徹底比較で選ぶ理由が、しっかりわかる

モニター・ディスプレイ

27型WQHDゲーミングモニター 徹底比較 2026年版|明るさ・なめらかさ・設置性で見極める

※本記事にはアフィリエイト広告が含まれます

今回比較するのはこちらの3機種

BenQEX271QP

  • 画面サイズ27 インチ
  • 解像度2560x1440

EX271QPは、WQHD解像度と260Hzのリフレッシュレートを備えたゲーミングモニターです。Smart Game Art機能により、ゲーム内の場面をAIがリアルタイムで認識し、色彩・明るさ・コントラストを自動で調整します。

この機能は常時有効になっていて、OSDメニュー上では「ローカルコントラスト」という項目でオン・オフを切り替えられますが、コンソール機器には対応していない点は確かめておきましょう。

独自の機能

  • Smart Game Artゲーム内のシーンをAIがリアルタイムで認識し、色彩・明るさ・コントラストを自動調整します。
  • FPSカウンター画面上にFPS数値を表示できます。
  • モーションブラー低減機能動きの速い映像のブレを抑えます。
  • Color Shuttleダウンロードして使うと、Mac画面に近い色味を再現できます。
BenQEX271QP

アイ・オー・データGigaCrysta 2024年モデル(LCD-GCQ271UD)

  • 画面サイズTFT27型ワイド
  • 解像度2560×1440

LCD-GCQ271UDは、WQHD解像度で最大240Hzのリフレッシュレートに対応した27型のゲーミングモニターです。Focus Mode機能により、27型の大画面表示と24型相当のサイズ表示を切り替えて使うことができます。

応答速度は0.2ms[GTG]で、オーバードライブ機能とClear AIM機能を使うことで、動きの激しい映像のブレを抑えるのです。MMORPGやアクションゲーム、FPSなど、幅広いジャンルのゲームに対応するモニターとして位置づけられています。

独自の機能

  • Focus Mode27型の大画面表示と24型相当のFPS向けサイズを瞬時に切り替えられます。
  • Focus Image24型相当のサイズで表示する際に、集中力を高めるイメージを描写に付与します。
  • Clear AIM動きの激しい映像のブレを低減し、視認性を高めます。
  • スルーモード約0.05フレーム(約0.18ミリ秒)という短い遅延で映像を通過させます。
アイ・オー・データGigaCrysta 2024年モデル(LCD-GCQ271UD)

ASUSVG27AQ5A

  • 画面サイズパネルサイズ(インチ): 27
  • 解像度2560x1440
ASUSVG27AQ5A

項目ごとの比較

パネルの方式

BenQEX271QPIPS
アイ・オー・データGigaCrysta 2024年モデル(LCD-GCQ271UD)表示方式: ADS
パネルタイプ/表示方式: TFT27型ワイド/ADS
ASUSVG27AQ5AFast IPS

パネル方式は、色の見え方や視野角の傾向を左右する基本構造です。

IPS系のパネルは、画面を斜めから見たときの色や明るさの変化が少ないという特徴を持つ方式です。ADSもIPS系と同じく広視野角を特徴とする方式で、Fast IPSは応答速度を高める設計を加えたIPS系のパネルといえます。三者とも系統としては近く、この項目の違いだけで優劣を決めることはできません。

パネル方式の記載はBenQ EX271QPがIPS、アイ・オー・データLCD-GCQ271UDがADS、ASUS VG27AQ5AがFast IPSと分かれていますが、いずれも広視野角系の方式です。

最大リフレッシュレート

BenQEX271QP260Hz
アイ・オー・データGigaCrysta 2024年モデル(LCD-GCQ271UD)240Hz
ASUSVG27AQ5A210Hz

最大リフレッシュレートは、1秒間に画面を書き換える回数を示す値で、大きいほど動きの表示がなめらかになります。

BenQ EX271QPは260Hz、アイ・オー・データLCD-GCQ271UDは240Hz、ASUS VG27AQ5Aは210Hzで、数値が高いほど速い動きの映像でも像がなめらかに見えやすくなるといえます。ただしこの数値を活かすには、接続するPCやゲーム機側がそのフレームレートを出せる性能を持っている必要があります。

動きのなめらかさを最優先するならBenQ EX271QPの260Hzが最も高く、次いでアイ・オー・データLCD-GCQ271UDの240Hz、ASUS VG27AQ5Aの210Hzという順になります。

応答速度

BenQEX271QP1 ms
アイ・オー・データGigaCrysta 2024年モデル(LCD-GCQ271UD)0.2ms[GTG]
※240Hz/オーバードライブ レベル3、Clear AIM レベル3設定時
ASUSVG27AQ5A1ms(GTG), 0.3ms(min.)

