完全ワイヤレスイヤホン 徹底比較 2026年版|軽さと装着スタイルで選ぶ完全ワイヤレス6機種
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今回比較するのはこちらの6機種
ANKERSoundcore 2026年モデル(P42I)
エレコムヘッドホン 2025年モデル(LBT-OWS03)
- 発売2025年12月
JVCVictor nearphones 2026年モデル(HA-NP80T)
オーディオテクニカaudio-technica MIMIO 2025年モデル(ATMM-SHD1)
フィリップスヘッドホン 2026年モデル(TAT1300)
サンワサプライ 【直販モデル】ヘッドホン 2026年モデル(400-BTTWS8)
- 発売2026年8月
項目ごとの比較
型式
カナル型は耳の穴にイヤーピースを差し込んで使う形で、オープンイヤーは耳の穴をふさがずに耳の近くから音を届ける形です。
カナル型は耳の穴をふさぐので周りの音が入りにくく、電車の中など騒がしい場所でも音量を上げすぎずに聴けます。その一方で、周りの音や声に気づきにくくなり、耳の穴に何かが入っている感覚が苦手な人もいるでしょう。オープンイヤーは耳の穴が開いたままなので、周りの音を聞きながら使えて圧迫感もありませんが、騒がしい場所では音が聞き取りにくくなり、音が外に漏れやすくなります。
通勤中や移動中に音楽に集中したい人には、ANKER P42I、オーディオテクニカ ATMM-SHD1、フィリップス TAT1300、サンワサプライ 400-BTTWS8 のカナル型4機種が合います。家事をしながら、あるいは外を歩きながら周りの音も聞きたい人には、エレコム LBT-OWS03 と JVC HA-NP80T のオープンイヤー2機種を候補にしてみてください。
ドライバー(ユニット)
ドライバーは音を出す振動板を含む部品で、この数値はその直径を表しています。直径が大きいほど空気を動かしやすくなりますが、音の良し悪しは振動板の素材や調整でも決まるため、数値だけで音質は決まりません。
表の中で数値が示されているのは、ANKER P42I の11 mmと、ほかの3機種の10 mmです。差は1 mmですから、この差だけを理由にどちらかを選ぶほどの違いにはならないでしょう。
ドライバーの大きさは、この表の機種を選び分ける決め手にはなりません。型式や重さ、対応コーデックを優先して比べてみてください。
質量
耳に着けるものは、軽いほど長時間着けていても耳が疲れにくくなります。いちばん軽いサンワサプライ 400-BTTWS8 の4.1 gと、次に軽い ANKER P42I の4.4 gの差は0.3 gですから、この2機種は重さの点ではほぼ横並びといえます。JVC HA-NP80T は9.2 gで、同じオープンイヤーのエレコム LBT-OWS03 の5.3 gより3.9 g重くなっています。フィリップス TAT1300 は34 gで、表の中ではいちばん大きな値です。
軽さを最優先にするなら、カナル型ではサンワサプライ 400-BTTWS8 と ANKER P42I が有力です。オープンイヤーの中で軽さを重視するなら、JVC HA-NP80T よりエレコム LBT-OWS03 のほうが合うはずです。
連続再生時間
連続再生時間は、イヤホン本体を1回充電したあと、ケースに戻さずに音楽を流し続けられる時間です。通勤や作業の途中で充電切れを起こさないかどうかは、この値で判断しましょう。
ANKER P42I はノイズキャンセリング(ANC)をオフにすると最大12時間、オンにすると最大8.5時間で、ANCを使うと3.5時間短くなります。サンワサプライ 400-BTTWS8 もANCオフで最大約6.5時間、オンで最大約5.5時間と、1時間の差があります。オープンイヤーの2機種では、JVC HA-NP80T の最大9.5時間がエレコム LBT-OWS03 の約5時間より4.5時間長く、1日じゅう着けっぱなしにする使い方にはこの差が効いてくるのではないでしょうか。
一度着けたら長く外さない人には、ANKER P42I と JVC HA-NP80T が合います。通勤の往復や短い作業で使うことが多い人なら、フィリップス TAT1300 の最大6時間やエレコム LBT-OWS03 の約5時間でも足ります。
充電時間
