REGZA テレビは新モデルが買い?8.5kgの軽さと画質調整機能の数を比べる|85E350Sと85E350N【2026年9月】
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今回比較するのはこちらの2機種
REGZAREGZA 2026年モデル(85E350S)
- 発売2026年7月
- パネル方式4K液晶パネル
- 画面寸法幅 187.2cm,高さ 105.3cm,対角 214.8cm
85E350Sは、画素数3840×2160の4K液晶パネルに、全面直下型LEDパネルモジュールを組み合わせたテレビです。映像処理には新世代エンジンのレグザエンジンZRを使い、高画質と操作のしやすさの両立を狙っています。
音はバランスのよいクリアさを目指した作りで、ネット動画もテレビ単体で楽しめます。映像のシーンに合わせて自動で制御し、画質を保ちながら消費電力を抑える仕組みも備えているのです。
独自の機能
- ネット動画ビューティネット動画を見るときの画質を高めるための処理を行います。
- 地デジビューティ地上デジタル放送の映像を高画質化して表示します。
- おまかせオートピクチャー映像の調整をテレビが自動で行い、手動で設定を変えなくても視聴できます。
- HDRリアライザーHDRオプティマイザー、HDR復元とあわせて、HDR10・HLG HDR・Dolby Vision・HDR10+の信号に対応したHDR映像を表示します。
前モデル(85E350R・2025年発売)からの変更点
2025年発売の85E350Rに対して、85E350Sは2026年7月発売の新しいモデルです。サウンドシステムの名称はレグザパワーオーディオシステムからレグザパワーオーディオに変わり、付属するレグザリモコンの型番もCT-90508からCT-90512に替わっています。
85E350Sのスペック表の付属品欄には、スタンド1式(スタンド2個、M5ネジ6本)、2.0mの電源コード、取扱説明書、スタンド取付説明書が記されているので、購入時に確かめてみてください。
REGZAREGZA 2025年モデル(85E350N)
- 発売2025年2月
- パネル方式4K液晶パネル
- 画面寸法幅 187.2cm,高さ 105.3cm,対角 214.8cm
REGZA 85E350Nは、画面の対角が214.8cmある85V型の4K液晶テレビで、映像処理エンジンに「レグザエンジンZR」を使っています。バックライトには全面直下型LEDパネルモジュールを採用していて、人の肌の色合いを自然に見せる「ナチュラルフェイストーン」も備えています。
ネット動画のアプリに対応しているほか、Apple AirPlay 2やスクリーンミラーリングを使えば、スマートフォンやタブレットの映像をこの大画面に映せます。音の面では「レグザパワーオーディオシステム」を搭載していて、部屋に合わせて音を自動で調整する「オーディオキャリブレーション」も使えるようになっています。
独自の機能
- ざんまいスマートアクセス好きなタレントが出ている番組をすぐに探し出せます。
- おすすめ番組・おまかせ録画ドラマやアニメの担当者が選んだおすすめ番組を、配信で観ることも、おまかせ録画で残しておくこともできます。
- オーディオキャリブレーション置いた部屋の環境に合わせて、音の設定を自動で整えてくれます。
- クラウドAI高画質テクノロジー地デジやネット動画の映像を、それぞれに合った画質に調整します。
項目ごとの比較
年間消費電力量9kWh差
決められた条件で1年間使ったときに使う電力量で、電気代の比較に使いやすい値です。
85E350Sの方が1年あたり9kWh少なく済みます。差は大きくありませんが、テレビを長時間つけている家庭ほど、使い続ける年数の分だけ積み重なっていくでしょう。
電気の使用量を少しでも抑えたい人には85E350Sが合いますが、この差だけで選ぶほどの開きではありません。
省エネ基準達成率4%差
国が定めた省エネの目標値に対して、どれだけ達しているかを示す値で、100%以上なら基準を満たしていることになります。
85E350Sは100%で2026年度基準を満たしていますが、85E350Nは96%で、基準に4%届いていません。省エネ性能を重視して選ぶ人にとっては、基準を満たしているかどうかが分かれ目になるはずです。
