デシカント式の除湿機 徹底比較 2026年版|排水の手間と持ち運びやすさで選ぶ4機種
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今回比較するのはこちらの4機種
シャープ除湿機 2024年モデル(CV-S60)
アイリスオーヤマIJD-P20
コロナいつでもカラット 2026年モデル(KD-Z90A)
トヨトミTD-ZBS80N
項目ごとの比較
定格除湿能力
1日あたりの除湿能力: 5.4 L
1日あたりの除湿能力: 2.4 L
1日あたりの除湿能力: 9 L
1日あたりの除湿能力: 8 L
「除湿能力」は、目安となる部屋の広さ(畳数)と、1日あたりに取り除ける水分量(L)を示した数値です。
数値が大きい機種ほど、部屋の湿気を早く取り除いたり、洗濯物が多い日でも余裕を持って乾かしたりできます。一方で、部屋の広さに対して能力が高すぎる機種を選ぶと、必要以上にハイパワーな機種を持て余すことにもなりかねません。
1日あたりの除湿能力は、コロナ KD-Z90Aが9L、トヨトミ TD-ZBS80Nが8Lと大きく、アイリスオーヤマ IJD-P20は2.4Lにとどまります。部屋全体の湿気を強力に取りたいならコロナ KD-Z90Aやトヨトミ TD-ZBS80N、クローゼットなど狭い空間で使うならアイリスオーヤマ IJD-P20が候補になるでしょう。
衣類乾燥時間
衣類乾燥時間は、一定量の洗濯物を乾燥させるのにかかる時間の目安です。
時間が短いほど、洗濯から乾燥までを早く終えられ、部屋干し特有のにおいも抑えやすくなります。ただし同じ機種でも、速乾モードと通常モードでは所要時間に差があり、静音性を優先したモードを選ぶと時間は長くなる傾向があるのです。
トヨトミ TD-ZBS80Nは速乾モードで86分ともっとも短く、シャープ CV-S60は梅雨時で99分、冬季で109分です。アイリスオーヤマ IJD-P20は182分で、トヨトミ TD-ZBS80Nとの差は96分ですので、洗濯物を乾かす頻度が高い家庭ほどこの差は積み重なっていきますね。
運転音
運転音は、除湿や衣類乾燥の運転中に本体から出る音の大きさを示す数値(dB)です。
静音モードほど運転音は小さくなりますが、その分パワーを抑えるため乾燥や除湿にかかる時間は長くなりやすいです。逆に速乾モードのようにパワーを上げた運転は、乾燥時間を短縮できる一方で音は大きくなります。
シャープ CV-S60は音控えめモードで38dBまで下げられ、コロナ KD-Z90Aも静音モードで34dBです。トヨトミ TD-ZBS80Nはエコモードで35dBですので、就寝中や在宅時に音を抑えたい場合は、これらの静音モードが使えるかどうかを基準に選んでみてください。
排水タンク容量
排水タンクは、除湿した水分をためておくタンクの容量です。
タンク容量が大きい機種ほど、満水になるまでの時間が長くなるため、水を捨てに行く回数を減らせます。留守番運転や連続運転をしたい家庭ほど、この容量の差は使い勝手に直結するでしょう。
トヨトミ TD-ZBS80Nは4Lともっとも大きく、アイリスオーヤマ IJD-P20の2Lとの差は2L、シャープ CV-S60の1.5Lとの差は2.5Lです。水を捨てる手間を減らしたいなら、タンク容量の大きいトヨトミ TD-ZBS80Nが有利といえます。
ルーバー・送風
ルーバー(送風口の羽根)の動く方向や角度は、風が届く範囲を左右します。
可動域が広い機種ほど、部屋の広い範囲やさまざまな場所に干した洗濯物へ風を届けやすくなります。一方で可動域が狭くても、特定の場所に風を集中させたいときには十分な場合もあるでしょう。
コロナ KD-Z90Aは左右260cm、上下も高さ150cm・奥行200cmと広い範囲を動く仕様です。トヨトミ TD-ZBS80Nはワイドで約180°、アイリスオーヤマ IJD-P20は上下方向に動く仕様ですので、洗濯物を干す場所の広さや配置に合わせて選んでみてください。
質量
軽い機種ほど、部屋から部屋への移動や持ち上げての水捨てが楽になります。重い機種は、その分安定して設置できるという側面もあるのです。
アイリスオーヤマ IJD-P20が5.3kgともっとも軽く、コロナ KD-Z90Aが8.9kgともっとも重く、差は3.6kgです。部屋を移動させながら使いたいなら、軽量なアイリスオーヤマ IJD-P20が扱いやすい機種ではないでしょうか。
除湿能力の違いと部屋の広さの目安
1日あたりの除湿能力を見ると、IJD-P20が2.4L、CV-S60が5.4L、TD-ZBS80Nが8L、KD-Z90Aが9Lという順に並びます。除湿能力が大きいほど、同じ時間でより多くの水分を取り除けるということですから、部屋の広さや湿気の量に対してどれだけ余裕を持って運転できるかが変わってくるわけです。
畳数の目安を見ると、IJD-P20は木造3畳・鉄筋6畳向けとなっており、脱衣所や寝室など小さめの空間で使う製品です。CV-S60は木造7畳・鉄筋14畳で中間的な位置づけになっており、TD-ZBS80Nは木造10畳・鉄筋20畳と、4機種の中で最も広い部屋を目安にしています。