充電時間は、空になったイヤホンやケースを満充電にするまでにかかる時間です。イヤホン本体の時間は、ケースに戻してからまた使えるようになるまでの待ち時間の目じるしになります。
イヤホン本体の充電時間は、ANKER P42I とサンワサプライ 400-BTTWS8 が約1時間で、JVC HA-NP80T の約2時間より1時間短く済みます。一方で ANKER P42I は、イヤホンとケースをまとめて充電する場合、USB-Cケーブルで約3時間、ワイヤレス充電で約4時間かかります。ケースごと満充電にしておきたい人は、寝ている間など、まとまった時間に充電する習慣があると使いやすいでしょう。
外出先でケースに戻して早く使える状態に戻したい人には、イヤホン本体が約1時間で充電できる ANKER P42I とサンワサプライ 400-BTTWS8 が合います。ケースごと短時間で充電を済ませたい人には、充電ケースが約1.5時間のエレコム LBT-OWS03 を検討してみてください。
充電の端子・方法
充電ケースを充電するときに使う端子や方法です。USB Type-Cは今のスマートフォンやノートパソコンで広く使われている端子なので、同じケーブルや充電器を使い回せます。
6機種とも充電ケースにUSB Type-Cが挙げられているので、ケーブルをイヤホン専用に用意する必要はありません。ANKER P42I はワイヤレス充電も挙げていて、対応する充電器(別売)の上にケースを置くだけで充電できます。ただし、ワイヤレス充電ではケースごとの充電に約4時間かかるので、急ぐときはケーブルのほうが早く済むでしょう。
どの機種もUSB Type-Cで充電できるので、充電の端子で選び分ける必要はありません。ワイヤレス充電器をすでに持っていて、ケーブルを挿す手間を減らしたい人には ANKER P42I が使いやすいはずです。
防水・防滴
IPに続く2桁の数字は、前が粉じんへの強さ、後ろが水への強さを表しています。IP55は粉じんと、いろいろな方向から吹きかかる水に耐える等級で、IPX4は水しぶきに耐える等級です。
IP55の ANKER P42I、JVC HA-NP80T、オーディオテクニカ ATMM-SHD1 は、水への強さがIPX4より1段上なので、運動中の汗や急な雨にあたる場面でもより安心して使えます。IPX4のエレコム LBT-OWS03、フィリップス TAT1300、サンワサプライ 400-BTTWS8 も、汗や小雨の水しぶき程度であれば想定された範囲に入るといえます。どちらの等級も水に沈めて使うことは想定していないので、水洗いや水泳には使えません。
ランニングやジムなど汗をかく場面や屋外で使うことが多い人には、IP55の3機種が合います。室内や通勤での使用が中心なら、IPX4の3機種でも困ることは少ないでしょう。
Bluetoothのバージョン
Bluetoothのバージョンは、スマートフォンなどとつなぐ無線規格の世代を表しています。新しい世代ほど接続の安定性や省電力の仕組みが改良されていますが、その効果を得るには接続するスマートフォン側も同じ世代に対応している必要があります。Class1やClass2は電波を送る強さの区分で、Class1のほうが強い区分です。
ANKER P42I のVer.6.1がいちばん新しい世代ですが、手持ちのスマートフォンが古い世代であれば、つながり方はそちらの世代に合わせたものになるわけです。JVC HA-NP80T は電波の強さでClass1とされていて、人の多い場所などで電波が混み合う場面でも途切れにくい方向の設計といえます。
バージョンの違いは、どの機種でも一般的なスマートフォンとつなぐのに支障はなく、この項目だけで選び分けるほどの差にはなりません。新しいスマートフォンの機能を生かしたい人は、ANKER P42I やVer.6.0の JVC HA-NP80T、フィリップス TAT1300 を選ぶと合わせやすいでしょう。
対応コーデック
コーデックは、スマートフォンからイヤホンへ音を無線で送るときのデータの圧縮方式です。SBCはすべてのBluetoothイヤホンが使う基本の方式で、AACはiPhoneと相性がよく、LDACは対応するAndroidスマートフォンでより多くの情報量を送れる方式です。