応答速度は、画面の色が切り替わるのにかかる時間を示す値で、小さいほど残像が出にくいとされます。

数値だけを見ると小さいものほど残像が少ないように見えますが、測定条件によって数値の出方が変わるため、単純な大小比較では実際の見え方の差までは分からないでしょう。

BenQ EX271QPは1ms、アイ・オー・データLCD-GCQ271UDは240Hz・オーバードライブレベル3等の設定時に0.2ms、ASUS VG27AQ5Aは1ms(GTG)/0.3ms(min.)と、それぞれ条件を伴った数値が示されています。

輝度(標準)

BenQEX271QP400 cd/㎡
アイ・オー・データGigaCrysta 2024年モデル(LCD-GCQ271UD)400cd/㎡
ASUSVG27AQ5A300cd/㎡

輝度は画面の明るさを示す値で、大きいほど明るい環境でも画面が見やすくなります。

BenQ EX271QPとアイ・オー・データLCD-GCQ271UDはともに400cd/㎡、ASUS VG27AQ5Aは300cd/㎡です。100cd/㎡の差は、日中の明るい部屋や窓際で使う場合に画面の見やすさとして体感されやすい差といえます。

明るい部屋で使うことが多いなら、400cd/㎡のBenQ EX271QPかアイ・オー・データLCD-GCQ271UDの輝度が安心材料になるのではないでしょうか。

コントラスト比

BenQEX271QP1300:1
アイ・オー・データGigaCrysta 2024年モデル(LCD-GCQ271UD)1000:1
ASUSVG27AQ5A1300:1

コントラスト比は、画面の最も明るい部分と最も暗い部分の差を示す値です。

BenQ EX271QPとASUS VG27AQ5Aは1300:1、アイ・オー・データLCD-GCQ271UDは1000:1という値が示されています。数値が大きいほど、暗い部分と明るい部分の差がはっきりして画面に締まりが出やすくなるはずです。

コントラスト比の数値はBenQ EX271QPとASUS VG27AQ5Aが1300:1で並び、アイ・オー・データLCD-GCQ271UDは1000:1です。

表示色

BenQEX271QP1670 万色
アイ・オー・データGigaCrysta 2024年モデル(LCD-GCQ271UD)10億7374万色 bit入力時
ASUSVG27AQ5A1073.7M (10 bit)

表示色は、画面が表現できる色の数を示す値です。

アイ・オー・データLCD-GCQ271UDは10億7374万色(bit入力時)、ASUS VG27AQ5Aは1073.7M(10bit)という表示色の値が示されています。BenQ EX271QPは1670万色です。表示できる色数が多いほど、色のグラデーションを細かく表現しやすくなりますね。

色の階調表現を重視するなら、より多くの色数が示されているアイ・オー・データLCD-GCQ271UDとASUS VG27AQ5Aの数値が参考になるでしょう。

色域

BenQEX271QPP3 95%
アイ・オー・データGigaCrysta 2024年モデル(LCD-GCQ271UD)記載なし
ASUSVG27AQ5A色空間 (sRGB): 130%
色域(DCI-P3): 95%

色域は、画面が再現できる色の範囲の広さを示す値です。

BenQ EX271QPとASUS VG27AQ5AはいずれもDCI-P3で95%という値が示されており、写真や映像の色再現において近い水準にあることが分かります。ASUS VG27AQ5Aはこれに加えてsRGB130%という値も示されています。

色域の広さで比較したい場合は、DCI-P3 95%という同じ値が示されているBenQ EX271QPとASUS VG27AQ5Aの数値を参考にしてみてください。

HDRの対応

BenQEX271QPHDR10
アイ・オー・データGigaCrysta 2024年モデル(LCD-GCQ271UD)DisplayHDR 400(HDMI、DisplayPort、USB Type-C)
ASUSVG27AQ5AHDR10

