。
質量はスタンド込みで9.32kgとASUS以外の3機種(6.1〜6.3kg)より重く、可動域の広さと引き換えに設置や移動の負担は増えます。
AcerNITRO ED0 2026年モデル(ED340CURJ0BMIIPX)
ED340CURJ0BMIIPXはVA方式で、コントラスト比3500:1は5機種の中で最も高い数値です。応答速度はVRB設定で1ms、HDMI2.1端子を2口備え、質量もスタンド込み6.1kgと5機種の中で最も軽く、暗い場面のメリハリと取り回しの良さを両立したい人に向いているといえます。
ただし輝度(標準)は250cd/m2で、明るい部屋での見やすさはXUB3493WQSU-B6に譲ります。
iiyamaProLite 2025年モデル(XUB3493WQSU-B6)
XUB3493WQSU-B6は輝度(標準)400cd/m2と5機種の中で最も明るく、高さ調整も150mmと最も広い範囲に対応しています。明るい部屋で使いたい人や、モニターの高さを自分の目線に細かく合わせたい人に向いた1台です。
一方でコントラスト比は1000:1と5機種の中で最も低く、消費電力(最大)も95Wと最も高いため、暗い部屋での黒の沈み込みや電力面では他の機種に見劣りします。