ANKER P42I はSBC・AACに加えてLDACを挙げていて、LDACに対応したAndroidスマートフォンと組み合わせれば、より多くの情報量で音を受け取れます。ただし、LDACで送るデータ量を多くすると、人混みなどで接続が途切れやすくなることがあるので気をつけたいところです。iPhoneで使う場合はAACが使われるので、LDACの有無は音に関係しません。
LDAC対応のAndroidスマートフォンで音質を重視したい人には、ANKER P42I が合います。iPhoneで使う人は、AACが挙げられている ANKER P42I、エレコム LBT-OWS03、JVC HA-NP80T、オーディオテクニカ ATMM-SHD1 から選んでみてください。
感度
感度は、同じ強さの信号を入れたときにどれだけ大きな音が出るかを表す値で、大きいほど大きな音を出しやすくなります。ワイヤレスイヤホンは音量を上げ下げする回路を本体に内蔵しているので、この値の違いが使い勝手に直接出ることはほとんどないでしょう。
オーディオテクニカ ATMM-SHD1 の104 dBとフィリップス TAT1300 の105 dBの差は1 dBで、音量の上げやすさとして体感できるほどの違いではありません。
感度は、この表の機種を選び分ける決め手にはなりません。ほかの項目を優先して比べてみてください。
インピーダンス
インピーダンスは、イヤホンの電気の流れにくさを表す値です。有線のヘッドホンでは再生機器との相性に関わりますが、ワイヤレスイヤホンは内蔵の回路で鳴らすように作られているので、買う人が気にする必要はほとんどないといえます。
ANKER P42I の14.2 Ω、フィリップス TAT1300 の16 Ω、オーディオテクニカ ATMM-SHD1 の31 Ωは、それぞれの本体の中で合わせて設計された値です。値の大小がそのまま音の良し悪しや音量の出やすさに結びつくわけではありません。
インピーダンスは、この表の機種を選び分ける決め手にはなりません。型式や重さ、連続再生時間を優先して比べておきましょう。
再生周波数帯域
再生周波数帯域は、イヤホンが出せる音の低いほうから高いほうまでの範囲です。人が聞き取れる音の範囲はおおむね20Hzから20kHzとされていて、それより上の範囲はハイレゾ音源の情報を再生できるかどうかの目じるしになります。
ANKER P42I は上限が40kHzで、ほかの5機種の20kHzより20kHz高くなっています。LDACとあわせてハイレゾ音源を聴くときには、この広さが生きてくるでしょう。一方で、ストリーミングの一般的な音源を聴くだけなら、20kHzまでの機種でも聞き取れる範囲はカバーできています。
ハイレゾ音源をLDAC対応のAndroidスマートフォンで聴きたい人には、ANKER P42I が合います。そうした使い方をしない人にとっては、この項目で5機種の間に差はありません。
まず耳をふさぐか開けておくかで候補を分けましょう
6機種のうち、LBT-OWS03とHA-NP80Tの2機種はオープンイヤー、残りの4機種はカナル型です。オープンイヤーは耳の穴をふさがないので、車の音や人からの呼びかけに気づきやすく、家事をしながら聴くときにも向いています。
これに対してカナル型は耳の穴に差し込むので、電車の中など周りがうるさい場所でも音楽に集中しやすくなるわけです。
そのため、どちらの使い方をしたいかを先に決めておくと、比べる機種が半分ほどに減ります。オープンイヤーの2機種のあいだでは、LBT-OWS03は軽さ、HA-NP80Tは再生時間の長さと防水の等級にそれぞれ強みがあるといえるでしょう。
軽さの差は長くつけるほど効いてきます
カナル型のなかでは、400-BTTWS8の4.1 g、P42Iの4.4 g、ATMM-SHD1の5.7 gと、三つの機種が近い重さに並んでいます。ほんの数グラムの違いに見えますが、耳にかかる重さは長い時間つけていると少しずつ気になってくるので、一日の大半をイヤホンと過ごす人ほど軽い機種の良さを感じやすいのではないでしょうか。
それに対して、TAT1300は34 g、オープンイヤーのHA-NP80Tは9.2 gと、ほかの機種よりはっきり重くなっています。短い時間だけ使う人ならそれほど気になりませんが、長時間つけることが多い人は、重さを候補から外す理由のひとつとして考えてよいでしょう。
再生時間と防水の等級で、使える場面が変わります