HDRは、映像の明暗差をより広い範囲で表現する規格への対応を示します。

BenQ EX271QPとASUS VG27AQ5AはHDR10という規格名が示されています。アイ・オー・データLCD-GCQ271UDはDisplayHDR 400という認証名で示されており、対応する映像入力端子(HDMI、DisplayPort、USB Type-C)も明記されています。

HDR対応の呼び方は機種によって異なりますが、いずれもHDR映像への対応が示されていますね。

視野角

BenQEX271QP178°/178°
アイ・オー・データGigaCrysta 2024年モデル(LCD-GCQ271UD)上下:178° 左右:178°
ASUSVG27AQ5ACR≧10,H: 178°
視野角 (CR≧10,H / V): 178°/ 178°

視野角は、画面を正面からずらして見たときに、色や明るさがどこまで自然に保たれるかを示す値です。

可変リフレッシュレート(FreeSync・G-SYNC)

BenQEX271QPFreeSync Premium: 〇
アイ・オー・データGigaCrysta 2024年モデル(LCD-GCQ271UD)NVIDIA G-SYNC Compatible(DisplayPort)、
VESA AdaptiveSync認証(DisplayPort、USB Type-C)、HDMI 2.1 VRR(HDMI)
ASUSVG27AQ5AYes (Adaptive-Sync)

可変リフレッシュレート機能は、ゲームなどのフレームレートの変動に合わせて画面の書き換えタイミングを調整し、映像のカクつきや画面のズレを抑える仕組みです。

BenQ EX271QPはFreeSync Premiumに対応しています。アイ・オー・データLCD-GCQ271UDは接続する端子によってG-SYNC Compatible、VESA AdaptiveSync認証、HDMI 2.1 VRRと対応内容が分かれています。ASUS VG27AQ5AはAdaptive-Syncに対応しています。

いずれの機種も可変リフレッシュレート機能に対応しているので、使用するグラフィックボードや接続端子との組み合わせで確かめておきましょう。

映像入力端子

BenQEX271QPHDMI (v2.0): 2
DisplayPort (v1.4): 1
アイ・オー・データGigaCrysta 2024年モデル(LCD-GCQ271UD)HDMI×3、DisplayPort×1、USB Type-C×1
ASUSVG27AQ5A記載なし

映像入力端子は、PCやゲーム機を接続するための端子の種類と数です。

アイ・オー・データLCD-GCQ271UDはHDMI×3、DisplayPort×1、USB Type-C×1と、複数の機器を同時につないでおける端子数が示されています。BenQ EX271QPはHDMI(v2.0)×2、DisplayPort(v1.4)×1です。接続したい機器の数が多い場合、端子の数が使い勝手に直結するでしょう。

PCとゲーム機など複数の機器を同時につなぎたい場合は、端子数が示されているアイ・オー・データLCD-GCQ271UDやBenQ EX271QPの内訳が判断材料になります。

USBポート

BenQEX271QPUSB Type-C ( DisplayPort Alt Mode, Data ): 1
アイ・オー・データGigaCrysta 2024年モデル(LCD-GCQ271UD)アップストリーム:
【KVMスイッチ、映像入力、電源供給】
USB Type-C®×1:USB 2.0、DisplayPort Alt mode、USB PD 5V=1.5A(最大7.5W)
【KVMスイッチ】
USB Std-B×1:USB 2.0
ダウンストリーム:
【KVMスイッチ】
USB Std-A×2:USB 2.0(5V/500mA)
USBポート(その他):
【システム更新】
USB Std-A×1:USB 2.0(5V/1A)
ASUSVG27AQ5A1x USB 3.2 Gen 1 Type-C (Service Port)

USBポートは、周辺機器の接続や給電、キーボード・マウスの切り替えなどに使う端子です。

アイ・オー・データLCD-GCQ271UDはUSB Type-CとUSB Std-Bを備え、KVMスイッチ機能や最大7.5WのUSB PD給電に対応する仕様が示されています。BenQ EX271QPはUSB Type-C(DisplayPort Alt Mode、データ)を備えています。ASUS VG27AQ5AのUSB Type-Cはサービスポートとしての位置づけが示されています。

複数のPCを1台のキーボード・マウスで切り替えて使いたい場合は、KVMスイッチ機能が示されているアイ・オー・データLCD-GCQ271UDの仕様を確かめてみてください。

スピーカー

BenQEX271QP2.5Wx2
アイ・オー・データGigaCrysta 2024年モデル(LCD-GCQ271UD)2.5W+2.5W(ステレオ)
ASUSVG27AQ5AYes(2Wx2)