省エネ基準を満たした製品を選びたい人には、85E350Sをおすすめします。
質量 > スタンド含む8.5kg差
スタンドを付けた状態では、85E350Sの方が8.5kg軽くなります。軽い方は、模様替えや掃除のときに動かしやすく、テレビ台にかかる重さも小さく済むわけです。85E350Nを置く場合は、37.0 kgを支えられるテレビ台を用意する必要があります。
設置したあとに動かすことがある家庭や、テレビ台の耐荷重に余裕がない家庭には、85E350Sが合うでしょう。
質量 > 本体のみ8.4kg差
本体だけで比べると、85E350Sの方が8.4kg軽くなります。壁掛けにする場合は本体の重さが壁と金具にかかるため、軽い方が取り付けの負担は小さくなるのです。85E350Nでは、36.0 kgを支えられる壁と金具が必要になります。
壁掛けを考えているなら、本体が軽い85E350Sの方が取り付けの条件を満たしやすくなります。
梱包時質量12kg差
箱ごと運ぶときの重さで、搬入や開梱の手間に関わります。
85E350Sの方が12.0kg軽くなります。85インチの大きな箱は2人以上で運ぶのが前提ですが、重さが軽い方が階段での持ち上げや、設置場所までの移動が楽になりますね。
自分たちで運び込むつもりの家庭や、階段を通す必要がある住まいには、85E350Sが向いています。
消費電力52W差
テレビを動かしているときに使う電力の値で、かっこ内は電源を切って待機しているときと、機能が動いているときの値です。
動作時は85E350Sの方が52W少なく、待機時も0.2W、機能動作時も3W少なくなっています。ただし、実際の使い方に近い年間消費電力量の差は9kWhにとどまるため、この52Wの差がそのまま電気代の大きな差になるわけではありません。
どの状態でも85E350Sの方が使う電力は少なくなっています。電気代の比較には、年間消費電力量の方を見てみてください。
スピーカー(個数)2個差
テレビに内蔵された、音を鳴らすスピーカーの数です。同じ出力でも、何個のスピーカーに分けて鳴らすかで音の出方の組み立てが変わります。
85E350Sはメインスピーカーが2個、85E350Nはフルレンジが4個で、85E350Nの方が2個多い構成です。前の項目のとおり出力の合計は同じなので、音の大きさの上限は変わらず、違うのは音をいくつのスピーカーに分けて鳴らすかという点でしょう。
外付けのスピーカーを足さずに、テレビ本体だけで音を鳴らす人ほど、このスピーカー構成の違いが関わってきます。サウンドバーなどを別に使う予定の人にとっては、決め手になりにくい項目です。
外形寸法(スタンド付き)
幅と奥行はほぼ同じで、幅の差は0.2cm、奥行はどちらも39.0cmです。違いが出るのは高さで、85E350Sの方が2.8cm高くなります。テレビ台の上に棚や窓がある場所では、この2.8cmが収まるかどうかを分けることがあるでしょう。
置き場所の幅と奥行では、どちらを選んでも変わりません。テレビの上側に余裕が少ない場所なら、背の低い85E350Nの方が収めやすくなりますね。
質量(スタンド含む/本体のみ)
梱包箱寸法
届いたときの箱の大きさで、玄関や廊下、エレベーター、階段の曲がり角を通れるかどうかに関わります。
幅はほぼ同じですが、85E350Sの箱は85E350Nより高さが3.4cm低く、奥行が6.0cm薄くなっています。85インチの箱は立てたまま運ぶことが多いため、奥行が薄い方が狭い通路やドアを通しやすくなるはずです。
搬入経路が狭い住まいでは、箱が薄く低い85E350Sの方が運び込みやすいでしょう。
超解像技術
解像度の低い映像を、画面の大きさに合わせてきめ細かく見えるように補う処理です。85インチのような大画面では、元の映像の粗さが目立ちやすいため、こうした処理が見え方に関わってきます。
地デジやネット動画など、4Kより解像度の低い映像を大画面で見る機会が多い人ほど、関わりの大きい機能でしょう。85E350Nでは、この名前で表に示されています。
この項目は、2機種のどちらを選ぶかを分ける材料にはなりません。重さや省エネ性など、ほかの項目で比べて選ぶのが確かです。
美肌高画質
