ハイセンス テレビは新モデルが買い?USB端子の役割分担と内蔵スピーカーの出力を比べる|85U7Sと85U7R【2026年9月】
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今回比較するのはこちらの2機種
ハイセンステレビ 2026年モデル(85U7S)
- 発売2026年4月
ハイセンス 85U7Sは、85V型の4K液晶テレビで、ハイセンスが自社の基準を満たした上位の液晶テレビにだけ付ける「ULED」の名前を持っています。ULEDの基準は4つあり、バックライトを画面のエリアごとに光らせて明暗をはっきり描き分けること、広色域パネルと色の管理で色を豊かに再現すること、倍速パネルとフレーム補間で動きをなめらかに見せること、超解像とノイズ処理で細部をくっきり描くことです。
そのうえで、画質・音質・省エネを自動で調整するAIエンジンを載せ、ゲーム向けの144Hz表示と、低音を強めた2.1chのスピーカーも備えているのです。
独自の機能
- Hi-View AIエンジン Pro映している内容に合わせて、画質と音質、省エネの設定をテレビが自動で調整します。
- ネイティブ144Hz ゲームモードPro対応するゲーム機やパソコンの映像を最大144Hzで表示し、動きの速い場面もなめらかに映します。
- 2.1重低音サウンドシステム低音を受け持つスピーカーを含む2.1chの構成で、テレビ本体だけでも迫力のある音を鳴らせます。
- Mini LED PROバックライト小さなLEDのバックライトを画面のエリアごとに光らせ、明るい部分と暗い部分の差をはっきり表現します。
ハイセンステレビ 2025年モデル(85U7R)
- 発売2025年8月
ハイセンスの85U7Rは85V型の4K液晶テレビで、Mini-LEDバックライトをエリアごとに制御し、明暗のメリハリを出す作りになっています。広色域量子ドットで色の表現を広げ、「HI-VIEW AIエンジン PRO」が映像に合わせて画質を自動で調整します。
倍速パネルとフレーム補間で動きの速い映像をなめらかに見せ、サブウーファーを備えた2.1chのスピーカーも内蔵しています。起動や操作への反応、動画配信サービスを開くまでの速さも、製品ページで特徴として挙げられているのです。
独自の機能
- ULEDバックライトのエリア駆動、広色域、倍速によるなめらかな動き、超解像処理という4つの条件を満たしたハイセンスの上位液晶テレビにだけ付く呼び名です。
- 144Hz ゲームモードPROゲームモードでは144Hz VRRで表示し、HDMI2.1のALLMやAMD FreeSync Premium™にも対応して、対応ゲーム機やPCの映像をなめらかに映せます。
- AI 美肌リアリティー PROAIによる高画質処理のひとつで、人の肌の映り方を整えます。
- 2.1重低音サラウンドシステムフルレンジスピーカー2基にサブウーファーを加えた最大出力50Wの構成で、Dolby ATMOSの音声にも対応しています。
項目ごとの比較
画面の大きさも置き場所も、ほぼそのまま入れ替えられます
公式スペック表の59項目のうち、45項目は2機種でまったく同じです。本体の外形寸法は85U7Sが1891x1136x430 mm、85U7Rが1892x1136x430 mmで、違いは幅の1mmだけです。
そのため、85U7Rを置くつもりで測っていたスペースに、85U7Sもそのまま収まるはずです。
バックライトは、85U7SがMini LED PROバックライト、85U7RがMini LEDバックライトと表記されています。どちらもMini LEDを光源にした液晶テレビという点は変わらず、新モデルで名称にPROが加わった形です。
映像まわりの大きな作り直しというより、同じ骨格を保ったまま細部を更新したモデルチェンジだと受け取ってください。
本体が7.1kg軽くなり、壁掛けや搬入がしやすくなりました
今回の新旧でいちばん大きく変わったのは重さです。85U7Sは32.8 kg、85U7Rは39.9 kgで、新モデルの方が7.1kg軽くなっています。
外形寸法がほぼ同じなので、同じ大きさのまま軽くなったと考えて差し支えありません。
85V型のテレビは、設置のときに2人以上で持ち上げるのが普通ですよね。7.1kgの差は、階段や廊下を通って運び込む場面や、壁掛け金具に掛ける場面で、持つ人の負担として実感しやすい差になるはずです。