内蔵スピーカーの出力(ワット数)を示す項目で、外部スピーカーなしでどれくらいの音量や音質が出せるかの目安になります。

出力が大きいほど音量に余裕が生まれ迫力のある音が出しやすくなりますが、モニター内蔵スピーカーはもともと小型のため、差があっても音質そのものが劇的に変わるわけではありません。動画の音声や通知音を鳴らす程度なら、どのモデルでも十分に使えるでしょう。

BenQとIO-DATAは片チャンネルあたり2.5W、ASUSは2Wとなっており、いずれも小型スピーカーの範囲に収まっています。本格的に音を楽しみたい場合は、内蔵スピーカーの出力差よりも外部スピーカーやヘッドホンの使用を前提に考えるとよいですね。

ヘッドホン端子

BenQEX271QPヘッドフォンジャック: 〇
アイ・オー・データGigaCrysta 2024年モデル(LCD-GCQ271UD)記載なし
ASUSVG27AQ5Aイヤホンジャック: Yes

有線のヘッドホンやイヤホンを直接接続できる端子があるかどうかを示す項目です。

端子が用意されていれば、別途USBオーディオアダプタなどを用意しなくても手持ちの有線ヘッドホンをすぐに使えます。PCやゲーム機の音声出力をモニター経由でまとめたい人にとっては、この端子の有無が配線のすっきりさに関わってくるはずです。

BenQはヘッドフォンジャック、ASUSはイヤホンジャックの搭載が表に明記されており、有線ヘッドホンをモニターに直接つなぎたい人はどちらも選択肢になります。

消費電力(標準)

BenQEX271QP23 W
アイ・オー・データGigaCrysta 2024年モデル(LCD-GCQ271UD)17.7W
ASUSVG27AQ5A<20.8W

標準的な使用状態でモニターが消費する電力の値で、日常的にどれくらい電気を使うかの目安になります。

この値が小さいほど、長時間モニターをつけっぱなしにしたときの電気代を抑えやすくなります。消費電力は画面の明るさ設定によっても変わるため、日々の使い方次第で実際の電力量は前後するでしょう。

IO-DATAは17.7W、ASUSは20.8W未満、BenQは23Wとなっており、長時間ゲームや作業でモニターをつけ続ける人ほど、この差は電気代の積み重ねとして表れてきます。

消費電力(最大)

BenQEX271QP88 W
アイ・オー・データGigaCrysta 2024年モデル(LCD-GCQ271UD)67W省エネ
ASUSVG27AQ5A記載なし

画面を最大限に明るくするなど、負荷が最も高い状態で消費する電力の値です。

最大消費電力が小さいほど、明るい表示や高負荷時でも消費する電気が少なく済み、発熱も抑えやすくなります。逆に大きい場合は、それだけ明るい表示や機能を使える余地があるとも考えられますね。

IO-DATAは67W、BenQは88Wで、IO-DATAの方が21W低く抑えられています。画面を明るくして使う場面が多い人ほど、この差は電気代や発熱の違いとして感じやすくなるでしょう。

待機時消費電力

BenQEX271QP<0.5 W
アイ・オー・データGigaCrysta 2024年モデル(LCD-GCQ271UD)0.5W
ASUSVG27AQ5A<0.5W

電源を切って待機している状態で消費する電力の値です。

BenQとASUSは0.5W未満、IO-DATAは0.5Wと表記されており、いずれも待機時の消費電力はほぼ同じ水準です。

チルト(上下の角度調整)

BenQEX271QP-5˚ - 20˚
アイ・オー・データGigaCrysta 2024年モデル(LCD-GCQ271UD)上:20° 下:3°
ASUSVG27AQ5AYes (+20° ~ -5°)

チルトとは、画面を上下方向に傾けて角度を調整できる機能のことです。

傾けられる角度が大きいほど、椅子やデスクの高さに合わせて画面を見やすい角度に細かく調整できます。特に下向きに傾けられる角度が浅いと、モニターを高い位置に設置したときにやや見上げる姿勢になりやすくなるでしょう。

BenQとASUSはどちらも下方向5°・上方向20°の範囲で傾けられます。IO-DATAは上方向20°まで傾けられますが、下方向は3°とやや浅くなっているため、モニターを高めの位置に置く予定がある人は角度の合わせやすさを確かめておきましょう。