人の顔の色合いを自然に見せるための画質の処理です。ドラマやニュースなど、人物が大きく映る番組で効いてくる機能ですね。
人物の映る番組をよく見る人ほど関わりの大きい機能で、85E350Nでは「ナチュラルフェイストーン」という名前で示されています。
この項目は、2機種のどちらを選ぶかを分ける材料にはなりません。ほかの項目の違いで選ぶのが確かです。
地デジ高画質
地上デジタル放送の映像を、大画面でも見やすく整えるための処理です。地デジは4K放送より解像度が低いため、大画面で見るときに処理の役割が大きくなるわけです。
85E350Sは「地デジビューティ」、85E350Nは「地デジAIビューティ」という名前の処理を備えています。どちらも地デジの番組を見やすくするための機能で、地デジをよく見る家庭にとってはどちらを選んでも備わっている機能です。
どちらの機種にも地デジ向けの高画質処理が備わっているため、この項目では差を付けずに、重さや省エネ性などで選ぶとよいでしょう。
自動映像調整機能
見ている映像に合わせて、テレビが画質の設定を自動で切り替える機能です。番組や映画、スポーツのたびにメニューを開いて調整する手間が省けますね。
85E350Sはおまかせオートピクチャー、85E350Nはおまかせ AIピクチャーという名前の機能を備えています。どちらも画質の調整をテレビに任せられるので、設定をいじらずに見たい人には手間が減るはずです。一方で、自分で細かく作り込みたい人は、自動の調整が好みと合わない場面では手動の設定に切り替えることになります。
どちらの機種も、画質の調整を自動に任せられます。設定を触らずに見たい人は、この項目ではどちらを選んでも困りません。
ブルーライト制御
画面から出る青色の光を抑えて、目への刺激を和らげるための機能です。夜に長く画面を見る人ほど、使う場面が増えるでしょう。
青い光を抑えると、画面の色味は少し暖かい方向に寄ります。目の負担を減らしたいときには役立ちますが、本来の色で見たい映画やスポーツでは切っておく使い分けになるわけです。
85E350Nの表には、ブルーライト制御が●で示されています。夜に長時間テレビを見るので目への刺激を抑えたい人は、85E350Nのこの機能を目当てにできます。
広色域復元
放送などの映像信号に含まれる色の幅を広げて、より鮮やかな色で表示するための処理です。地デジ放送のように色の幅が限られた映像を、テレビ側で補って見せる役割を持っています。
色が鮮やかになると、自然の風景やアニメのように色数の多い映像は見栄えが良くなります。その反面、元の映像に忠実な色で見たい人には、色が強く出すぎると感じる場面もあるかもしれません。
85E350Nの表には、カラーリマスターという名前でこの処理が示されています。普段の放送番組を色鮮やかに見たい人は、85E350Nのこの機能を目当てにできます。
クラウドAI高画質テクノロジー
テレビをインターネットにつないだ状態で、クラウドから受け取る情報を画質の調整に生かす仕組みです。テレビ単体では分からない番組の情報をもとに、設定を合わせにいく考え方の機能なんです。
この仕組みを生かすには、テレビをインターネットにつないでおく必要があります。ネット回線をテレビまで引いている家庭なら調整を任せる幅が広がりますが、テレビをネットにつながずに使う家庭では働く場面がありません。
85E350Nの表には、この仕組みが●で示されています。テレビをネットにつないで使い、画質の調整をできるだけ任せたい人は、85E350Nのこの機能を目当てにできます。
クラウドAI高画質連携
クラウド側から受け取った情報と、テレビ本体の画質調整を結び付けて動かす機能です。前の項目のクラウドAI高画質テクノロジーを、実際の映像に反映させる部分にあたります。
ネットにつないでいれば、番組ごとの調整をテレビ任せにできる範囲が広がります。一方で、ネットにつながずに使うなら、この機能が働く場面はありません。
85E350Nの表には、この連携が●で示されています。前の項目と同じく、テレビをネットにつないで使う人にとっての判断材料になるでしょう。
サウンドシステム/イコライザー
テレビに内蔵された音を鳴らす仕組みと、その音質を整える機能の名前を示す項目です。