壁掛けを考えている家庭や、引っ越しや模様替えでテレビを動かす機会が多い家庭では、85U7Sを選ぶ理由として十分に成り立つといえます。
反対に、テレビ台に置いたら何年も動かさないつもりなら、重さの差が暮らしに影響する場面はほとんどありません。その場合は、次に挙げる音の違いの方を重く見て判断してみてください。
内蔵スピーカーの出力は、前モデルの方が10W大きいです
音声実用最大出力は85U7Sが40 W、85U7Rが50 Wで、ここは新しい85U7Sの方が控えめになっています。スピーカーの構成は、85U7Sがフルレンジ×2とウーファー×1、85U7Rがフルレンジ×2とサブウーファー×1で、どちらも左右のスピーカーに低音用のユニットを1つ加えた組み合わせです。
構成が同じ形でありながら出力に10Wの差があるので、本体スピーカーの余力は85U7Rの方が大きいと読むのが自然でしょう。広いリビングで音量を上げて映画やライブ映像を観る家庭では、この10Wの差が効いてくるはずです。
一方で、サウンドバーやAVアンプをつないで音を外に任せる予定なら、本体スピーカーの出力はほとんど判断材料になりません。音を外部機器に任せる人にとっては、85U7Sの出力が小さいことは気にしなくてよい点です。
省エネ性能は新モデルがわずかに上回ります
年間消費電力量は85U7Sが191 kWh、85U7Rが198 kWhで、7kWhの差があります。年間電気代は85U7Sが5157 円、85U7Rが5346 円で、1年あたり189円の差です。
省エネ基準達成率も85U7Sが107%(2026年度)、85U7Rが104%(2026年度)で、多段階評価点は3.1と3と、新モデルがどれも少しずつ上回っています。
ただし、1年で189円という差は、長く使っても購入の判断を左右するほど大きくはないでしょう。省エネ性能は、どちらを選んでもほぼ同じ水準にあると受け取り、決め手はほかの項目で探す方が合理的です。
なお、消費電力の値だけを見ると、85U7Sが335 W、85U7Rが305 Wで、新モデルの方が30W大きくなっています。それでも年間消費電力量では85U7Sの方が少ないため、日々の電気の使い方が新モデルで増えると心配する必要はありません。
USB端子は録画用とAV周辺用に役割が分かれました
USB端子の数はどちらも2つです。85U7Sは、そのうち1つが録画用、もう1つがAV周辺用と役割が決められています。
85U7Rは2つとだけ示されています。
85U7Sでは、外付けハードディスクを録画用の端子に挿し、それ以外の機器をAV周辺用の端子に挿す、という使い分けがはっきりしているのです。録画用のハードディスクをつないだまま別の機器も使う予定なら、配線を考える段階で迷う場面が減るでしょう。
スマートフォンとの連携については、どちらもAnyviewCastとAirPlay 2が挙げられています。スマートフォンの写真や動画をテレビの大画面に映す使い方は、どちらを選んでも同じように考えて構いません。
まとめ
85U7Sは前モデルの85U7Rより7.1kg軽く、年間消費電力量も7kWh少なくなっています。一方で音声実用最大出力は85U7Rの50Wに対して85U7Sは40Wで、テレビ本体のスピーカーの出力を重視するなら前モデルに分があります。
このほか、バックライトの表記がMini LED PROバックライトに変わり、USB端子は録画用とAV周辺用に役割が分けられました。
新型と旧型、どちらを買うか
ハイセンス85U7S が向く人
85U7Sが向いているのは、壁掛けにする予定がある人や、搬入経路が狭くて設置の負担を少しでも減らしたい人でしょう。同じ大きさのまま7.1kg軽くなっているうえ、年間消費電力量も少なく、録画用とAV周辺用に分かれたUSB端子で配線も迷わずに済みます。
サウンドバーなどで音を外に任せるつもりなら、スピーカー出力が小さい点も気にならないので、新モデルを選んで満足しやすい人だといえます。
ハイセンス85U7R が向く人
85U7Rが向いているのは、サウンドバーを足さずにテレビ本体のスピーカーだけで音を楽しみたい人です。音声実用最大出力が50 Wと、新モデルより10W大きいため、広い部屋で音量を上げて映画やライブ映像を観る使い方に合うはずです。
テレビ台に置いたら動かさない予定で、7.1kgの重さの差や年間189円の電気代の差を気にしないなら、前モデルを選んでも困る場面はほとんどないでしょう。



