ハイセンス テレビは新モデルが買い?軽さとスピーカー出力を比べる|85U9Sと85U9R【2026年9月】
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今回比較するのはこちらの2機種
ハイセンスRGB 2026年モデル(85U9S)
ハイセンステレビ 2025年モデル(85U9R)
ハイセンス 85U9Rは、85V型の4K液晶テレビです。ハイセンスが「ULED」と呼ぶ上位の液晶テレビの一台で、バックライトをエリアごとに制御してコントラストを出し、広色域パネルで色を表現し、倍速パネルとフレーム補間で動きをなめらかにし、超解像度処理で細部をはっきり見せることを目指しています。
バックライトにはMini LED Xバックライトを使い、量子ドットにも対応していて、明るさとコントラストを重視した作りになっているのです。音は110Wの音響システムで、電源を入れたときや操作したときの反応の速さもメーカーが特長として挙げています。
独自の機能
- ダイナミックXディスプレイMini LED Xバックライトと量子ドットを組み合わせ、高い輝度と深いコントラストで映像を表示します。
- HI-VIEW AIエンジンPROAIが画質と音質を調整し、省エネにつながる制御も行います。
- 5.1.2ダイナミックサラウンド110Wの音響システムをAIが制御し、テレビ本体だけで立体的な音場を作ります。
- AI クリアモーションPRO倍速表示とフレーム補間によって、スポーツなどの動きの速い映像もなめらかに見せます。
項目ごとの比較
音質性能 > 音声実用最大出力30W差
内蔵スピーカー全体で出せる音の大きさの上限を示す値です。値が大きいほど、音量を上げても余裕を持って鳴らしやすくなります。
85U9Rは110 W、85U9Sは80 Wで、新しい85U9Sのほうが30 W小さくなっています。85U9Rは広いリビングで映画やライブ映像を迫力のある音量で楽しみやすいはずです。85U9Sを選ぶ場合、テレビ単体の音量の余裕は85U9Rより小さくなります。
外部スピーカーを足さず、テレビだけで力強い音を鳴らしたい人には85U9Rが合うでしょう。サウンドバーなどを別に使う予定の人なら、この差はあまり気にしなくてよいです。
サイズ・重量 > 重量8.8kg差
85U9Sは45.8 kg、85U9Rは54.6 kgで、85U9Sのほうが8.8 kg軽くなっています。壁掛けにする場合や、設置や移動のときに人手をかける場合は、軽い85U9Sのほうが扱いやすいですよね。85U9Rの重さには、スピーカー構成の充実ぶりも関わっていると考えられます。
壁掛けや模様替えを考えている人には、軽い85U9Sが合うでしょう。据え置きで動かす予定がない人にとっては、大きな決め手にはなりません。
省エネ性能 > 省エネ基準達成率2%差
国が定めた省エネ基準の目標値に対して、どれだけ達成しているかを示す割合です。100%を超えていれば基準を満たしています。
85U9Sは107%、85U9Rは105%で、どちらも2026年度の基準を満たしています。差は2ポイントなので、使い勝手に表れるほどの違いではないでしょう。
2機種とも基準を上回っており、この項目でどちらかを選ぶ必要はありません。
省エネ性能 > 年間消費電力量3kWh差
決められた条件で1年間テレビを使ったときに消費する電力量の目安です。値が小さいほど電気を使いません。
85U9Sは192 kWh、85U9Rは195 kWhで、1年で3 kWhの差にとどまります。画面の大きさが同じなので、消費電力はほとんど変わらないといえそうです。
電気の使用量で2機種に大きな差はなく、選ぶ決め手にはなりません。
省エネ性能 > 年間電気代*281円差
年間消費電力量をもとに算出した、1年間の電気代の目安です。
85U9Sは5184 円、85U9Rは5265 円で、1年あたり81円の差です。長く使っても、差はごくわずかにとどまるでしょう。
電気代はほぼ同じなので、画質の方式や音、重さといったほかの項目で選んでみてください。
表示性能 > 映像処理エンジン