高さ調整の幅

BenQEX271QP記載なし
アイ・オー・データGigaCrysta 2024年モデル(LCD-GCQ271UD)110mm
ASUSVG27AQ5ANo

高さ調整とは、スタンドによって画面の上下位置を変えられる範囲のことです。

調整できる幅が広いほど、座高やデスクの高さに合わせて画面を目線の高さにぴったり合わせやすくなります。高さ調整機能がない場合は、設置場所の高さがそのまま画面の高さになるため、必要に応じて台座やモニターアームで高さを補うことになるでしょう。

IO-DATAは110mmの範囲で高さを調整でき、体格や机の高さに合わせて画面位置を変えたい人に向いています。ASUSは高さ調整が非搭載(No)となっているため、設置する台の高さで画面位置が決まります。

幅(スタンド込み)

BenQEX271QP614mm
アイ・オー・データGigaCrysta 2024年モデル(LCD-GCQ271UD)614mm
ASUSVG27AQ5A68.90cm

幅と奥行きはスタンドを取り付けた状態での本体のサイズで、デスクに置いたときに必要なスペースの目安になります。

奥行きがあるモニターほど、デスクの奥までスペースを必要とし、手前の作業スペースが狭くなりやすくなります。一方で奥行きがあると本体が安定しやすいという面もあるでしょう。

BenQとIO-DATAは幅614mmで共通していますが、奥行きはBenQが212mm、IO-DATAが231mmです。ASUSは幅68.90cm、奥行16.00cmとなっているので、それぞれの数値を自分のデスクの奥行きと照らし合わせて選んでみてください。

奥行(スタンド込み)

BenQEX271QP212mm
アイ・オー・データGigaCrysta 2024年モデル(LCD-GCQ271UD)231mm
ASUSVG27AQ5A16.00cm

幅と奥行きはスタンドを取り付けた状態での本体のサイズで、デスクに置いたときに必要なスペースの目安になります。

奥行きがあるモニターほど、デスクの奥までスペースを必要とし、手前の作業スペースが狭くなりやすくなります。一方で奥行きがあると本体が安定しやすいという面もあるでしょう。

BenQとIO-DATAは幅614mmで共通していますが、奥行きはBenQが212mm、IO-DATAが231mmです。ASUSは幅68.90cm、奥行16.00cmとなっているので、それぞれの数値を自分のデスクの奥行きと照らし合わせて選んでみてください。

質量(スタンド込み)

BenQEX271QP4.9kg
アイ・オー・データGigaCrysta 2024年モデル(LCD-GCQ271UD)約8.1kg
ASUSVG27AQ5A記載なし

質量はスタンドを取り付けた状態でのモニター本体の重さです。

軽いモデルは一人での開梱や設置、配置換えがしやすくなります。重いモデルは設置や移動の負担が増える一方で、机に置いたときの安定感につながる面もあるでしょう。

BenQは4.9kg、IO-DATAは約8.1kgで、その差はおよそ3.2kgです。設置や模様替えの機会が多い人は、BenQの方が扱いやすいはずです。

目の負担を抑える機能

BenQEX271QPフリッカーフリー: 〇
ブルーライト軽減: 〇
Visual Optimizer: Yes
アイ・オー・データGigaCrysta 2024年モデル(LCD-GCQ271UD)フリッカーレス: ◯
ブルーリダクション: ◯
ASUSVG27AQ5Aフリッカーフリー機能: Yes
ブルーライト軽減機能: Yes

フリッカーフリーやブルーライト軽減は、画面のちらつきや青色光を抑えて、長時間画面を見たときの目の疲れを軽くするための機能です。

BenQ、IO-DATA、ASUSのいずれもフリッカー対策とブルーライト軽減の機能を備えており、目の負担を抑える基本的な機能に差はありません。BenQにはVisual Optimizerという機能名も記載されています。

画質面の違いを見ると

パネルの方式はEX271QPが「IPS」、LCD-GCQ271UDが「ADS」、VG27AQ5Aが「Fast IPS」と表記されています。呼び方は異なりますが、いずれもIPS系のパネルで、正面からだけでなく斜めから見ても色が大きく変わりにくい方式です。