連続再生時間がいちばん長いのはP42Iで、ANCオフのとき最大12時間です。2番目に長いHA-NP80Tの最大9.5時間とは2.5時間の差があり、長距離の移動や一日の外出でも、途中で充電しなくて済む場面が増えます。
反対に、LBT-OWS03の約5時間やTAT1300の最大6時間は、通勤や通学の往復に使って、帰ったらケースに戻すくらいの使い方に合っているといえます。
防水の等級は、P42I、HA-NP80T、ATMM-SHD1の3機種がIP55、残りの3機種がIPX4です。IP55はほこりへの強さと、噴き付ける水への強さを示す等級です。
IPX4は水しぶきへの強さを示す等級なので、運動で汗をかく人や雨の日によく使う人は、IP55の機種を選ぶと安心です。
まとめ
長時間つけても疲れにくい軽さを最優先するなら、サンワサプライの400-BTTWS8を選んでください。質量は6機種のなかで最も軽い4.1 gです。
そのほかの機種は、耳をふさぐカナル型か、耳を開けたままにするオープンイヤーかで候補が分かれます。そのうえで、再生時間と防水の等級を見て絞り込むと選びやすくなります。
目的別に選ぶなら
長時間つけても疲れにくい軽さがほしい
サンワサプライ 【直販モデル】 ヘッドホン 2026年モデル(400-BTTWS8)
| 質量 | 4.1 g |
|---|
400-BTTWS8の質量は4.1 gで、次に軽いP42Iの4.4 gより0.3g軽く、6機種のなかでいちばん軽い機種です。耳にかかる重さが少ないほど、通勤や在宅作業で何時間もつけっぱなしにしたときに耳の負担を感じにくくなるはずです。
一方で、連続再生時間はANCオフで最大約6.5時間です。一日中つけ続けるなら、途中でケースに戻して充電する使い方になるでしょう。
どれを選ぶべきか
ANKERSoundcore 2026年モデル(P42I)
P42Iは、1回の充電で長く聴きたい人に向いています。連続再生時間はANCオフで最大12時間、ANCオンでも最大8.5時間で、対応コーデックにはLDACが含まれ、防水はIP55です。
ケースはワイヤレス充電にも対応しますが、充電器は別売りなので、充電パッドを持っていない人は別に用意する必要があります。
エレコムヘッドホン 2025年モデル(LBT-OWS03)
LBT-OWS03は、周りの音を聞きながら使いたい人に向くオープンイヤーの機種です。質量は5.3 gで、同じオープンイヤーのHA-NP80Tより3.9g軽くなっています。
ただし連続再生時間は約5時間と6機種のなかでいちばん短く、防水もIPX4なので、長時間の外出や汗をかく運動にはやや心もとないかもしれません。
JVCVictor nearphones 2026年モデル(HA-NP80T)
HA-NP80Tは、耳をふさがずに長く使いたい人に向いています。連続再生時間は最大9.5時間で、オープンイヤーの2機種のなかでは長く、防水もIP55です。
その代わり質量は9.2 gあり、カナル型の軽い機種と比べると耳にかかる重さははっきり大きくなるので、その点は確かめておきたいところです。
オーディオテクニカaudio-technica MIMIO 2025年モデル(ATMM-SHD1)
ATMM-SHD1は、軽めのカナル型で防水の等級も重視したい人に向いています。質量は5.7 gで、防水はIP55、対応コーデックにはSBCとAACが挙がっています。
いちばん軽い400-BTTWS8と比べると1.6g重いので、軽さを最優先する人はそちらと比べてから決めると安心でしょう。
フィリップスヘッドホン 2026年モデル(TAT1300)
TAT1300は、カナル型の基本的な使い方ができれば十分という人向けの機種です。連続再生時間は最大6時間、充電時間は2時間で、Bluetoothは Ver.6.0です。
ただし質量は34 gと6機種のなかでいちばん大きく、防水もIPX4なので、軽さや屋外での使いやすさを求める人には向かないかもしれません。
サンワサプライ 【直販モデル】ヘッドホン 2026年モデル(400-BTTWS8)
400-BTTWS8は、とにかく軽いカナル型を探している人に向いています。質量は4.1 gで6機種のなかでいちばん軽く、イヤホン本体は約1時間で充電できます。
一方、連続再生時間はANCオフで最大約6.5時間とP42Iより5.5時間短く、防水もIPX4なので、雨の日や運動中に使う人はその点を考えておきましょう。