映像処理エンジンは、放送やネット動画の映像を解析し、ノイズの低減や精細感、色の調整を行ってから画面に送り出す部分です。
85U9Sは「HI-VIEW AIエンジン RGB」、85U9Rは「HI-VIEW AIエンジン PRO」を載せています。名前から分かるのは、85U9Sのエンジンがバックライトの方式に合わせたRGB向けの名前になっていることまでです。どちらの処理が優れているかを、この表から決めることはできません。
エンジンの名前だけでどちらかを選ぶ必要はなく、この項目は組み合わせるバックライトの方式とあわせて読んでみてください。
表示性能 > バックライト
液晶テレビは背面のバックライトで画面を照らしており、その光源の種類と細かさが明暗の表現や色の出方を左右します。RGB MiniLEDは、赤・緑・青の3色を発光する小さなLEDを光源に使う方式です。
85U9SはRGB MiniLED、85U9RはMini LED Xバックライトを採用しており、光源の組み立て方が異なります。85U9Sの方式は光源そのものが3色を持つ点が特徴で、85U9Rの方式は小型LEDを敷き詰めて明暗を細かく分けて制御する点が特徴です。
新しい光源方式を選びたい人には85U9Sが合うのではないでしょうか。方式の新しさより音や価格面を重く見る人は、ほかの項目で比べて決めるとよいでしょう。
表示性能 > 1V型(インチ)あたりの価格
本体価格を画面サイズの数値で割った値で、画面1インチ分にいくらかかっているかを示します。
2機種はどちらも85V型なので、この項目の差はそのまま本体価格の差を表しているわけです。
便利機能 > スマホ連携
スマートフォンの画面や動画をテレビへ送って映す機能です。AnyviewCastはハイセンスのキャスト機能で、AirPlay 2はiPhoneやiPadから映像や音楽を送るための仕組みです。
表記が少し違うだけで、どちらもAnyviewCastとAirPlay 2でスマートフォンとつなげます。この項目は選ぶ決め手にはならないでしょう。
音質性能 > スピーカー数
内蔵スピーカーの種類と数の構成です。役割ごとにスピーカーが分かれているほど、声や低音、頭上や横からの音をそれぞれ鳴らし分けやすくなります。
85U9Rの構成には、フルレンジとサブウーファーのほかにセンター、サイド、トップが並び、役割ごとに細かく分かれています。85U9Sの構成は、フルレンジ、ウーファー、トップスピーカーです。85U9Rは声の聞き取りや音の広がりを担うスピーカーを多く積んでいるため、新しい85U9Sのほうが構成は簡素になっています。
テレビ単体で立体的な音まで求める人には85U9Rが向いているでしょう。音は外部機器に任せる人なら、85U9Sの構成で困る場面は少ないはずです。
省エネ性能 > 多段階評価点
省エネ性能を1.0から5.0までの点数で示した評価で、点数が高いほど省エネ性能が高いことを表します。
85U9Sは3.1、85U9Rは3で、差は0.1とわずかです。
85U9Sがわずかに上回っていますが、どちらを選んでも省エネ性能はほぼ同じ水準と受け取ってよいでしょう。
いちばん大きな変化はバックライトの方式です
85U9Sのバックライトは RGB MiniLED、85U9Rは Mini LED Xバックライトです。映像処理エンジンも、85U9Sは HI-VIEW AIエンジン RGB、85U9Rは HI-VIEW AIエンジン PRO となっており、光源とエンジンがそろって入れ替わっています。
名前に RGB を冠した光源とエンジンを組み合わせている点から、85U9Sは映像の作り方の土台から見直した世代だと受け取れるのではないでしょうか。画質を目的に新しいモデルを選ぶのであれば、この二つの変更が買い替えの中心になります。
いっぽうで、42項目は両機種でまったく同じです。映像の方式以外の基本的な使い勝手は大きく変わらないので、比べるべき点は画質の方式と、次に挙げる音と重さに絞られてきます。
内蔵スピーカーの力強さは85U9Rのほうが上です