視野角もEX271QP・LCD-GCQ271UDが上下左右178°、VG27AQ5Aも178°とそろっていて、複数人で並んで画面を見る場面でも見え方の差は出にくいと考えられます。

明るさはEX271QPとLCD-GCQ271UDが400 cd/㎡、VG27AQ5Aが300 cd/㎡です。コントラスト比はEX271QPとVG27AQ5Aが1300:1、LCD-GCQ271UDが1000:1となっていて、明るさで優れるLCD-GCQ271UDもコントラストでは他の2機種にやや劣ります。

表示色はEX271QPが1670万色、LCD-GCQ271UDが10億7374万色、VG27AQ5Aが1073.7M(10bit)で、後の2機種はいわゆる10bit相当の表示色を備えているのです。

EX271QPとVG27AQ5AはどちらもHDR10に対応していて、色域についてもEX271QPがP3 95%、VG27AQ5AがDCI-P3 95%と、同じ広さの数値が示されています。LCD-GCQ271UDはDisplayHDR 400という規格の認証を受けている点が特徴で、HDR表示の明るさや黒の沈み込みについて第三者機関の基準を満たしていることが分かります。

なめらかさと応答性能の違い

最大リフレッシュレートはEX271QPが260Hz、LCD-GCQ271UDが240Hz、VG27AQ5Aが210Hzです。3機種とも200Hzを超えていて、一般的な60Hzや144Hzのモニターに比べれば動きは滑らかですが、その中でもEX271QPは最も高い数値を持っていて、動きの速いシーンほどその差を感じやすくなるでしょう。

応答速度はEX271QPが1ms、VG27AQ5Aが1ms(GTG)/0.3ms(min.)、LCD-GCQ271UDが0.2ms[GTG](240Hz・オーバードライブ レベル3、Clear AIMレベル3設定時)です。いずれも1ms前後かそれより短い数値で、素早く動くオブジェクトを追いかけても輪郭がにじみにくい水準にあります。

LCD-GCQ271UDの数値は特定の設定を組み合わせた条件下のものなので、実際に使う設定によって体感は変わってくるはずです。

可変リフレッシュレートについては、EX271QPがFreeSync Premium、VG27AQ5AがAdaptive-Sync対応と示されています。LCD-GCQ271UDはNVIDIA G-SYNC CompatibleとVESA AdaptiveSync認証、HDMI 2.1 VRRの3つが挙げられていて、接続する機器やケーブルの種類に応じて使える組み合わせの幅が広くなっています。

端子とスピーカーまわりの違い

映像入力端子はEX271QPがHDMI(v2.0)×2とDisplayPort(v1.4)×1、LCD-GCQ271UDがHDMI×3とDisplayPort×1、USB Type-C×1です。LCD-GCQ271UDはHDMI端子の数が多いので、ゲーム機とパソコンなど複数の映像機器を同時につないでおきたい人には便利ではないでしょうか。

USB Type-Cポートについては、EX271QPがDisplayPort Alt ModeとData転送に対応する1ポート、LCD-GCQ271UDがUSB 2.0・DisplayPort Alt mode・USB PD(5V=1.5A、最大7.5W)に対応するアップストリーム用の1ポートで、KVMスイッチ機能も備えています。VG27AQ5AはUSB 3.2 Gen 1 Type-C(サービスポート)を1つ備えています。

複数の機器を1本のケーブルで切り替えて使いたい人には、KVMスイッチに対応するLCD-GCQ271UDが扱いやすいはずです。

スピーカーはEX271QPが2.5W×2、LCD-GCQ271UDが2.5W+2.5W、VG27AQ5Aが2W×2です。ヘッドホン端子はEX271QPとVG27AQ5Aで確認できていて、外部スピーカーやヘッドホンをすぐに使いたい場面でつなぎやすくなっています。

設置のしやすさと消費電力の違い

本体の外形寸法は、EX271QPが幅614mm×奥行212mm×質量4.9kg、LCD-GCQ271UDが幅614mm×奥行231mm×質量約8.1kg、VG27AQ5Aが幅68.90cm×奥行16.00cmです。奥行はVG27AQ5Aの16.00cmが3機種の中でいちばん小さく、デスクの手前から画面までの距離を短くしたい人に向いています。