85E350Sはレグザパワーオーディオ、85E350Nはレグザパワーオーディオシステムという名前で、どちらもレグザ独自の音響の仕組みを載せています。音の組み立ての違いは、スピーカーの個数の項目に表れているのです。
音声実用最大出力(JEITA)
- ・メインスピーカー (15W+15W)
- ・フルレンジ (15W+15W)
内蔵スピーカーが出せる音の大きさの上限を、業界団体の決めた測り方で示した値です。数値が大きいほど、広い部屋でも音量に余裕を持たせやすくなります。
85E350Sのメインスピーカーと85E350Nのフルレンジは、どちらも15W+15Wで、出力の合計は同じです。そのため、どこまで大きな音を出せるかという点では、両機種に差がありません。
音量の余裕はどちらを選んでも同じです。この項目は選ぶ決め手にならないので、音の違いはスピーカーの個数の方で見てみてください。
ゲーミングメニュー
ゲームをしている最中に、ゲーム向けの設定をまとめて呼び出せるメニューです。遊びながら画面の設定を確かめたり切り替えたりしやすくなりますね。
ゲーム機をつなぐ機会が多い家庭では、設定を探す手間が減ります。テレビ放送や動画配信を見るのが中心の家庭では、使う場面はほとんどありません。
85E350Sの表には、ゲーミングメニューが●で示されています。このテレビでゲームをよく遊ぶ人は、85E350Sのこの機能を目当てにできます。
その他 快適・便利な機能
決めた時刻にテレビの電源を入れたり切ったりするタイマー類をまとめた項目です。
85E350Sにはオンタイマー、オフタイマーに加えてスリープタイマーが示されており、85E350Nにはオンタイマーとオフタイマーが示されています。朝の決まった時刻にテレビをつけたい人や、見終わる頃に自動で消したい人は、どちらの機種でもタイマーを使えるでしょう。
寝る前にテレビをつけたまま眠ることが多い人は、85E350Sに示されているスリープタイマーを目当てにできます。オンタイマーとオフタイマーは、どちらの機種にも示されています。
ビデオ入力端子(映像入力/音声入力)
赤・白・黄色のケーブルでつなぐ、昔ながらのアナログ映像と音声の入力端子です。古いビデオデッキや以前のゲーム機など、HDMI端子を持たない機器をつなぐときに使います。
85E350Nの表には、映像入力1系統と音声入力1系統(L+R)が示されています。手元にHDMIを持たない古い機器が残っている家庭では、変換器を用意せずにそのままつなげる点が助かるでしょう。
昔のビデオデッキや古いゲーム機をこのテレビにつなぎたい人は、85E350Nのこの端子を目当てにできます。つなぐ機器がすべてHDMI対応なら、この項目は気にしなくてかまいません。
USB端子(通常録画専用)
外付けのハードディスクをつないで、テレビ番組を録画するための端子です。USBの規格は、端子のデータのやり取りの世代を示しています。
端子の数はどちらも1つで、ハードディスクへ送れる電気の定格出力もDC 5V 900mA MAXで同じです。違うのは規格で、85E350SはUSB2.0、85E350NはUSB3.0と、85E350Nの方が新しい世代の端子になっているんです。
録画用のハードディスクを1台つなぐという使い方は、どちらの機種でも同じようにできます。新しい世代の端子を選びたい人は、USB3.0の85E350Nが合うでしょう。
USB端子(AV周辺機器専用)
テレビにUSBハードディスクなどのAV周辺機器をつなぐための端子です。定格出力は、端子からつないだ機器へ送れる電気の量の上限を表しています。
端子の数はどちらも1つで、規格もどちらもUSB2.0です。違うのは定格出力で、85E350Sは900mA、85E350Nは1.5Aまでとなっています。電源をUSB端子からとる周辺機器をつなぐときは、この上限が大きいほど、使える機器の条件がゆるくなるでしょう。
つなげる機器の数と規格はどちらも同じなので、ここで差が出るのは周辺機器へ送れる電気の量だけです。USBから電源をとる機器をテレビに直接つなぎたい人には、1.5Aまで出せる85E350Nが合います。
色温度センサー
部屋の照明の色味を感知するセンサーです。昼白色の照明か電球色の照明かといった部屋の光に合わせて、画面の色合いを調整するために使われます。
