27型4Kモニター 徹底比較 2026年版|明るさと使い勝手で選ぶ6機種の比較
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今回比較するのはこちらの6機種
LGエレクトロニクスUltraFine 2026年モデル(27U730B-BAJP)
- 画面サイズ27 型(インチ)
- 解像度3840x2160
BenQCreative Pro 2026年モデル(PD2732U)
- 画面サイズ27 型(インチ)
- 解像度3840x2160
JAPANNEXTモニター 2026年モデル(JN-I27U2)
- 画面サイズ27 型(インチ)
- 解像度3840x2160
MSIPRO E6 2025年モデル(MP273UP)
- 画面サイズ27 型(インチ)
- 解像度3840x2160
ASUSZenScreen Smart Monitor 2024年モデル(MS27UC00)
- 画面サイズ27 型(インチ)
- 解像度3840x2160
iiyamaProLite 2024年モデル(XUB2792UHSU-B6)
- 画面サイズ27 型(インチ)
- 解像度3840x2160
項目ごとの比較
パネルの方式
液晶パネルの方式を示す項目で、視野角の広さや色の見え方の傾向に関わります。
JAPANNEXTのみ「IPS(HADS)」という表記ですが、これもIPS系の派生方式です。6機種とも実質的にIPS方式を採用しており、表記が違うだけで視野角や発色の傾向は共通しているといえます。
最大リフレッシュレート
応答速度
画素の色が切り替わるのにかかる時間を示す項目で、短いほど動きの速い映像での残像が出にくくなります。
数値が小さいMSIとiiyamaは、動きの速い映像でも輪郭がにじみにくい傾向があります。一方でJAPANNEXTは8msとやや長く、素早い動きのある映像では残像を感じやすい場面が出てくるかもしれません。いずれの数値もオーバードライブなど特定の設定時のものとして示されています。
動きの速い映像やゲームでの残像を気にするなら、4msを示すMSIとiiyamaの数値を目安にしてみてください。
輝度(標準)
画面が出せる明るさの最大値で、数値が高いほど明るい部屋や窓際でも画面が見やすくなります。
BenQとJAPANNEXTは400cd/m2で、LGとMSIの300cd/m2より100cd/m2明るい数値です。日当たりの良い部屋や照明の強い環境で使うなら、明るさの余裕がある方が画面の見やすさを保ちやすいでしょう。
明るい環境での見やすさを重視するなら、400cd/m2のBenQとJAPANNEXTを目安にしましょう。
コントラスト比
画面上で最も明るい部分と最も暗い部分の差を示す項目で、数値が大きいほど黒の締まりや階調の見分けやすさに関わります。
iiyamaの1300:1とJAPANNEXTの1200:1は、他の4機種の1000:1よりやや高い数値です。ただしその差は大きくなく、暗い場面での黒の沈み込みに多少の違いが出る程度と捉えるとよいでしょう。
コントラスト比はiiyamaとJAPANNEXTがわずかに高く、他4機種は同じ数値で並んでいます。
表示色
画面が同時に表示できる色の数を示す項目で、数値が多いほどグラデーションを滑らかに表示しやすくなります。
MSIの「約10億7300万色」は他機種の「10.7億色」と同じ水準の値で、表記が違うだけで実質的な差はないといえます。
色域
sRGBやDCI-P3、AdobeRGBといった特定の色空間を、画面がどれだけ再現できるかを示す項目です。
BenQとMSIはsRGBに加えてAdobeRGBやDCI-P3のカバー率も示されており、写真や動画編集など複数の色空間を扱う作業でどこまで色が再現できるかの参考になります。JAPANNEXTとLGはDCI-P3のカバー率が90%台で示されており、映像制作向けの色域をある程度カバーしているといえます。ASUSはsRGBカバー率のみが示されています。
色を扱う作業で複数の色空間を意識するなら、BenQとMSIの数値を参考にするとよいでしょう。
HDRの対応
DisplayHDR: DisplayHDR 400
HDRは明暗の幅を広げて映像を表示する規格で、対応する規格の種類によって扱える映像ソースの幅が変わります。
ASUSはHDR10・HDR10+・HLGに対応し、DisplayHDR400の認証も示されています。BenQもHDR10とHLGの両方に対応しており、放送系のHDR映像を扱う場面でも活用しやすくなっています。
HDR対応の幅広さを重視するなら、ASUSの表記がもっとも詳しく、複数のHDR規格に対応しているといえます。
可変リフレッシュレート(FreeSync・G-SYNC)
Adaptive-Sync: ○
可変リフレッシュレートは、映像のフレームレートに合わせて画面の更新頻度を変化させる機能で、映像のカクつきを抑える働きがあります。
