23.8型フルHDモニター 徹底比較 2026年版|明るさと使い勝手で見比べる5機種
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今回比較するのはこちらの5機種
IODATAモニター 2026年モデル(KH-A242SDB)
- 画面サイズ23.8 型(インチ)
- 解像度1920x1080
LGエレクトロニクスモニター 2026年モデル(24BF440B)
- 画面サイズ23.8 型(インチ)
- 解像度1920x1080
iiyamaProLite 2026年モデル(XB2497HSN-B1J)
- 画面サイズ23.8 型(インチ)
- 解像度1920x1080
ASUSモニター 2026年モデル(VA249QGSE)
- 画面サイズ23.8 型(インチ)
- 解像度1920x1080
EIZOFlexScan 2025年モデル(EV2400R)
- 画面サイズ23.8 型(インチ)
- 解像度1920x1080
項目ごとの比較
パネルの方式
液晶パネルの駆動方式の名前です。IPSは、斜めから見ても色や明るさが変わりにくい方式として広く使われています。
方式の名前が同じでも、明るさや黒の締まり方は機種ごとに違います。そのため、画面の見え方は、この項目より輝度・コントラスト比・色域の項目を見たほうがつかみやすいはずです。
パネルの方式はIODATA KH-A242SDBがADSで、ほかの4機種はIPSです。この項目で候補を絞るのではなく、明るさや端子などの項目で選ぶのが近道といえます。
最大リフレッシュレート
応答速度
画面の色が切り替わる速さを示す値で、小さいほど動く映像の残像が目立ちにくくなります。GtoGは色から色へ切り替わるのにかかる時間を、MPRTは動く物がぼやけずに見える時間を測った値です。
オーバードライブを強めると表の値は速くなりますが、設定を上げすぎると、動く物の縁に白っぽい影が出ることがあります。文字や表を見る作業が中心なら、標準に近い設定のほうが落ち着いた表示になるでしょう。
iiyama XB2497HSN-B1JとASUS VA249QGSEは1ms(MPRT)の値が示されているため、動きの速いゲームをする人に向いています。EIZO EV2400Rは設定ごとに14ms・8ms・5ms(GtoG)の3段階が示されており、用途に合わせて強さを選びたい人に合うのではないでしょうか。
輝度(標準)
画面をどこまで明るくできるかを示す値で、大きいほど明るい部屋や窓際でも画面が見やすくなります。
輝度が高い機種は、日差しの入る部屋や照明の強いオフィスで画面が白っぽく沈みにくくなります。一方で、暗めの部屋では明るさを下げて使うことが多いため、そうした環境では差が表れにくいでしょう。
iiyama XB2497HSN-B1JとEIZO EV2400Rが350 cd/m2で、IODATA KH-A242SDBとLG 24BF440Bより100 cd/m2明るくできます。窓際や明るいオフィスに置く人はこの2機種を、部屋の照明が落ち着いている人は5機種のどれでも候補にできるはずです。
コントラスト比
画面の一番明るい白と一番暗い黒の比で、大きいほど黒が締まって見え、暗い場面の見分けがつきやすくなります。
この差がよく表れるのは、映画や夜のシーンが多いゲームなど、暗い部分の多い映像です。白い背景の文書や表計算が中心なら、差を感じる場面は少ないでしょう。
iiyama XB2497HSN-B1J、ASUS VA249QGSE、EIZO EV2400Rの3機種が1500:1で、映像を楽しむ時間が長い人はこの3機種が合います。LG 24BF440Bの1000:1は、文書作業が中心の人なら気にしなくてよい差ではないでしょうか。
表示色
画面が同時に表示できる色の数です。
ASUS VA249QGSEの16.7Mは1677万色と表記が違うだけで、5機種とも値は同じになります。
色域
画面が表せる色の範囲を、決められた規格に対する割合で示した値です。sRGBはWebやWindowsで標準的に使われる色の範囲で、NTSCはテレビ放送に由来する規格です。
sRGBの割合が高いほど、Webに載せる写真やイラストの色を、見る人とそろった状態で確認しやすくなります。NTSCの割合は、鮮やかな色をどこまで表せるかの手がかりになるでしょう。
ASUS VA249QGSEはsRGB:99%で、Web用の写真やイラストの色を確かめる人に合います。LG 24BF440BはNTSC:72%で、この範囲の色を表せることが示されています。
映像入力端子