照明の色が時間帯や部屋によって変わる家では、そのたびに自分で画質を切り替える手間が省けます。一方で、画面の色合いを常に自分の好みの設定に固定して観たい人にとっては、重視する理由の少ない項目かもしれません。
表でこのセンサーに●が付いているのは85E350Nです。夜は電球色の照明で観ることが多いなど、部屋の光の色に合わせて画面が自動で整うことを重視する人には、85E350Nが当てはまるでしょう。
レグザリモコン
本体に付いてくるリモコンです。型番は、なくしたり壊したりしたときに同じリモコンを買い直す際の手がかりになります。
どちらの機種にもレグザリモコンが付いていますが、型番は85E350SがCT-90512、85E350NがCT-90501と異なります。買い直すときは機種ごとに型番を間違えないように選ぶ必要がありますね。
リモコンが付いてくる点は2機種とも同じなので、この項目はどちらを選ぶかの決め手にはなりません。買ったあとに予備や交換用を用意するときに、この型番を控えておくとよいでしょう。
転倒防止バンド等
- スタンド1式(スタンド 2個、M5ネジ 6本)
- 電源コード(2.0m) 1本
- 転倒防止用ワイヤー 1本、転倒防止用ネジ(短) 1本・ネジ(長) 1本
- 取扱説明書 1部、スタンド取付説明書 1部
- 転倒防止用バンド2本、転倒防止用ネジ(短)2本・ネジ(長) 2本
本体と一緒に箱に入っている付属品です。転倒防止用の部品は、地震などでテレビが倒れないように、テレビ台や壁に固定するためのものですね。
転倒防止用の部品として、85E350Sには転倒防止用ワイヤー1本と、短いネジと長いネジが1本ずつ入っています。85E350Nには転倒防止用バンド2本と、短いネジと長いネジが2本ずつ入っているんです。固定に使う部品の種類と数が違うので、テレビ台や壁へどう固定するかを考えるときの前提が変わってきます。
85E350Sはワイヤー1本で、85E350Nはバンド2本で倒れにくくする付属品が入っています。設置する場所に合わせて、どちらの固定のしかたが取り付けやすいかで見比べてみてください。
85E350Sは本体が8.5kg軽くなり、設置しやすくなっています
スタンドを含む質量は85E350Sが28.5kg、85E350Nが37.0 kgです。本体だけで比べても27.6kgと36.0 kgで、8.4kgの差があります。
85型は横幅が2m近くあるので、この差は壁掛けにするときの金具の負担や、掃除で少し動かすときの扱いやすさに効いてくるはずです。
外形寸法は、幅が189.0cmと189.2 cmでほぼ同じで、奥行もどちらも39.0cmです。高さは85E350Sが115.2cm、85E350Nが112.4 cmで、85E350Sの方が2.8cm高くなっています。
テレビ台の上にある棚や窓枠との間に余裕がない場合は、この高さの違いを確かめておくと安心ですね。
梱包時質量は85E350Sが43.0kg、85E350Nが55.0 kgで、12kgの差があります。梱包箱の奥行も19.0cmと25.0 cmで、85E350Sの方が薄くなっています。
玄関や廊下、エレベーターを通して運び込むとき、85E350Sの方が箱を取り回しやすいでしょう。
消費電力の数値は、どの項目でも85E350Sが下回っています
消費電力は85E350Sが273W、85E350Nが325Wで、52Wの差があります。年間消費電力量は205kWh/年と214kWh/年で、85E350Sの方が9kWh少なくなっています。
大画面のテレビは電力を多く使う家電なので、長い時間つけっぱなしにする家庭ほど、この差は積み重なっていくわけです。
省エネ基準達成率は85E350Sが100%、85E350Nが96%で、同じ2026年度基準に対して85E350Sだけが基準に届いています。待機時の消費電力も0.3Wと0.5W、機能動作時は12Wと15Wで、85E350Sの方が低くなっています。
見ていない時間の電力まで抑えたい人にとって、85E350Sは細かい部分まで数値が改善されたモデルといえます。
画質を自動で整える機能は、85E350Nの方が多くそろっています