対応していると、フレームレートが変動するゲームや映像でも表示が滑らかに保たれやすくなるでしょう。
JAPANNEXTとMSIはFreeSyncまたはAdaptive-Syncへの対応が表に示されています。
映像入力端子
映像を入力できる端子の種類と数を示す項目で、複数の機器を同時につないでおけるかに関わります。
JAPANNEXTとMSIはHDMIを2系統備えており、ゲーム機とPCなど複数の機器を挿しっぱなしにして切り替えやすくなっています。BenQはThunderbolt4兼用のUSB Type-Cを備え、対応するノートPCなら映像とデータ、給電をケーブル1本でまとめられます。LGとASUSもUSB Type-Cを1系統備えています。
HDMIの数を重視するならJAPANNEXTかMSI、Type-C1本での接続を重視するならBenQ・LG・ASUSが候補になるでしょう。
消費電力(最大)
画面を使っているときにかかる電力の最大値の目安で、数値が小さいほど電気代や発熱を抑えやすくなります。
LGは19.34Wと最も小さく、BenQは200Wとその差が180.66Wにもなります。毎日長時間画面をつけっぱなしにする使い方をするほど、この差は電気代として積み重なっていくはずです。
消費電力を抑えたいならLGの19.34Wを目安にしましょう。BenQの200Wはその中でも大きな数値です。
チルト(上下の角度調整)
上向きに傾けられる角度が大きいほど、モニターを低い位置に置いたり台の上に乗せたりしたときでも、画面を見やすい角度に調整しやすくなります。下向きの角度はどの機種も-5°で共通です。
iiyamaは23°まで上向きに傾けられ、6機種の中で最も調整の幅が広くなっています。LGとJAPANNEXTは15°とやや狭めです。
スイベル(左右の首振り)
スイベルは、モニターを設置面に対して左右に回転させる機能で、数値は左右それぞれの可動角度を示しています。
可動角度が広いほど、体の向きを変えずに画面をのぞき込んだり、隣の人に資料を見せたりしやすくなります。一方で可動角度が狭いモデルは、その分ヒンジ部分をしっかり固定しやすく、画面がぐらつきにくいという面もあるといえます。
iiyama XUB2792UHSU-B6は45°/45°、MSI MP273UPは30°/30°、BenQ PD2732Uは15°/15°と、表に角度が示されているモデルの間でも幅があります。画面の向きを頻繁に変えたい人ほど、この角度の大きさを重視してみてください。
高さ調整の幅
高さ調整の幅は、スタンドが画面を上下にどれだけ動かせるかを示す数値で、座る人の目線や机の高さに画面を合わせる際の余地になります。
調整幅が広いほど、椅子や机の高さが変わっても無理な姿勢を取らずに画面の高さを合わせやすくなります。調整幅が狭いモデルは、机や椅子との組み合わせによっては台などで底上げが必要になる場面が出てくるでしょう。
iiyama XUB2792UHSU-B6は150mm、LGエレクトロニクス27U730B-BAJPは80mmで、その差は70mmです。在宅時間が長く目線の高さにこだわりたい人ほど、この差は日々の使い心地に直結するのではないでしょうか。
VESAマウント
VESAマウントは、モニターアームや壁掛け金具を取り付けるための穴の規格で、数値は穴と穴の間隔を表しています。
100x100mmは対応するアームや金具の選択肢が多く、市販品を探しやすいという利点があります。75x75mmも広く使われている規格なので取り付け自体は可能ですが、100x100mm向けに作られた製品と比べると選べる幅はやや狭くなるはずです。
BenQ PD2732U、ASUS MS27UC00、iiyama XUB2792UHSU-B6は100x100mm、JAPANNEXT JN-I27U2とMSI MP273UPは75x75mmです。LGエレクトロニクス27U730B-BAJPは○という表記でVESA対応であることが示されています。すでにアームを持っている人は、その穴の間隔に合う機種を確かめてみてください。
質量(スタンド込み)
質量はスタンドを含めた状態での重さです。
軽いモデルは持ち上げたり設置場所を変えたりする際の負担が小さくなります。重いモデルは、その分パネルやスタンドにしっかりした作りが使われている場合があり、設置後の安定感につながることがあるでしょう。
JAPANNEXT JN-I27U2は4.5kgと最も軽く、BenQ PD2732Uは8.56kgと最も重く、その差は4.06kgです。模様替えや設置替えの機会が多い人ほど、この差を持ち運びの負担として受け止めることになりますよね。
画面の明るさと色の再現性
輝度(標準)は、PD2732UとJN-I27U2が400 cd/m2ともっとも高く、MS27UC00とXUB2792UHSU-B6が350 cd/m2、27U730B-BAJPとMP273UPが300 cd/m2という順です。数値が高いほど、照明の強い部屋や窓際でも画面が沈みにくくなります。