KD-Z90Aは4畳以下という目安が示されており、1日あたりの除湿能力の数値の大きさと、想定されている部屋の広さは必ずしも同じ方向を向いていないのですね。
衣類乾燥にかかる時間と運転音の下がり方
衣類乾燥にかかる時間が示されているのはCV-S60、IJD-P20、TD-ZBS80Nの3機種です。TD-ZBS80Nは速乾モードで86分、CV-S60は梅雨時で約99分・冬季で約109分、IJD-P20は182分となっており、同じ量の洗濯物を乾かす場合でも、これだけの時間差が毎回積み重なっていきます。
毎日部屋干しをする家庭では、この差がそのまま洗濯物を取り込むまでの待ち時間の差になるはずです。
運転音はモードによって数値が大きく変わる機種が目立ちます。KD-Z90Aは速乾モードで53dB、標準・ecoモードで49dB、静音モードでは34dBまで下がります。
TD-ZBS80Nも通常56dBに対してエコモードでは35dB、CV-S60も衣類乾燥の速乾で51dB、音控えめモードで38dBとなっています。日中は速く乾かし、夜間は音を抑えたモードに切り替えるという使い方ができる機種が複数あることが分かりますね。
排水タンクと質量が日々の手間に与える影響
排水タンク容量が示されているのはCV-S60の1.5L、IJD-P20の2L、TD-ZBS80Nの4Lです。容量が大きいほど満水になるまでの時間が延びるので、水を捨てに行く手間を減らしたい人はTD-ZBS80Nの4Lが有力な選択肢になるでしょう。
逆にCV-S60の1.5Lは、その分こまめに水を捨てる前提で使う製品といえます。
質量はIJD-P20が5.3kg、CV-S60が6.7kg、TD-ZBS80Nが7.2kg、KD-Z90Aが8.9kgです。軽い機種ほど持ち上げて別の部屋へ移動させる作業が楽になりますから、リビングと寝室など複数の場所で使い回したい人にはIJD-P20の軽さが効いてきます。
一方でKD-Z90Aのように重めの機種は、一つの場所に据え置いて長く使う使い方に向いているのではないでしょうか。
まとめ
排水の手間を減らしたい人にはトヨトミTD-ZBS80N、部屋から部屋へ気軽に持ち運びたい人にはアイリスオーヤマIJD-P20が向いています。4機種はいずれもデシカント式で冬でも除湿できますが、除湿能力や衣類乾燥にかかる時間、運転音の下がり方には機種ごとに差があるのです。
目的別に選ぶなら
排水の回数を減らしたい
トヨトミ TD-ZBS80N
| 排水タンク容量 | 4 L |
|---|
トヨトミTD-ZBS80Nの排水タンク容量は4Lで、次に良いIJD-P20の2Lより2L多くなっています。タンクが大きいほど満水になるまでの時間が延びますから、水を捨てに行く手間そのものを減らせるのです。
毎日乾燥運転を使う家庭や、こまめに様子を見に行けない時間帯に運転させたい家庭ほど、この差が効いてきます。
部屋から部屋へ移して使いやすい軽さがほしい
アイリスオーヤマ IJD-P20
| 質量 | 5.3 kg |
|---|
アイリスオーヤマIJD-P20の質量は5.3kgで、次に軽いCV-S60の6.7kgより1.4kg軽くなっています。片手で持ち上げて別の部屋へ運ぶ動作を毎日繰り返すことを考えると、この差は腕への負担として積み重なっていくでしょう。
リビングで使ったあと寝室に移す、洗面所と居室を使い分けるといった運用をしたい人に向いています。
どれを選ぶべきか
シャープ除湿機 2024年モデル(CV-S60)
除湿能力は木造7畳・鉄筋14畳で、1日あたり5.4Lです。衣類乾燥にかかる時間は梅雨時で約99分、冬季でも約109分とあまり変わらず、季節を問わず使いやすい数値になっています。
音控えめモードでは38dBまで下がるため夜間の使用も選びやすい一方、排水タンクは1.5Lなので、乾燥運転を続けると水を捨てる頻度は上がりやすい機種といえます。
アイリスオーヤマIJD-P20
質量5.3kgという軽さが最大の特徴で、部屋を移動させながら使いたい人に向いているのではないでしょうか。一方で除湿能力は木造3畳・鉄筋6畳、1日あたり2.4Lと4機種の中では小さめの数値で、脱衣所や個室など限られた範囲で使う前提の製品です。
衣類乾燥にかかる時間も182分と長めなので、乾燥を主な目的にする場合は時間がかかる点を踏まえておく必要があります。
コロナいつでもカラット 2026年モデル(KD-Z90A)
1日あたりの除湿能力は9Lで4機種の中で最も大きく、湿気の多い部屋でしっかり除湿したい人に向いています。運転音は静音モードで34dBまで下がる一方、速乾モードでは53dBになるため、時間帯によってモードを切り替える使い方ができます。
ただし質量は8.9kgと4機種の中で最も重く、頻繁に持ち運ぶ使い方にはあまり向かないかもしれません。
トヨトミTD-ZBS80N
除湿能力は木造10畳・鉄筋20畳、1日あたり8Lで、広めの部屋でも使える数値です。速乾モードでの衣類乾燥時間は86分と4機種の中で最も短く、排水タンクも4Lと最も大きいので、洗濯物を頻繁に乾燥させる家庭ほど手間を減らせるはずです。
運転音は56dBですが、エコモードでは35dBまで下がるため、昼と夜でモードを使い分けたい人にも対応できます。