85E350Nの表には、超解像技術、ナチュラルフェイストーン、カラーリマスター、ブルーライト制御、クラウドAI高画質テクノロジーとクラウドAI高画質連携、色温度センサーが並んでいます。これらの項目は、85E350Sの表ではすべて「ー」になっているのです。
新しい85E350Sは軽さと省エネを手に入れた代わりに、画質の自動調整にかかわる機能を減らしたモデルだと受け取れます。
地デジの高画質化は、85E350Sが地デジビューティ、85E350Nが地デジAIビューティです。自動映像調整機能も、85E350Sがおまかせオートピクチャー、85E350NがおまかせAIピクチャーで、85E350Nの方には名前にAIが入っています。
地上デジタル放送を見る時間が長く、人の肌の色や部屋の明るさに合わせた調整を任せたい人は、85E350Nの方が向いているでしょう。
色温度センサーは、部屋の照明の色味に合わせて画面の見え方を整えるための装備です。昼と夜で照明の色が大きく変わるリビングに置く場合、85E350Nの方がこうした変化に合わせやすくなります。
反対に、画質の設定を自分で決めて、あまり変えずに見る人にとっては、この差はそれほど大きな意味を持たないかもしれません。
スピーカーと端子の構成は、それぞれ別の方向に変わっています
スピーカーは、85E350Sがメインスピーカー2個、85E350Nがフルレンジ4個です。実用最大出力はどちらも15W+15Wなので、出力は同じで、鳴らし方の構成が変わっています。
サウンドシステムの名前も、85E350Sはレグザパワーオーディオ、85E350Nはレグザパワーオーディオシステムになっているんです。
録画用のUSB端子は、85E350SがUSB2.0、85E350NがUSB3.0です。AV周辺機器用のUSB端子の定格出力は、85E350Sが900mA MAX、85E350Nが1.5A MAXで、つなぐ機器によってはこの違いが効いてくるでしょう。
さらに、ビデオ入力端子は85E350Nにだけ1/1[L+R]があるので、ビデオデッキなど古い機器をテレビに直接つなぎたい人は85E350Nを選ぶ必要があります。
一方で、ゲーミングメニューは85E350Sに●が付いていて、85E350Nの表では「ー」です。ゲーム機をつないで遊ぶ時間が長い人にとっては、85E350Sの方が設定を切り替えやすくなりますね。
リモコンの型番も、85E350SがCT-90512、85E350NがCT-90501と、それぞれ別のものになっています。
まとめ
新しい85E350Sは、85E350Nより本体が8.5kg軽く、年間消費電力量と省エネ基準達成率でも上回ります。その一方で、超解像技術やクラウドAI高画質テクノロジー、色温度センサーなど、画質を整える機能の多くが85E350Sの表では「ー」になっているのです。
軽さと省エネを取るなら85E350S、画質を自動で整える機能の多さを取るなら85E350Nを選ぶとよいでしょう。
いちばん差が出る項目
年間消費電力量
85E350S のほうが 9kWh、省エネです。
| 85E350S | 205kWh/年 |
|---|---|
| 85E350N | 214kWh/年 |
省エネ基準達成率
85E350S のほうが 4%違います。
| 85E350S | 100% (2026年度基準) |
|---|---|
| 85E350N | 96% (2026年度基準) |
新型と旧型、どちらを買うか
REGZA85E350S が向く人
85E350Sは、85型を少しでも楽に設置したい人や、毎日長い時間テレビをつけていて消費電力を抑えたい人に向いています。本体が8.5kg軽く、年間消費電力量も9kWh少ないうえに、2026年度基準の省エネ基準達成率100%を満たしているからです。
ゲーミングメニューがあるので、ゲーム機をつないで遊ぶ人にもおすすめします。
REGZA85E350N が向く人
85E350Nは、放送や動画の画質をテレビに自動で整えてほしい人に向いています。超解像技術、カラーリマスター、クラウドAI高画質テクノロジー、色温度センサーといった機能が85E350Nの表にはそろっていて、新しい85E350Sではこれらが「ー」になっているからです。
ビデオ入力端子で古い機器をつなぎたい人や、録画用USB端子をUSB3.0で使いたい人にも、85E350Nが合うでしょう。