コントラスト比はXUB2792UHSU-B6が1300:1、JN-I27U2が1200:1で、残る4機種は1000:1です。数値が大きいほど、黒がより黒く締まって見え、映像の奥行きが出やすくなるといえます。
表示色は、27U730B-BAJP・PD2732U・JN-I27U2・XUB2792UHSU-B6が10.7億色、MP273UPが約10億7300万色です。
色域はPD2732UがsRGB/Rec.709カバー率100%、Adobe RGB/Display P3も99%と、複数の規格で高い値を示しています。MP273UPもsRGB99%、AdobeRGB93%、DCI-P3 97%と幅広い規格の数値をそろえており、写真編集や動画編集で色を細かく確認したい人には、この2機種が参考になるでしょう。
27U730B-BAJPはDCI-P3 90%、JN-I27U2はsRGB100%とDCI-P3 92%、MS27UC00はsRGBカバー率99%が、それぞれ示されている値です。
HDRは、MS27UC00がHDR10・HDR10+・HLGに対応し、DisplayHDR 400の認証も受けている点が目立ちます。PD2732UはHDR10とHLG、27U730B-BAJPはHDR10に対応することが示されています。
HDR対応の映像を見る機会が多い人には、対応方式が細かく示されているこの3機種が候補になるのではないでしょうか。
動きの滑らかさとゲーム向けの機能
最大リフレッシュレートは、PD2732UとJN-I27U2が60Hz、MP273UPが50~60Hz、27U730B-BAJP・MS27UC00・XUB2792UHSU-B6が40~60Hzです。応答速度は、MP273UPが4ms(GtoG)、XUB2792UHSU-B6がオーバードライブ+5設定時4ms(GtoG)ともっとも速く、27U730B-BAJPがFaster設定時5ms(GtoG)、PD2732Uが5ms、MS27UC00が5ms(GtoG)と続きます。
JN-I27U2はオーバードライブ時8ms(GtoG)で、数値が示されている中ではもっとも遅い値です。数値が小さいほど、動きの速い映像で残像が出にくくなるわけです。
可変リフレッシュレートは、JN-I27U2がFreeSyncとAdaptive-Sync、MP273UPがAdaptive-Syncへの対応を示しています。対応していると、フレームレートが揺れるゲームでも画面のカクつきや途切れを抑えやすくなります。
動きの速いゲームを快適に表示したい人は、応答速度とあわせてこの2機種を見ておくとよいでしょう。
接続端子の違い
映像入力端子は、PD2732UとMS27UC00がUSB Type-Cを1系統備えており、PD2732UのポートはThunderbolt4と兼用です。ノートパソコンと1本のケーブルでつないで、映像と給電をまとめたい人に向いた構成といえます。
27U730B-BAJPもUSB Type-Cを1系統備えています。
JN-I27U2はHDMI2.0を2系統、DisplayPort1.2を2系統備え、MP273UPもHDMI2.0を2系統とDisplayPort1.4を1系統備えています。パソコンとゲーム機など複数の機器を挿しっぱなしにして切り替えたい人には、この2機種のポート数が使いやすいのではないでしょうか。
XUB2792UHSU-B6はHDMI2.0とDisplayPortを1系統ずつ備えた構成です。
設置と姿勢の調整のしやすさ
高さ調整の幅は、XUB2792UHSU-B6が150mmともっとも広く、PD2732Uが115mm、MP273UPが110mm、MS27UC00が100mm、27U730B-BAJPが80mmと続きます。画面の高さを目線に合わせてこまめに調整したい人や、複数人で1台のモニターを共有する環境では、この幅が広いほど調整の自由度が高くなるでしょう。
スイベルはXUB2792UHSU-B6が45°/45°ともっとも広く、MP273UPが30°/30°、PD2732Uが15°/15°の値が示されています。
VESAマウントは、PD2732U・MS27UC00・XUB2792UHSU-B6が100×100mm、JN-I27U2とMP273UPが75×75mmです。27U730B-BAJPもVESAマウントに対応しています。
質量はJN-I27U2が4.5kgともっとも軽く、PD2732Uが8.56kgともっとも重い値です。設置場所を頻繁に変える人には、軽い機種のほうが扱いやすいはずです。
消費電力の違い
消費電力(最大)は、27U730B-BAJPが19.34Wともっとも低く、MP273UPが26W、MS27UC00が30W、JN-I27U2が40W、XUB2792UHSU-B6が96W、PD2732Uが200Wと続きます。数値の幅が大きいため、長時間つけっぱなしにする使い方をする人ほど、この差が電力面の負担に反映されやすくなるでしょう。