音声実用最大出力は、85U9Sが80W、85U9Rが110Wです。新しい85U9Sのほうが30W低くなっており、ここは新モデルが後退している点としてはっきり押さえておきたいところです。
スピーカーの構成も異なります。85U9Rはフルレンジ(2スピーカー)×2、センター×2、サイド×2、トップ×2、サブウーファー(2スピーカー)×1という構成で、85U9Sはフルレンジ×2、ウーファー×1、トップスピーカー×2です。
85U9Rは中央と左右に専用のスピーカーを置く構成なので、テレビ単体で音の広がりやセリフの位置を作り込む方向に振っているわけです。
そのため、サウンドバーやAVアンプをつながずにテレビだけで映画やライブ映像を楽しみたい家庭では、85U9Rの構成が魅力になるでしょう。反対に、外部の音響機器を使う予定があるなら、この差は選ぶうえでほとんど影響しません。
85U9Sは8.8kg軽く、設置の負担が小さくなります
重量は、85U9Sが45.8kg、85U9Rが54.6kgです。85U9Sのほうが8.8kg軽くなっています。
85型のテレビは、搬入や台への設置を二人以上で行うのが普通ですよね。8.8kgの差があれば、持ち上げて位置を合わせる作業の負担が軽くなり、壁掛け金具に掛ける場合も扱いやすくなります。
引っ越しや模様替えでテレビを動かす機会が多い家庭ほど、この軽さの恩恵を受ける場面は増えるはずです。スピーカー構成が簡素になったことは、この軽量化と表裏の関係にあると受け取れます。
省エネの差は小さく、決め手にはなりません
省エネ性能の多段階評価点は、85U9Sが3.1、85U9Rが3です。省エネ基準達成率も、85U9Sが107%(2026年度)、85U9Rが105%(2026年度)で、新しい85U9Sがわずかに上回っています。
年間消費電力量は85U9Sが192kWh、85U9Rが195kWhで、年間電気代にすると85U9Sが5184円、85U9Rが5265円です。1年で81円の差ですから、長く使っても家計への影響はごく小さいといえるでしょう。
どちらも同じ年度の基準を超えているので、電気代を理由にどちらかを避ける必要はありません。この項目は、ほかの条件で迷ったときの参考程度に受け取ってみてください。
スマホからの映像送信は両機種ともAirPlay 2に対応しています
スマホ連携は、85U9Sが AnyviewCast と AirPlay 2、85U9Rが AnyviewCast、AirPlay、AirPlay 2 です。どちらも AnyviewCast と AirPlay 2 を備えているので、スマホやタブレットの写真や動画を大画面に映す使い方は両機種で同じようにできます。
iPhoneやiPadから映像を送る使い方を考えている人にとって、この項目は機種を選び分ける理由にはならないでしょう。
まとめ
85U9Sは、バックライトをRGB MiniLEDに、映像処理エンジンをHI-VIEW AIエンジン RGBに改めたモデルです。本体は85U9Rより8.8kg軽くなり、省エネの数値もわずかに良くなっています。
一方で、音声実用最大出力は85U9Rの110Wから80Wへ下がり、スピーカーの構成も簡素になりました。
新型と旧型、どちらを買うか
ハイセンス85U9S が向く人
85U9Sは、画質の方式が新しくなったことを重視して、最新のRGB MiniLEDと HI-VIEW AIエンジン RGB の組み合わせを選びたい人に向いています。本体が85U9Rより8.8kg軽いので、壁掛けにしたい人や設置し直す機会が多い人にも扱いやすい機種だといえます。
音はサウンドバーなど外部機器でまかなうつもりの人なら、音声出力の低さも気にならないでしょう。
ハイセンス85U9R が向く人
85U9Rは、テレビ単体で力強い音を楽しみたい人に向いています。音声実用最大出力が110Wと85U9Sより30W高く、センターやサイドのスピーカーを含む構成なので、外部スピーカーを足さずに映画やライブ映像を見たい家庭で強みを発揮するはずです。
重量は54.6kgと重くなりますが、一度据え置いたら動かさない使い方であれば、その差はあまり問題にならないでしょう。