PCやゲーム機をつなぐための端子です。持っている機器の出力端子と合っていれば、変換アダプターなしでつなげます。
端子の種類が多いと、デスクトップPC、ノートPC、ゲーム機を同時につないでおき、切り替えて使えます。USB Type-Cで映像を入れられる機種なら、対応するノートPCをケーブル1本でつなげるので、机の上がすっきりするはずです。
USB Type-Cでノートを手軽につなぎたい人にはiiyama XB2497HSN-B1Jが合います。D-Subの古いPCをつなぐなら、IODATA KH-A242SDB、LG 24BF440B、ASUS VA249QGSEが候補になるでしょう。
消費電力(最大)
もっとも電力を使う条件で動かしたときの消費電力で、小さいほど電気代や発熱を抑えやすくなります。
最大の値が小さい機種は、長時間つけっぱなしにする使い方でも電力を抑えやすくなります。一方で、端子や機能が多い機種は、最大の値が大きめに出ることがあるでしょう。
LG 24BF440Bが12.01 Wでもっとも小さく、ASUS VA249QGSEの13 Wがそれに続くので、電力を抑えたい人はこの2機種が合います。iiyama XB2497HSN-B1Jは150 Wで、LG 24BF440Bより137.99 W大きい値になっています。
チルト(上下の角度調整)
画面を上下に傾けられる角度で、前後の数値はそれぞれ下向き・上向きにどこまで傾けられるかを示しています。
上向きに大きく傾けられると、画面を目線より高い位置に置いたときや、椅子の背にもたれて見るときにも画面を正面に向けやすくなります。いつも同じ姿勢で正面から見るだけなら、角度の差はほとんど効いてこないでしょう。
ASUS VA249QGSEとEIZO EV2400Rは上向きに35°まで傾けられ、IODATA KH-A242SDBより15°大きく動かせます。姿勢を変えながら長く作業する人は、この2機種が合うはずです。
スイベル(左右の首振り)
スタンドを置いたまま、画面を左右に首振りできる角度です。
首振りの角度が大きいと、隣の人に画面を見せたり、机の横に座って見たりするときに、本体ごと動かさずに済みます。机の正面に置いて一人で使うだけなら、角度の差を使う場面は限られるでしょう。
ASUS VA249QGSEは左右180°まで回せて、iiyama XB2497HSN-B1Jは60°、LG 24BF440Bは45°です。打ち合わせで画面を人に見せる機会が多い人には、ASUS VA249QGSEが合います。
高さ調整の幅
画面の高さを上下に動かせる幅で、大きいほど目線に合わせやすくなります。
調整幅が大きいと、背の高さが違う人と共用する場合や、ノートPCの画面と並べて高さをそろえたい場合にも対応しやすくなります。高さを一度決めたらほとんど動かさない使い方なら、差は小さいでしょう。
LG 24BF440Bとiiyama XB2497HSN-B1Jが150 mmで、ASUS VA249QGSEより20 mm大きく動かせます。家族で共用する人や、目線の高さをきっちり合わせたい人はこの2機種が合うはずです。
VESAマウント
VESAマウントは、モニター背面にあるネジ穴の国際規格です。これに対応していれば、付属のスタンドの代わりにモニターアームや壁掛け金具に取り付けられます。
モニターアームに付け替えると、画面の高さや奥行きを自由に動かせるようになり、机の上のスタンドが置いてあった場所も空きます。一方で、アームは別に買う必要があり、机の天板にクランプで固定するなどの取り付け作業も必要になるでしょう。
IODATA KH-A242SDB、iiyama XB2497HSN-B1J、ASUS VA249QGSE、EIZO EV2400Rは100mm×100mmのネジ穴で、この間隔に合うモニターアームならどれにでも取り付けられます。LGエレクトロニクス 24BF440BもVESAマウントに対応しているので、将来アームに替える予定がある人も5機種すべてを候補に残せるはずです。
質量(スタンド込み)
軽い機種ほど、机の上で位置を変えたり、部屋を移るときに持ち運んだりするのが楽になります。重い機種は、設置や移動のたびに手間が増えます。いちばん軽いIODATA KH-A242SDBといちばん重いEIZO EV2400Rでは2.4kgの差があり、片手で持ち上げたときの負担ははっきり変わってくるでしょう。
置き場所をよく変える人や、一人で設置を済ませたい人にはIODATA KH-A242SDBが扱いやすい機種です。一度設置したら動かさない使い方なら、ASUS VA249QGSE、LGエレクトロニクス 24BF440B、iiyama XB2497HSN-B1J、EIZO EV2400Rの重さが困る場面は少なく、ほかの項目で選んでみてください。