6機種を大きく分けると、27U730B-BAJP・MP273UP・MS27UC00は30W台以下、JN-I27U2は40W、XUB2792UHSU-B6は96W、PD2732Uは200Wという水準に分かれます。作業用のサブモニターとして常時稼働させたい人は、27U730B-BAJPやMP273UPのように消費電力(最大)が低い機種を選んでみてください。
電力面の負担を抑えやすくなります。
まとめ
明るい部屋でも画面が見やすい1台を探しているなら、輝度(標準)400 cd/m2のBenQ PD2732UかJAPANNEXT JN-I27U2が候補になります。次に明るいMS27UC00とXUB2792UHSU-B6でも350 cd/m2ですから、この2機種はそこから50 cd/m2上乗せされた値です。
それ以外の場面では、色の再現性やゲーム向けの機能、設置のしやすさなど、機種ごとに得意分野が分かれています。
目的別に選ぶなら
明るい部屋でも見やすい画面がほしい
BenQ Creative Pro 2026年モデル(PD2732U)
JAPANNEXT モニター 2026年モデル(JN-I27U2)
| 輝度(標準) | 400 cd/m2 |
|---|
BenQ PD2732UとJAPANNEXT JN-I27U2は、輝度(標準)が400 cd/m2と、比較した6機種の中でもっとも高い値です。次に明るいMS27UC00やXUB2792UHSU-B6の350 cd/m2と比べても50 cd/m2高く、窓際やライトを多く使う部屋に置いても画面が沈みにくくなります。
日中にカーテンを開けたまま作業する人や、照明の強いリビングに置く人には、この2機種が有力な候補になるのではないでしょうか。
どれを選ぶべきか
LGエレクトロニクスUltraFine 2026年モデル(27U730B-BAJP)
27U730B-BAJPは、消費電力(最大)が19.34Wと、6機種の中でもっとも低い値です。1日の大半をつけっぱなしにする使い方でも電力面の負担が小さく、常時稼働させるサブモニターとして向いています。
一方で高さ調整の幅は80mmと、数値が示されている中ではもっとも小さく、輝度(標準)も300 cd/m2とPD2732UやJN-I27U2より低めなので、その点は留意しておきたいところです。
BenQCreative Pro 2026年モデル(PD2732U)
PD2732Uは、輝度(標準)400 cd/m2に加えて、sRGB/Rec.709カバー率100%、Adobe RGB/Display P3も99%と色域の数値が幅広くそろっています。写真や映像の色を正確に確認したい人、明るい場所で作業しながら色も気にする人に向いた1台といえます。
ただし消費電力(最大)は200Wと6機種の中でもっとも高く、質量も8.56kgともっとも重いため、頻繁に動かす使い方には不向きでしょう。
JAPANNEXTモニター 2026年モデル(JN-I27U2)
JN-I27U2は、輝度(標準)400 cd/m2に加えて、HDMI2.0を2系統、DisplayPort1.2を2系統備えており、映像入力端子の数では6機種の中でもっとも多くなっています。パソコンとゲーム機など複数の機器を頻繁に切り替えたい人や、明るい部屋で使いたい人に向いています。
一方で応答速度はオーバードライブ時8ms(GtoG)と、数値が示されている機種の中ではもっとも遅く、動きの速い映像を重視する用途では他の機種のほうが有利ではないでしょうか。
MSIPRO E6 2025年モデル(MP273UP)
MP273UPは、応答速度が4ms(GtoG)と、XUB2792UHSU-B6と並んで6機種の中でもっとも速い値です。Adaptive-Syncにも対応しているため、動きの速いゲームを快適に表示したい人に向いているといえます。
一方でVESAマウントは75×75mmで、100×100mmを採用するPD2732U・MS27UC00・XUB2792UHSU-B6より小さい規格になっています。
ASUSZenScreen Smart Monitor 2024年モデル(MS27UC00)
MS27UC00は、HDR10・HDR10+・HLGに対応し、DisplayHDR 400の認証も受けています。HDRの対応方式がもっとも細かく示されている機種で、対応コンテンツを明るい階調で見たい人に向いているでしょう。
ただし輝度(標準)は350 cd/m2で、PD2732UやJN-I27U2の400 cd/m2より低く、色域として示されているのもsRGBカバー率99%のみです。
iiyamaProLite 2024年モデル(XUB2792UHSU-B6)
XUB2792UHSU-B6は、高さ調整幅が150mm、スイベルが45°/45°、チルトが-5°/23°と、姿勢を調整できる幅が6機種の中でもっとも広くなっています。座る高さをこまめに変えたい人や、複数人で使う机に置く人に向いているはずです。
一方で消費電力(最大)は96Wで、27U730B-BAJPの19.34WやMP273UPの26Wと比べると高めの値です。