質量はEX271QPの4.9kgが3機種の中で最も軽く、設置場所を変えたり持ち上げたりする機会がある人には扱いやすい重さといえます。

高さ調整はLCD-GCQ271UDが110mmの幅を持っていて、VG27AQ5Aは「No」と示されているので高さを変える調整機構は付いていません。チルト角度はEX271QPが-5˚から20˚、LCD-GCQ271UDが上20°・下3°、VG27AQ5Aが+20°から-5°で、上下に画面を傾ける調整は3機種とも備えています。

消費電力は標準時でEX271QPが23W、LCD-GCQ271UDが17.7W、VG27AQ5Aが20.8W未満です。最大時はEX271QPが88W、LCD-GCQ271UDが67Wで、LCD-GCQ271UDの方が21W低くなっています。

ゲームや動画を長時間つけっぱなしにする使い方では、最大消費電力が低いLCD-GCQ271UDの方が電力の負担を抑えやすくなるでしょう。

まとめ

明るい部屋での見やすさを優先するならEX271QPかLCD-GCQ271UDが候補になり、動きの速いゲームをなめらかに映したいならEX271QPが最大260Hzという数値で頭ひとつ抜けています。一方で設置のしやすさを重視するなら、奥行が3機種の中で最も小さいVG27AQ5Aも選択肢になるでしょう。

目的別に選ぶなら

明るい部屋でも見やすい画面がほしい

BenQ EX271QP
アイ・オー・データ GigaCrysta 2024年モデル(LCD-GCQ271UD)

輝度(標準)400 cd/㎡

標準の輝度はEX271QPとLCD-GCQ271UDがどちらも400 cd/㎡で、VG27AQ5Aの300 cd/㎡より100 cd/㎡明るくなっています。窓際やリビングなど光が入る部屋で使う場合、この差があると画面が白っぽく見えにくく、日中でも見やすさを保ちやすくなるでしょう。

ただしLCD-GCQ271UDのコントラスト比は1000:1でEX271QPの1300:1より低いので、明るさだけでなく黒の締まり方も踏まえて比べてみてください。

動きの速いゲームをなめらかに映したい

BenQ EX271QP

最大リフレッシュレート260Hz

最大リフレッシュレートはEX271QPが260Hzで、次点のLCD-GCQ271UDの240Hzより20Hz高くなっています。FPSや格闘ゲームのように画面の動きが速いジャンルでは、リフレッシュレートが高いほど一コマ一コマの動きが滑らかに表示され、敵の動きや弾の軌道を追いやすくなります。

応答速度もEX271QPは1msとなっていて、速い場面での残像を抑える方向に働くはずです。

どれを選ぶべきか

BenQEX271QP

最大260Hzのリフレッシュレートと400 cd/㎡の明るさ、P3 95%の色域を兼ね備えていて、明るい部屋で速い動きのゲームを楽しみたい人に向いています。質量はスタンド込みで4.9kgと3機種の中で最も軽く、設置場所を変えたり持ち上げたりする機会がある人にも扱いやすくなっています。

一方で消費電力は標準23W、最大88Wと3機種の中で最も高く、長時間つけっぱなしにする使い方では電力面の負担が他の2機種より大きくなるでしょう。

BenQEX271QP

アイ・オー・データGigaCrysta 2024年モデル(LCD-GCQ271UD)

DisplayHDR 400の認証を取得しているほか、NVIDIA G-SYNC CompatibleとVESA AdaptiveSync認証、HDMI 2.1 VRRの3つが挙げられていて、接続する機器やケーブルに応じて可変リフレッシュレートを使える幅が広い機種です。高さ調整も110mmの幅があるので、目線に合わせて画面位置を調整したい人にも扱いやすいはずです。

ただし質量はスタンド込みで約8.1kgと3機種で最も重く、奥行も231mmといちばん深いため、設置スペースには余裕を持たせておきましょう。

アイ・オー・データGigaCrysta 2024年モデル(LCD-GCQ271UD)

ASUSVG27AQ5A

奥行はスタンド込みで16.00cmと3機種の中で最も浅く、デスクを手前まで広く使いたい人や壁際に寄せて置きたい人に向いています。色空間はsRGB 130%、色域はDCI-P3 95%と示されていて、色の広さを重視する用途にも対応します。

一方で最大リフレッシュレートは210Hzと3機種の中でいちばん低く、高さ調整も「No」と示されているので、画面位置を細かく調整したい人にはLCD-GCQ271UDの方が扱いやすいのではないでしょうか。

ASUSVG27AQ5A

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