パネルの方式と明るさ・コントラスト
パネルの方式は、KH-A242SDBだけがADSで、24BF440B、XB2497HSN-B1J、VA249QGSE、EV2400Rの4機種はIPSです。
輝度(標準)で見ると、XB2497HSN-B1JとEV2400Rが350 cd/m2、VA249QGSEが300 cd/m2、KH-A242SDBと24BF440Bが250 cd/m2です。数値が高いほど画面全体が明るく表示されるため、日中の窓際やオフィスの照明下でも文字や画像が見やすくなるはずです。
コントラスト比は、XB2497HSN-B1J、VA249QGSE、EV2400Rの3機種が1500:1、KH-A242SDBが1300:1、24BF440Bが1000:1です。コントラスト比は画面の明るい部分と暗い部分の差を示す数値なので、数値が高いほど暗い場面でも階調が潰れにくくなります。
写真や映像を扱う作業では、この差が仕上がりの見え方に影響してくるでしょう。
リフレッシュレートと応答速度の違い
最大リフレッシュレートは、KH-A242SDBが59.7~100Hz、24BF440Bが48~100Hz、XB2497HSN-B1JがAdaptiveSync無効時55~100Hz・有効時48~100Hz、VA249QGSEが50~120Hz、EV2400RがDisplayPort接続で59~100Hz・HDMI接続で49~100Hzです。この中でVA249QGSEだけが120Hzまで対応しており、他の4機種は100Hzが上限です。
動きの多い画面をなめらかに表示したい場合、この20Hzの差は体感につながるかもしれません。
応答速度は、KH-A242SDBがオーバードライブレベル2設定で5ms(GtoG)、24BF440BがFaster設定で5ms(GtoG)、XB2497HSN-B1Jがオーバードライブ+5設定で1ms(MPRT)、VA249QGSEが1ms(MPRT)、EV2400Rがオーバードライブ強設定で5ms(GtoG)です。EV2400Rはオーバードライブの設定を標準にすると8ms(GtoG)、オフにすると14ms(GtoG)まで数値が変わるため、用途に合わせて設定を選べる機種だといえます。
映像入力端子の構成
映像入力端子は機種によって構成が異なります。KH-A242SDBはD-SubとHDMIを1系統ずつ備えます。
24BF440BはD-Sub、HDMI、DisplayPort1.4を1系統ずつ備えます。XB2497HSN-B1JはHDMI、USB Type-C、DisplayPort、LANをそれぞれ1系統備えており、5機種の中でもっとも系統数が多い構成です。
VA249QGSEはD-Sub、HDMI1.4、DisplayPort1.2を1系統ずつ、EV2400RはHDMIとDisplayPortを1系統ずつ備えます。
XB2497HSN-B1JのUSB Type-Cは、映像出力と給電を1本のケーブルでまとめられる端子です。ノートパソコンを毎日つなぎ替えて使う人にとっては、ケーブルの抜き差しが1本で済むメリットがあるのではないでしょうか。
LAN端子も備えているため、有線ネットワークを使う環境でも配線をまとめやすくなります。
角度調整と質量
上下の角度調整(チルト)は、KH-A242SDBが-5°/20°、24BF440Bが-5°/21°、XB2497HSN-B1Jが-5°/23°、VA249QGSEとEV2400Rがともに-5°/35°です。VA249QGSEとEV2400Rは上向きに35°まで倒せるため、モニターアームを使わずに画面の角度を大きく変えたい人に向いているといえます。
左右の首振り(スイベル)は、24BF440Bが45°/45°、XB2497HSN-B1Jが60°/60°、VA249QGSEが180°/180°です。VA249QGSEは画面をほぼ真横まで向けられる角度で、モニターを人に見せながら説明したいときや、縦横で位置を頻繁に変えたい人に向いています。
高さ調整の幅は、24BF440BとXB2497HSN-B1Jが150mm、EV2400Rが140mm、VA249QGSEが130mmです。質量はスタンドを含めてKH-A242SDBが3.2kgともっとも軽く、EV2400Rが5.6kgともっとも重くなっています。
この差は、開梱して設置するときの持ちやすさに関わってくるでしょう。
消費電力の幅
消費電力(最大)は、24BF440Bが12.01Wともっとも低く、VA249QGSEが13W、KH-A242SDBが24W、EV2400Rが43W、XB2497HSN-B1Jが150Wです。もっとも低い24BF440Bともっとも高いXB2497HSN-B1Jの差は137.99Wで、5機種の中で消費電力の幅は大きく開いています。
モニターを長時間つけたままにする使い方では、消費電力の低さがそのまま毎日の電気代の違いに結びついてきます。24BF440B(12.01 W)やVA249QGSE(13 W)のような機種は、複数台を並べて使うマルチモニター環境でも消費電力を抑えやすい数値だといえます。
XB2497HSN-B1Jの150Wは5機種の中でもっとも高い数値なので、長時間の使用や複数台での運用を考えている場合は、この数値も選ぶ基準に加えておきましょう。
まとめ
23.8型・フルHD・100Hzクラスのモニターを、IODATA、LG、iiyama、ASUS、EIZOの5機種で比較しました。明るい部屋でも画面が見やすい機種を探しているなら、輝度(標準)が350 cd/m2のXB2497HSN-B1JかEV2400Rが候補になります。
5機種は最大リフレッシュレートや応答速度、映像入力端子の構成、質量まで数値の差が大きく、用途に合わせて選び分けられる顔ぶれです。
目的別に選ぶなら
明るい部屋でも見やすい画面がほしい
iiyama ProLite 2026年モデル(XB2497HSN-B1J)
EIZO FlexScan 2025年モデル(EV2400R)
| 輝度(標準) | 350 cd/m2 |
|---|
明るい部屋でも画面が見えにくくなりにくいのは、XB2497HSN-B1JとEV2400Rです。輝度(標準)はどちらも350 cd/m2で、次に高いVA249QGSE(300 cd/m2)との差は50 cd/m2です。
窓際や照明の強い部屋で使う場合、この差は画面の見やすさとして実感しやすいはずです。
どれを選ぶべきか
IODATAモニター 2026年モデル(KH-A242SDB)
KH-A242SDBは、質量がスタンド込みで3.2kgと5機種の中でもっとも軽いモニターです。パネルはADS方式で、輝度は250 cd/m2、コントラスト比は1300:1です。
映像入力端子はD-SubとHDMIの2系統で、シンプルな構成で1台だけ使いたい人に向いているでしょう。
LGエレクトロニクスモニター 2026年モデル(24BF440B)
24BF440Bは、消費電力(最大)が12.01Wと5機種の中でもっとも低いモニターです。映像入力端子はD-Sub、HDMI、DisplayPort1.4の3系統を備え、色域はNTSC比72%と表示されています。
一方でコントラスト比は1000:1と5機種の中では低めの数値なので、暗い場面の階調表現を重視する人には他の機種の方が向いているかもしれません。
iiyamaProLite 2026年モデル(XB2497HSN-B1J)
XB2497HSN-B1Jは、輝度が350 cd/m2、コントラスト比が1500:1と、明るく階調の出やすい画面が魅力の機種です。映像入力端子はHDMI、USB Type-C、DisplayPort、LANの4系統を備えており、ノートパソコンを1本のケーブルでつなぎたい人や有線LANを使いたい人に向いています。
ただし消費電力(最大)は150Wと5機種の中でもっとも高い数値なので、そこは踏まえておく必要があるでしょう。
ASUSモニター 2026年モデル(VA249QGSE)
VA249QGSEは、最大リフレッシュレートが50~120Hzと5機種の中でもっとも高く、スイベルも180°/180°まで動かせるモニターです。動きの多い画面をなめらかに表示したい人や、画面の向きを頻繁に変えたい人に向いています。
輝度は300 cd/m2で、XB2497HSN-B1JやEV2400Rの350 cd/m2と比べると、明るさでは一段低い数値になります。
EIZOFlexScan 2025年モデル(EV2400R)
EV2400Rは、輝度350 cd/m2、コントラスト比1500:1と明るく階調の出やすい画面を備え、オーバードライブの設定を強・標準・オフの3段階で切り替えられるモニターです。上下のチルトは-5°/35°までと角度調整の幅も広めです。
一方で質量はスタンド込みで5.6kgと5機種の中でもっとも重く、映像入力端子もHDMIとDisplayPortの2系統にとどまるため、持ち運びや端子数を重視する人には他の機種の方が向いているのではないでしょうか。



